スズキスカイウェイブ400

ありがとう。スカイウェイブ。いっぱい夢をみせてくれたね。ほんとうにありがとう。

                               2002.7.26

1999.8 から 2002.7.26まで

 

エンジンが止まること2回。ついに手放した。バイクを手放すときってどうしてかなしいのかな。3年も乗ると愛着もあった。いいバイクだった。さようなら、スカイウェイブ400。

 

2002.6

ドライブベルトを変えて2ヶ月、これほどきびきびが戻ってくるものかと感激している。スタートが買ったときくらいの感じになってる。ということは、いままではすべってたんだな。

しかし、いろいろなところへいった。葬式や、出張。会議に公民館。校区の事業所もこれでまわった。景色にとけ込むという点では、合格点だ。

まあ、これほど疲れないバイクも珍しい。荷物も積めるし、流行るわけだ。

これからいよいよ夏。バイクのシーズンだ。夏でも、エンジンの熱気があがってくるなんてのは皆無。足を前へ放り出して乗ったら気分はアメリカンだ。

  

2002年2月
2年半乗っている。最近は、完全に自分の手足となる。とにかくどこへでも気楽に乗っていける。最近、メーターが動かなくなるトラブルがあった。
上り坂で十分な加速が得られるのがいい。やはり、400ccあれば十分という感じである。
最近の600クラスのスクーターは重量感がありすぎるような気がする。
このスクーターは、400でありながら200キロをきる軽さである。今時貴重なバイクか。

2001年1月現在

さて久しぶりのレポートだ。トランクは確かにやや薄い気がする。新型に比べれば薄い。でも、どうなんだろう、カバン、合羽とか入れてたけど不自由が感じない。冬用の、ウェア上下を2種類持ってるけど一つは小さくまとまるため脱いでトランクに入る。もう一つはわりとふくれるためトランクに入れるとき押さえつけたりちょっと工夫がいる。

あと、走り始めるときエンジンの回転があがるためすこしうるさいかな。まあ、雑誌にも書かれてることだけどバンク角が浅いことが一番の欠点かな。1年半乗って、それ以外に困ったということは感じません。

とにかくかわいいバイクです。

 

1999.8〜現在

13ヶ月目のレポート

・まあ、新型のスカイウェイブと比べると、トランクの薄さは気になるところである。あと、180センチの私にとっては背もたれとハンドルの関係はよい。

・近所のツーリングへ行って、衝動買いをしたときこのトランクはありがたい。通勤に使っているがカッパのフル装備は常に入っている。

・このバイクの究極の良さ、それは中年の私がこれに乗って葬式に行けることである。ZZRにのって行ったらふざけてると思われる。ファイアブレードでは派手すぎる。このバイクだから、通夜や葬式に行っても違和感なく受け入れられる。これが究極の価値である。

乗って12ヶ月目のレポート

・やっとUターンができるようになった。だいたい長いバイクだからくるくる回れるバイクじゃない。それを、スーパーの駐車場で練習して、できるようになった。

・気になるのは、アクセルあけてベルトが駆動軸にかむまでちょっともたつくのと振動があること。約1秒もたつくが、いったん動き始めるといっぺんに20km、40km、70kmと加速する。ギヤを変えなくてもいいので結果的に、400ccの他のバイクよりは速い。

・しかし、ブレーキパッドは減ってないのに、レバーの遊びがけっこう大きい。雑誌に書いてたけどやっと意味がわかった。これって指2本でちょいがけをするときに人差し指が間にはさまって具合が悪い。もっとも、前後ブレーキとも指2本がけでは、制動力が不足し止まれないことが多い。教習所で習ったとおり4本がけできゅーっとかけないときちんと止まらないので注意。逆に言うと、車輪がロックする事はないので、60kmくらいからでも4本がけの急制動できちっと止まれる。

・慣れると、すり抜けは抜群にやりやすい。ほとんどとまるくらいの速度でも足をつかなくても保てる。また、フットボードが出っ張っているが、けっこう地上から高いので、歩道の敷石にこすることはない。

・そして、1年間乗って、軽いのでとり回しが楽である。ちょっとくらい傾いても、片足で踏ん張れる。倒しようがないくらい軽い。

・大型バイクを乗ってる人は、必ずセカンドバイクがほしくなると思う。ちょっとコンビニに行くのに90ccくらいのが。でもこのバイクは、高速はまかしとけで、街のちょい乗りもOK。峠は、確かにバンク角が浅いため、スタンドをこするが、だからこそ、スタンドをこすらずにカーブをスピード豊かに走るために、体重を移動させたりする工夫のおもしろさがある。

・1年間乗ってみたら、わざわざ重いバイクに乗らなくっても、これで十分だなあ、とつくづく思う。このごろリッターバイクがちょっと気の毒に思うことがある。最近、リッターバイクより優雅な気分で乗っている。

・雨の時、カッパはいるけど、靴カバーはいらない。フットボードに足を乗せていると雨がかかりにくい。

 

乗って11ヶ月目のレポート

現在8月、乗り始めて11ヶ月半たった。ついに7000km走った。乗り味の良さは変わらない。ただエンジンがよく回るようになったので、ついスピードが出過ぎるのが悩みか。

・新型のスカイウェイブはたくさん荷物が積めるが、スタイルを犠牲にしている。長い車体を長く見せるのが特徴であったのに新型では、お尻をあげたものだから短く見える。私の旧型は、スタイルを重視したために贅沢な作りになっていると思う。

・高速を110kmで走っているときが一番快適かな。高速ではちょっとしたスターだな。とにかく追い越し車線に入ることが苦にならない。

・高速を長時間走っていると、同じかっこうになるせいか、膝やももがけっこうだるくなる。足でギヤを変えたりしないから血行が悪くなるのかな。サービスエリアでは、必ず屈伸やストレッチをすることにしている。これをしょっちゅうしていると疲れが全然違う。

・7000km走って見て、変化といえばスタートするまでのアクセルのダルな部分がちょっと大きくなったかなあというのと、ブレーキの遊びが大きくなったかなという気がするくらい。ただ、ブレーキは、エンジンブレーキというものがほとんど利かないから、割としょっちゅうかけることになる。

・非常に曲がりやすいバイクだ。体をインに預けちゃうとぐっと切れ込んでしまう。

・人が同車に乗っているのを見ると、実にジェントルだね。かっこいいわ。

・燃費は通勤だけで、夏20kmで、冬19kmってとこ。

・ツーリングなら、26kmはいく。

 

 

 

・ここから下は今年2月に書いた文だよ

・これが現在乗っているスズキスカイウェイブ400である。一般道から高速道まで万能選手で、120km巡航は楽々とこなす。快適性は1100より上。直進安定性は抜群で地面にはりつくように走る。心にも安心感が生まれ、車より楽しく高速道を走れる。

・1100から乗り換えた、第一印象、くねくね曲がりすぎる。1100のように体をインに預けて曲がる習慣がついていたためだ。よく曲がるバイクなので、体をインに預けてしまうと、曲がりすぎてかえって危険である。

・体は、垂直でバイクだけを倒すくらいでちょうどいい。極端なリーンインやリーンアウトはバランスを崩しやすい。バンクさせたときに路面ですることがある。これは、自分の力量なりに曲がろうとするときは余り起こらないが、曲がり始めて予想よりもカーブがきつかったとか、スピードがつきすぎていて、「しまった」と思いつつぐっと倒しこんだ時に、センタースタンドが路面にすることが多い。確かに、1100よりはバンク角は浅いように思う。

・しかし、普通にコーナーを切り返す分にはまず大丈夫と思っていい。燃費は、冬の通勤で18〜19km、ツーリング時には26kmくらいまで伸びる。冬は、自動でチョークがひかれるから車のようである。

・そもそも、私は車で高速を走るのが少し苦手なのだが、このスクーターは楽しく走れた。250ccのスクーターとどこが違うかと言えば、高速の上り坂で登坂車線に入るか、追い越し斜線で110kmからさらに加速していくかである。400ccは力がある。高速で気軽に追い越し車線に入っていける楽しさを味わえる。枚方から明治村まで、3回いったが片道3時間で気持ちよく着いた。

・一般道は、なお楽しくトルクも十分で追い越しもスパッとできる。慣れれば、極低速でも足をつけずに走れる。また、荷物が積めるのもありがたい。日帰りツーリングなら、トランクだけで三脚からカメラ、かばん、雨具まで積める。出先で、衝動買いをしても気軽にポイッと積めるのがいい。トランクの容積はライバル機種に劣るが、面積が広いので使い勝手はいい。

・重さは190kgあるが、重心が下にあるために倒れにくく取り回しはしやすい。とにかく、乗り降りにまったくストレスがない。左のブレーキは少し握ると後輪だけに利いて、かなり強く握ると前後輪にきく。カーブで後輪だけにブレーキをきかせることも可能である。

・コンビニ、ツーリングまで街のあらゆる風景に溶け込む違和感のないバイクである。知らない町に行っても完全に「地元の人」になりきれるのがいい。まだ、乗り始めて6ヶ月だがもうこれしかないという感じである

・モーターサイクリストの2月号に50kmくらいでギヤがかわるショックがあると書いているが、私はまったく感じないし、そのような事はないと思う。発進時には70km(ひねれば100km)くらいまでは一直線に加速していく。後輪スプリングを硬めにすれば、峠でもけっこう倒しこめる。

・欠点は、どの雑誌にもあるとおり、パーキングブレーキがきかないことと、トランクを開けるカギがかたいことである。でも要は慣れの問題で、決定的なものではない。

・スクーターという形にこだわらないのであれば、他のスポーツバイクよりおすすめである。とにかく、ライディングポジションが最高に楽である。弱点は、高速になればなるほど強くなる巻き込み風。しかし、風はなぜか後ろから吹く。なんとも不思議な感じである。時計も水温計もついている。便利である。

・このバイクは、旅気分満載でどこまでも乗っていきたい、という気分にさせる。言わば、一人乗りの乗用車かな。今や、愛着もひとしおで、手放せない。仕事上書類をつむことが多いので、大変重宝している。今から大切に乗って完全な一体感を感じるところまでいきたいと思っている。道路上をすべるように走るこのバイクは、20世紀の名車の一台に加えられて当然だと思う。

・街で、このバイクを見かけると、うわあかっこいいと思ってしまう。まず、でかい・長い・早い、ビッグバイクにも負けていない。フロントブレーキは修理がしやすいが、全体として機械いじりが好きというひとには物足らないかもしれない。

・そもそも、バイクって乗るだけじゃなくていろいろな場面でストレスのないものでなくてはならない。雑誌などを読むと、バイクに対する不満のほとんどは、荷物の積めないことと、重いことである。荷物は、最低でも盗難防止のロックと雨具が入らないとお話にならないだろうと思う。

・重いことは、上で書いたとおり若い人でもストレスになっている。たちごけやくぼみにはいったら抜け出すのにひと苦労である。スカイウェイブ400は、こういうストレスのまったく無い珍しいバイクである。加速、トルクよし、高速安定性さらによしで、あらゆる場面でストレスの無いいいバイクである。

・バイク雑誌は,時速200kmの世界で、それだけ速度の出ないバイクはバイクでないかのような印象を受ける。もっと日常的な速度や使い勝手を重視してほしいと思う。バイクの専門家の試乗記事は,そういう意味では、一般のひとからますます離れたものとなっているような気がするが皆さんはどうですか。でもみんな、高速ではほんまに160kmとか出すのん? 僕は車でもZRX1100でも最高120kmしか出さんけどなあ。第一それ以上出したら免停やん!

・それとモーターサイクリストが、このバイクをスカブ−と呼ぶのはやめてほしい。