2. 各人練習用のMIDIデータを作成

 (1) ドラムパートの作成と音色等の設定

  ここからは、「XGworks(Ver 4.0.4J)」というソフトを使用します。
YAMAHAのダウンロードページから体験版が入手できます。)

 先に作ったMIDIデータを読み込み、まず「スタイル機能」を利用してドラムパートを作成します。
これはリズムパターン(8beat,Rock,Bossanova etc.)を指定するだけで、自動的に伴奏を作成して
くれる便利な機能です。
 メドレー曲ですから、例えば最初の部分は16Beatで、次の曲は8Beat、その次はSwingといった
具合に指定し、必要な部分にはフィルインなどを入れて行きます。

 通常はベースやギターのバッキングなども自動的に生成してくれますが、ダンディーズの場合は
他のメンバーが担当するので、ここではドラム部分だけ作成します。できあがったドラムパターンは
MIDIトラックに展開し、更に各パート・各部分の音色設定や、パン(左右の拡がり)やバランスの
調整などを行って、データとして保存します。

 これをQY70というシーケンサーに転送し、練習時に持参して行くこともあります。

   


 (2) 各人用データの作成

 上のデータから各人の練習用データを作成します。まず共通データとして全体演奏(メロディー
パートは他と重複するので、ここでは取り除きます。)を、曲全体のイメージをつかむために利用
します。
 次に個人ごとに次のデータを用意します。

  i.  各人のパート+メロディーパート(自分が入るタイミングを知るため)
  ii.       同上  (速度を80%位に落としたもの)
  iii. 全体演奏から各人のパートを除いたもの(いわゆるマイナスワン)
  iv.       同上  (速度を80%位に落としたもの)

 全体演奏を合わせ、計5パターンを12人分用意する訳です。

 

 ここでの所要時間は、(1)のデータ修正・調整に結構手間がかかり、1人あたり1時間程度です。

 

 

戻る