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4−1 譜面の管理・配布

 譜面を電子化することにより、管理がずいぶん楽になります。

 ギターのアンサンブル(4〜5重奏)では、市販の譜面を使用することが多いのですが、総譜だけのもの、パート譜だけのもの、それぞれがあります。例えばパート譜だけのものについては、それぞれをスキャナーで読み取って、ソフト上で簡単に総譜に合成することが可能です。
 もちろん、総譜からパート譜を作成することもワンタッチです。

 これ以外にも、ギター合奏ではバスギター(G調)、ダンディーズではクラリネット(B♭調)といった移調楽器を使用していますが、元々C調用に作られた譜面をこれらの楽器用に変換することも、実に容易です。譜面にコードネームを書いておいて、これを移調すればコードも自動変換されるので(スコアメーカーの場合)、実に助かります。

 さらに、いわば「譜面ワープロ」としての使い方で、

 (1) リピート、DS1→Seno1→to coda1→coda1→DS2→Seno2→to coda2→coda2といった複雑な動きをする譜面も、繰り返し部分をコピーしてやれば、単純な見やすい譜面になります。

 (2) これによりページ数の多くなった譜面でも、ページ変えの部分をうまく調節してやれば、演奏がしやすくなります。

 

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 ダンディーズの譜面はけいこ先生の手書きによるものが多いので、この場合はスキャナー入力が使えません。筆者はもっぱらマウス入力を利用していますが、これも「スコアメーカー」は他のソフトに比べて非常に使いやすいと思っています。

 できあがったスコアやパート譜を、メンバーに配布する場合も、通常のように印刷したりコピーしたりする必要はありません。

 「スコアメーカー」や「Score Grapher」には、ビューワーソフト(それぞれ、スコアプレーヤー、Score Grapher View)が、メーカーのホームページから無償でダウンロードできるので、ソフトを持っていないメンバーでも、譜面を印刷することができます。

 メンバー用のホームページにアップしておけば、必要なものを勝手に持って行ってくれるので、手間がかかりませんし、最新版の管理も容易になります。
(ただし、ダンディーズにはインターネットを使えない人が多々おりますので(^_^;)、この分は印刷して手渡しになりますけれど。)
 

 

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