【なんでこうなってるの?】

 ギターの調弦もそうですが、世の中には「どうしてこう決まっているのだろう?」といことが沢山ありますね。

 楽譜では、1拍を表す音譜を4分音符といいますね。半分が8分音符で、その半分が16分音符、逆に倍が2分音符で、そのまた倍が全音符。

 いっそ今の4分音符を全音符と呼び、半分が2分音符、1/4が4分音符、倍は2倍音符、4倍音符と呼んだ方が分かりやすいですね。「付点8分+16分」なんて難しいこと言わなくても、「1泊を3/4と1/4に分けなさい」という方が簡単です。

 だから拍子も、4分の何拍子などと言わずに、単に4拍子、3拍子と呼んだ方がスッキリします。
6/8拍子などと訳の分からないことを言うより、4/3拍子といえば、「あ、4拍子なんだけど、
1拍を3つに分けるのね。」と読めますよ。

 以前こういうことをいったら、「何馬鹿なことを言ってるのだ。音符というのは1小節(4拍)を基準にしているからこうなっているのだ。」と噛み付かれました。

 それは勿論知っていますが、ただそれは単に決め事の問題でしょう。4拍子を基本にするというのは、どう考えても、後世の音楽家が考えたことであって、人類最初のリズムは、拍子無しか、(歩くリズムや心臓の鼓動から考えて)2拍子だったいうのが自然でしょう。

 もう1つ、パソコンのキーボードも、どうしてこういう配列になっているのでしょう。
英文字の方はタイプライタから来ていますから、英語の文字の出現頻度を考えて、こうなっているの
らしいのですが、ではカナ文字の方はどうでしょう。(ちなみに筆者はカナ入力派です。)

 一見乱雑に見えて、良く見ると、ア行、カ行・・とグルーピングして、ヌとかムとか余り出てこない文字は外に追いやられているということらしいですが、一説によると、「考えた人が、自分の名前や住所を打ちやすいように並べた」といことらしいです。

 案外こんな風に決まっているのかもしれませんね。


 

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