ボラボラ島(タヒチ
)
南太平洋の楽園とか、
真珠とか呼ばれているところ
環境
地理的には、東西の位置はあのフィージー諸島と巨石文化のイース
ター島の間ぐらいにある。このあたりを日付変更線が走っていて、その東側にある。したがって時差の勘定が難しくなる。
すなわち日本時間より19時間遅いのに、日付変更線を超えるので実質的には
5時間早くなると考えればよい。
南北に考えるとぼぼハワイの真下に位置にある。ヨーロッパへ行くよりはだいぶん楽だが、飛行時間は11〜12時間だから同じぐらいしんどい。
航空便は成田と関空からタヒチのパペーテまで直行便が出ている。タヒチヌイ航空、A340を使っているので、エコノミーの座席は2-4-2となっている。 アナウンスは現地語、フランス語、英語、それから日本語の順になっている。食事はかなりランクが低い。これがディナーかと思う。航空運賃を安くする一つの方便か。
気候
位置は赤道より南側で南緯18度ぐらいだから、亜熱帯地域だろう。常夏の国だ。
最高気温が30度ぐらい、
最低気温が25度ぐらい。日本よりは涼しいぐらい。ところが紫外線強度は半端じゃなく、ちょっと油断すると日焼けを起こすぐらいすごい。
サンオイルではなく、
サンスクリーンが必要。気候は、日本の冬から春にかけてはちょうど雨期に当たるので避けた方が賢明。勿論雨期といっても長雨ということはないらしいが。
長い間フランスが統治していたので、現在はフレンチ(仏領)・ポリネシアといい、フランス連邦に加入している。そこでポリネシア語だけでなくフランス語が広く使われている。したがって、細かい情報を交換するためには、フランス語が必要だが、ホテルや観光地でのショッピングには英語で十分。怪しげな日本語が流布していて、レストランでは必ず「おいしい?」といわれる。「おいしくない」といっても分かるまい。
現地人の服装や音楽などの文化はハワイと同系列だと思えば納得しやすい。
ねらい
タヒチといえば、
スキューバダイビングに明け暮れるか、
水上バンガロー
にのんびりと宿泊するかに分かれる。トローリングもおもしろいよ、というこえが聞こえてくるかもしれないが、経験がないのでわからない。何しろたびたび
訪れることのできる距離ではないから、両者を適当に混ぜ合わせて楽しむという手もあるはずだ。タヒチは、日本人にとっては新婚旅行のメッカの一つなので、
島に滞在するだけでいいのかもしれない。来島する日本人の90%以上は新婚さんだそうな。われわれ(あわせて130歳以上)も6組の新婚さんと
一緒だった。外人さんは必ずしも新婚さんばかりでなく年配の人が大半を占めていた。大人用の遊び具(カヌーなど)はいろいろ用意されている。
子連れでくるところではない。プールと海岸以外には施設らしいものはなにもない。日中屋外で外人さんをあまり見かけないところを見ると、
バンガローのテラスでのんびりしているか、あんまり見かけない。
写真はクリックすると拡大する
タヒチを訪れるツアー
タヒチへは本島だけに行く短期間のものにはじまり、周辺の
ボラボラ島や
モーレア島へ行くものなどかなりのヴァライティがある。しかもどの島へ何泊するか、観光が主か、リゾートでのんびりするのが目的なのか、によってさらに細分化されている。ボラボラ島やモーレア等へ長期滞在するものはタヒチ本島だけに比べてかなり値が張る。勿論それだけの価値はあると思うが。極上ホテルの水上バンガローへ泊まれば、食事別で旅費は30万から50万円かかることを覚悟しなければならない。
勿論、島には民宿の近いものから中級ホテルまで多々あるが、たった一回切りの旅行ならばデラックスに行きたいところ、それだけの価値はある。少なくとも格安航空券を使い最高級のデラックスホテルに宿泊するのは割高になってしまう。このメカニズムはどこのリゾート地にも共通することだろう。
ホテル・ボラボラ・ヌイ・リゾート&スパ(宿泊したホテル)
場所
ボラボラ島は一つの島ではない。死火山(?)を中央に持つ本島の周りにいくつかの島(ガイドブックには19島と書かれている)に囲まれていて、その総称として使われ、それぞれの小島は「
モトゥ・***」と呼ばれている。火山が噴火してできた島が陥没して外輪山が残り、周囲に島を作ったと考えると理解しやすい。その内海の水域をラグーンという。空港は小島の一つにあり、ボラボラ本島ではない。本島やホテルへはヤマハなどのエンジンを積んだ高速艇が使われている。デラックスホテルへは専用船がガイド付きで送迎する仕組み。ホテルのあるモトゥは
モトゥ・トゥプアという。島の南端に近く西に面している。船着場がフロントになっている。
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坂道から見たホテル |
高台から見たホテル |
バンガローを結ぶ回廊 |
外観
昨年(2002年10月)に
オープンしたばかりの新品同様なホテル(だからヌイ)と敷地だ。そのためか樹木や白砂海岸の様子がまだしっくりとなじんでなく、やや人工的な感じを与えている。もちろんこんな離れ小島に巨大なホテルを建設するには、かなりの工事をしなければならないだろうから、人工的な側面をすっかり隠すことは不可能fだろうが、年月とともになじんでゆくのを待つしかない。作られた楽園としは十分機能している。その豪華さは群を抜いている。船で着くフロントは、ポリネシアンスタイルの水上バンガロー風の建物だ。
日本人スタッフが2名常駐している。それほど日本人に人気のあるところなのだろう。
水上バンガローが主たるホテル客室でおおよそ100戸ほど水上に回廊につながれて林立する様子は壮観だ。インターネットで見ると一泊10万円以上するように記述されているが、まさかそんなことはないだろう。航空運賃を含めて支払った料金から考えてもそんな金額は出てこない。
バンガローは敷地内に広く分布しているので、客室からの送迎にはすべて電気自動車を利用できる。
エピソード 客室にはいると居室のテーブルにハネムーンおめでとうと書かれたケーキとクーラーに
入れられたシャンパンが用意されていた。いかにハネムーナーが多いかを語る一コマ。
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フロント付近 |
離れたところから |
左から二つ目我が部屋 |
客室とその設備
外観はポリネシア風だが、室内は完全に現代風。(天井はないから屋根素材のままか?)居室と寝室はともにテレビ付き(オーディオプレーヤーを含めすべてsony製だった。)で、それぞれ20〜30平方メートル程度、洗面室を含むバスルームがこれも20〜30平方メートル程度。シャワールームとトイレはさらに別という具合。これぐらい広い洗面室になると、二人が同時に使えるだけの設備が用意できる。サンデッキ2脚と木製のテーブルいすが置かれた
サンテラスもそれぐらいの広さはある。
エアコンはもちろんのこと、テレビは衛星放送が入る。日本語放送はない。よっぽどお忙しい方がお泊まりになるのか、FAXがある。(電話料金が高いからあまり使わないように勧められた。)水は飲料水としてはOKらしいが、旅行者はミネラルウォーターにすることをすすめられた。生のサラダを作るのにミネラルウォーターを使用するはずはないから、その程度は安心らしい。
キングサイズのベッドに天蓋があるのには笑ってしまう。開業わずか半年にしてもうここ彼処に天蓋からのスクリーンに裂け目が出来ていた。寝間着あり。(毎日取り替えてくれる)スキューバダイビング用の器具が2セット容易されている。テラスから簡単海にに降りられるからだろう。タオル類は過剰なほど用意されているが、さらにルームメードが日に3回ぐらいタオル類を交換しているらしく、常にきちんとしているのは気持ちがよい。スリッパあり。
従業員の質はよい。
各戸のテラスは互いに見通せないよう片側が板塀になっている。テラスから階段で下のデッキに降りると、そこから海へ入れるようになっている。バンガロー周りの水深は3〜4メートルあった。残念ながらガイドブックやインターネットには水深の情報まではなく、現地へ着くまで分からなかった。同じラグーン内といってもホテルによって深浅が異なるようだから、必要なら事前に問い合わせた方がよいだろう。
居室とバスタブおよび
テラスにガラス張りで水中が見られるコーナーがあり、客室からはえさを投げ落とすことも出来る。夜間は照明に集まる魚が多く見られる。これも二人だけの夜の演出に効果ありだ。レセプションディスクの横には回遊魚が見られるように円形の回廊が造られていて、日中でも数十匹のいろいろな魚が見られる。
施設
日差しが強いからか、プールや海岸でのんびりしている人はあまり見かけない。もう少し木陰が出来るようになれば人も集まるだろう。従業員ばかりが目について、このホテルに宿泊客はいるのか、と思うほど静かだ。フィットネスセンターで自転車をこいでいる人を見かけた。リゾート地まで来てやるの、と奇異に感じた。ブティックに行っても人はまばらだ。こういう環境を提供するのがリゾート地なのだ、といわれればまったくその通り。
図書館には3台のパソコンが置かれ、うち一台には
日本語ウィンドウズがインストールされている。日本の新聞社からのニュースが読める。株をやっていれば取引も出来るのかもしれない。
スパ・マッサージセンターが丘の上にある。ここまで来るとホテルの全景が眺められ、すばらしい。夕日の沈む頃登るとよい。後ろ(東側)にはボラボラ島の
オテマヌ山が眼前に見える。ここのホテルではここまで登らないとこの山は見られない。もしこの山がボラボラ島の観光中心ならば、見えないということはマイナスになる。
このマッサージセンターは、予約なしには利用できないぐらい繁盛しているそうだ。オリエントの20種ぐらいの各種スタイルのマッサージがオリエント風の香油を使い提供されている。バリ島風マッサージを一回受けたがも一つだった。(13500現地フラン)
レストラン
レストランは3軒あるように書かれているが、実質は
1軒のみ。レストラン。イリアタイ。フランスと北イタリアのシェフが交代で担当していると聞いたが、口に合うものではない。香辛ばかりが舌に付く。値段もかなりするようだ。
おすすめではない。
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レストラン・タムラ |
ポリネシアン・ビュフェ |
朝食と週2回のディナーショウがレストラン・ファレで催される。ブッフェ形式でいろいろなものが食べられ、都合がよい。ロブスターも2かで3匹食した。おどろくことに、すしと刺身だ並んでいる、訊くと日本人シェフが一人雇われているらしく、朝食にもみそ汁、のり、焼き魚、卵焼きなどが供せられている。残念ながらこのレストランではディナーは供されていない。したがてレストランは1軒しかないということになる。ホテルの豪華さに比していささか寂しい。
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ショウの夜 |
ポリネシアン・ショウ |
ポリネシアン・ショウ |
ここのレストランに満足できないと他の島などへ食べに行くしかない。外人さんは結構出かけているようだ。我々も本島ヴァイタベのレストランを一夜予約した。
ブラッディーズ・マリーズというシーフッド専門店で、うまくゆけば有名人にも会えるとか。ホテルからシャトル船でヴァイタベへそこへレストランからに迎えが来ている。並べられてょんじつのsかなから選んで料理してもらうという形式・ロブスターがなかったのは残念。あじはホテルよりはましだが、有名人が来るほどのことはない。日本人で見つけたのは加藤礼子、時津三郎だった。
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レストランブラッディーマリーズ |
アクティビティー
わずか3〜4日程度の滞在であれもこれもというのでは、何のために来ているのかというここになってしまう。
提供されているものはホテルからのもの以外、島民のアルバイトか、ツアー会社提供のものばかりだ。グラスボート、水上スキー、フィッシング、パラセイリング、バスツアー(わずか2時間でも島は島である。レンタカー利用には日本の免許証がいる。)
我々は水中ウォーキングに(やや大げさだが)挑戦した。ラグーン内の魚類のたまり場へ出かけ、潜水服の頭の部分だけをかぶって水中に入る。ヘルメットの頂上から空気を注入し、ヘルメットはただ肩に乗せてあるだけなのに水がはいてこないように調節されている。空気の浮力で浮き上がって困るから、両肩の部分にはかなりのおもりが付けてある。従って水中にはいるまではクレーンでヘルメットをつり上げておき、水中に入るにつれて浮力に任せるようになっている。だいたい水中数メートルの海底を歩く。パンくずのえさを出すと、魚の群れが手のひらから食べる。最初は原理が良く飲み込めず、多少不安はあったが、やってみると簡単で安全、なかなか貴重な体験であることが分かった。
ボラボラ島を後に、
タヒチ本島へ戻ってからのこと