続・少林寺三十六房よりは、まっとうなアクションが多いだけ
ましだが、ストーリーがいまひとつに感じた。
幼い頃より母親に鍛えられ、拳の腕だけはたつ青年が
諸般の事情で少林寺へ。
そんな青年がまともに修行するわけもなく
問題を起こすことに。。。
なんというか、ハングリーじゃない。
何かの目的に向かって一心に努力し、
超人的な力を身につける過程が描かれていないことが
さみしい。
この作品の一つの目玉は、ものすごい人数での大立ち回りだと思うが、
特定のキャラを持った(たとえば力だけはすごいとか、
足技がものすごいとか)そういったものがいないので
みんな、同じように戦うし、見ているほうはちょっと
あきてくる。
#三徳だけは、小さめの三節棍で戦うのだが
プロジェクトAのサモハンのようなキャラがひとりぐらいは
ほしかった。
肉体的パフォーマンスがとても高い人がやっているのは
よくわかるし、そういう意味での見所は満載だ。
プロジェクトAはデジタルリマスター版なんてあるのか。
初めて知った。
コーラス メモリアル・エディション
フランス史上一番売れたDVDでサントラCDも150万枚以上
売れているらしい。
が、それほど、感動する内容かと言えば、微妙だ。
自分がフランス語が全く分からないのも関係あるかもしれない。
第2外国語はフランス語にしておくんだった・・・
先生役の人はなかなか良かった。
全体的に抑えた調子で、なんていうか、こう
爆発的なものを期待していると裏切られる。
コーラスに関してこれという見せ場(盛り上がり)がないので
自分の好みからはちょっとはずれる。
自分としてはShineなみにはじけるようなのが
好きなんだが・・・
ととと、主演は誰だ?
シャロンストーンでいいのか?
シャロンストーンが主演というほどには露出量はそれほど
多くない。むしろロブモローのがんばりが好印象。
自分のシャロンストーンに対する評価は高く、
この作品でもそれを裏切らない演技。
ストーリーも、かなり良く、死刑とか
被害者側の思いとか、いろいろ考えたくなる。
残念なのは、邦題が「ラストダンス」なこと。
dance を辞書でひくとただ単に「踊る」という意味以外に
俗語だが、 dance off で処刑されて死ぬ ことだったり、
とても広い意味を持つので
Last Dance と聞いてネイティブが連想するほどには
ふつうの日本人は「ラストダンス」から連想できないだろう。
かといって訳者の理解をおしつけるタイトルをつけることもできないの
だろうが、なんとかならなかったのかとも思う。
年末年始は、深夜にたくさん映画が放送されるのでうれしい。
年末に放送されたドーベルマンをみた。
しかも字幕。
ただし、WWWでみつかるあらすじを読む限りでは一部
カットされている感じ。
ビデオ化された当時、レンタルビデオ店の店頭で
みかけてとても気になっていた作品。
まぁ、すごいですわ。さすがフランスという感じで。
もっと、広く評価されても良かった気もするが、
この内容ではちょっと難しいか。
いろんな意味でぶっとんでいる。
勧善懲悪を期待している人には勧められないが、
映画としてはとても良くできていると思う。
一度DVDでちゃんとみたいなぁ。
神経質そうなサラリーマンが、とても暑そうな空の下で
渋滞に巻き込まれた車の中にいる。
しかし、そのサラリーマンは、サラリーマンではなく、
リストラされた元サラリーマンで、神経質そうなんじゃなくて、
超がつくほど神経質。そして、離婚した家族、特に娘に
逢いたがっている。今日は、娘の誕生日だ。
おかしな男のぶっ飛んだ一日がはじまる。
一方で、その男の車の後方に今日かぎりで退職する
刑事がいた。この男と、問題の元サラリーマンが
物語をあみあげていく。
しかし、ジョークとしか思えない展開は、
わらしべ長者を連想させる。
何がテーマかもよくわからない。
ある意味、ぶっ飛んでる男にはぴったりな
マイケルダグラスがはまりすぎていて怖い。
時間があるときに、ふざけた展開を許容できそうな人は
楽しめるかも。
フォーリング・ダウン
いまさらながら日本語練習帳を読んでみた。
これで本当に日本語練習になるのかどうか疑問を
持つ箇所も少なくないが、当時、かなり読まれたように記憶している。
気になったのは、最後のコラムに書いたことを
まえがきに書いたほうが良かったんじゃないかということ。
橋本進吉や時枝誠記といったすごい国文学者に指導された
自分自身の言語観を先に読者に知らしめることは
読み進める上でかなり助けになると思うのだが。
もちろん、これに共感できる/できないで、読む/読まないを
決めることになるかもしれないので後回しにしたい気持ちもわかる。
堅苦しい表現指南書ではなく、練習帳という形式をとったことが
より、理解を助け、多くの人に受け入れられた理由のひとつか。
扱っている内容は至極まっとうなものばかりだし。
2005年は、鉄道事故も印象深い年になろうとしているが、
自分にとっては幼女が巻き込まれる事件が多かった年として
記憶されつつある。
そんな中で、それらの狂気をすこしでも自分なりに理解したくて
読んだのが、丸山先生の本。
どちらも講談社の現代新書
言葉と無意識の前半はソシュールの一般言語学がどんなものかを
知りたい人のガイドとしても使えるのではないだろうか。
それぐらいわかりやすい。
後半は、ソシュールのアナグラム研究にからんだ話が展開され、
さらに丸山先生自身の理論も展開されるのだが、とたんに
小難しくなり、読む側の知識にもかなりのものが要求される。
言葉・狂気・エロスのほうは、
イカ天や、ドラクエといった身近な話題からはいり、
それらの現象の向こうにある、意識の問題へと次第に入っていく。
どちらの本も読み応えが十分にあるが、その量が膨大というわけではなく、
非常にうまくまとまった印象。
そんな自分もまだまだ丸山先生のレベルにはなれないので、
十分理解できたとは言い難い。
本の内容から離れるが、
言葉・狂気・エロスのなかに連続幼女殺害事件のMがでてくる。
その最高裁判決が来る1月17日に言い渡されるという。
精神の異常性を訴える弁護側とそんな事情はないとする検察側の
主張がどのように落ち着くことになるのだろうか...
「Mは万人の中に住んでいる」と言葉・狂気・エロスの
なかに一節あるが、私はその通りだと感じている。
手(腕?)に障害があり、いわゆる「ちょうだい」ができなかった
少年が上手に成長できなかったと考えると精神異常とは
あまり思えない。
やっとこさ、Vol. 11 と 12 を借りることができた。
やはり、時間配分が苦しかったんだろう、
ちょっと無理がないか?というほどの急展開。
でも、シーズン4はキャラクターひとりひとりをちゃんと
描写する傾向が強くて好きだ。
終盤よかったのはトニーとミシェル。
終わり方もおだやかで、好感触。
#おいおい、キムにはどう説明するんだとも思ったけど。
今回は、絡みが多くて人がたくさんでては消えていくという印象が
強い。その分、慣れ親しんだキャラクター間や、今回のテロの
首謀者とのかけひきがあまりなく、最後もあっさりとテロの首謀者が
死んでしまったあたりがちょっとだけ残念。
このあたりのバランスを上手にとることは現在の24のつくり
かただと難しいのかもしれないが。
あと、Vol.12に The GRIDのプレビュー45分がついてくる。
#だからVol.12だけ2層
で、一応みてみたが、人が一度にたくさんでてきて
それぞれどんな人なのかも良くわからないまま
事態はどんどん進展。次第にそれぞれぞれのキャラクターが
明らかになっていくという感じで展開される。
そこそこ、面白そうではある。
昨日の夜、GUNDAM SEED Destinyの特別編があったのでみた。
オープニングは、こりゃ、土曜の夕方にはちょっと
きつなと感じつつ、対象は、大人に絞ったのかななんて
ことを考えつつもみていくと...
あの、なんだか、みたことあるシーンばかりなんですが。
45分くらいはこんな感じでその後の話を気にしつつ、
編集されたシーンをひたすらと見せられている感じで
過ぎていった。
そのつらい時間を堪え忍んだせいか、最後が
やたらといいように映る。
SEED シリーズはナレーションを効果的に使ったらいいのに
と思うことがとても多い。
ガンダムだと永井さん(磯野波平ですな)がしぶく
説明し、話が展開される。
そのほうが、わかりやすいし、話の展開もさせやすいと思うんだが。
戦局の説明を言葉ではなく、それぞれのキャラクターを
持ち出して、くどくどと展開されることは作品全体の
まとまりがわるくなる気がするんですがね...
今回の特別編だって、30分に納めようと思えば
余裕で納められるはずだ。
しかし、 Destiny(運命) って言葉がとてもやすっぽく
作品中で使われるのはなんだか、もっとこう、なんとか
できなかったのかと... いや、まぁSEEDも訳がわからないから
こんなものか。
TSUTAYA DISCAS サイトでおすすめとして紹介されてしまったのだが、
13年くらい前にビデオでみた。
1990年の作品。
キーファーサザーランド、ジュリアロバーツ、ケビンベーコン、
ウィリアムボールドウィン...と豪華キャストだ。
今考えると、この邦題もぜんぜんわからない。
Flatliners で伝えるところはおそらく臨死体験者たち...と
なるがそう単純なものでもない。(Flatline は平坦線で
テレビなどでよくみる ピー...と心停止をあらわす、あの線だ)
自らがそのFlatlineを人工的につくりだし、むりやり臨死体験するという
この映画は、ある意味ぶっとんでるし、その結果として
彼らの身におこることは、なんだか宗教色がつよすぎる。
#よーするに、わるいことをすると、死後の世界で苦しむことになる...
ただ、``Today is good day for a die.''とキーファーがつぶやき、はじまる
# die を本当に名詞でつかっていたかどうかは記憶があいまい
この映画は、自分にはそれなりに鮮烈に映った(最初のセリフを覚えている程度に)。
臨死体験などに興味がある人は是非。
原題は BRASSED OFF。邦題はブラス。
邦題だと、あっさりしすぎて、BRASSED OFFという
おもくるしい雰囲気は伝わらない。
誰が主役と言い切るのが難しい展開。
バンドのメンバーひとりひとりが抱える問題も
あり、最初から最後まで誰かの視点にたって見ることは難しい。
フィルの情けなさには同情できるし、父親を思う気持もよく理解できたり。
でも、この映画で表現したかったことがなんなのか、最後に
イギリスの炭鉱の説明が表示されてますますわからなくなった。
どん底で崖っ縁の状況でも、バンドをやり抜いた男たちの
物語なのか、単なる炭鉱マンへの尊敬の念を示す映画なのか...
あと、イギリス的はとはこういうことかとわかる描写がたくさんあって
面白かった。
む、LDはあるけど、DVDはでてないのか...
ピアースブロスナンのロビンソンクルーソーを見た。
いろいろ考えさせられる。
コミュニケーション、宗教、文化、サバイバル、
18世紀の世界、奴隷問題、etc.
そういえば、原作を読んだことはない。
だから、原作と比べてどうという話はできない。
ある意味、当時の世界の縮図がこの映画の中にあると言える。
神を称える一方で、奴隷を集め、自らをマスターと呼ばせる
その感覚、傲慢さ。
決闘によって故国をおわれ、決闘が帰国へのきっかけと
友人を失うことになる演出はすぎる気がするが、
いろいろと考えをうながしてくれる作品には違いない。
ロビンソン・クルーソー
こちらもロビンソンクルーソー
予想以上に、キリスト教の世界が展開された。
前にアーノルドシュワルツェネガーのEnd of days (だったか?)の
時も思ったけど、こういうのはたぶん日本じゃあまり理解されないのでは?
キリスト教世界じゃかなり歓迎される気はするけど。
サタンの描写がまともな人間に近く、それが自分の感覚と
合っていて好印象。(もとは天使だったわけだから...)
いやー、しかし映像は、CGが多用されているんだろうけど、
作り手が描きたいことが描きやすくなったんだろうなぁ...と
とても関心する出来。
これは、映画のオープニングからいきなりみせつけてくれる。
あと、キアヌはヤサ男すぎて、キャラとあわない感じ。
# 顔とセリフの一致があまりとれない
もっと、こうワイルドな、ごつい感じの俳優でもよかったかも。
レイチェルワイズは、まぁよかったかな。彼女の他の出演作は
ハムナプトラしか思い浮かばないけど。
先日録画しておいたラッシュアワー2を見た。
ちなみにラッシュアワーは見てない。
親切にも、前作のまとめからはじめてくれる。
久しぶりに吹き替えの映画を見たけど、
やはり、ジャッキーは石丸さん以外ありえないな。
チャンツイィーでてたのね。
知らなかった。
この人は、やはりアクションやらせた方が
いいですね。そういう意味ではSAYURIは失敗かも。
# しかも英語のセリフだなんて...
ジャッキーのアクションは、もう完成され
すぎているのか、おきまりの展開が多すぎる感じ。
もうちょっと大きなみせ場があると期待して見ていたんだけど、
期待に答えられることなくおわってしまった。
おまけのNG集がたのしい。
寒い日は、室内でDVDを見たくなります。
ということで、日曜にワイルドスピードX2を見た。
原題は 2 fast 2 furious で too と two を2にかけた
こじゃれたタイトル。
今回はランエボで走りまわる。
しかも、今回は、ポールウォーカー一人じゃなくて
タイリースギブソンも一緒。
ポールウォーカーは慣れたもんだろうけど、タイリースは初めて見た。
なかなか良い。
CGで多様な表現が可能になったとはいえ、
ニトロをつかって加速する時の表現にはなんだか疑問を覚える。
ただ、本当にニトロつかってカッ飛んだことがないので
現実もわからないのだが。
車が好きな人は、また違った観点で楽しめるのでは。
日本車がすごくたくさん出てくるけど、ごつい
アメ車もでてくるところがこの映画の魅力のひとつか。
関係ないけどDVDのメニュー凝りすぎ。
最初、どういう意図なのかつかめなかったよ。