直感は信じた方がいい  23.12.22


直感というものがある。自分の思いとは別に、心の隅でなにげなくふっと感じる気持ちである。

私は、昨年度、3度の直感を感じた。

一回目は昨年5月。修学旅行の2週間ほど前から引率にいくのがいやでいやでたまらなかった。別に職務放棄しようと思っていたわけではない。ただ、もう心も体も動かない、とい

うような感じであった。

なんだか、体の奥底がいやだいやだと何かが危険信号を発していたのである。

仕事だから引率には行ったが、例年より2泊3日がしんどくてしんどくてたまらなかった。案の定4ヶ月後に肺炎を起こした。今にして思えば、心身ともに疲労がたまっていたのだと

思う。

2回目は、今年の3月。非常勤職員採用の面接にあるセンターに行ったとき、「ああ遠いなあ。これを毎日通うのはつらいなあ」と心の奥から声がしたのである。

結果は不採用であったが、採用されていたら通えていたかどうかわからない。

3回目は、市の非常勤採用面接で、あるセンターまで片道25キロをバイクで行ったが、運転しながら「こんなに遠かったっけ。毎日通うのは無理だな」と直感した。

結果は不採用であった。これも採用されていたら通えていたかどうかわからない。


現在、ほぼ直感に従ってここまできたわけである。教職36年、校長職10年で体も心もズタズタになっていたということなんだろうと思う。

直感を感じる時は、体が悲鳴を上げているときである。何ともいえない、「疲れた」という直感は大切にした方がいいと痛感している。


結果的には、非常勤はすべて不採用であったが、この心身の疲れ具合からいうと、不採用でよかったような気がする。

今年の4月はまだまだ意気軒昂であったが、疲れはあったはずである。

なぜなら、現在自分がこんなに疲れていたことに驚いているからである。