たんぽぽ通信

再稼動と増税        2012年6月26日(火)

 議会最終日と平和行進の日。なので、本日の平和行進は出発式参加のみ。

 意見書が2本。
・大飯原発再稼動決定の撤回を求める…再稼動に反対「否決」
・国の原子力政策をめぐる…再稼動はやむなし「賛成多数可決」

 それぞれの立場から討論が行われたが、その中でも「胸をえぐられる」討論があった。

 「利便性を求めればリスクはつきもの。原発事故は自動車事故とおなじ」という内容。

 自動車事故もないほうがいい。でも、同列で論じることは「論外」。この言葉、被災地の方が聞いたらどう思うだろうか…と、怒りが込み上げてきた。

 そして、国会では消費税増税法案が衆議院で可決された。2つの怒りをもって、議員団で街頭宣伝をする。

 再稼動も増税も許せない。

よその子どもさん      2012年6月24日(日)

 お隣さんとご一緒に朝から「廃油のボランテァ」に。待ち時間の間、世間話をしながら集会所前の草引きを少々。

 集金に出かける。何軒かのお宅でお財布をもって出てこられたのが「学生」さん。つい最近まで中学生の制服姿だったのに「今、大学に行っています」「もうすぐ”就活”です」などなど…。

  通学路で見送る新一年生のランドセル姿も板についてきたし、中学一年生の制服姿も板についてきた。

 よその子どもさんの成長は早い…と、よく言われるけど、ほんまに”そうや”と実感する。

ダイショ芋           2012年6月23日(土)

 府立大学の農場試験場で「ダイショ芋」の苗の販売が行われている。

 夕方、歩いていると、玄関先の葡萄の袋かけを終えたばかりの女性から声をかけられる。「ダイショ芋の苗が2本あるし、一本どうですか」…と。

 この芋は、沖縄などあったかいところが産地で、寒さには弱いがツルがまっすぐに伸びて「緑のカーテン」に最適らしい。芋は粘り気があり、お好み焼きのつなぎやカルカン饅頭のつなぎにも使われているらしい。

 試みに一本いただいて帰ったが…どこに植えようか。

大飯原発…再稼動       2012年6月22日(金)


 昨日は役場に行ったり来たりの1日で、会議のほぼ連打。

 
台風の後の大雨…雨続きで玄関下の階段が「ぬるぬる状態」。思い余って朝からデッキたわしと亀の子たわしで「階段洗い」をする。こんな時に高速洗浄機があれば…と思うが、生憎そんなものはない。

 会派代表者会議が開かれる。意見書などの協議と調整をする。「大飯原発の再稼動の撤回を求める」意見書(案)を提出。どうやら他会派からは賛同を得られそうにない。その理由は、電力不足などの解消のためには「再稼動」はやむを得ないというものらしい。「最小限度」の稼働というけれど、政府は、再稼動に期限もつけていなければ、「耐用年数40年」の枠さえ取っ払おうという魂胆だ。

 「再稼動」という既成事実をつくってズルズルと…許せないと思うのだが。


「国民生活」…何番目?   2012年6月20日水)

 今国会の会期末は21日。野田さんのあの手この手を使っての消費税増税法案の行方が注目されている。

 ”あの手”の一つが「3党協議」で、ほぼ密室での合意。そのためには、選挙の時の「お約束」は都合よく棚にあげたり、先送りしたり…。

 ”この手”の一つは「党内懇談会」…異論はあっても強引に推し進める。

 ”決め手”は、国民の審判を得ないまま、それどころか、国会での審議も十分しないまま、消費税の増税も社会保障制度の改変も、与野党超えての数合わせで推し進める…「国民生活が第一…」って、言うてはったけど、今は、何番目ですか?「国民生活」、野田さん。

6月台風           2012年6月19日(火)

 年々台風の発生時期が早まっているような気がする。梅雨時期の台風4号接近のニュースが続く。

 大飯原発が停止して近海の生態系に変化が…という報告もある。敦賀原発の近くでも聞いた話だが、周辺では「フグの養殖」が盛ん。稼働前と比べると5℃くらいは海水が上昇しているらしい。

 朝から第5次総合計画の検討小委員会が開かれる。

 夕方、買い物に出かける。駐車場も店内もひっそりとしている。
中には「台風のため、閉店しました」と早々に閉めているお店もある。

 道路のあちこちに枯れ枝が飛んでいたが、雨も風もさほどではなかったし、先ずは…よかった。

土の力             2012年6月18日(月)

          
   
キノコもトウモロコシもひまわりも「元気」(里山の畑で)

 
通学路の交差点でいつもグループから遅れがちな一年生の男の子。今日は結構距離が開いている。「大丈夫?」と聞くと「しんどいねん」と彼。「そりゃ、しんどい時もあるわね」と同調すると、急にスピードを上げて交差点を渡る。

 団会議が午前中開かれる。帰り道、里山に立ち寄る。畑に新しく芽生えていたのは「きのこ」。トウモロコシやヒマワリはぐんぐん背丈を伸ばしている。

 我が家の畑と比べて、どうも「土の力」が違う。木灰や枯葉の堆肥が「力」になっている…「自然の力」はすごい。

  2012年6月17日(日)

 町内のあちこちでイベントや講座などが開かれている。先ずは、文化フェスティバルに参加。オープニングの和太鼓演奏を聞いた後、展示会場へ。体験教室も…と覗いて、陶器の絵付けにはまり込んでしまい12時近くまで。

    和太鼓の演奏(せいか太鼓波布理)

 町立保育所の保育士さんたちのイベント「せいかっ子」はすでに終了…間に合わなかった。

 午後から「子どもと教育を考える会」の学習会。いろんな角度から、今の教育問題を交流、学ぶ。

 その時思い出したのが「人間力活動科」の話。予算決算常任委員会で、山田荘小学校が「人間力活動科」の先進モデル校に指定された…という報告がされた。

 あまり聞きなれない言葉でイメージがつかめない。委員会でも質疑したし、ネットでも調べたが…わからい。

 基本的生活習慣の確立と学力保障では「人間力」は育たないのか…という率直な疑問が残る。

 この齢になっても「人間力」って…わからんのやけど。

東光小学校創立20周年   2012年6月16日(土)

 東光小学校の創立20周年の記念式典に参列。児童は「三角座り」、来賓は70名越え。式典終了後に、読書ボランテァ”そよかぜ”さんの公演が行われる。電子紙芝居と朗読の演目は「龍の子太郎」。保護者の手づくりの龍の登場もあって、観客を引き込む魅力的な「公演」。居残って観賞した客たちも異口同音に「すてきやったね〜」と感動。

 玄関で初代校長さんから声がかかる。わが子が小学生だった頃、ずいぶんお世話になった方で、東光小学校の開校時から校長に就任、校歌も作詞された方…退職された後の久々の再会。

 今日なら雨やしいるやろ…次男宅に出かける。父親にそっくりになってきた孫たちとお買い物のお付き合いに。

      
予算決算常任委員会     2012年6月15日(金)

 予算決算常任委員会が開かれる。23年度の補正予算と24年度の補正予算が審議される。

 介護保険事業で、小規模多機能型の高齢者福祉施設の建設が断念された。当初の計画では6千万円の国の補助金を活用して設置される予定だったが、受託者のほうから「辞退」の申し出があったため。その理由は「土地の用途変更」が困難のためとのことだが、用途変更の困難さは当初から懸念されていたし、あえて、事業実施計画をたてたことの「意味」が、各委員からだされた。

 国や府の補助金事業をどう取り込んで、どう実行していくのか…その是非はこれからも議論を呼びそうだし必要なことだと思う。

 緊急雇用事業で「学校図書館司書」の補正予算が計上される。その分、不要になった当初予算が削減された。「当初予算の削減額を減らして一層の学校図書館司書の充実」を求める「修正案」を提案したが、否決された。

 結果として、全ての補正予算は全会一致で可決。

キューリとヒヨドリ      2012年6月14日(木)

    ヒヨドリはキューリが「お好き?」

 こんなキューリをなんで?…と、思われるかもしれない。朝からいろんな用事を済ませて、やっと畑にたどりつたのは夕方。

 「朝から、ヒヨドリがようけきてたで…」。ヒヨドリ被害のキューリがブラブラトぶら下がっている。

 毎年、つくっているけど、こんな被害は初めて。ヒヨドリの嗜好がかわったのか、試食をして「味」をしめたのか…。

 夜には「青少年健全育成協議会」の総会に出席。木津警察署の担当者から「少年少女」の非行補導者は、京都府は全国ワースト一番、という報告がされる。

 非行が多いのか補導率が高いのかはよく分からないが、うれしくない一番…「協議会」の出番なのだが。

総務教育常任委員会     2012年6月12日(火)


 総務教育常任委員会が開かれる。付託された案件は「消防法の一部改正」で、電源充電器に関する設置や管理に関するもの。

 報告が3件。通学路の安全対策、食育アンケート、精華中学校の建て替えの基本計画。

 通学路の安全対策は緊急的には路面標示やカーブミラーなどできるところから対応しているが、まだ、危険個所は残っているとのこと。再度、夏休み中に詳細な調査をして、対策をしていくとのこと。
食育アンケートと精華中学校の基本計画についての詳細については、今後も引き続いて審議することに。

 昨日は蒸し暑い一日。今日は肌寒い…クルクル変わる気温模様。子どもたちの手に「プール袋」…寒くないのかな〜。

「生き物好き」        2012年6月11日(月)

 毎朝、通学時に大事そうに観察ケースやプラスチック容器を抱えている女の子がいる。
「今日は、何?」と聞くのが日課になっている。過日は大きなお腹を膨らませたヤモリが入っていた。今日は、彼女の方から「オタマジャクシとカタツムリ」と入れ物を見せてくれる。

さて、彼女のクラスの教室は?…「小動物」園状態かなと想像する。

 孫の一人に、無類の「生き物好き」がいる。カナヘビからコウモリ、魚はフグに至るまで、手にはいるものは何でも飼育していた。そんな孫の姿を思い起こさせる朝の一コマ。

 消費税増税法案で、民・自・公が合意。あれだけ特別委員会で議論されていた「税と社会保障の一体改革」は体よく「棚上げ」…とか。

 ニュースステーション報道によれば、アンケートでも増税反対は50%越え。社会保障の先送りに納得しない人はさらに多い。

 「国民生活が第一」のお約束はいずこへ…。

ささやかな「地産地消」    2012年6月10日(日)


 入梅までにと抜いておいた玉ねぎだが、そのまま玄関に置きっぱなし。朝から始末をしようと取り掛かる。今晩のおかずは…多分、小玉ねぎの出番。

 にんにくの出来栄えも上々で収穫。種用を残して「しょうゆ漬け」にする。

 少しばかりの「ラッキョウ漬け」もつくる。漬け込み用の「酢」は、自家製の「柿酢」を活用。

 地産地消のささやかな努力(?)…たいていは、朝のひと時にバタバタと。

シールで投票        2012年6月9日(土)

 どうやら梅雨入りらしい。小雨も降ってるけど里山の活動日。様子だけでも見に行こうと出かける。

 小さな田んぼの田植えの日…ちょうどいい雨模様。声をかけていた方も子ども連れで参加。時間がなくて様子は見ていないが…多分、どろんこ。

 夕方近くから宣伝に出かける。新婦人の会で「大飯原発再稼動」についてのシール投票と署名活動。約一時間、マイクで訴え続ける。シール投票の結果は反対約60、賛成4、どちらともいえない9。
3月に行ったシール投票「原発ゼロ」の時と同じような結果で、昨日の野田首相の「原発再稼動」の説明や表明の「効果」も「納得」も、感じられない。

 多くの方が「原発」に不安や不信を抱いたままの再稼動…このまま、進めてはいけないという気持ちがますます膨らんだ一時間。

一般質問           2012年6月8日(金)

 議会では一般質問が続いている。本日が出番だが、祝園駅に早朝宣伝にでかける。原発問題と消費税増税問題を訴える。

 今回の一般質問では、3点を取り上げる。
1、大飯原発再稼動に反対し原発ゼロへ・脱原発首長会議への参加を
2、中学校の部活について
 新学習要領で中学校の部活が位置づけられた。本町の現況と
特別支援学級や通級生徒の「部活」が保障されているか。
3、光台近隣センターの利活用と今後。

 原発問題にかかわる答弁は、正確に聞き取りたいと頑張ったけど「結論」は…「?」。将来的には原発ゼロが望ましいが…安全性が確認されれば再稼動OK…という風に聞こえたが、手元に会議録が届いてから、正確に報告したいと思う。

 中学校で部活をしたいけど、条件整備ができなくて入部できない生徒がいる。現在、条件を整えつつあるとのことだが…もう6月、遅い。

 近隣センターの1階の空き家状態も長い。光台地域の中核的な施設として位置づけられているし、URの撤退も25年が目途。

 今後も推移と検証を…。

太陽と金星       2012年6月6日(水)

 昨日から6月議会が始まった。今日は一般質問の日。今回は一般質問は12名。松田は12番目なので、明日か明後日の予定。

 朝からTVで「世紀の天文現象」「今日見ないと後、105年は見られない」と、やや大げさに報じている。金星が太陽面を通過するという「稀有」な日とのこと。

 あたふたと出かけようとすると、隣家の玄関先で天体望遠鏡をのぞく隣人。「よかったら覗いて行ってください」…と、最近隣人になったばかりの彼。

 せっかくやしと時間を気にしながらもお邪魔をして、望遠鏡をのぞく。

 オレンジ色の太陽の上に黒豆状の丸い物体。「これが金星ですよ」とレクチャーを受けながら観測。

 ひょんなことから「世紀の天体現象」を垣間見ることができたのは、隣人のおかげ。

「草引き日和」      2012年6月3日(日)

 「ご無沙汰でした」「お久しぶり」「お元気でした?」…自治会の環境整備の日。この時期は例年だと暑いのだが。今日は「草引き日和」。

 半年に一度の恒例行事だが、結構、ご近所同士の「近況報告会」になっていて、この日を心待ちにしている方もいる。

 「今日は、急用が入って行けないので、皆さんによろしく…」と、近くの方からの「あいさつ電話」も入る。

 1時間ちょっとの共同作業…家族ぐるみの参加の方も多くて、何よりも終わった後のさっぱり感がいい。

 ついでに、ご近所の頼まれごとをコマゴマと済まして終了。

映画「裸の島」      2012年6月2日(土)

 思い出深い映画がある。過日、逝去された新藤兼人監督の「裸の島」がそれ。

 18歳で単身上京して単身生活を始めたが、見るもの聞くもの全てが新鮮で興味深く…ホームシックにかかっている暇もなかった。多分、二十歳の頃、誘われるままに見た映画が「裸の島」。

 小さな島を天まで耕しひたすら水を運ぶ夫婦。子どもに先立たれ悲嘆の中でも、水を運ぶ夫婦。セリフもない映画なのに、映像が、それまで気付かなかった故郷の段々畑と母親の姿に重なり、奥深く仕舞い込んでいた琴線に触れた。

 映画館を出て、四条河原町の交差点を渡る頃にドッと涙があふれ出し号泣した。その後、食事に行ってもお茶に行っても、涙は止まらなかった。多分…一生分の涙はその時に流した。

 朝から長女から電話が入る。どうやら4月から北海道で学生生活を始めた長男が「ホームシック」気味らしい。

 「ホームシック」から思い出した映画「裸の島」…あふれ出た涙のわけは、ズーと仕舞い込んでいたのだが。

大飯原発、再稼動?    2012年6月1日(金)

 「大飯原発再稼動は反対」…確かに言っていた関西広域連合の面々。「関連自治体の一定の理解が得られつつある…自らの責任で、再稼動を判断する」と、野田首相。

 昨夜、ブログの書き込みをしながら耳にしたニュース。そして今日は「最後まで、反対できなくて申し訳ない」「机上の空論だけでは…」と橋下市長。

 ならば、橋下市長が「再稼動反対」を言っていたのは、彼の言う「机上の空論」だったのか。

 暫定的な安全基準、暫定的な再稼動…「反対」と言っていたのも「暫定的?」。

 再稼動は避けられないので「暫定的再開」にしたというが、「反対」という立場は貫いてほしかった…とりわけ、滋賀・京都・大阪の知事さんたち。




新年おめでとうございます。
 
 
冬本番の寒い新年の幕開けとなりました。”キリッ”としまった一年でありたいと願っています。
 
本年もよろしくお願い申し上げます。