1999年の作品。
メリルストリープ主演。
今まで、何度も見よう見ようとおもいつつ、
テレビで何回かやっているも知りつつ見られなかった作品。
実話に基づいた話なので説得力がある。
特典映像に本人のインタビューなどもあり、レンタルDVDにしては
豪華な構成。
ロベルタガスパーリの生い立ちやバックグラウンドは
よく分からないが、おそらくこの人は元々教師としての
才能があったんでしょう。それが、離婚をはじめとする
様々な条件が重なってうまく花開いた。
ロベルタの人生の一部を切り取った作品としては
よくできていると思うが、ものすごいカリスマを持った先生で、
ものすごい困難を乗り越えてすごい生徒を世に送り出した
わけでもないので、そこに大きな感動が生まれにくい。
カーネギーホールで演奏できることのすごさが
よく分からないけれども、偶然と、力を持った友人の
おかげという見方もできる。
20世紀末のアメリカ人の生活、とくにニューヨークのありようは
ある意味よくわかる(結婚観とか、教育に対する人々の考え方とか)。
邦題は頑張ってつけたと思うが、天使は微妙。
悲しく、切ない物語。泣ける映画です。
ハッピーエンドを期待する人の期待には応えられない映画で、
まぁ、主人公が最後ああなってしまう必然性はあまり
感じられなかったのだが、
イーライにジョニーBをかさね、
ジョニーBを守りたかったけど、守れなかった自分が
今度は守ることができたと表現したかったのだろうと思える。
そのへんをもうちょっと丁寧に描写できると良かったと思う。
ちょっと、あわただしい展開になってしまって雑に感じられたところは
残念。ウィルパットンが最後まで嫌な役をそつなくこなして
いい意味でこの映画のスパイスになっている。
主役のアリソンエリオットはもっと、評価されて
活躍しててもよさそうに思うが、ドラマ出演が
多いのだろうか、映画は少ないように思う。
アリソン・エリオット
え、身長176もあるのか...
B級映画の王道を行く作品。
タイトルと映画の内容があまりかみ合わない。
あまり寒いシーンもないし「氷点下」を意味するタイトルとは
ギャップがあるように感じる。自分が他の意味を知らないだけ?
でも、邦題をつけるとしたら...難しい。
EMP発射が可能な衛星のコントローラをヒマラヤはK2に探しに行くわけだが
のっけのコントローラが奪われるシーンからして
銃で撃たれた人の演技がわざとらしく、何故
そこまで自らがB級だということを示してくれるのか
不思議だった。
そもそも、建物の外に巨大なパラボラアンテナが設置されている
設定なのだが、そのCGが不自然で萎える。
とにかく、あらを探していけば、きりがないのだが
そこは苦笑しながら楽しむに限る。
そうしていると、次はどんなシーンを見せてくるのか気になりつつ、
結局最後までみてしまった。
ラストも、そりゃ無いだろ?といいたくなるのだが。。。
たまにほっと一息つきたい作品を見たくなったら
おすすめしたい。
最初に気になったのは
映画の内容とは全然関係ないが、
リンジーローハン肌きたねぇ〜
昔のマドンナを思い出した。
マドンナはベジタリアンになって相当努力したらしいが。
ジェイミー・リー・カーティスはトゥルーライズの時も思ったが
きまじめな一面とぶっ飛んだ一面を持つような役を
見事にこなす好きな女優の一人だ。
この映画ちょっと短い。90分くらいだろうか。
イントロはそれぞれのバックグラウンドが十分に描かれる。
そして、入れ替わってから、それぞれの視点で
互いの状況をいやと言うほど思い知る。
そして、感動のフィナーレへ...
短くも上手にまとまっている。アメリカでヒットしたのも
なんとなくわかる。
入れ替わってからの二人の演技がすばらしく、
ジェイミーは言わずもがな、リンジーも自然ですごくいい。
リンジーが若手のホープというのもうなずける。
チャイニーズレストランのおばさんが、
戸田恵子に見えて仕方なかった。
2nd GIG のうち個別の11人事件に焦点を絞って再編集、追加アフレコを
行ない、160分にまとめた作品。
160分は、やはりちょっと長い気がする。
個人的には草薙とクゼの過去の接点がシリーズと同様に描かれた方が
良かったように思った。
再編集されるにあたり、設定も一部かわっているところがあり、
間違い探しのように楽しめる。
S.A.C. のコンセプトはもともと、GHOST IN THE SHELL 以前の
元気な9課を描くことだったと記憶しているので
再度、2nd GIG をみてみると、その終わりかたが、かなり
GHOST IN THE SHELL を意識しているなと感じた。
クゼがやろうとしたことが人形使いによって実現可能だと
知らされた素子の行動の裏付けのようなものを上手に描いて
うまくつなげている印象。
ただ、個人的な好みでいえば、個別の11人より、
笑い男事件の方が攻殻機動隊っぽい見どころが多いように
思えて好きだ。
同じく総集編の The laughing man はテンポ良く楽しめる。
原作はかなり前に読み、期待してみてみた。
原作の仙石のイメージは自分の中ではもっとがっしりとした
武骨な男のイメージだったが真田広之がやるとすごく
洗練された男に見えた。
それがミスキャストというわけではなく、真田の演技は
さすがという感じで見ているものをとらえていく。
映画は映画でひとつの作品としてしっかりと仕上がっていれば
いいと思うのでこのあたりはある意味どうでもいい。
しかし、如月の過去をもう少し丁寧に描いてあげないと
仙石との交流を通しての気持ちの変化の描写が
盛り上がりに欠ける印象。
そういう意味で、原作とはちょっと異なるところもあり、
そう考えていくと、
チェミンソが本当に必要な役なのかどうか微妙。
だいたい、ヨンファの背景についてわからない
事が多すぎるままどんどん話が展開する。
このあたりは、どの程度原作に忠実に映画を作るかとも
関係する難しいところなのだろうと勝手に想像する。
映像はかなりしっかりと作り込まれていると感じていたが、
クライマックスの沈没シーンがやたらと安ぽっくみえてしまって
もう少し何とかならなかったのかとひとりつぶやく。
ローレライはどんな感じだろう?
友人から借りてみた。
原作を読んだこともないし、この作品に関する基礎知識もほとんど無い
状態で視聴。
キムタクはまぁ、しかしなんでもそつなくこなすねぇ。
ソフィーが若いときの声はなんだか妙に落ち着いていると思ったら
倍賞千恵子が通しでやっているのね。
それ知ってから、ちょっと驚いた。
千と千尋の夏木マリ級の驚きだった。
宮崎作品でこれほどキスシーンがあった作品があっただろうか。
そもそも、これまで主人公として扱われてきたキャラクターの
年齢が低すぎたから描きたくても描けなかったのかもしれないが。
内容は、おもしろいけど、盛り上がりに欠ける。
なんでも受け入れてしまうようなソフィーの懐の
深さがどこから来るのかわからず、キャラクターの
設定や、展開の唐突さにちょっととまどう。
もうちょっと上手に、ハウルやソフィーの過去に
ふれることができたら違った見方ができたかもしれないと思う。
ジェニファーガーナー主演
エレクトラを見た。
あれ?発売日は3月3日? まぁいい。
デアデビルのエレクトラってほとんど記憶にないんだが、
予告編は面白そうだったので借りてみた。
ジェニファーガーナーはこまかな表情までしっかり
表現できていて感心感心。
エイリアスで鍛えられたおかげか、アクションも十分見せてくれる。
残念なのは、コミックが原作とはいえ、もうちょっと
背景に関して説明的な描写がほしかった。
ナレーションだけで押し切れるほど視聴者側は
オタクじゃないと思うが。
わけのわからない術や組織の人間が
日本語を話すってのはハリウッド感覚?
以前見たのだが、詳細を思い出せない程度の
印象しかなかったので、再度かりてみた。
原題は、ララ・クロフト トゥームレイダー:いのちのゆりかご
という感じで長いが、言わずとしれたトゥームレイダーシリーズの
2作目。
監督は、スピードやツイスターのヤン・デボン。
あまり予算が取れなかったんだろうか。
神殿の崩壊シーンや、その他、いかにも
作り物、合成ですよという感じが全開で、
のめり込んでみることができなかった。
アンジェリーナジョリー好きにはたまらないだろうが、
そうじゃない人にとっては見どころはここだ!と
進めるのが難しい作品だなと思う。
構成はいいと思うんだが、作り込みの甘さやあらが目立って
映画全体の足を引っ張っている感じがする。
S・キングによる原作を読んだこともなく、この映画に関する知識は
ほとんど持たずに見た。
タイトルや、あらすじから読み取れたのはわりと
ヒューマンドラマ仕立てなのかと思っていたが...
実際、4人の男の子が登場すると、おぉ、
スタンドバイミーへのリスペクトか、なんて
思ってみていたが、なんだ、これは。。。
宇宙戦争と言ってもいいかもしれない。
そういう意味ではおもしろかった。
いまひとつ、話題に乗り切れなかったのは
モーガンフリーマン以外のビッグネームを
使えなかったから?みんないい役者だと思うけど、
実力に名前が追いついてきていない人が多かったように思う。
ジョンジー役の人とかのがんばりはよかった。
あと、モーガンフリーマンの使い方がもったいない気がする。
たたきあげのややイカれた軍人ならもっと適した人が
いただろうに...
それにフリーマンに絡んだ話の展開が映画全体から浮いている。
復讐心にかられて起こした行動は、正直、あってもなくても
どうでも良かった。商業的理由か何かは知るよしもないが、
強引に入れられたようなシーンに違和感を覚えた。
最近出た作品だが、借りることができたので見た。
一番感動したところ:
カーチェイスアクション
もう、どうやって撮影してんだろと思うことしきり。
なんというか、重量感がすばらしい。
近未来SFというわりには、陳腐な発想にもとづくチープな設定で
つっこみどころ満載だ。あまり細かいところを気にしていては
楽しめないが。
そういう意味では、子供から大人まで楽しめると思う。
白人至上主義ともとれる設定はなんだかがっかり。
自分のクローンを購入できるのは圧倒的に白人ですか、
そうですか。
最後に建物が崩壊するシーンは、カーアクションがすばらしすぎた
せいか、円谷クオリティ(悪い意味ではなくて短時間で
ハイクオリティなものをつくるという意味で)な感じが
してしまい、時間をかけて撮ったようには見えずになんだか興ざめ。
ユアンはさすが、訛りを気にするシーンでもとても自然で(そりゃそうか)
見ていて安心。
スカーレットヨハンソンの演技は申し分ないが、
彼女の手があまりきれいじゃないことに気がつき、
そしてそれが気になって仕方が無くて残念。
そうか、モンタナの風に抱かれての女の子だったのか。
あ、あと、四隅がケラれた映像ではじまるオープニングの
真意はなんだろう?夢の中だという表現?
この前からALIAS のシーズン1をレンタルしだした。
エイリアス〜2重スパイの女 シーズン(1)DVD COMPLETE BOX
アメリカでは、かなりの人気で
24同様シーズン5までつくられたらしい。
内容とは関係ないが、
2重スパイという用語がどういう状態を指すのかわかりにくい。
double agent のほうがまだわかりやすいけど、まぁ、
致し方あるまい。
みどころは、ころころかわるジェニファーガーナーの
衣装や、アクション。ほとんど彼女自身がやっている
らしいが、かなりのトレーニングが必要だったのでは?
最初は、テンポが悪く、いまひとつ集中してみることが
できなかったが、父親が絡んでくるあたりから
おもしろくなってきた。
週末にVol.3までみたが今後も期待できる。
ただ、毎回毎回、``My name is Sydney....''ではじまる
説明はくどい。24のように前回までの内容とかなら
おさらいとしていいのだが...
あと、オープニングまでのアクションや
話の展開は 007 のようで、いいのかわるいのか...
ジェニファーガーナーといえば、エレクトラも
気になる作品だ。
ロボッツを見た。
ひとまず、子供と一緒に吹き替え版。
草なぎ剛は、声質的にはけっこうあってるけど、
声優としてのキャリアがあまりないためか、ところどころ荒っぽい感じ。
矢田亜希子は、よくわからない。
キャラクター自体がそれほどべらべらしゃべる
キャラじゃなかったし。
吹き替え版の話題提供としては十分?
フェンダー役の山寺さんは、はまり役。
もう、何も言うことはありません。
作品としては、まぁいいんじゃなかろうか。
物語としても典型的な構成で、主人公が何か
克服したい問題を抱え、旅に出て成功して戻ってくる
オーソドックスなパターン。
あとは、CGアニメーションの技術に関する
国際見本市のようなアニメーションに感心しつつ
どっぷりと作品の世界に浸れる。
スピルバーグとトムクルーズが送り出した話題の宇宙戦争をみた。
原作を読んだこともなければ、50年以上前の作品を
みたこともない。
何を評価しましょうか・・・
娯楽としてはそこそこ楽しめる。
のっけからCGばりばりで、あぁ、大画面で楽しみたいなと
思わせるつくり。
しかし、SFとしては。。。21世紀の作品としてはお粗末すぎる。
1952年の作品としては納得できても、2005年の作品としては
ちょっとひどい。
エイリアンに関する描写をもっと増やすとか、何らかの形で
情報提供するとかしないと、なぜそういう展開になるかの
理解できない。
だから人知を超えた文明を持つ異星人のわりには、
間抜けな形で結末を迎える。
侵略するなら相手のことを徹底的に調べませんか?
なぜ、人間にきづかれる可視光線を発し、人間をさがしたりするのか、
赤外線だっていいじゃないか。
それにサーモグラフィーぐらい使えよ。
ずっと人間のことを観察してきた割には人間のことを知らない。
あと、原作だとわかるのかもしれないが、
彼らの侵略の目的は何?
侵略しなければいけないほど宇宙はせまい?
彼らの技術力をもってしても解決できない問題とは?
など、疑問は尽きない。
インディペンデンスデイとか、マーズアタックなみにふざけていれば
それはそれで納得できるんだが。
中途半端なリアリティーによるさまざまな現象が
21世紀のSFとはかけ離れていてそこに違和感を感じる。
製作者側のおおもとの作品に対する敬意だけで
製作されただけのような気がしてきて残念。
続・少林寺三十六房よりは、まっとうなアクションが多いだけ
ましだが、ストーリーがいまひとつに感じた。
幼い頃より母親に鍛えられ、拳の腕だけはたつ青年が
諸般の事情で少林寺へ。
そんな青年がまともに修行するわけもなく
問題を起こすことに。。。
なんというか、ハングリーじゃない。
何かの目的に向かって一心に努力し、
超人的な力を身につける過程が描かれていないことが
さみしい。
この作品の一つの目玉は、ものすごい人数での大立ち回りだと思うが、
特定のキャラを持った(たとえば力だけはすごいとか、
足技がものすごいとか)そういったものがいないので
みんな、同じように戦うし、見ているほうはちょっと
あきてくる。
#三徳だけは、小さめの三節棍で戦うのだが
プロジェクトAのサモハンのようなキャラがひとりぐらいは
ほしかった。
肉体的パフォーマンスがとても高い人がやっているのは
よくわかるし、そういう意味での見所は満載だ。
プロジェクトAはデジタルリマスター版なんてあるのか。
初めて知った。
コーラス メモリアル・エディション
フランス史上一番売れたDVDでサントラCDも150万枚以上
売れているらしい。
が、それほど、感動する内容かと言えば、微妙だ。
自分がフランス語が全く分からないのも関係あるかもしれない。
第2外国語はフランス語にしておくんだった・・・
先生役の人はなかなか良かった。
全体的に抑えた調子で、なんていうか、こう
爆発的なものを期待していると裏切られる。
コーラスに関してこれという見せ場(盛り上がり)がないので
自分の好みからはちょっとはずれる。
自分としてはShineなみにはじけるようなのが
好きなんだが・・・
ととと、主演は誰だ?
シャロンストーンでいいのか?
シャロンストーンが主演というほどには露出量はそれほど
多くない。むしろロブモローのがんばりが好印象。
自分のシャロンストーンに対する評価は高く、
この作品でもそれを裏切らない演技。
ストーリーも、かなり良く、死刑とか
被害者側の思いとか、いろいろ考えたくなる。
残念なのは、邦題が「ラストダンス」なこと。
dance を辞書でひくとただ単に「踊る」という意味以外に
俗語だが、 dance off で処刑されて死ぬ ことだったり、
とても広い意味を持つので
Last Dance と聞いてネイティブが連想するほどには
ふつうの日本人は「ラストダンス」から連想できないだろう。
かといって訳者の理解をおしつけるタイトルをつけることもできないの
だろうが、なんとかならなかったのかとも思う。