明治村・リトルワールド巡航記

                                

 

・右は、一昨年10月10日に行った明治村の写真である。         

・12年4月30日にまたまた、明治村とリトルワールドに行ってきた。枚方を午前7時10分に出発。京滋バイパスを通って、名神高速へ。この日は気温11度。上下とも冬用のウェアを着て走る。ちょうどよい。むしろこれでも、下半身が少し冷え加減だ。今日は、少し疲れ気味なので、100kmで走ろうと思ったが、スカイウェイブ400は走りたがるバイクで平均110kmで走ってしまった。

・追い越し車線に入ると120〜130kmの間くらいで気持ちよく走行する。この日は、連休のあいまか、はたまた午後から天気が下り坂になるからか、比較的すいている。快調に飛ばし、菩提寺・黒丸を尻目に多賀まで突っ走る。多賀では、バイク専用の駐輪場があり、ここに止めるのが晴れがましくそしてうれしい。

・私のとなりが、カワサキZRX400である。私は以前これの1100に乗っていたので、かわいく見える。ならべてみたら、スカイウェイブは同じ400ccとは信じがたい。少々のバイクでは驚かないが、やはりBMW(通はべーエムべーという)のエンジンは圧巻だ。横に張り出た大きなエンジン。こけたらひとたまりもない。こいつは大人のバイクだ。

・どのバイクもみな、後ろに荷物をくくりつけている。こいつが旅気分を盛り上げる。でもスカイウェイブ400はトランクに荷物が入ってしまうため、荷物をくくりつける必要がない。なんか、旅にでたというより、散髪に行ったついでに高速にのったという感じになってしまうのがちょっと残念かな。でも日常では、このトランクが大活躍するからね。文句は言うまい。

・トイレをすませて、ただのお茶を飲んで出発。私より2〜3分早く出発したホンダのVT250がいたがすぐに追いついてしまった。いかに名車とはいえ、250ccでは走行車線を100kmくらいで走るのが精一杯と言う感じで、私はあっさりと追い越してしまった。スクーターとはいえ、400ccの威力はすごいもんだと実感する。

・大垣、一宮を通って小牧へ。以前は小牧で降りたが、今回はリトルワールドへ先に行くことにしていたので、小牧東で降りる。ここで、ガソリンが残3リットルくらいで、給油をしようと考えたがスタンドがない。降りたらすぐ、有料道路でそのまま一直線でリトルワールドに着く。早いのはいいが、スタンドがまったくないのは閉口した。

・ここまでで家から約170kmほど走っている。スカイウェイブ400はツーリングだとだいたいリッター26〜28kmくらいはしるから、満タンで最低でも280kmくらい走る計算になる。ただこの前日80kmほど走っていたから、ガソリンの減りも早い。そこで教訓。ツーリングでは、こまめに給油すること。

・リトルワールドに入ったのが9時40分。枚方からちょうど2時間半かかっている。

・リトルワールドは世界各地の伝統的な民家を集めてあるところだ。一周2.5kmの周回コースのまわりに民家が復元してあるが、ちょっと数が少ないかな。ソーセージとアイスクリームを食べて、ちょうどきていたボリショイサーカスを見る。約40分。これは面白かった。きたかいがあった。駐輪場まで戻ると、バイクが12台ほど止まっている。みんな豊川ナンバー。ツーリングサークルがなにかだろう。ハーレーが2台。カワサキGPZ、ホンダファイアブレード、クラブマン250、それとおそらく400のアメリカンなど。私のとなりには、ホンダのゴールドウィング。でも大阪ナンバーは私だけ。ちょっと得意な気持ちになる。

・エンジンを始動させて、ガソリンスタンド探し。これがないない。国道41号線は北にいけば行くほど回りは山を切り開いたようなところだし、・・・。仕方がないから脇の田舎道を走って10分。ようやくスタンドを発見。満タンにする。炎天下で水を飲み干したような気持ちであった。それから、明治村へ。前回見られなかったところを見る。やっぱりええなあ。明治村の近くに住みたいなあ、と思いつつ、午後1時17分出発。

・国道41号線を南下。1時40分に小牧インターから名神高速に乗る。スカイウェイブ400は高速にのるのがうれしい。ぐーっとアクセルひねって一気に110kmに持っていく。気持ちよく快適に走行。彦根付近で、前方にツーリングの一団を発見。早速、追い越し車線に入り加速走行車線の一団の最後尾によせていただく。見たところ、250のオフロード、CB1300、XJR1300、フルカウル車、ゴールドウイング、などがいた。みな、適当に追い越しをしながら走りやすいポジションを確保していく。CB1300を抜いて、前へ出る。XJR1300のマフラーのでかいこと。ちょっと不細工。でもどんな大きいバイクでも、みんな真剣に(あたりまえだが)運転している。大きいからといって片手運転ができるわけではないしね。

・なんか、言葉もかわさないけど通じ合うものがある。この一団と走っている時が一番楽しかった。バイクの醍醐味だな。時速120〜130kmくらいまでで走るなら、加速追越とも、リッターバイクとは全く互角に渡り合えると言うことがわかった。力が足りないとかのストレスを全く感じなかった。スカイウェイブ400は高速道路のスターになれるバイクだ。

・黒丸まで走って休憩。曇り空ですこし天候があやしい。味噌ラーメンを食べて出発。京都東インターを降りて、山科を南下。ここは私が昔住んでいたことがあり、ずいぶん変わったなあと思いつつ、帰途に着く。途中スーパーを2件ひやかし、午後4時40分帰着。走行合計374km。疲れたけど、めちゃくちゃ楽しかった。

・私は管理職をしており、毎日がひたすらストレスとの戦いである。でも、このツーリングで体は疲れたけど。心は元気になった。スカイウェイブ400よ、ありがとう。このごろ、すごく愛着が湧いてきている。ネイキッドよりはるかに旅は楽しいし、旅に行けば、完全に「その土地のおっさん」になりきれるバイク。それがスカイウェイブ400だ。