第三話(作者・gakekさん)




 私と祐一さんは遊園地に来ています。
 ところが、私は不思議なものを見てしまいました。

「ダ、ダンボール・・・・・」
「あ、あぁ・・・・・ダンボールだな・・・」

 そう、そこにはダンボールがありました。
 道の脇にあるのならわかりますが、それは道の真ん中にあったのです。しかも、動いてます。

「何で動いているんだ・・・・?」

 もしやと私は思いました。
 前回のこともあるので、お姉ちゃんがついてきたのでは、と。

「祐一さん、あのダンボールを放っておいてみませんか?」
「えっ?あ、あぁいいが・・・・」

 私は何事もなかったかのように、

「祐一さん、結構今日は混んでますね」
「あ、あぁ」

 私はあのダンボールを泳がせてみる作戦にでました。

 ジェットコースターを降りると、ダンボールがまだそこにありました。

「祐一さん、あのダンボール、まだありますよ」
「あぁ、そうだな・・・」
「開けてみます?」
「そうするか・・・」

 私と祐一さんで、そのダンボールを開けようと近づいてみると、ダンボールが震えだしました。

「祐一さん、あのダンボールは何でしょうか?」

 私はわざとらしく大きな声で言った。
 すると、ダンボールはいきなり立ち上がり、走り出しました。

「あっ、待て!!」

 祐一さんはそのダンボールを追って走っていってしまいました。

「祐一さん、待ってください」

 私は彼を追いかけた。

 ダンボールはトイレの後ろに隠れこんだ。

「観念するんだな、香里・・・・」

 祐一さんはトイレの後ろに回った。
 私も一緒にトイレの後ろに回った。

「さぁ、ダンボールを・・・・えっ?」

 私と祐一さんが見たものは?


 続く     

                                   第四話ヘ続く



あとがき


・・・・・無駄に長かったですね、私。



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