 
|
 
|
「11 ヤマネ」(山鼠)Glirulus japonicus
本州、四国、九州の山間部に生息するネズミやリスの仲間で、主に
樹上で生活する。冬の間は活動をやめ、玉のように丸くなって生活する。
昭和50年(1975年)6月26日に天然記念物に指定された。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
「12 セマルハコガメ」(背丸箱亀)Cistoclemmys flavomarginata
八重山列島の石垣島、西表島および台湾に分布し、中国大陸産または
亜種に分けられる。甲長13〜17cm、背甲は高くて丸みを帯び三条の鈍い隆
起がある。腹甲は胸骨板と腹骨板の間が完全な蝶番(ちょうつがい)状と
なり、前半部と後半部を持ち上げることができる。驚くと、頭部、四肢、
尾を引っ込めたあと、腹甲ですきまに完全に蓋(ふた)をする。森林や
その周辺の湿った場所にすみ、ほとんど水に入らないが泳げる。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
 
|
 
|
「13 日本犬」(日本犬)Canis familiaris
日本在来のイヌの総称。体は頑健で、耳が立ち、尾は力強く巻く。
国の天然記念物に指定されている秋田県・紀州犬・甲斐犬・北海道犬(
アイヌ犬)・四国犬(土佐闘犬は含まない)の六犬種。性質は強豪で、
猟犬・番犬になる。にほんいぬ。にっぽんいぬ。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
「14 ルリカケス」(瑠璃懸巣)Garrulus lidthi
カラス科の鳥。全長約38p。体形はカケスに似るが、羽色が異なる。
頭・くび・翼・尾は濃い瑠璃色で、他の部分は赤褐色。風切り羽と尾の
先端に白斑がある。世界で奄美大島とその属島だけに生息する珍鳥で、
天然記念物に指定されている。深い森林中にすみ、カシ・シイ・の実や
昆虫のほか農地へ出てサツマイモなどを食べる。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
 
|
 
|
「15 奈良のシカ」(鹿)Cervus nippon
シカ科に属する哺乳類の総称。体はほっそりとして調和がとれ、四肢
が細長く走行に適する。尾は短い。ふつう雄の頭部には樹枝上の枝角があ
り、毎年基部から落ちる。森林や草原にすみ、木や草の葉・地衣などを
食べる。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
「16 シマアカネ」(島茜)Boninthemis insularis
トンボ科の昆虫。体長約40o。黒い胸に黄色の模様がある。雄の腹部
は鮮やかな茜色。雌は褐色のものが多い。山間部の水ぎわに生息する。
小笠原諸島の特産種だが、現在は数を減らし、兄島などの無人島にのみ
生息する。天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
 
|
 
|
「17 ツシマテン」(対馬貂)Martes melampus tsuensis
イタチ科の動物。テンの一亜種で、対馬に生息し、体形はテンとほぼ
同じであるが、毛色は異なる。夏毛はテンに似るが、頭、顔、のどは白
色となる。このため対馬ではワタボウシカムリとよばれる。習性は、テ
ンと同じである。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
「18 クマゲラ」(熊啄木鳥)Dryocopus martius
キツツキ科の大形の鳥。全長約45cmで、カラスよりやや小さい。全身
黒色だが頭頂部は美しい赤色をし、雌では赤色の部分が少ない。鳴き声
が鋭く、大森林の木に深い穴を掘ってすむ。ヨーロッパとアジア北部に
分布し、日本では北海道と東北地方北部に生息する。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
 
|
 
|
「19 ダイトウオオコウモリ」(大東大蝙蝠)Pteropus dasymallus d-
aitoensis
オオコウモリ科のコウモリ。前腕長12〜14.5cm。翼を広げると80cm以上
になる大型のコウモリ。南西諸島に分布するクビワオオコウモリの一亜種
で、南・北大東島に生息。繁殖期のオスは胸の毛が黄色くなる。夜に飛翔し、
果実をかみ砕いて果汁を飲む。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|
「20 ヤンバルクイナ」(山原水鶏)Gallirallus okinawae
クイナ科の鳥。沖縄本島北部の与那覇岳で発見され、1981年に新種とし
て報告された。全長30cm、背の高さ22cm。脚が赤くて強力。くちばしは
太く、赤色で先端部はアイボリー色。飛ぶことはできない。
(小学館「日本国語大辞典」より)
|