ボルティとZRX1100

 

スズキボルティー250

                                       

1997.5〜1998,12

・さて上の写真が、二輪免許取得後1年半乗ったスズキボルティーて゛ある。何を買おうか迷ったが、価格と荷台付きでこれにした。比較したのは、ホンダのナイトホーク。値引きの多さで、ボルティーにした。

・座席に座った時のライトの形が実にレトロな感覚に満ちていた。それに一応単気筒の味わいもあり、パカパカと元気のいいエンジン音が心地よい。ステップがやや前よりにあるので姿勢が楽で、乗りやすく、よく走るバイクだった。ひねればトルク、馬力ともそこそこで、追い抜きは一応できる。軽いのでとりまわしも楽である。街のどんな風景にも溶け込むという気軽なバイクだった。

・良いところは、とにかく機械いじりができるところ。ほとんど自分でさわれる。燃費は、だいたい23〜29kmくらい。

・ただ、弱点は、高速道路では無理がある。100km出すと少し恐怖感があった。車体が震え、単気筒はジャーと言う音に変わり、あまり気持ちのいいものではない。とにかくとりまわしが楽な気軽なバイクだ。初めてのバイクということで、今でも懐かしく愛着がある。上はCタイプ。9000km乗って一番愛着の沸いた時に、ZRXを引き受けることになった。

明日ボルティを売りにいく夜は、誰かと別れるような本当に切ない思いをした。夢ばかり見てよく眠れなかった。写真の場所は、5月の津市の皆楽園。この日は伊勢道で100kmを出し、少し怖い思いをした。高速を走らないのなら、おすすめの一台です。欠点は、シート下に何も入らないこと。タオル一枚も入らない。これは不便だった。でも、こんなに安いのにハザードがついている。とにかく乗りやすい。そして、よく走る。特に、エンジンの造形美が美しいです。ステンレスの部分が多いので磨けばよく光りますよ。

                                                      


カワサキZRX1100

1998.12〜1999.8

・さて、上の写真は、次に乗ったZRX1100です。第一印象、このエンジン音ってまるで軽自動車やん、バイクらしくないなあ。やはり、バイクはズダダダかパカパカパカパカに限る。私の好きな排気音は、実はスズキのTL1000。やはりバイクは2気筒までか。ボルティと比べると、曲げるのに少し、時間がかかる。それと曲げようと意識しないと、倒すのにもわずかながら時間がかかる。燃費は、13〜14kmでツーリング時は、20kmくらいまでは伸びる。

・でも安定感抜群で加速がめちゃくちゃすごい。2速くらいでアクセルをちょっと大きめにあけると、脳がくらっとするくらいの加速がある。見えは一応はれるが、逆にトルクがすごいので、市街地では、ゆっくりと発進することになる。となると原付の方が発進時は早い。

・普通の走行では(高速も含めて)そのような一瞬意識を失いかけるような加速はまず使わない。アクセルをあてるかあてないかというていどで十分な加速が得られる。馬力がめちゃくちゃあるぶん、アクセルをあける楽しさって言うのは味わえなかった。ビッグバイクに乗るなら、それなりの覚悟とテクニックを持ち合わせていることが大切と思う。

・一番のネックは重さ。停止時でも、ぐらっと傾くともう支えられない。とりまわしも重く、前輪がくぼみにはまると、出すのが一苦労である。リッターバイクは確かにすごいし、早いが、重さはいつしか乗るたびのストレスとなっていく。年齢からくるのだろうか。

・ZRX1100は低速で、前輪が切れ込みやすいので注意が要る。また、ミニカウルはきいているのかもしれないが余り自覚がない。とにかく、重さ以外は、超一級で扱いやすい。フロントブレーキパッドの取替えや掃除は、6ポットキャリパーであるにもかかわらず、非常にやりやすい。でも全体とすれば機械いじりと言う点では、素人では難しいところがある。

・半年、5000km乗った。街のどの風景にも溶け込むかというと、ちょっと無理がある。これで散髪にいったときはやはりちょっと、気はずかしかった。フロントブレーキは抜群にきく。指2本でも前輪はロックする。フロントの効きはちょっと神経質かな。

・上の写真は周山街道を走ったときのものだ。ここは、途中に店はほとんどなくひたすら山の中を走りまくる。ガソリンは京都市内で入れておくこと。北山を過ぎるまではあまり面白くないが、それを過ぎると走りまくりが待っている。ただ、やっと小浜についても入る店も無くなんとなくさびしい。日本海に突き出た半島まで足を伸ばすと楽しい。舞鶴の引き上げ記念館もある。道は、抜群に気持ちよい。適当にワインディングもあるしね。関西の人なら一度は走るべし。