2−2. ギターの得意な調は?

  それでは、ギターにとって弾きやすい調は何かということになりますが、低音弦、すなわち4弦D、5弦A、6弦Eを主音とする調ということになり、右図に示す通りです。

 ということで、ギターの譜面は#記号が多いのが特徴です。
 なぜかは知りませんが、ピアノやエレクトーンの曲は、♭(フラット)系が多いようですが、ギタリストにフラット3つ(変ホ長調)の曲を見せると、パニックに陥ります。

  特にA(イ長調)とAm(イ短調)は、主要三和音のベースがすべて開放弦で取れるので、まことに楽です。

 日本、いや世界中のギター指導者は大きな過ちを犯していると私は思っています。
 スケール(音階)はC調で練習するにしても、練習曲はA調あたりから始め、ある程度慣れてからFのコードを押さえる練習をした方がずっと楽だと思います。

 もうひとつEm(ホ短調)は、1、2、3弦と6弦を開放弦で
鳴らせばEmの和音となるので、これも非常に楽な調です。

 ということで、Emの曲を使ったとっておきの裏技を。

  裏技 「 親戚向けギター奏法」
 

 

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