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3−1 楽譜を打ち込む

 DTMの世界では、データを入力することを俗に「打ち込み」と言います。

 打ち込みの方法にはいくつかの方法があります。

 a. リアルタイム入力(MIDI楽器によるダイレクト演奏による入力)
 b. ステップ入力(MIDI楽器をつなぎ、音符または和音を1つずつ入力)
 c. 譜面入力(画面上でマウスにより音符を貼り付ける)
 d. ピアノロール入力(棒グラフで音高と発音時間を指定する)
 e. リスト(数値)入力(MIDIデータを直接数字で入力)
 f. 画像入力(譜面をスキャナーで読み取る)

 それぞれの詳しい内容は、「シリーズDTMの基礎知識 - All About」 の「いろいろあるMIDIの入力方法」を参照して下さい。

 筆者は「スコアメーカー(河合楽器)」というソフトを使い、スキャナーを使って譜面から入力しています。このソフトを使う前は、マウスで譜面入力していましたが、例えば1曲打ち込むのに3時間 かかっていたものが、今では20分くらいで完成するようになり、非常に効率が上がりました。

 

  

 認識率は、今までの経験から言うと、

  ・市販の印刷された楽譜  98%〜
  ・上質紙にコピーしたもの  90%〜95%
  ・再生紙にコピーしたもの  80%程度

といった感じで、かなり正確に読み取ります。

 読みとり時の注意事項として、本来は

   上鍵盤 → パート1(CH1)
   下鍵盤 → パート2(CH2)
   足鍵盤 → パート3(CH3)

となるようにするのですが、通常エレクトーン譜は右図のように、上鍵盤と下鍵盤の譜が大括弧でくくられているので、自動認識させると、これらをピアノ譜(大譜表)として認識するため、1つのパート(CH)にまとめられてしまいます。

 従って楽譜を画像として読み取った後、譜面として認識させる前にあらかじめ別のパートであるという設定が必要になります。

 他にもSOL2やFinaleといったソフトが、画像入力機能を持っているようです。

 最近ではスキャナーも安くなり、数千円で買えるようになりましたので、これらのソフトがぐっと身近になりました。

 

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