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「41 ヒメハルゼミ」(姫春蝉)
カメムシ目セミ科の昆虫。体長23〜29mm。体は緑色を帯び、黒・淡褐色の斑
点がある。雄の腹部両側にはツノ状突起があり、雌の腹端には長い産卵管が突き
出す。羽は透明。6月下旬から8月上旬頃、シイ・カシなどの林でいっせいにウィー
ンウィーンと鳴く。本州以南に分布し、北限の産地の新潟・茨城・千葉県の一部
では天然記念物に指定されている。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「42 オカヤドカリ」(陸宿借)
オカヤドカリ科の陸生のヤドカリ。南日本、小笠原、琉球諸島から南洋の
島々に分布し、海岸の茂みや石の下にすむ。甲長35〜40mm、甲幅約25mm。
第1触角が長く、はさみあしは左が大きい。小形のものは橙色、大きくなる
と濃青紫色に変化するものが多い。巻貝の殻にはいって生活し、大きなはさ
みあしで殻をふさぐ。夜間に活動し、産卵時以外は海水にはいらない。
キャベツ、ウリなどを餌として、愛玩用としても飼育される。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「43 ゴイシツバメシジミ」(碁石燕小灰蝶)Shijimia moorei
チョウ目シジミチョウ科のチョウ。熊本、宮崎、奈良県に生息。1975年(昭和50
)に国の天然記念物に指定。はねの開張は19〜24mm、表面は黒褐色、裏面は白色
に碁石状の黒色斑点がある。生息地は照葉樹林の原生林で、老木の樹幹や枝にシシ
ンランが生えるところ。卵はシシンランのつぼみに産み付けられ、幼虫はつぼみに
食い入って、成長すれば花全体を食べる。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「44 メグロ」(目黒)Apalopteron familiare
スズメ目の鳥。全長14cmの小形種で、小笠原諸島に限られて分布する。
母島の島内ではごく普通にみられる留鳥。背面は赤みがかった緑色、腹面
は黄色でわきは暗色、顔も黄色で目の周りに白いリングがあり、さらに黒い
三角形の大紋がある。常緑広葉樹林の林緑、二次林に多く、道べりや人家
の庭木に現れる。つがいや小群ですごし、繁殖期には木の枝に巣をつくる。
花蜜のほかに果実や昆虫も食べる。特別天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「45 ゲンジボタル」(源氏螢)Luciola cruciata
コウチュウ目ホタル科に属する日本最大のホタル。体長12〜18mmに達する。
体は全体に黒く、前胸背面は淡赤色で、ふつう中央に黒い十字形の紋がある。
雌雄とも腹端に発行器があり黄白色に光る。幼虫は、巻き貝の一種のカワニナを
食べる。本州以南の各地に分布し、川辺に見られる。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「46 オオワシ」
日本で見られる最大のワシ・タカ類で、冬に大陸から北海道や本州北部
に渡ってくる。天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「47 カイケン」(甲斐犬)
オスの体高は約48cm。かつては山岳地帯でイノシシやカモシカを相手に狩猟犬と
して活躍した。旋回力、跳躍力に優れる。天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「48 カジカガエル」
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「49 ニホンカワウソ」
特別天然記念物。かつては日本各地の河川や海岸で見られたが、現在は絶滅の
危機にある。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「50 リュウキュウヤマガメ」
沖縄島北部、渡嘉敷島、久米島の森林地帯にすむカメ。甲長は最大で約
16cm。昆虫、カタツムリ、ミミズのほか、木の実なども食べる。
天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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