第五話(作者・RAIZEN伍長さん)




??「もう北川君ったら、ダンボールってのは相手の視界に入っていない時に移動するものなのよ。祐一たちにすっごく怪しまれていたし…」

 そう言いつつ、ダンボールを取り除いた。中から四つんばい状態の北川が姿を現す。

北川「お、お前は・・・!」

 しなやかな青い髪、すらっとした体つき、笑顔の似合う顔・・・

RAIZEN伍長(?)「そうっ!我らが最高のヒロイン、名雪様の入場だぁぁ!!」

北川&名雪「作者が出てくるなぁ!」

ドゴッ!バキッ!ゴボボボボ・・・・・!

 名雪の回し蹴り、北川の裏拳・・・
 そしてトドメと言わんばかりに名雪は持っていた「謎JAM"改"」を私の口に詰め込んでいく…

RAIZEN伍長(…「ぐはぁぁぁぁ!RAIZEN死すとも自由は死(自粛)」

名雪「まったく・・・。あ、ところで北川くんも祐一たちを尾行してるの?」

北川「あ、ああ・・・・。まさか水瀬もか?」

名雪「うん。ひどいんだよ、祐一って。お母さんの朝ごはんも食べずに黙って出て行くんだもの」

北川「そうか・・・・・水瀬は祐一を気遣って・・・・・・」

名雪「でも、祐一の目的がデートだってわかったから、もういいよ。そろそろ私、帰るね」

 立ち去ろうとする名雪。その時北川は迷っていた。

・・・このミッションを遂行させるためにはもう少し仲間が欲しい・・・

北川「・・・なあ水瀬、面白そうだからこのまま二人を見守ってみないか?」

 名雪は「え?」と一言言った。
 北川はそれに漬け込むように上手い事を言いまくる・・・

北川「それに、だ。祐一のことだから、栞の身に危険が起こりかねない。事故だの、他人による拉致だの、はてまた祐一自身が狼になってしまうかもしれない・・・」

名雪は「祐一自身がが狼になる」
という言葉に敏感に反応した。

・・・これは危険だ・・・!

名雪「わ、わかった。私も手伝うね」

北川「よっしゃ、ありがとう!とりあえず水瀬は西側方面にいてくれ。俺は東側にいる。待ち伏せ作戦で行くぞ!」

名雪「うん。北川君もふぁいとっ、だよ!」

北川「へへ、どういたしまして!」

 こうして二手に分かれて、待ち伏せ作戦が開始された。



 続く     

                           第六話ヘ続く





あとがき


 えー、何か部外者が作中にいましたね…

 ゴ メ ン ナ サ イ(謝罪

 さあ、精一杯石を投げるがいい・・・・・・!



トップへ      戻る