ローマ、そしてポンペイ

ローマ 宿泊はアメリカ大使館の近くで、有名なベネト通りに面し、バルベリーニ広場寄りのところにあるアンバシャトーリ・パレス・ホテル。市内観光には便利で、スペイン広場まで10分ほどさらに歩けばトレビの泉にいたる。クラシックなというか、頑丈な石造りの立派なホテル。1900年代のはじめの建築とか。旅行社のランクではデラックスだったりスタンダードだったりするから、スタンダードとしてもかなりよいホテルに属するのだろう。古いホテルだから設備はそこそこというところか。朝食ブッフェのメニューは少ない。

ホテル ユークリッド ヴァチカン ヴァチカン


ローマでの見所は、バチカン市国コロッセオに尽きる。トレビの泉スペイン広場はくだらない。コロッセオは2000年の風雪に耐えてきた風格を持っている。日本とは違い、石造りは長持ちするものだなと感嘆する。内側はかなり修復中で写真を撮る環境は必ずしもよくない。ゆっくり見て回るには内外で1時間ほしい。写真ポイントはたくさんある。
 初めて聞いた話、イタリアではバイクは免許不要だそうな。

ヴァチカン スペイン広場   トレビの泉     ヴァチカン


バチカン市国 世界最小の独立国で、カトリック教の総本山。ほとんど国全体が文化遺産になっている。サン・ピエトロ大聖堂システィーナ礼拝堂が中心。礼拝堂のミケランジェロの最後の審判、500年前の製作という。たぶんここがローマ観光のハイライト、市内観光やショッピングを省いてでもここを訪れるべきだろう。ただし、ここを訪れるには朝早くの到着が必須。遅れると入場まで長時間長い列になって待たされる。博物館実はあまり好きではない。たくさん見せられ印象に残らないから無駄だという気持ちがある。さっときてさっと帰る観光客には、じっくりとした鑑賞は無理だ。カラカラ浴場は時間があれば見たかったものの一つ。
ローマ三越には真実の口の模造品が置かれている。


 イタリア料理は量が多くて大変だが、レオナルドというレストラン(06.44.23.37.05)の懐石風メニューアッサジーニは、少量ずつが一皿に盛られ、他種類の料理が味わえるという優れものだった。ワインにだまされたかもしれにが。(ややきちんとした服装で)

ポンペイ ヴェスヴィオ火山が大噴火を起こし、ポンペイの街が火山灰に埋もれてすでに2000年近く経つのに、未だ発掘が続いている。それほど大規模であったということだろう。約2000人が犠牲になったという。石造りの町並みもほとんどやられたようだ。まさに遺跡だ。ここも観光客があふれている。夏だけは夜間も開いているそうだから、遺跡にかかる月影を愛でるよい時かもしれない。こういう石造りの建造物を見ると、馬、牛、人間しか使えなかった時代に、どうやってここまで巨石を運び込んで来たのだろうかと不思議になる。写真ポイントはたくさんあるが、人が多いので広い範囲を写すのはかなり難しい。かといって、塔の先だけでは写真にならない。


 ローマからの日帰りにはローマを早朝出発する必要がある。やや無理な時間配分かな、と思う。ゆっくり見ようと思えば数時間はかかる。ポンペイとナポリには見所が多いので、無理してローマからの日帰りを利用することもあるまい。他日を期することが出来るならば。