イタリア紀行(ミラノからポンペイまで)
(2002年9月4日〜15日)
これはツアーで出かけたレポートで個人旅行ではない
イタリアを縦断するツアーの場合は、出入国がミラノとローマ、あるいは同一空港からになる。
ツアー内容の吟味に加え、これにも好みを反映しよう。
ツアーの概要 ルックJTBの「イタリアハイライト12日間」
地名をクリックしてご覧下さい
日次 |
地名 |
行程・内容 |
宿泊地 |
ホテルランク |
1 |
関空→ミラノ |
夜間着くので泊まるだけ |
ミラノ
ミケランジェロ |
A(アメニティはそろっているが設備は古い) |
2 |
ミラノ半日観光
コモ湖半日観光 |
ドゥオモ修理中(入場不可)
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同上 |
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3 |
ミラノ→ベローナ
→ベネチア |
ロメオとジュリエットの町ベローナ
ベネチア夕刻着、即ゴンドラで音楽を聴きながら遊覧 |
ホテルバウアー |
L(古いホテルなので使い勝手は必ずしも満足できない) |
4 |
ベネチア半日観光
午後自由行動 |
サンマルコ寺院、ドゥカレ宮殿
いかすみのパスタ |
同上 |
団体客と個人客とで朝食用のテーブルが異なる 不愉快! |
5 |
ベネチア→ピサ→
フィレンツェ |
ピサの斜塔外部より見学
ミケランジェロ広場からフィレンツェ市街の夕景 |
ベルニーニ |
A(エクストラの部屋を割り当てられLクラス) |
6 |
フィレンツェ→シエナ→サンジミニヤーノ/ |
中世の町並みを散策(かなりの強行軍) |
同上 |
ベッキオ宮殿のすぐ横で地理的に大変よい |
7 |
フィレンツェ半日観光
午後自由行動 |
ウッフィ美術館入場
ホテルビラ・コーラでディナー |
同上 |
半日で町内はほとんど歩ける |
8 |
フィレンツェ→ オルビエート→ローマ |
城塞都市 オルビエート |
アンバシャトーリ・パレス |
A(ショッピングには近い閑静なところ) |
9 |
ローマ→ナポリ・ポンペイ |
ポンペイの遺跡・ナポリの海岸 |
同上 |
朝食はあまり品数がない |
10 |
バチカン美術館・
ローマ市内観光 |
サンピエトロ寺院コロッセオ・トレビの泉・スペイン広場
ディナー;アッサジーニ |
同上 |
古いホテル |
11 |
ローマ→ミラノ→関空 |
乗り継ぎは飛行機会社の都合か旅行社の都合か?余分な時間? |
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12 |
関空午前着 |
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関空を出てミラノ→ベネチアまで
これはJTB主催の海外旅行LookJTBの「心ゆく旅」の一企画である。
26名定員で9月4日出発、15日帰着であった。アリタリア航空使用で片道所要時間約13時間。
我が家(京阪奈学研都市)から出発2時間前(9時30分)までに関空に行かねばならないとすると、
5時起床、6時過ぎのバス・電車を乗り継いで、奈良7時発のリムジンに乗る必要がある。一度でいいから関空近くのホテルに
宿泊してゆっくり出かけてみたい。
ミラノ 到着は日が暮れてから。 ミラノ中央駅が電飾で 馬鹿でかく見える。そのすぐ横の ホテル・ミケランジェロ (ランクはA)高級ビジネスホテルといいたいところだが、 エレベーターなどの不具合は処置無し。部屋やアメニティーは
まあまあ。個人でわざわざ泊まりに来るようなところではない。朝食にフレッシュオレンジジュースを自分で作れるのは
ここだけであった。
ミラノ市内半日観光 ドゥオモが修復中なので見るものなし。スフォルツエスコァ城はただ広いのみ。
建造物としても面白みなし。それにしても団体ツァーはいそがしい。
写真はクリックしてご覧下さい!!
コモ湖観光 昼食はコモ湖上の島の レストラン でということで車で出かけるが、午前中にあまり見るものがないのだからもっと早く出かけてもよかったはず。
今回このツアーを選んだ理由の一つがコモ湖遊覧がオプションではないものをということだったので満足。コモ湖はミラノから
はほぼ一時間半ほど。湖畔の町コモは。リゾート地として居心地が良さそうだ。広場にはかなり立派なドゥオモがそびえ立ち、
彫刻がすばらしい。観光でちょっと訪れただけでは十分味わえない良さがありそうだ。島まで船で20分ほど、湖畔には立派な
別荘や高級ホテルが並び建つ。
昼食をとったレストランは、メニューは昔からたっ一種類しかないそうで、同じ時間に行われていた結婚披露宴の食事も我々と
同じものであった。湖上の島という環境が食事をさらに味付けする。コーヒーでさえも演出たっぷりのサービスには旅の楽しさが出る。
コモ湖では雑誌で得た知識によると
ビラ・デステという、 元枢機卿の邸を改築したという高級ホテルがあり、昼食だけでも可とあったので、行ってみたかったが今回はこれで満足。
ベローナ (ミラノからベネチアへ) 「
ロメオとジュリエット」 の舞台となった町で、ジュリエッタの家や像があり たくさんの 人が群がっているが、然したるものではない。
驚くのはローマもコロッセオのような
アレーナという円形劇場が残っている ことだろう。現在も野外オペラなどに使用されているそうだが、中へはいる時間なし。
この界隈でのおいしいワイン
AMARONE お忘れなく。
ベネチア ホテルは
バウアーというLクラスのホテルであるが、 団体割引のためか部屋、食事ともにたいしたことなし。場所はサンマルコ
広場に近い大運河沿いに あり便利で、テラスからの眺めはよい。写真で必ず見かける大運河沿いに建つ文化遺産の
サルーテ教会も間近に見
える。 そのテラスで は団体客は朝食を取れな い。
カンツォーネの聴けるゴンドラに乗る。年配の男だが声は良く通るしきれいだ。細い運河を通るときはエコーがかかりよけいに
良くきこえるのかもしれない。ゴンドラも1回乗れば再び乗ろうとは思わないだろう。それほどつまらないものだ。徒歩では見られ
ないアングルからベネチアが見られる点は評価すべきか。寂れた裏町を縫って行く感じ。正規の料金以外にチップがいると思った方
がよい.(団体客なのですでに支払い済みだとおもうが)。
ホテル前は広場になっていて、夜ともなるとどこからともなく大道芸人(この場合はどうやら音楽家志望のものや学生)が割と
よい声を聞かせる。どこにでもある風景だが、ゴンドラが夜霧にかすむところでは雰囲気がでる。
朝早くは
サンマルコ広場も閑散としている。観光はこの時間から 始まっている。日本人団体客は、
サンマルコ寺院や
ドゥカーレ宮殿に入るためすでに並んでいる。こうしないと 1日を有効に 使えないようだ。どの観光地も並んでいる時間がバカにならない。観光ガイドで感心したのは、すべてワイヤレス
の受信機を持た され近くにいなくてもガイドの説明が聞けることだ。美術館などで案内を自動で聞く受信機は以前から見かけるが、ツアーに使用は
はじめて経験した。便利な道具だ。著名な画や建造物を次から次へと見せられると、印象が薄れるという贅沢が待っている。いくつか
に絞って印象を残す事が必要だろう。そのときだけ楽しめばいいという過ごし方が賢明なのかもしれない。
早朝はいなかった観光客があるれるサンマルコ広場は、満潮時にはかなり水に覆われる。15年前に来たときは
こんなではなかったと思う。靴を脱ぎ裸足でぞろぞろ歩くサンマルコ広場は珍景だ。 寺院などの入り口も閉鎖され、横からはいるよう になる。周りの商店街もこれでは商売にならないだろう。
夕刻になると広場の周りにはテーブルが出され、音楽が供される。カプチーノを飲みながら広場をぼーっと見やる楽しいひとときを
過ごすことが出来る。迷路のような細い道路をぶらぶら散策するのが一番のベネチア詣という気がする。歩き疲れたら、どこでも道路
沿いにテラスがあるはいい。かの有名なリアルト橋は、あらが見えないようにすこし 離れたところから見る方がいい、一度は渡って
みたいと思うはずだが。
治安はイタリアでは例外的によいところだ。ミラノやローマに比べて。
時間があれば近くの島々を訪れたい。水上バスが便利なので、それほど時間はとられない。
今回はムラーノ島だけを 自由行動時間に訪れた。ベネチアグラスの本場である。 島の運河沿いにはガラス製品を扱う店がずらりと並び、その先にはガラス工房
が控えている。 |
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