ROAD / All Campa (ロード/ オールカンパ仕様)


カタオカで購入。
昔、カタオカさんの店内に飾っていたチネリの色で、こういうのがあったと思い出し作ってみた。
色見本はピンクのマニキュアを持って行った。
良い色に仕上がった。
以前(昭和49年頃)にコロンバスのパイプのロードを作った時もこの色にした。
530ミリでブレーキはラージサイズの時代であったので、ヘッドパイプが短かったが、良い出来栄えだった。
カタオカのお客さんでレースを目指している学生さんにフレームだけ売ってやってもらえないか、と言われ
手放してしまい、私の部屋に写真だけが残っている。
この時のブルックスの皮サドル(ブルプロ)は今、トーエイ・ランドナーに使っている。
昔のブルプロは皮が厚くて、36年位経ってもとても良い艶をしているのだ。
この手放したフレームが忘れられなくて、これを作ったのだ。
そして色も自分の記憶で一番近いこの色にしたのである。(この色はトーエイ・ランドナーにも塗った。)


サドルはターボバックスキン。
カンパスーパーレコード1本締めピラー。
クロウスティ2本巻き。
カンパヌーボレコードRD。
パイプのカットの仕方が美しい。
カンパスーパーレコードギア(50−42)。
カンパレコードFD。
なで肩のクラウン。
ハンドルは珍しくチネリでなく3T。
カンパスーパーレゲロペダル。
ビンダエキストラストラップ。
ゴールドのクリップ。
美しい曲がりのホーク。
バーテープは皮(フジタ)。
カンパブレーキレバーは握りやすい。




ROAD / All Campa (ロード/ オールカンパ仕様)


カタオカで購入。(サイズ495ミリ)
カンパのブレーキアーチがラージサイズからスモールサイズにかわり、しばらくしてから作ったロードである。
スーパーレコードで組み上げたのだが、いつの間にかリヤディレラーがヌーボレコードになっていた。
やはり最初に作った型のままで、いらわず所有しているというのが一番良いようだ。
パーツを他に流用してしまうと、二度と元へ戻せないようである。
ホイールはチューブラーだったのをWOにしてミシュランのハイコンプを入れた。
少しフレームサイズが大きい為(約15ミリ程)、カンパのスーパーレコードピラーの溝が全て出る所まで
ピラーを出して、見栄を張って保管しているのである。


カンパヌーボレコードRD。
シートステーとチェーンステーのカットの仕方
が角を立てて鋭くカットした感じが良い。
(ビゴーレの自転車は全てこのカットをして
いる)
軽いサンツアーのマイクロライトフリー。
(13−23)
カンパスーパーレコードギア(50−42)。
カンパレコードFD(穴あき)。
シート回り、シートステーの蓋に「VIGORE」の
刻印。
カンパスーパーレコードピラー(27.2φ)。
サドルはターボ。
美しいラグワーク。
ラグの中に黒のペイント。
ホーククラウンにも「VIGORE」の刻印。
チネリレコードステム(旧マーク)。
ハンドルはチネリジロ。
スエード調のバーテープ。
カンパスーパーレコードヘッド小物。




ROAD / All Dura-Ace (ロード/ オールジュラ仕様)


カタオカで購入。
店に飾ってあったフレームを無理やり下ろしてもらって、ジュラエースで組み上げた
このロードで嵐山まで1時間32分で行った。
帰りはバテバテで2時間以上かけて帰ってきた事を今でもはっきり覚えている思い出のロードである。
ハンガーラグがチネリで、このラグだけで当時15000円もすると保氏が言っていた。
そのラグに [ 485 ] とフレームサイズのシールが今でも貼ってあり、店頭に見本で飾られていた名残りでも
ある。
あえてデュアルコントロールレバーを使わず、Wレバーを使い、あっさりしたハンドル回りにした。
シート回りはチネリを意識したフレーム作りをしてみたとの事で、お客さんに見本として見てもらう為に店内に
吊るしてあったフレームなので、おそらく良い出来栄えで、店主が自信を持ってお客さんに見せられるフレー
ムであったに違いないと思っている。


チネリを真似たシートステー上部。
ジュラエースのピラー(27.2φ)にロールス
サドル。
リヤブレーキワイヤーはアウターごとフレームに
内臓されている。
ブレーキアーチのみシュパーブプロ。
(良いブレーキだ)
ギヤクランクはジュラエース(50−39)。
FDは直付け。
美しい曲がりのホーク。
ステム、ハンドルはニットー185。
リムはアラヤADX5の軽い(280グラム位)。
チネリハンガーラグ。
(このラグだけで当時1万5千円位する
とのこと)
展示フレームだったので「485」とフレーム
サイズのシールが貼ってある。
(剥がさず記念に残してある)




ROAD (ロード)


カタオカで購入。
フランスっぽいロードという事で、ナベックスラグを使い(但し、ハンガーラグは無いとの事で普通のラグを使
用)フランスのパーツを多用して組み上げた。
ブレーキはサンツアーのスプリントを使っているが、一時はモドロを使っていたが動きが悪くてやめた。
マファックのコンペテンションがあるのだが、ブレーキワイヤーの留め金具(アウターストッパー)が良いのが
無いので、サイドプルを使っている。
やはりフランスらしいロードとなると、昔のプジョーやメルシェあたりを意識して作らなければならないのであろ
う。
ユーレージュピリーのフロントメカは調整が難しく、少し角度を変えるとすぐにプレートにチェーンが当たったり
して、良い位置を探すのに苦労したのを覚えている。


チェーンホイールはストロングライト93。
ギヤはC’T製(50−37)。
ユーレジュビリーFD。
RDはユーレジュビリー。
プレートは穴あき工作。
ブレーキはシュパーブプロ。
フレームサイズが小さい場合、ナベックスは
似合わなかったか、クラウンもナベックスの為、
ホークは23φとなった。
Wレバーはカンパ凸文字。
カンパスーパーレコードヘッド小物。
ビゴーレバッチ式ヘットマーク。
3Tハンドルバーとステム。
リムは丈夫なアンブロッシオのエリートオロ
リム。(32H)
ハブは初期ジュラエース。
(回転がとてもなめらか)




ROAD / Lugless (ロード/ ラグレス)


カタオカで購入。
保氏の長男、聖登氏が本格的にフレームを作りだして、色んな工作をやりだした頃のフレームで、
ブレーキワイヤーの入り方やシートピン回りの工作の巧みさなど、集合ステイはこうあるべきだ、という見本
のようなフレームである。
これもオールジュラエースで組み上げた。
フレームパイプが少し太くなってきている時代のもので「VIGORE」のロゴマークも少し大きくなっている。
他で紹介しているMTBと同時にオーダーし、カラーも同じイエロー(ブルー混じりで光に当てるとそれが解る)
である。
この頃のビゴーレの鉄フレームはもう頂点を極めていたようで、自転車をあまり知らない人がこのロードの
シート辺り(集合ステーの処理の仕方)の仕事を見て、「すごく手の込んだ良い仕事をしているなぁ」って
言ったのは私もビックリした。
やはり自転車に関心の無い人でも、ちゃんと見る所は見ているのだと感心した。


シート部、ジュラエースのピラー(27.2φ)。
シートピンはこちら側だけにある。
パイプのカットの仕方が美しい。
ブレーキケーブルは下からチェーンステーを
斜めに横切って上へ出ている。
バックステーの切り端のカット型が良い。
ビゴーレのロゴマークが大きくなっている。
美しいラグレスでホーククラウンも新しい型に
なった。
チネリのバーテープをニット186バーに巻いて
いる。
ジュラエースのデュアルコントロールレバーも
まだ8速であった。
リムはアラヤADX5のアルカンシェルマーク
付き。
立てパイプもビゴーレマーク。
サドルはリーガル。
(ターボと並んで座りやすいサドルである)
後ろから見たシート部。
とにかくカッコ良い。
シート回りの美しい溶接部。
(20年前に作ったとは思えない仕上がり)
塗装も黄色だが光を当てるとブルーが浮いて
くる。
ギリギリまで詰めたチェーンステーの為
ストレートエンドにした。




TRIPLE ROAD / Simano−Ultegra (トリプルロード/ シマノ・アルテグラ仕様)


カタオカで購入。
ひび割れ剤を入れて塗装したフレームで、フロントホークやラグはゴールドに塗装するなど、塗装に手間
を掛けたフレームである。
当初、オールカンパで組んだのだが、パーツを他へ流用したりした為、最終的に奈良の東部山岳コースを走
る為に、フロントをトリプルにして、登りに備えた。
でも、歳とともに登りが辛くなってきて、ここ数年乗っていないのである。
ロードでトリプルにしても、坂がキツイと、しんどくなる前に降りて押すのであるから、スタイル優先で、ロード
らしく、フロントWに戻しても良いのではないかと思っている。
最近あまり心拍数を上げないで、ゆっくりのんびりサイクリングをしているので、1対1に近いギヤ比にしても
一緒なのである。
それなら、格好良い自転車にしてあげる方が自転車も喜ぶかもしれない。


カンパエアロピラー。
リーガルサドル。
リヤブレーキのみ内臓。
シマノトリプルギア(50−42−30)と
直付けFDは共にアルテグラ。
ヘッドラグ、フロントフォークの
ゴールドが美しい。
バーテープの色も上手く合った。




ROAD (ロード)


カタオカで購入。
亡くなった小林氏の作である。
ガス抜きの穴が開いていない。
カンパのブレーキがラージサイズからスモールサイズに変わったすぐに作ったロードであると記憶している。
ロードとしては少し大きめの520ミリで作った。
ヘッドチューブを少しでも長くしたいという事で、フロントホークも最小限短くしてもらい(ブレーキのゴムが
ルーズホールの上でセットして丁度良い位)とにかく格好良いフレームが欲しかったのだ。
サイズが大きいので、ピラーをあまり上げずにランドナーと同じポジションで乗れそうで、今となっては丁度
自分の体に合ったロードかもしれない。
シートスティが16φで少し太いが、丈夫そうで頼もしい。
リムはアルカンシェルの付いたアラヤのチタエース(チタン製リム)が付いている。
オールカンパで組んだが、今は家の二階へ上げている為、パーツが付いていないのである。
ハンドルはアルマークの本皮縫い上げで、ステムはチネリのレコードが付いている。
この自転車は、ニューサイ別冊のスペシャルメイドサイクル総覧1号の115ページに載せてもらったもので
当時、私は「喜多」という名前で(昭和57年2月3日に妻の姓を名乗ることになったのである。)いわゆる途中
で養子に行ったのである。(おまけに「ソアラ」も買ってもらった。)


16ミリ・シートステーの蓋も当時としては
驚いた。
カンパのスーパーレコードピラー。
(26.8φ)
サドルはユニカニトアの茶色。 リムはアラヤのチタエース。
(チタン合金)
「’78」とアルカンシェルが付いている。
カンパエンド。
バックステー2本の先のカットの仕方が好きだ。
美しいハンガーラグ回り。
BBはカンパレコード。
ヘッド回り、とにかく薄く削られたラグ。
ホーククラウンにも彫刻が。
ヘッド小物はカンパスーパーレコード。
Wレバーは穴あけした。
カンパレバーにも穴あけを。
チネリクリテリウムバーにアルマークの
皮巻き。
チネリ旧マークのレコードステム。
ビゴーレのヘッドマーク。




ROAD / Simano−600 (ロード/ シマノ600仕様)


カタオカで購入。(フレームサイズ:475ミリ)
雨の降りそうな天気の悪い日に乗るロード。
フレームが小さいので、ピラーが長く出せる。
今となっては前傾姿勢がキツイので、ほとんど乗っておらず、パーツも外している(ホイール)部分もある。
あまり良いパーツを付けないで、雨が降りそうな日にでも乗って出られるものを、という事で安く買ったので
ある。
昔の古〜いシマノの600ディレラーやチェーンホイールなどが付いている。


シマノ600のチェーンホイール(50−39)。 エンドのみメッキしているシマノ600RD。 ブレーキ本体はシマノ105。
フレームサイズが小さいので、ヘッドラグが
くっついている。
Wレバーはシュパーブ。




ROAD / alumi All Dura-Ace (ロード/ アルミ・オールジュラ仕様)


カタオカで購入。
片岡聖登氏が自分の店を持った時、記念に作ったロードである。
溶接のデコボコをペーパーで丹念に削ってもらった、とても手間を掛けたフレームをジュラエースで組み上
げた。
アルミなのにとても軽いロードである。(カーボンと代わらない)
リムもアラヤのADX5という280グラム程のもので、この自転車を持った人は「軽いなぁ〜」と言ってくれる。
溶接のデコボコが無いので、他人はカーボンかと思う様で、アルミフレームと言うとビックリされるのである。
それほど仕上げに手間を掛けたフレームである。
後に、ハンドルをITMからニットーの上部が水平になるものに交換した。
最近、ランドナータイプの自転車に乗る事が多いので、ハンドルの上が水平になって、ブレーキレバーが上手
く繋がっている自転車が乗りやすいという事が解ってきた。
ヨーロッパのロードも多くがハンドル、ブレーキレバーが真っすぐ水平にセット出来、そしてリーチの短いハンド
ルを付けた写真をよく見かけるのも、うなずける事である。


ヘッド回り溶接の凸凹を丁寧に削った。
(カーボンフレームに見えると言われる)
聖登氏が苦労して何日も磨いたとのこと。
ジュラエースのフリーホイール(12−25)は
軽い。
フロントホークにもビゴーレのロゴ。
このホーク、コラムもカーボンでとても軽い。
シート回りのこの美しい仕上げを肉眼で
見てほしい。
フロント回り、この頃はロゴが大きく、ビゴーレ
の宣伝カーのようになっている。
シートパイプのマークは魚の骨に
なっている。





ROAD (ロード)


カタオカで購入。(ホーク&バックステー/アルミ・カーボン)
平成21年2月、還暦を迎えた自分に「良く頑張って来た」ご褒美として作ったロードで、赤色に塗った。
赤いチャンチャンコを着るところ、赤い自転車に乗って還暦の年を過ごした。
初めてのスローピングフレームで、とても乗りやすいがこの型のフレームはこれ1台だけである。
私はトップチューブは水平が好きで、やはり美しく感じるのである。
でも、この赤いロード、ロゴマークも控えめに書いてあり、サイクリング道で休憩していると「どこのロードです
か?」と、よく聞かれるのである。
ロードはジュラエースで組む(カンパが横型の変速機にしてから魅力を感じなくなった)というのが今までの
私のやり方だったが、このロードはアルテグラで組んだ。
レースにも出ないんだし、アルテグラの品質もすごく良くなっているし、これで充分という事で決めた。
但し、ハブだけジュラエースにして、マビック・オープンプロリムを使った。(手組み)
ギヤクランクもシマノの最近のデザインがボテッとしていて好きになれず、スギノの48−34を使った。
フロントホークの爪も取って、ホイールを外しやすくしている。
あの爪はあればより安全であろうが(アメリカがうるさいとの事)、クイックレバーをきちんと締めておけば
走行中に外れるという事はまずあり得ない事である。


RDはアルテグラ。
リアホークのみカーボン。
スギノのギヤクランク(165ミリ)に48−34
のギア。
FDはアルテグラ。
サドルは昔のリーガルに付け替えた。
現在のサドルは細かすぎて落ち着かない。
ブレーキはジュラエース旧型。
ハブもジュラエース10S(12−27)。
ステムはビゴーレオリジナルの85ミリ。
ハンドルはニットー186STIの上部が平ら
なもの。
(使いやすい良いバーである)
ダウンチューブには控えめにビゴーレ
ロゴが貼ってる。
(ロゴがこれだけ)
大人のロードという感じがとても良い。
インテグラルヘッドも良い。
ヘッドは魚の骨のマークが貼ってる。





ROAD (ロード)


カタオカで購入。
カタオカさんで3台作ったフレームサイズの小さい女性用モデルで、そのうち2台持って帰り、1台は職場の
女性が買って、あとの1台は妻の為に作った。
トップチューブがカーブしており、何とかヘッドチューブが確保されているもので、当時は乗りやすいと言って
いたが妻は腕が短く、ハンドルまで遠いと言うのである。
ブレーキレバーを上へもってきたり、ステムを一番短いものにしたり、サドルを少しだけ前へもってきたりして
色々工夫して乗ってもらった。
これで嵐山へも行った。


変速機関係はシマノ105。
フリーホイールは13−26の7S。
フロントギアのコンパクト化に伴いシマノ600
からスギノ48−34にした。
ヘッドパイプを確保する為、トップチューブを
曲げている。
カタオカさんが3台作られたうちの1台。
もう1台は同じ職場の女性ライダーがシャンパン
ゴールドに塗装してオールジュラで乗っている。
シートステーの上蓋にビゴーレの刻印。
サドルも女性用のを付けている。
リヤブレーキのみ内臓している。
カンパのペダル。
ゴールド(オロ)のトゥクリップ。
(ストラップはピンク)

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