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3−2 レジストチェンジデータを作成する

 ※ステージア(ELS-01, 01C)で、レジストチェンジをシーケンス・ボタンに組み込む場合は、この手順は不要となります。

 エレクトーンのレジストチェンジを外部からコントロールする場合は、MIDIの16チャンネルを使用します。

 ついでに
   ・ 15チャンネルの音符で、キーボードパーカッションが鳴らせます
   ・ リード分離にすれば、4チャンネルの音符でリードボイスを慣らせます

 前のステップで、チャンネル1〜3に各鍵盤の音を打ち込みましたが、次にレジストチェンジデータを打ち込むための新しいパート(CH16)を作成します。

 そしてメモリーレジストの変更個所に、プログラムチェンジ(音色指定)データを書き込みます。通常レジストチェンジのタイミングを、譜面よりやや前に設定する必要がありますが、ここではとりあえず譜面通りの場所に指定して、後で一括してずらすことにします。

 指定する音色は、メモリー番号と同じ番号の音色であり、下表の通りです。

 

レジスト
音色
レジスト
音色
M1
グランドピアノ
M9
チェレスタ
M2
ブライトピアノ
M10
鉄琴(グロッケン)
M3
グランドエレピアノ
M11
オルゴール
M4
ホンキートンク
M12
ビブラフォン
M5
エレクトリックピアノ1
M13
マリンバ
M6
エレクトリックピアノ2
M14
木琴(シロホン)
M7
チェンバロ
M15
チューブラー
M8
クラビネット
M16
ダルシマー

 

  全個所の指定が終わったら、レジストチェンジの少し前にずらせます。(音色切り替えのタイムラグおよび早めの演奏対策)

  音楽ソフトの機能で、クロックシフトや移動というものがありますので、これを使います。

 ずらす量は、使用している音色、切り替えの前後にある音符の種類、個人差、等によって多少違いますが、目安としては、

  [ テンポ数(4分音符) × ソフトの分解能(1拍当たりのクロック数) ] ÷ 960

という感じてしょうか。(つまり分解能が480のソフトなら、テンポの半分と言うことになります。

 なお、EL-900用と500用の2種類のレジストを作る場合は、例えば

   EL-900用のレジストチェンジデータ  →  9チャンネル
   EL-500用       〃          →  5チャンネル

に作っておいて、演奏時に必要な方を16チャンネルにコピーすれば良いでしょう。


 ちなみに、スコアメーカーには、このように細かなMIDIデータの編集機能が無いので、筆者はいったんMIDIファイル(SMF)を経由して、XGworksで編集作業をしています。

 

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