矯正治療はなぜ必要
最近の学校歯科検診では、虫歯をチェックするだけではなく、歯並びについても検査する
ようになりました。それは歯並びが健康に影響を及ぼす事の大切さが、深く認識されるよ
うになってきたからです。
歯並びが悪ければ、かみ合わせも悪い為、全身の健康にも影響を与えます。それは肉体
的な ものだけでなく、精神的にも負担となります。
歯並びを治す矯正治療は、病気を治すのと同じように歯の正常な機能を取り戻し、健康
な身体と心を作る為の歯科治療なのです。
治療中はいくらかの負担がありますが、治療が終われば、健全な咀嚼器官と共に健康的
な 「すてきな笑顔」も手に入れることが出来ます。
歯並び・かみ合わせが悪く、正常でない歯並びを「不正咬合」といいます。
【不正咬合の影響】
・食べ物が歯の間にはさまり取れにくく、また歯みがきもしにくい為、虫歯や歯周病に
なりやすい。
・食べ物を良くかみ砕けない為、胃腸などの消化器に負担がかかる。
・上下のあごの発育や、顔の成長に影響を与えて、骨格的不調和をもたらす。
・構音機構に影響して、正しい発音がしにくくなる。
・見た目が悪い為、口元、顔貌が気になりコンプレックスを持つ。
・上あごと下あごをつなぐ顎関節に負担がかかり、顎関節症になりやすい。
不正咬合を放置すれば、さまざまな心身への影響がでてきます。
矯正治療を受けて適正なかみ合わせになれば、多くの問題が解決されます。
上下の歯が適正にかみ合い歯の接触面積が広くなり、咀嚼効率が向上し、食べ物の
消化、吸収が促進され、心身ともに健康になります。
また、正常な咀嚼運動は脳神経の血流を促進し、老化防止にもつながります。
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