伊豆・箱根・岡崎の旅 17.8.19−8.22


8月19日分のみの掲載とします

朝の6時前に家を出た。今年は、新車のVOXYに乗っての初めての旅である。快調にとばしていく。私は名神高速が好きである。草津のあたりは片側3車線である。まるで、みんなでパーティをしている感じになる。
東名に入る。東名高速に入ると、とたんにサービスエリアが減る。だから、見つけたらすぐに飛び込むことにしている。
私は、その土地のラジオを聞くのが好きである。愛知県は、CBCラジオや東海ラジオを聞く。やがて、それらのラジオ局が聞こえなくなる頃、由比にさしかかる。東名高速の中でも、唯一海の見えるところである。ここにくると、静岡放送や文化放送が聞こえ出す。


2年前に走ったときに比べるとかなりのハイペースで走っていることに気がついた。2年前に箱根彫刻の森でかったカップが実に飲みやすく気に入っているので、再び彫刻の森にいってカップを買いたいと思っていた。走りながら考えた。早く着けば彫刻の森を再び訪れようと。
11時20分御殿場で高速を降りる。時間的には早く着いた。

彫刻の森へ
乙女峠あたりは、2年前には濃霧でほとんど前が見えなかった。しかし今回は、きれいに晴れ上がっていた。単なる山道のようであるが、箱根の道はおしゃれである。快調に走り、12時過ぎに彫刻の森に到着。天気もいいし、ゆっくり見ようと心に決めて、足を踏み入れた。よくみると、一つ一つの彫刻が何かを語りかけているように感じる。私にとっては、懐かしい者たちとの再会であった。大変暑かったが、暑いほど印象に残るはずと考え、元気を出して歩いた。




楽しかった。今回は、デジカメとビデオを取っ替えひっかえして、両方とも十分満足がいくまで撮った。デジカメには1ギガのメモリをいれてあるから、最高画質で410枚撮れる。めちゃくちゃに撮りまくった。

私は、完全に舞い上がってしまい、自分が校長であることなんか、少しも考えなかった。
ここで、待望のカップを買った。店を見ていると、ロダンの「ザ・キス」という彫像のレプリカが飾ってあった。4200円。迷った。買おうか、買うまいか。一度は店を離れたが、このまま帰ると一年間後悔すると思い、ついに買った。
ロダンの「ザ・キス」4200円也

箱根ゆり園
芦の湖畔を走っていたら、ユリ園の文字が目に飛び込んだ。ユリがきれいだったが、そろそろシーズンも終わりということで半額であった。

成川美術館
ここは、文化勲章級の日本画の大家の作品が並んでいた。感動した。日本画が少しはわかってきたような気がした。西洋画を見るように見てはいけない。奥行きとか、陰をつけるであるとかは関係ない。色遣いの楽しさや、丁寧に描き込まれた自然を味わうものと知った。
ここでびっくりしたのは、日本人ですばらしいガラス細工の職人がいること、ガラス細工と言えば、エミールガレ(山中湖の高村美術館に多数展示)が有名であるが、それに匹敵する作品が多数展示してあった。

成川美術館より芦ノ湖を臨む

芦ノ湖美術館
成川美術館の道路を挟んで向かいにある。ここは西洋画である。ミレー、コロー、シスレー、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、シャガールなどの絵が多数展示してある。とうとう、ここで圧倒されてしまった。もうすっかり、絵のファンになってしまった。
画家が、命と引き替えに描いた世界の一瞬間。これほどすばらしいものはない。

旅館で
この日は、このHPの書き込み友達であるいりさんが訪ねてくることになっていたので、心待ちにしていた。8時半頃から約1時間ほど話した。楽しかった。夢をみているような気分になった。職場のことなどの話を聞かせていただいた。色々とあるんだなと大変いい勉強になった。いりさんは、思っていたとおり、誠実な熱血教師という感じであった。
あっという間に、楽しい時間は過ぎてしまった、9時半にXJR1300とともに、いりさんを見送った。