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「21 ニホンザル」(日本猿)Macaca fuscata
オナガザル科の日本特産のサル。体長50〜60cmで、尾はごく短い。
体毛は暗褐色の長毛で、顔と尻だこが赤い。頬に食物を納める袋をもつ。
本州・四国・九州に分布。山林に群れをなし、木の実や木の芽、草などを
食べる。各地で餌付けされ、大分県の高崎山の集団は有名。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「22 コウノトリ」(鸛)Ciconia boyciana
コウノトリ科の鳥。全長110p、翼開張2mに達する。体は純白で翼の大
部分は光沢ある黒色。カエル、魚などを主食とし、マツその他の高木の樹
頂に営巣。古来「松上の鶴」と表現されるようにツルとしばしば混同され
るが、あしが赤く、頭頂部が赤くないことで区別できる。アジア東部に分
布し、日本ではかつては各地で繁殖していたが、明治以降に激減し、今は
冬季に大陸から渡来するのみ。特別天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「23 ミサキウマ」(岬馬)Equus caballus
ウマ科の動物。同科の一種。ウマの1品種で、宮崎県の都井岬原産。
この地に1697年高鍋藩の軍用馬生産の目的で放牧されたウマを祖先とする半野
生馬。体高1.3m。1953年(昭和28年)天然記念物に指定された。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「24 タヌキ」(狸)Nyctereutes procyonoides
イヌ科の哺乳類。体長50〜60cm。尾は太く足が短い。体毛はふつう灰褐
色で顔や足は黒く、背に不明確な十文字状の黒毛があり、「十字ムジナ」
ともいう。岩穴などにすみ雑食性で、夜外にでて小動物や果実を食べる。
人家付近でも見かけられ、アナグマと混同されやすい。一定の場所に糞をす
る「ため糞」の習性をもち、また、強く驚くと死んだまね(擬死)をする。
東アジアの特産種で、日本では各地の低地に多い。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「25オオハクチョウ」(大白鳥)Cygnus cygnus
カモ科の鳥。全長1.3〜1.5m。体長は最高12sを越え、日本の鳥の中では最
も重い。全身白色で、くちばしは黄色、脚は黒色。主食は水生植物。ユーラシ
ア大陸の北部で繁殖し、日本には冬に渡来する。青森県小湊の渡来地は国の
特別天然記念物に、新潟県の水原などが天然記念物に指定されている。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「26 タイ」(鯛)Pagrus major
スズキ目タイ科に属する海産魚の総称。全長30〜100cm。日本産タイ類で
は、体色は赤みを帯びるものと帯びないものがいる。ふつうは、淡紅色で
体側に青色の小斑点の散在するマダイをさす。マダイは姿が美しく美味なの
で、日本料理では魚の王として重用し、「めでたい」に通じることから古く
から祝いの料理に供する。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「27 タンチョウ」(丹頂)Grus japonensis
ツル科の鳥。日本産ツル類のうち最も大きく、全長130〜140cm、翼開張220〜
250cm。あしとくちばしが長い。体は純白で、頭頂は裸出して赤く、額と目先
は黒い。尾羽は白色だが風切り羽の一部が長くて黒いので黒い尾羽を持つよう
にみえる。湿地の草原でドジョウ・昆虫・草などを食べる。中国北部などで繁
殖し、冬、朝鮮半島・日本などに渡る。しかし現在では、日本に渡来するものは
ごくまれで、特別天然記念物に指定されている北海道の釧路川、雪裡川流域に
留鳥として一年中生息する。姿が美しいことでよく知られ、単にツルともいう。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「28 土佐のオナガドリ」(尾長鳥)Gallus gllus var.domesticus
江戸時代に高知でつくり出された、にわとりの一品種。尾羽が抜けかわら
ずにのびたもので、5、6mが普通、長いものは8m以上ある。
特別天然記念物。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「29 イヌワシ」(犬鷲・狗鷲)Aquila chrysaetos
ワシタカ科の鳥。大形で全長80〜90cm、翼開長は2mを超える。全身暗褐色で、
首の背面の羽毛は黄赤色を帯び、尾羽は白地に黒の横斑がある。北半球に広く分
布。日本では深山にすみ、主に本州の山岳域で繁殖する。ウサギ、ライチョウなど
を捕食する。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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「30 シロヘビ」(白蛇)Elaphe climacophora
皮膚(うろこ)に色素を欠き全身白色となった白子のヘビの総称。
様々な種類にみられるが、特にアオダイショウの白子をさす。山口県岩国市
には白化したアオダイショウが棲息し、国の天然記念物に指定されている。
(小学館「日本国語大辞典」より)
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