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FAQ2 自分が演奏した通り、楽譜になりますか?

答は、「はい、であり、いいえです。」

  詭弁みたいなことを言っていますが、その意味は、

 「自分が演奏した通り」というのを、文字通り忠実にとらえると、答は「はい」になります。

 試しに実際に筆者の演奏をリアルタイム録音し、譜面にするとこうなりました。
 

図1 リアルタイム録音例(16分音符でクオンタイズ)

 実はこういうつもりで演奏したのですが、

図2 元の楽譜

 筆者の演奏がへたくそである、というせいもありましょうが、案外譜面通りに演奏しているつもりでも、実は曲想を付けるため、ひとはわざと、あるいは無意識にずらして演奏するものなのです。
(エレクトーンのベースは、発音が遅いため、自然に早めに弾くようになるというのは、よく耳にする話です。)

 図1は、演奏を忠実に再現したという意味では正しいのですが、「元通り図2の楽譜になることを期待していた」という観点から見ると、全然役に立たないものになります。

 もちろんクオンタイズ機能
*1を活用すればある程度は図2に近くなりますし、録音時にテンポをずっと落としておいて、後で本来の速度に直せばかなり元の楽譜に近づくとは思いますが。
 

 ですから、「期待した楽譜が得られるか」という意味では、答は「はい」とは言いにくい状況です。


*1
クオンタイズ機能 微妙なタイミングのずれを補正する機能

 

 

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