トップに戻る

私とバラとの出会い

45才過ぎたころから家内とよく植物園めぐりをするようになった。花をカメラで撮るのがいつしか趣味になっていた。
しかし、特にバラには興味も思い入れもなかった。
私を驚かせたピース

50才くらいのあるとき、ピースというバラを見た。


これを見た瞬間、私は大きな感銘を受けた。なんという美しいバラか。薄いピンクとクリームと白が絶妙のバランスである。
こんな美しいバラがあるなんて、まるでハスのようではないか。神々しいという表現がぴったりだ。これで一気にバラにのめり込んでしまった。
それまでバラと言えば赤か白と思っていたから、ピースの色合いは私にとっては奇跡のバラだった。
それから図鑑を買っていろいろと調べたりバラ園を探しては見に行くようになった。いつしか、バラの名前や特徴も覚え、香りの種類もわかるようになってきた。
そのころ、家内が「私とお父さんと共通の趣味ができたね」とうれしそうに言ったことがあった。そうか、私はロザリアンになったんだなと思ったものである。