たんぽぽ通信
「ピロローン」    2010年12月31日(金)

 「ピロロ〜ン」という音が…。アッ、また給湯器が故障や、この暮れに…と、ドッキリ。取りあえず、すぐに取扱店に電話をする。
ちらつく雪の中、しかも「大晦日」に、ガスやさんが駆けつけてくれる。もう、ボツボツ、給湯器の寿命がきてるのかも知れないが、取りあえず、この急場を凌ぎたい。

 例年、寒い日の朝に、この「ピロロ〜ン」が鳴る。点検の結果、部品の一部を取り替えることで事なきを得たのは、夕方近く。

 昨日の話の続きではないが、お湯のある生活になれた今、お湯なしでは大晦日も心もとない。

 最後の最後まで、いろんな方のお世話になって2010年の幕が閉じようとしている。

 この一年「たんぽぽ通信」をごらんいただいたみなさん、ありがとうございました。明けて、2011年がよい年でありますように…。


お墓参り       2010年12月30日(木)

 この2,3日、お昼からになると空模様が変わる。午後から予定のお墓参りを午前中に済ませたいと城陽の水主に向かう。次男ファミリーも一緒に…。
3人の男の子は以前だと墓地のかたわらにある「ガッチャンポンプ」が珍しくて、すぐに「ぬれねずみ」になっていたが、今は違う。竹箒とちりとりを持って、周辺の枯葉掃除は長男、次男と3男は古歯ブラシで、墓石の掃除に精を出してくれる。
「掃除、上手やね。学校でいつもしてんの」と聞くと「学校では、箒は持たしてもらえへん。手が冷たいから箒を持つのは女の子。ボクは雑巾ばっかりや」とのこと。

 子どもの頃、冬になると「ひび割れ派」と「しもやけ派」のどちらかで、私の場合は「ひび割れ派」。手の甲などはささくれ立って、いくつもひびができて、痛かった事を思い出す。

 それでも、雪解け水で雑巾も洗っていたし、お茶碗も洗っていた。

 蛇口をあければ適温のお湯が出てくる…時代も変わったけど、子どもも変わった?


来年こそ…。     2010年12月29日(水)

 昨夜は、早くにダウンして朝まで就寝。朝から"煮豆”をしながら掃除にかかる。JAの直売所で見かけた知人の名前に惹かれて買った地元産の黒豆。スーパーで見かける丹波の黒豆は高値で、なかなか手が出ない。

 掃除の合間に畑に出かけ大根、かぶなどを収穫。人参とごぼうも収穫したが、どちらも不出来で人参などは「サツマイモ状態」の代物。

 時期を前後して、甲状腺の手術をした方を訪問。「今年はあんまりいい年ではなかったけど…命まで落とした訳でもないし…」などと、お互いに慰めあう。「あれもこれもしたいけど思うように動けないし、そのことでストレスがたまる」と、働き者の彼女は、じれったそうに言う。

 次々にいろんな方の顔が浮かんで訪問。この一年、いいことばかりではなかった方も多いけど、来年こそは…と思いたくなるのも年の暮れ。

 新年まで、後、2日。


不支持率67%     2010年12月27日(月)

 あちこちに声をかけてはる…民主党。先ず、党内をまとめることが大事でしょう、なにしろ内閣不支持率が67%なんだから…と、朝から新聞を見ながらブツブツと独り言。

 訪問先でも「身の丈しらずの予算編成」「借金が収入よりも多い予算、家やったらやっていけん」「金もないのになんで企業減税なん?」と、質問攻め。

 外回りをちょこっと片付けたけど、明日からは「年末準備」にかからねば…。


歳末商戦たけなわ   2010年12月26日(日)

 今年最後の廃油ボランテァの日。ノボリとボックスの準備をしに集会所へ。町内でも常設の廃油コーナーが増えているが、地元町内では、月に一度の臨時設置。

 夕方、スーパーに買い物に出かける。クリスマスからキッパリとお正月用品に切り替えられて歳末商戦たけなわ。一昔前は、あれもこれも暮れに揃えなアカンと、躍起になったものだが、今はお正月もお店は開いてるし、いざとなればコンビニもある。

 オセチよりも掃除が先決なのだが…まだ、その気分にもなれなくて、今日も集金の1日。 

年賀状         2010年12月25日(土)

 ”お尻に火がついた”状態で、集金活動に出かける。今年は例年よりこのパターンが多い。一事が万事である。おまけに助走に時間がかかる。踏切が甘い…と、いろいろ反省しながら出かける。

 歩くつもりで出かけたが、なにしろ寒い。途中で車を取りに引き返す。庭先のレモンや柚子などをいただいたり、ご意見や要望などもいただいて回る。

 「いま、年賀状をつくっていたところ…」と、聞かされて、夜になって年賀状づくり。以前、飼っていたウサギを思い出し、写真を探る。全て里子に出して今はいないが、時々「ウサギのおばちゃん」と呼ばれる時がある。ネコを飼っていた時に生まれた孫は「ニャンニャンのおばあちゃん」と、呼ぶ。

 年齢不相応な年賀状ができあがった。来年からは少しイメージも変えて、「○○のおばあちゃん」と呼ばれるようにしたいものだが、○○の中味をどうするかが問題だと、年賀状を見ながら"思案中”。

雑多な用事あれこれ   2010年12月24日(金)

 雑多な用事がたまっている。郵便局に出かける。ATMの前の行列は切れることがない。銀行に出かける。ここでもATMの前は行列。知人からの借り物も返さなければと、知人宅へ。
「あら、丁度、電話をしようと思ってたところやった」と喜んでくれて、大事に育てていたシクラメンと手づくりの人形をいただく。

 最近、夫を亡くされた方とご一緒に司法書士事務所に出向き、相続の手続きなどの相談をする。自分にも経験があるが、残された者は、これが厄介で走り回った経験があるだけに、他人事とは思えない。

 寒い一日だったが、やっと沢庵も漬け込んだ。うまくいったりいかなかったりを繰り返す初心者。今年は期待通りにいくだろうか。


玉ねぎ苗      2010年12月23日(木)

 もう随分、日がたつが、玉ねぎ苗が伸び悩んでいる。過日、花苗屋さんをのぞくと、30cm以上はある苗と15pほどの苗が並んでいた。"旬"も済んでいるので値段も安く、ついつい買ってしまった、小ぶりな玉ねぎ苗。ついでに買ったのが”畑わさび"の苗。

 朝から畑に出向いて、やっとの思いで植える。というのも、術後、どうしても負担がかかるのが鍬やスコップの使用。「ま、植えておけば、なんとかなるやろ…」と、取りあえずは植える。

 でも、なんとかなるやろう…か?


議会最終日      2010年12月22日(水)

 「今日が終業式やったらいいのに…」確かに、そうだったら休み明けの24日だけ学校に行かなくても済む勘定になる。でも、新学期は11日からやし、児童にとってはゆっくりとしたお正月休みになる予定。

 12月議会も大詰め、本日が最終日。
意見書「取調べの可視化を求める」…全会一致可決
    「国民保険…広域化に反対」…賛成は共産党のみ否決
    「米価下落に対する緊急対策を求める」…全会一致可決
    「TPP参加に反対」…賛成は共産党のみ否決
請願 「子どもたちに行き届いた教育を求める」…賛成は共産党のみ    否決
    「TPPの参加の反対」…賛成は共産党のみ否決
要望 「米の安定生産、安定供給に関わる支援」…全会一致可決
一般会計、介護保険事業、公共下水事業補正予算…全会一致可決
国保病院指定管理者の指定について…民主党、精政会一部が反対    、賛成多数で可決

 教育請願の賛成討論をした。長くなったが項目別に賛成の理由を述べた。否決されたが…次年度につなげたいという気持ちを込めて…。

「一病息災」       2010年12月21日(火)

 子育てサロンのクリスマス会の日だが…朝から議員団の会議。昼食もそこそこに会派代表者会議が開かれる。

 時間に追いかけられながら病院へ。一ヶ月に一度の診察日が今日。血液検査のあと診察を受ける。主治医が「来年こそいい年でありますように」と、年の暮れのあいさつをされる。「縁のなかった病院に来られたのも病気のおかげ…」などと、へ理屈を返すと「一病息災という言葉もあるしね〜」と、また、返される。

 確かに「一病息災」という言葉がある。大きな病を超えれば、あとは「息災」ということらしいが、ほんとにそうだったら今年の「一病」は値打ちもの。

 夕方から通夜のお手伝いに。式場は永らく地元住民の建設反対のあったセレモニー会館。「細かい協定を結んで、今は近隣の方との関係は問題はない」とのことだが…。


建設産業常任委員会   2010年12月20日(月)

 建設産業常任委員会が開かれる。「TPPの参加に反対する」請願が審議される。紹介議員の坪井さんに多くの質問が出される。「請願者である農民組合は、法人か」「TPP参加による影響評価は農水省と経済産業省では違うが…」「関税を撤廃しないと
国内産業が低迷する」「今まで農業政策は保護が中心だったが、それでいいのか」など。
請願に賛成したのは”私”だけで、なが〜い反対討論をしたのは、神田委員。

 「米価下落の緊急対策を求める」要望書が審議された。参考人として要望者のJAから4名の方が来られる。平年だと30k7500円の米価が今年は6000円。500円以内の中で、行政支援をしてほしいというのが内容。要望は理解できるとして、採択された。

 議会基本条例が施行され、要望や陳情も提出者を参考人として、直接話を聞く機会が増えた。学ぶことも多いし、それ以前の問題として、学んでおくことも大事だと思う。


保育に専念      2010年12月19日(日)

 戦場ジャーナリストの西谷さんの講演会が開かれる。話を聞きたいのは山々だったけど、スタッフの方の子どもさんをお預かりする約束もあって、保育に専念。
2歳から小3まで都合5人の子どもたちと、開演中をフロァで過ごす。

 終わった後、参加者の方が「現地を知ってる方の話はすごい。西谷さんの生き様を聞いて、涙が止まらなかった」と、感想を述べておられた。

 話を聞けなかったのは残念だったけど、お手伝いもできたし、子どもたちとも仲良くなれて…よかった。


おんぶと抱っこ     2010年12月18日(土)

 今年最後の里山活動日。赤ちゃん連れのお母さんも来られて、抱っこをしたまま畑の草引きなどに精を出す。大阪生まれで東京暮らしをしていたという彼女は「こんな場所があって、本当にいいところ」だと、時々、赤ちゃんをあやしながら作業を続ける。

 自分の子育ての頃は、いつも背中に子どもがいたが、今は「抱っこ」が主流。抱っこバンドなどもいろいろあるし、背中よりもお母さんの胸のほうが、お互いの顔が見えるしいいのかもしれない。

 昨年に続いて「柿酢」づくりをしている。台所に入ると柿がフツフツと発酵している匂いが日1日と強くなる。来年も、自家製酢で過ごせるかもしれないと、壺の中を時々覗いて「自然力」に期待。


教育請願…否決     2010年12月17日(金)

 苔だまのたまり水がカチンカチンに凍りついている。歩く人の吐く息も白い。寒波到来…九州でも雪景色のニュース。

 朝のフリータイムに、遅まきながら漬物用の大根洗いをする。収穫してからそのままになっていたので、既に「干し大根状態」になっているのも…。

 総務教育常任委員会で「教育請願」の審議が行われ、紹介議員として出席する。請願事項の補足説明のあと、質問を受ける。
「精華中学校や精華南中学校でエレベーターがいるのはなぜですか」とか「通学路の安全対策は、PTAからも求めている。2重に求めるのは混乱を起こさないか」といった質問もあった。

 結論的には、賛成をしたのは共産党の議員のみで否決された。

 来年から1年生は35人学級へ、6年かけて全ての学級を35人以下学級にする…文科省から出された方針など、ご存知だろうか。バリアフリー法などもご存知だろうか。エレベーターがないが故に校区外の中学校を選択するかも知れない児童がいることをご存知だろうか。参考人の紹介議員に、もし「反問権」があれば、委員の方に「質問」できたのに…。


交付金2種       2010年12月16日(木)

 祝園駅で早朝宣伝をする。ご一緒したのはむらき恵子さん。彼女は今、毎朝、相楽・木津川市のどこかの駅に立っている。現職の市会議員なので、もちろん、宣伝の後は木津川市議会へ向かう。ほんまにがんばりやさんやと、感服している。

 議案質疑の後、さらに一般会計補正予算が提案された。地域活性化事業に関わるもので、内容はつぎのとおり。

子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンが、国庫交付金で実施される。いずれも自己負担はなくて「無料接種」。
耐震改修工事の国庫交付金が30万円になり、府、町の補助金を合わせて最大で90万円補助。

小中学校の教師用のパソコンが全ての教師に配置される。ノートパソコンの持ち運びの苦労もなくなり、情報管理も徹底できる。

そのほか、図書購入費や運動公園広場の整備など総額で9千5百万円の補正予算を計上。

今回の交付金は「きめ細やかな」「光りをそそぐ」交付金。

 税制改正大綱が発表された、詳しくは見ていないが「企業減税」「環境税導入」などだが、配偶者控除の見直しなどで、実質的な個人増税もあって、賛否両論。消費税増税への道に向かっていることだけは「確か」なことで、避けて通りたい道であることも「確か」。


猪突猛進         2010年12月15日(水)

 できるだけ「段取りよく」したいと、交差点に向かう時にゴミ出しもしようと、ゴミ袋片手にでかける。ゴミを出して「あれ、横断旗、忘れてる」と気付くがもう遅い。そのまま、交差点に向かう。

 一般質問最終日。出番は午後からとなった。一回目の答弁が終わった時点で、残り時間32分。頭の中でクルクルと時間を計算しながら質問事項を取捨選択。一問一答方式になってから、準備していった質問原稿はほとんど役に立たない。答弁次第で質問も変わるし、答弁の時間でも変わってくる。終わってみれば「やっぱり、原稿はいらん」という結論になるのだが…。

 イノシシ被害の件も取り上げたが、時間に押されて「猪突猛進」。ああ〜なんだか、自分もイノシシみたいやった…と、反省。


続いて…一般質問    2010年12月14日(火)

 教室へのクーラー設置を求める質問が2人の議員から出された。以前、私も設置を求めたことがあるが、対蹠的な対応で済まされていた。今回は「精華中学校の大規模改修の見通しがたった後で設置を検討…」と、前向きな回答。

 しかし、大規模改修まで、何度の夏を過ごせばいいのか…が、問題。

 明日は一般質問の最終日。松田はどうやら「午後1番」になる見込みだが…予習もまだ残ってるし、これから…。


一般質問始まる     2010年12月13日(月)

 今日から3日間、議会では一般質問が始まった。
今、相楽医師会や山城南保健所を中心に関係市町村が集まって「休日診療所」の立ち上げが進められているが「従来どおり、山城病院と学研都市病院にお願いすればいい」「なぜ、休日診療所か」という質問や「教科書採択の結果を議会に報告すべき」といった質問も出された。

明日も続いての一般質問が行われる。


無為無言      2010年12月12日(日)

 おでんの仕込みをして、グツグツと煮込みながらPCに向かう。
お昼前には、ほどよく味もしみこんで、しばらくは"おでん三昧”の日が続く予定。

 午後から予約した美容院に出かける。「今日はどうされますか」「いつものようで結構です」「では、重いところを軽くして…」と、毎度の会話を交わして、後は、ほぼ無言に座るだけ。無為無言でいることが心地よいひと時。

 遅ればせながら漬物用の大根を引きに畑へ。収穫はしたが、今後の予定を見ると、うまく漬物になるかどうかは、今のところは未定。


シクラメン       2010年12月11日(土)

 この季節になると花屋さんの店頭で一段と目を引くのが"ポインセチア”と"シクラメン”。欲しいとは思うが、なかなか思い切れないでいる。

 頼まれ物の花束があり、週初めに予約をしたあと、お店から電話が入る「ポイントカードを返し忘れていました」と。
花束を受け取りにいくと「ほんとに申し訳ありません。これは、お詫びのしるしです」と、手渡されたのが”シクラメン”の小鉢。
予期していなかったので「まあご丁寧に。こんなことなら次も忘れてしまおうかしら」と私。

 ひょんなことから手元に届いた"シクラメン”。買わずに待っていてよかった…。それにしても丁寧な花屋さんだと"感心”して、機会があれば多分、この花屋さんを利用することになるだろうと…"商売上手"にも"感心”。


12月議会開会      2010年12月10日(金)

 12月議会が始まる。会期は22日までで、本日は議案の提案説明と人事案件の即決が一件。町の公平委員会委員に保理江さんを再任。

=行政報告=
 民生委員・児童委員が6名増えて59名となる。
 精華病院の入院費用の値上げ 一日3000円から4500円に(町外の方は3500円から5000円に)…来年1月1日から
 くるりんバスのダイヤ改正…12月16日から

 13日(月)から一般質問が始まる。松田の出番は15日の午前中の予定です。

 
赤紙チラシ配布      2010年12月9日(木)

 窓越しにギラギラと差す陽ざしに「ええ天気やな〜」と独り言を言いながら外へ。そこで待ち受けていたのは"アラレと木枯らし”。ふるさと京丹後では、この季節には当たり前の「裏西」模様のお天気に驚いて、傘を取りに引き返す。
「足の裏がザラザラしてるで…」などと言いながら児童たちは元気に登校。

 朝からひたすら歩いてニュースの配布。午後からの予定を思い出してお昼過ぎに切り上げて、高の原駅へ。

 太平洋戦争が始まった69年前の12月8日の記憶を消さないために、戦時中に配られた召集令状(赤紙)のコピーを配る。一時間ほどして祝園駅に移動。500枚近い赤紙を手渡すことができた。

 木枯らしも吹いて寒かったけど、参加者はみんな元気いっぱい。終了後「ケーキセット」でごくろうさん会。血糖値危険水域の私はケーキは我慢してのお付き合い。


 実感…いろいろ    2010年12月8日(水)

 昨日は、一昨日の日帰りドライブの疲れを引きずったまま、4丁目の子育てサロンに出かけた。「術後のほつれ」も引きずったままなので、まだ無理はできないな〜と実感。

 本日は議員団の会議。12月議会の議案についての検討をする。開会は10日、一般質問は13日から15日までで質問者は17名。16日に議案質疑、17日と20日が常任委員会、22日が最終日というのが、ざっとした日程。

 午後から絵手紙サークル。ウサギの置物や花梨、南天、万両なども画題にして、おしゃべりは控え目の静かなひと時。

 早々に年賀状をつくりあげた人もいて…師走やな〜と実感。


皇帝ダリア       2010年12月6日(月)

         電線まで届く"皇帝ダリア”

 「トンネルを抜けると…霧だった」。老の坂のトンネルを抜けると山も道もすっぽりと霧に包まれていた。従兄妹の告別式に参列のため京丹後市の大宮教会に向かう。聞いていた時間は正午だったが、すでに「ミサ」は始まっていた。

彼女を見送った後、その足でとんぼ返り。途中で立ち寄ったファーマーズ喫茶店で見つけたのが写真の花。店主に訊ねると「皇帝ダリア」というらしい。電線近くまで伸びて威風堂々としているが、風に弱いらしく「手」をするのが大変だという。


 いっぱいの花と共におくられた彼女に、せめて、威風堂々の花の姿を届けたい。 


ほかほかまつり/祝園弾薬支処50周年記念/チャリティ文化フェステバル          2010年12月5日(日)

 東光小学校のPTA行事、ほかほかまつりに参加。好天気で参加者も多い。参加の小学生と一緒に紙粘土でウサギをつくる。外では近隣自治会の方が焼き芋のお手伝い。校長先生は今年も竹とんぼづくりで奮闘。
    

 祝園弾薬支処・祝園駐屯地の50周年記念に参加。案内状が届いたのは、実は「初めて」。だから支処内には入るのも初めて。式典は粛々と、来賓挨拶は国政を反映して、与野党それぞれの立場で見解も別れたが粛々と。
    

 チャリティ文化フェスティバルにも参加。大正琴、詩吟、コーラスやフォークダンス、リトルエンジェルスのダンスなどを見る。

 町内を駆け巡る1日。小春日和に助けられた1日。


従兄妹のこと。     2010年12月4日(土)

 昼前に携帯がなる。余り見覚えのない番号だ。電話の向こうから届いたのは、従兄妹の訃報。子どもの頃、妹のように可愛がってくれた従兄妹…肺がんだった。

 夏休みなどは、彼女の家に泊りがけで遊びに行った。10歳ほどは年上だった彼女は、敬虔なクリスチャンで、子どもの私を教会のミサや牧師さんのお宅へ連れて行った。
 珍しいこと尽くめで、刺激的で、眩しい目で彼女を見上げていたことを思い出す。

 少々無理をしても、彼女とのお別れは…はずせない。段取りを考えながら、やっと、夏物の整理を済ます。もう…12月なのに。

ならやま里山林       2010年12月3日(金)

 わくわく健康里山の会の定例会は足を伸ばしてならやま里山林へ出かける。県有林を里山として整備して子どもたちの自然教育の場にもなっている。かなり大規模なプロジェクトで、畑もシイタケ栽培も竹林もビオトープなども整備されている。

 心配した雨も止んで、こもれびの中を落葉を踏みながら散策。
せいか里山とは地形も違うし規模も違うが、これからめざす里山づくりのために学ぶことが多かった。

      
    案内板も随所に           散策路も広く

      
   桜島大根もすくすくと         広がる大根畑

 
ご機嫌うるわしく…     2010年12月2日(木)

 「術後のほころび」を発見してから1週間。午後、診察を受けに行く。「松田さん、ご機嫌うるわしいですか」と主治医の元気な声。「うるわしさも半分です」と私。どうやら「縫い縮め」かたが少々足りなかったらしい。「なにしろ、中味が空っぽやからね〜」と主治医。いわば「ピーマン」状態か…いや、ピーマンには種があるなどと、返す言葉を見つけている間に治療も済み「後、1週間で大丈夫!」と太鼓判。

 この太鼓判はほどほどに信じることにしての帰り道、病院近くの薬局の1軒が「閉店のおしらせ」を店先に。
院外処方薬局が林立して、選ぶ基準が分からなくて悩んでいたけど、ことの良し悪しは別にして、選択肢が一つ減った勘定になる。

 院外処方が主流になって、病院での「薬待ち」時間はなくなったけど、病院を出てから「一仕事」残っている。

 粉薬を計量しながら調剤して、白い紙に5角形に包んで「お大事に」…苦かったけど懐かしい昔の病院風景を思い出す。


「マッチ売りの少女」     2010年12月1日(水)

 カレンダーは後、一枚。ちょっこし「暖かい」幕開けで、12月が始まる。
 会派代表者会議が開かれる。12月議会に提案の意見書や請願などについて協議をする。

 帰り道、100円ショップに立ち寄り「薬入れ」のケースを買う。なにしろ、今、手持ちの薬が多い。70年近い人生をトータルしたよりも多い薬の数に圧倒されながら暮らしている。

 夕方、散歩がてら、訪問がてら街を歩く。クリスマスのイルミネーションも増えてきた。毎年のようにされるお宅もあれば、年々バージョンアップのお宅もある。
 
 暗い街角でこのイルミネーションにあうと、なぜだか「マッチ売りの少女」の物語を思い出す。
「少女は、また、マッチを1本すりました…小さな炎の中に少女が見たものは…」。
子どもの頃「なんで助けてくれる大人がいないないんやろ…」などと、理不尽さに憤りを感じながらも、一条の灯の中で魂が救われた少女のことを…なぜだか思い出す。