タヒチ(本島)
環境
 ボラボラ島のところで説明したように、タヒチはフランス領ポリネシアで100以上の島々からなっている。 我々日本人になじみのある島は、首都パペーテのあるタヒチ本島以外には、 リゾート向きの島々、モーレア島、ボラボラ島ぐらい。 国際線はファアア(FAAA)国際空港に着く。 南国らしく到ってシンプルな建物だ。

ショッピング
 日本からのタヒチ観光のパッケージツアーは、タヒチ到着時か離国時に少なくともタヒチ本島に一泊はする。それをリゾート地へ行く前にとるかあとにするかの、選択枝が通常用意されたいる。わたくしの好みから言えば帰りに立ち寄る方を選ぶことになるが、滞在曜日が土・日となる場合はショッピングはほとんど出来なくなる。そんなことに興味のない御仁はそこまで心配する必要はないのだが、おみやげ購入が海外旅行の定番となっている日本人には、要注意。空港でのショッピングはあまり出来ない。関空からの直行便は2003年9月現在、火曜日出発でタヒチ発は月曜日朝となるので、リゾート島への滞在を最大限にとると、土・日にパペーテ滞在となる。

観光
 ホテルでのんびり過ごすのも一つの方法だが、土・日でも運行している1日観光で島を一周するのも別の過ごし方。ゴーギャン博物館を売り物にしているが、本物はなく複製のみ。あまり見る価値はない。結局タヒチはリゾート地としてゆっくり楽しむ以外にはお勧めできるものはない。
ゴーギャン博物館

 タヒチ島からモーレア島に沈む夕日は美しい。海岸からでも十分美しいが、背後の山に登るとさらによい。背後の山の中腹に、ル・ベルヴェデールというフランス料理のレストランがある。予約すればホテルまで無料の送迎バスがある。夕日の沈む前に着きゆっくりと夕食を楽しみ、さらに灯りのともったパペーテの街を見下ろすという経験は予想外によかった。当日は牛肉のオイルフォンデュを食した。量が多く食べきれなかったが、一人5000CFPはリーズナブルなものだったと思う。おすすめ!

レストランからの展望


市街地
 パペーテの中心街はそんなに広くはない。その中心に、シンボル的な建物、ノートルダム大聖堂があり、散歩の際、方向をつかむのに都合がよい。その前を走る街路がドゴール将軍通りとはすごい。ショッピングのためのヴァイマ・ショッピング・センターマルシェという市場があり、いわゆる商店街はこのあたりだけ。市場は地元のいわゆる市場で、土・日にはほとんど利用できない。ヴァイマ・センターの方は黒真珠などの土産物店が日曜日にも開いているが、他はほとんど閉まっている。
 
 宿泊はホテル・シェラトン・タヒチ、中級の上のクラスだろう。西側に面した部屋、いわゆるラグーンサイドの部屋からは夕日がきれいに見える。水上に建てられたレストラン・モエヴァイはフレンチで、窓から遊泳する魚がよく見える。値段はそこそこする。プールやジャグジーなどは利用しなかったのでよく分からない。