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吉野・大台ヶ原巡航記

220キロの夢・ロマンそして思い出

 

平成15年9月15日。吉野・大台ヶ原にツーリングに行った。吉野は、以前から気になっていたところで、一度いきたいと思っていた。

  大台ヶ原は、関西の秘境で行きたいけどとてつもなく遠くていけないところとあきらめていた。伊勢方面にはよく行っているが、精華町に引っ越して2年、もういいかげんにこの地域を制覇しなければと思い、ついに決行した。

 

いざ吉野へ

 吉野は深い山の中

 蔵王堂

朝、7時半に自宅を出発。国道24号線を一路南へ走る。橿原市から169号を南下。一路吉野に向かう。9時吉野着。以外と早くついたので驚いた。深い山奥を感じながら上っていく。金峰山の蔵王堂に着く。

  いいところではあるが、境内が狭く、歩いて楽しむところではない。寺回りをしようとバイクを走らせたが、山道をちょっと走るともとの169号線に戻ってしまった。吉野はバイクで走るところではない。歩く所である。

 

よし、大台ヶ原まで

なんだか、気持ちが消化不良である。コンビニで地図を見ながら、よしあこがれの大台ヶ原まで行ってしまえ、と決断した。そうと決まれば、169号線をさらに南下。

  川上村を通り越して、ひたすら走る。空中楼閣のような国道を気持ちよく走った。

  脇道に入っていよいよ大台ヶ原へのワインディングが始まる。これが、また長い。恐ろしいほどのワインディングが延々20キロ続く。たっぷり楽しめるが正直飽きてくる。

 

  私の後ろにCB1300とドカティ900が続いていた。途中でCBが私を追い抜いたので。私は猛然とついていった。直線では差があくが、カーブでは私の方が高速でつっこめる。

 真ん中のCBが私があおったバイク。その後ろが奥さんのドカティ900

  私をいやと感じたのか、CBは私に進路をゆずった。あとでわかったことだが、CBとドカティとは、夫婦であった。レストランや山の頂上で何度か会ったが、照れくさいような気持ちがした。

 

大台ヶ原とは    

11時10分到着。車があふれんばかりに止まっている。バイクも駐車場もかなりのスペースを占めている。様々な車種を見ると、ここが本格的ツーリングのメッカであることを痛感した。

 左がXJR1300。私の600よりコンパクト

  食事をして、日出が岳まで歩くことにした。頂上まで2キロ。なあんや、ちょっといったらしまいやんか、と思って歩き始めた。これが、とんでもない、山の2キロは大変、頂上までの200メートルは、心臓が破裂するかと思った。しんどい  しんどい  しんどい。片道45分。結構な運動である。

 すれ違う人と「こんにちは」というのがとてもうれしかった

日出が岳頂上付近

おりて来たら「あなたは登山の届けをしましたか、と張り紙が貼ってある。

そんなの聞いてねえよ。なるほど遭難してもおかしくない山である。

 周りの山はこんなん

12時50分出発。帰りの169号線の長かったこと。特に吉野から橿原市まで混んでるわ、退屈やし。でも、これもツーリングの楽しみと考え、ひたすら走らせる。

  24号線から、自宅へ。4時10分着。片道3時間20分程度のコースであった。

大台ヶ原の大自然を、バイクと足の両方で満喫したツーリングであった。




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