たんぽぽ通信
祝園弾薬庫         2008年11月30日(日)

 12月議会で「祝園弾薬庫の引込み線」問題を取り上げげる。精華町に、なぜ?いつから?弾薬庫が?…概略は承知していたが、詳細は知らなかった。今、精華町史や郷土史研究家の方がまとめた報告書などを、折々に読んでいる。

祝園弾薬庫 (昭和14年〜20年)
 
ことの始まりは昭和14年10月30日。川西村に対して、突然、第6師団経理部長から書面が届く。「夜6時から8時の間に係員を派遣するから村長と助役は待機して置くように」と。夜8時になって係員が到着し、待機していた助役に「今般川西村北稲・南稲地内で用地を買収したい。用地の使途は明示できない。山田荘村東畑・普賢寺村打田も用地買収する」と要請。翌日、3村の協議会が持たれ、買収価格などについて協議。4日間の間に買収調印がされた。買収面積は総面積334・6反、多くの農民が土地と山林を失った。
 買収直後の11月、狛田駅から陸軍用地までの道路と鉄道の引込み線敷設の用地買収が行われた。昭和16年4月には大阪陸軍兵器補給廠祝園分廠が開所した。
 枚方禁野の弾薬庫が爆発。代替地の白羽の矢が立ったのが、この地であった。昭和20年まで多いときでは3000人の労働者が火薬を詰めたり、弾薬と信管を分けて箱詰めにする作業に従事。買収で農地を失った地元住民も大勢従事していた。
 弾薬輸送用の鉄道引込み線は200メートルのホームがあり、倉庫の増設は敗戦間際まで続けられた。
 弾薬庫建設で、大量の農地を失い、大事な燃料源の薪炭の供給地を失い、煤谷川の川床は高くなり、水害や田畑への被害が続いた。
 続編は後日。

 
有無を言わせない強制買収、しかも、代金のほとんどは国債で。そして、今も現存する弾薬庫。
 史実を正しく語り継ぐことが大事だと痛感する日々である。

「私の窮状」      2008年11月29日(土)

 立ち枯れのトマトをやっと始末して、サトイモ掘り。予想以上にしっかりした株で大きさもころあいよく入っている。とりあえず半分掘り起こして、畑にさよならをする。

 子ども議会を傍聴する。途中で失礼して、相楽9条の会の4周年記念集会へ出かける。記念講演は"イラク派兵違憲訴訟"の京都原告団長で弁護士の出口治男さん。名古屋高裁での、イラク派兵は違憲という判決の持つ意義などを分かりやすくお話された。政府見解を引用しながら、憲法9条の戦争放棄、そしてイラクが戦闘状態であることの検証、何よりも憲法が保障する「平和的生存権」は全ての根幹的、基底的精神であること。この判決は、憲法9条に「誇り」を持つことを希求していることなど…である。
 閉会のあいさつで木津川市の長谷川さんが、歌手の沢田研二の「私の窮状」を紹介された。今年、還暦の沢田さんが自ら作詞されたこの歌は「窮状」…「9条」を歌っている。〜静かな言葉で語り継がねばならない9条〜と。
 自衛隊の行くところが「非戦闘地域」などと言った総理大臣もいたけど、そんな言葉は通用しない時代が、いま、流れている。

 夕方から次男宅へ。1500グラムで生まれた孫の6歳の誕生日。大きくなったら…絵描きさんになりたいと、せっせと絵を描く彼も来春は1年生。平和が何より…元気が何よりと、夜までお付き合い。


不景気風       2008年11月28日(金)

 風が吹く…不景気風。就職内定の取消し、期間契約従業員や派遣労働者の突然の首切り。大企業の下請けの中小業者は仕事が激減、そこに働く者はいやおうなしに職場を追われる。
TVのなかでインタビューを受けた若者「内定取消しで将来が見えなくなった」「解雇と同時に住まいもなくなる。後はホームレスになるより道はない」などとこもごもに語る。
「お客さんが減りました。客待ちで座ってることが多くなってテレビばっかり見ている…」と、訪問先の理髪店主。

 新テロ特措法と大銀行支援に10兆円の公金投入のための新金融機能強化法案を成立させるため、臨時国会は12月25日まで延長。異例のことだが、通常国会は1月から開会…と。党首討論は中味なく…終えん。
 昨日の講演で麻生内閣は「学級崩壊」という話があったが、ひょっとしたら国中が「学級崩壊」かもしれない。政治の責任は…重い。

 遅れていた常任委員会の研修報告をつくりあげ、議会事務局へ。12月議会の議案書も手元に…。


町村議員研修     2008年11月27日(木)

 町村議員研修に参加する。久々に「ふれあい号」に乗る。肘宛の部分がガムテープでグルグルと巻かれ、まさに「老体」。いつまで走る続けられるのだろうかと、先ず心配。
 講演は2つ。
「分権時代の自治体議会・議員」
    東京大学名誉教授  大森 わたるさん
 平成の大合併は予想以上の成果。反省点も多い。強制合併したところ、進んで合併したところ、自ら合併をしなかったところと多様だが、総じて自立のまちづくりを選択したところが、いま、頑張っている。地方分権と地方自治を考えるときに、道州制は邪道。町村は、町村らしい環境があるから町村…。

「この国の政治の行方」
    毎日新聞論説委員  与良 正夫さん
 いま、政治は危機的状況にある。麻生首相の漢字読み違えなどがマスコミで取り上げられているが、周囲に指摘をする者がいないことのほうが問題。ざっくばらんでがさつ、若者受けを狙うだけでは…。2大政党の政権交代を強調。

 前者は民主党を後者は自民党を批判。参加者は各党議員や無所属議員。政局講演会を聞きたいわけではなかったのに…というのが私の感想。

今日もご無事で    2008年11月26日(水)

 秋の初めにいち早く枝を払った街路のなんきんハゼが、今、懸命に"葉"を伸ばす。他の街路のなんきんハゼは季節どおりに葉を落とし、ポチポチと白い実をつけている。青い葉のなんきんハゼを見るたびに「無理しないでね」と、声をかけたくなる。

 寒波が押し寄せた日に、メダカの水槽をのぞく。掃除をして冬の準備をと思ったが、水は手がしびれるほど冷たい。同居ができるかどうか自信はなかったが、金魚の水槽に入れる。動揺をしたのは金魚…一日中、落ち着きをなくして泳ぎ回る。毎日「今日もご無事で…」とメダカに言う。隠れていたメダカも姿を現して、先ずは同居に成功。

 午前中は議員団の会議。一般質問の通告書も提出。午後から
何軒か訪問し、京田辺へ。子どもと教育を考える会の事務局会議に出席。年明けの活動などを相談。

 明日の親子リズム会はお休みです。12月4日に開きます。

学校訪問       2008年11月25日(火)

 昨日の冷たい雨がウソのように、朝陽がまぶしい。ヘルパーはお休みして早朝の祝園駅で宣伝活動。浜田さんとご一緒する。
駅通路の掲示板のポスターがペラペラとめくれ上がっている。あまり好ましい風景ではないといつも思うのだが…。

 午後から議員団で学校訪問。精北小学校と精華南中学校で、特別支援教育の様子をお聞きする。両校とも車椅子の児童・生徒が在学しているが、町内の学校でエレベーターがないのは精華中学校と南中学校。精北小の児童は現在4年生。中学生になった時にどうするのか、いまから準備をしないと間に合わないのでは、というのが私の問題意識。

 南中学校では以前から修繕が望まれている「防球ネット」は、まだそのまま。修繕費用は約500万円。優先順位があるとのことだが、何とかなりそうな「500万円」のやりくり…なんとかして!


美濃柿          2008年11月24日(月)

 訪問先でいただいた”美濃柿”2個。皮をむいて干し柿進行中のものだが、故郷の美濃柿の巨木を思い出した。渋柿だが、大ぶりで、堅いものは干し柿にして、完熟気味のものはそのまま”ずくし”になるまで保存する。お正月に、とろけるようなずくし柿を食べるのが楽しみだった。両親が健在だった頃は手入れも行き届いて収穫もかなりあったが、今は、枯れ木同然になっている。
美濃柿2個から急に「原風景」を思い出したひと時。

 朝から集金活動。途中で雨模様になり、徒歩から車に変えて
まわる。時間がたつほどに冷たい雨に変わる。やっぱり、このまま冬に向かうのだろうか。

「火事ですよ〜」      2008年11月23日(日)

 目覚めてから思い出した…廃油ボランテァ。利用される方がほぼ定着してきた。言い換えれば…あまり広がらない。
 お昼前に”花苗”を買いに東畑までお隣さんとご一緒に出かける。ハウスの中は、ビオラとパンジーが色とりどり。葉牡丹の出荷は12月に入ってからとのことで、畑で出番を待っている。

 さほど遅い時間ではないが、なにしろ日暮れが早い夕方近く、風もないし、ぼつぼつ始まったクリスマスイルミネーションでも見ながらと、毎月の集金に出かける。
 学習塾などが入っているテナントビルの壁面から、膨らみながら火柱が…火事や、と直感。玄関を明け「火事ですよ〜」と、大声で叫んだが、届かない声。通りかかった男性が、ドアをドンドンとたたいて「火事や!」と、大声で加勢してくださった。
 講師らしき若い男性が駆け下りてきて、近くの散水栓を開けて水をかける。大ごとにならなくて本当によかったが、近くに人通りもなく、発見が遅ければと、背中から冷や汗。
 玄関横に置いた灰皿から出火したらしいが、若い男性は何事もなかったように、塾生の待つ2階へ駆け上がっていった。

 とりあえず、自治会の役員さんには事の顛末を報告したが、集金はここで終止符。


第一ゲート、クリア      2008年11月22日(土)

 議長杯争奪のゲートボール大会が開かれる。予定より10分早く開会。通常は遅れるのが常だが、さすが…である。北稲地区からは5チームが参加。特別参加は南京都高校生と議会チーム。午前中の1試合しか参加できなかったが、トラウマになりそうな第一ゲートも無事通り抜けてやれやれ。「私は90歳…」と言う女性が背筋を伸ばして「始めてから20年…」と、余裕のプレイ。

 午後から議会報告会に出席。遅まきながら9月議会・臨時議会の報告をする。夕方の少しの時間の合間を見て一般質問の概略を仕上げ、夜から2つの会議に出席。最近は日曜日よりも土曜日に用事が錯綜することが多い。

 世の中の3連休…やっぱり、今回も無縁か…。

戦争の「語り部」       2008年11月21日(金)

 昨年の6月に旧陸軍軍用鉄道・川西側線の煤谷川に架かる鉄橋が撤去された。当時の広報誌を見ると「鉄の『戦争語り部』、忘れない」と、説明版設置の記事が掲載されている。この夏に現地を訪問して、鉄道敷きの跡地に残る境界標が見当たらないのに気付いた。町道に移管されたあと、平和のシンボルロードとして”花と香りの道”構想なども浮上したことがあったのに…。
あの「境界標」はどこへ行ったのか。夏から抱えていた疑問を解くために、郷土史研究家の方に同行をお願いをして、鉄道敷き跡の町道を調査。精華町史に掲載されている境界標は、アスファルト道路の下に埋もれたのだろうか。引込み線の分岐点まで歩いて周辺を探索。
途中で田んぼで作業中の方から「松田さんやね。何してはるん?」と声がかかる。「うちの田も、この鉄道敷設の時に大部分は強制収用されて、おまけに分断されてしまった。当時は、はんこ一つ持って”有無”を言うことはできなかったと、父親から聞いている」と、話される。
 当時の様子は精華町史や資料集を見ると克明に記されているし、同行した郷土史研究家の方が記した文献などにはより克明に記されている。
 戦争の語り部は「鉄」だけではない。鉄道敷き跡地に残された
境界標も枕木も敷石も…今に残る「語り部」ではないか。
「語り部」を守ることと、活かしていく事…急がねば。


 
 ひょっとして最後の一本?

社会的常識        2008年11月20日(木)

 地方の医師不足は深刻だ。自治体病院などではこの問題は一層深刻だし、診療科目を減らしたり、閉鎖に追い込まれる病院も多い。こんな中で麻生首相の全国知事会で「地方の病院での医師不足の話だが…社会的常識がかなり欠けている人(医者)が多い。とにかく、ものすごく価値判断が違うから…」などと発言。耳をふさぎたくなるなるような不適切発言。「誤解を招くような発言だった…」などと医師会に陳謝したらしいが、不適切発言の顛末はいつもこうだが、真意が変わらない以上、言葉を変えたり繕ったとしても同じこと。社会的常識が欠けているのは当人かもしれないと、失礼ながら思ってしまう。
 定額支給金にしても、高額所得者は1800万円以上、これを社会的常識というなら、介護保険や国保税、後期高齢者医療保険料なども、もっと軽減してもらわないと「つじつま」が合わない。

 京都新聞の「凡語」欄に「軍部が台頭し、言論や政党が力を失っていく戦前。前空爆長の論文問題。機能不全の国会、衆院選先送りの現在、国民は選択の機会を与えられず、行き場のない怒りを募らせているかに見える。いま民主主義が問われている」と書かれているが、これも社会的常識の範疇ではないか。

 麻生首相に問いたい。「あなたの価値判断のものさしはなにですか」…と。


予算要望書提出      2008年11月19日(水)

 例年提出している「予算要望書」を町長に提出。各種団体やサークルの方に要望事項をお聞きし、日常の中でお聞きしている要望などを精査してつくりあげた要望書。9時から町長と面談。
内容の大筋は変わらないが、子どもの医療費助成の拡大や高齢者支援、30人学級の実施、くらしや営業支援を強調。
 
 午前中は議員団の会議で12月議会に向けての協議をする。一般質問の準備のための調査も始める。会議を終えて一歩外にでると”木枯らし”。車のドァが風に押し戻されてなかなか閉まらない。
あと少し、紅葉を楽しみたいと思っていたのに、木の葉が引きちがれるように舞い散る。天気予報が当たってしまったこの寒さ。もう少し、ジワジワと移り変わらないものだろうか…季節。

 明日は親子リズム会を開きます。寒いけど…お待ちしています。


子育てサロン100回記念   2008年11月18日(火)

   
 
食育劇団”もぐもぐ”の熱演          輝いて…小さな瞳

 立ち上げから参加している光台4丁目のフリースペース子育てサロンは、本日で100回目。活動日は月2回で第1、第3火曜日の午前だが、休まずにコツコツと続けて100回目。毎年、世話役さんは交代するが、チームワークもばっちりで、いろんなことを相談しながら進めている。
 健康増進計画の実践部隊の「食育劇団 もぐもぐ」さんの初公演。テーマは「朝ごはんをたべましょう」。はじまる前に、気になるのが舞台裏。子どもたちはのぞきたい気持ちを抑えながら、始まりを待つ。7丁目のサロンの方にも呼びかけて、会場はいっぱい。
 プログラムの2つ目は、人気のリトミックあそび。最後の「ひざでゆらゆら」の頃には、お母さんの膝で気持ちよく寝入る子どもも…何人か。安らかな寝顔を見ながら「このときが一番幸せ…」とお母さん。子どもの寝顔は、見る者を幸せにする不思議な力が…ある。


ゲートボール        2008年11月17日(月)

 朝もやの交差点で子どもたちを見送る。普段は眼に止らないくもの巣が露をためてキラキラと光る。見事な造形物に思わず足を止めて見入る。初冬の足音が…聞こえる。
 
 町のゲートボール大会に参加するために結成された「議会チーム」の初めての終わりの練習に参加。ゲートボールをしたのは生涯を通じて2回目。ルールも定かではないし、とにかく、第1ゲートを通過するのが至難の技。このゲートを通過しないことにはゲームに参加できないし、プレッシャーもかかる。
コーチは府大会で準優勝という「超ベテラン」さん。いろいろとコツを教えていただいたが、うまくなれるはずもないし、試合は「参加することに…意義」と、今からあきらめ顔。
球技は一通りこなしてきたし、好きなほうだがゲートボールは…球技?

 
”里山の会”大繁盛     2008年11月16日(日)

       
           森の音楽会…会員さんの力作

  
 
終日…大繁盛「森のあそび」       すごい…集中力

 
心配していた通り朝から雨。せいかまつりで「わくわく健康里山の会」は、里山の木片や木の実を使ってクラフト遊びを予定していたので歩いて会場へ。10時前から雨にも負けず、次々とお客さん。一番人気はペンダントづくり。木切れを使ったエンピツやドングリ人形も人気。独創的で個性的な作品が次々とつくりだされる。子ども以上に夢中になる大人も…。スタッフは昼食も忘れて、と言うより、暇もなく時間いっぱい奮闘。
 他のコーナーを楽しむ余裕はなかったけど、いろんな人に出会っていろんな作品に出会えてよかった。


明日の天気は?   2008年11月15日(土)

 午前中は午後からの集会準備に専念。荷物を積み込んで少し早めに家を出る。けいはんなプラザ前の広場は明日のフリマの準備が進んでいる。せいか大通りの歩道は器材の設置など、忙しく働く人たちで賑わっている。気がかりなのは明日のお天気。

 午後からの集会では、さまざまな活動をしている方や老人会の方など、今の国の政治についての怒りの声が出された。定額支給2兆円の丸投げ問題、田母神元空爆長の一連の問題、後期高齢者医療問題…と、話し出すと際限ない。
 浜田さんはそれらの問題の根源について、アメリカのおもいやり予算や消費税、法人税優遇制度など、数字を示しながら分かりやすく訴え。

 さほど忙しい一日ではなかったのに、感じた疲れは相当…気苦労が多かったせいかもしれないが、取り越し苦労も多い日々。


駅通路        2008年11月14日(金)

 3日続きの小春日和…ぼつぼつお天気は下り坂になるかもしれない。少し時間をかけてと思いながら畑に出かける。草の中に埋もれていたたまねぎや人参を救出。水菜やキクナを植え替える。こざっぱりとなったのはお昼過ぎ。

 夜、祝園駅でビラ配布をする。改札口を出たところに「伝言板」を発見。公衆電話の奥にありよく見ないと目に付かない。黒板になっているがチョークなどもなく、使いたいときにはどうすればいいのかも分からない。ひょっとしたら「名ばかり伝言板」かもしれない。駅通路にはベンチがない。先週も長時間、人を待っている方が「ベンチがあるといいのにね」とこぼしておられた。なんとなく”無機質”な感じがする駅通路…もう一工夫、できないものだろうか。


動物病院         2008年11月13日(木)

 お隣の愛犬チーは、CMで一躍有名になった”お父さん犬”によく似た白い雑種犬。顔を見れば思い切り尻尾を振って”あいさつ”をしてくれるのに、しばらく姿を見なかった。
今朝、久しぶりに会ったが、いつもと様子が違う。家人によると「糖尿病を発病して入院。3日間点滴をしてやっと退院。3日に一度はインシュリン注射に通う。費用もかさむけどできるだけの治療はしてやりたい」とのこと。
 以前、飼っていた猫も糖尿病になった。いつもは食べないケーキなどをほしがり、急に痩せてお腹ばかりが膨らんだ。動物にとっても人にとっても厄介な病気…糖尿病。
 動物の病院通いは全額負担。以前、飼い猫の夜間救急医療で3万5千円也を支払った”痛い”経験がよみがえったが、動物の夜間救急医院があったこと自体は幸運な話。

 朝から親子リズム会を開き、午後から議員団の会議。そのつづきでもう一件会議があり、夜まで。


 「聞き役」         2008年11月12日(水)

 朝の交差点で待ち人。過日お願いをしていた教育署名を持って来られた。「後、1枚くらいやったできますよ」と、うれしい報告。久しぶりに晴れ晴れとしたお天気…小春日和の1日。遅れていた議会報告を一気に配り、庭先で作業中の方とあれこれしゃべり、足も口も軽やか。
 「年金は350万円越え、さほど言うことはありまへんけど、医療費の3割負担はこたえますわ。息子夫婦と同居してるけど、嫁はきついですわ」と、しゅうとの苦悩をチラチラと語る高齢の男性。
 「義母が倒れて半身不随。入院中などで、食事介護に行ってるけど、なかなか気持ちが通じない」と、義父母と同居の女性。
 「夫が認知症。施設に入ってるけど明日のいのちがわからない」と、遠出はできなくて電話を待つ女性。
午後から訪問したお宅でも、さまざまなご苦労を抱えながら、それぞれの立場で、それぞれの苦悩。

 同居家族の苦悩もわかるし、義母の介護の苦労もわかる。夫の介護の苦労も…それなりにわかる。
 夫の両親と途中同居し、義父と夫と義母を看取った自分は結構、いろんな経験を積んでるやんと思いつつ、多分、それぞれにちがうんやろな〜と思いながら、もっぱら聞き役。

 そういえば、一週間ほど前、生前、不仲だった夫とその母が、そろって”夢”の中に。もう、仲ようしてはるんやろか…2人。

踏み切り拡幅       2008年11月11日(火)

  
 
ひょうたんや東の近鉄踏み切り           自転車置き場に…。

 
正しくは「町道 南・中学校線道路」だが、分かりやすくいえば「ひょうたんや」の前の道。今、拡幅工事が進んでいる。近鉄の踏み切りは今、工事中。JRの踏み切りは来年度からの工事。国保病院前は平成23年度以降。農面道路までスッキリと完成するのは数年後。踏み切りの拡幅は条件もきびしく補助金も乏しい。今回は「交通安全対策事業」として、国の補助金が工事費の55%つく。長年の懸案であったが、あの手この手の知恵を集めて補助事業として進めている。建設産業常任委員会で説明を受けた後、現地に。
川を暗渠化して歩道整備が進められ、近鉄の踏み切りもほぼ拡幅工事が進んでいる。折りしも、本日は”ひょうたんや”さんのリニューアルオープン日。多くの人で賑わっていたが、歩道は自転車置き場に早代わり。今日は特別かもしれないけど…と、隣の郵便局を見ると状況は同じ。改善が必要と委員からも苦言。
 
 故彦坂元議員が声を大きくして「東西道路」の拡充を言っていたのを思い出す。存命中に陽の目は見なかったけど「今、進んでいますよ」と、天を見上げて無言の一言。

総選挙は…?       2008年11月10日(月)

         東畑、里山の秋
 朝から教育請願署名のお願いやら11月15日に予定している集会の案内を持って自転車で走る。「総選挙、いつになりますんや。麻生さんも総理大臣生活を楽しんではるみたいやけど、困りもんや」と、途中であった方が足を止めて話し込む。勢いよくあげた打ち上げ花火の「定額減税」も迷走してるし、2兆円も使うのだから”費用対効果”もしっかりと検討してほしいし、その後の消費税増税の方がよほどこたえる。
 麻生さんと言えば「若者と居酒屋で懇談」と相変わらずのパフォーマンス。集まったのは学生達でつくる自民党の応援隊。漫画の話をして早々に引き上げ、後はホテルの高級バー。同じやるなら、若者と政治の話を!…とTVのコメンテーター。

 お昼過ぎに東畑の里山に入る。黒豆やジャガイモの様子も気になる。畑には季節はずれの蓮華草があちこちに花を咲かせている。荒地が畑になって、満を期して芽吹いたのかも知れない。紅葉は僅かだが、ころ柿が鈴なり。
 ころ柿と言えば宇治田原。町議選で安本さんと今西さんが当選…おめでとうございます。


貸し農園コミュニティ   2008年11月9日(日)

 貸し農園の賃料の徴収日。10時からという連絡をいただいていたが少し早めに出かける。借りているのは一区画と1/3。共益費がたまってきたし何か企画を、という提案もあったが、次の会議が自宅で予定されていたので早々に引き上げる。

 新婦人の班会議が開かれる。最近精華町に越してこられた方で、各地の経験を持ちながら参加されているが、どちらかといえば「旧婦人の会」。参加者も少なかったが、その分、それぞれの「人生譜」に花が咲く。

 夕方近く、えんどう豆を植えようと思い種マメをポケットに入れて再度、畑に。2人の男性がたき火の番をしながら「朝からズーといますネン」と傍らに一升瓶2本。もちろんお酒。「家から捜索願が出てるかも…」と言いながら「のんびりしましたな〜」と、一緒に店じまいをする。

 いやはや、女性もおしゃべりやけど男性も…。以前に比べれば比較的あるのが…時間。サンデー毎日とはいかないが、のんびりと貸し農園でコミュニティ。花も実もある貸し農園の話。

知恵比べ          2008年11月8日(土)

  ははその杜文化祭で保育所児の共同作品。

 宇治田原の町議選最終日。朝からお手伝いに。4年前には猿の聴衆を前に宣伝をしたが、今回は姿こそ見えなかったが一本の柿の木が全て全滅。しかも渋柿なので、先の熟した甘いところだけをかじって後は小枝ごと放り投げている。地元の方の話によると”サル”もさるものながら、鹿も大変だとのこと。少々の柵だと軽々とジャンプしてしまうらしい。加えて厄介なのが”アライグマ”、知恵比べも限界…とため息。

 ははその杜の文化祭で小中学生や地元の方の作品を見せていただき、お茶をいただく。あいにくのお天気だったが出足はまずまず。バザーの品を少々買い求める。
 その足で、里山の会準備会に出席。今後の進め方などについて意見交換。
 その足で、再度、宇治田原に向かい夜の8時まで。安本候補は最後まで元気いっぱいに走り回り、歩き回り、訴えきった。
 審判は明日…健闘を祈りたい。

議会運営委員会研修  2008年11月6・7日

 議会の活性化や開かれた議会運営などを目指して、議会基本条例の検討を進めている。2日間の日程で愛知県の東浦町と知多市を訪問。

 東浦町は人口4万9千人。合併をせずに市制移行をめざしているが、先々には周辺の市と広域的に合併をしたいとのこと。知多半島の根っこにあり、大府市や刈谷市に隣接、名古屋まで30分という地の利もあって伸び盛りの町。
駅前に大型店イオンが出店。池を埋め立てた庁舎用地は広々としている。議会運営などは一長一短あるが、市制への移行を視野に入れて議会のあり方を、期間をきって進めている。目途を決めるのは、何によらず大事、というのが感想の一つ。

 知多市は海を埋め立ててできた臨海工業地帯と従来からの市街地がくっきりと分かれる町。中部電気などがあり、名古屋、豊田市、近隣の臨海工業のエネルギーを支える町。埋め立ての見返りで公共施設が充実しているし、道路網も整備されている。
議会の活性化は、議会事務局などのリーダーシップに負うところが多いのでは、というのが感想。

 夕方近くに帰宅。夜の祝園駅で宣伝活動。今日も30年ぶりの方に再会。子どもが北海道で結婚。お孫さんに逢うのに飛行機で…費用がかさむので先方からはなかなか来てくれないけどと
大変だけどうれしい報告。


晩秋            2008年11月5日(水)

 さざんかの生垣のなかにポツリポツリと赤い彩り…花が開き始めた。色とりどりの木の葉がはらはらと舞う…晩秋。

 議員団の会議は、4人が勢ぞろい…しばらくお休みをしていた坪井さんが復活。新年度予算の要望書や12月議会に向けての検討を始める。

 お昼過ぎから宇治田原町へ町議選のお手伝いに出かける。ころ柿はいよいよ赤く色づき、秋色は万色。結局1名オーバーの選挙戦となったが、女性候補は今西久美子さん1人。

 夕方から会議が2件。日が落ちると急に寒くなり、空には三日月が…。アメリカではオバマ大統領が誕生。黒人差別の長い歴史を超えて新しい歴史が始まるか?日米関係の展開にも新しい歴史が刻まれるか?

 明日の親子リズム会はお休みします。来週はぜひお越しください。


笑顔あふれる       2008年11月4日(火)

  

 
ザ〜と80人以上が集まる。子育てサロンは保育所の子育て支援センターの出前保育。待望のイベントなので、他のサロンにも呼びかけて合同開催。素敵な笑顔とかわいい笑顔に囲まれた半日。

 追加経済支援の話題だが、また方針が変わったらしい。一律に定額支給のはずが、所得制限を設けるとか設けないとか…。
いずれにしても小手先の支援政策、選挙目当てとのそしりは免れない。

 桁違いなのが小室さんの「詐欺事件」。離婚慰謝料に5億円とかそれ以上とか、借金の額も桁違い。遠い世界の話だが、「おごれるもの久しからず」を地で行く話し。
 
 万願寺トウガラシの葉っぱを一葉ずつむしりながら、おいしく炊き上げて子どもたちに届けようと、ささやかな”夢”を見る私。

辞任会見       2008年11月3日(月)

  
 
浜田よしゆきさん   市田書記局長      宮本宇治市長予定候補
 
 
朝から浜田よしゆきさんと街頭宣伝。今にも降りだしそうな天気模様だったが何とか”我慢”。最後は記念公園にいったが、桜の葉が色づき始め、人出も予想以上。
 夕方から市田書記局長の演説会に宇治の文化センターまで。
12月7日投票の宇治市長選挙の予定候補者の宮本さんも演壇に立つ。宇治市ではダム問題や子どもの医療費無料化、小学校の立替、保育所の統廃合など3期12年間続いた現市政のなかで多くの争点が浮き彫りに。

 田母神前空爆長の辞任会見を見る。自ら辞任したわけではなく、「侵略国家」ではないという持論は変わらない。自衛隊員の士気を鼓舞するためにも、歴史認識は変えない…といった内容だった。自衛隊内での集団暴行事件なども、この辺に内因があるのではないか。侵略戦争すら”美化”してしまう…時代が大きく逆戻りしたような、背筋に寒さを感じる会見。
 史実は正しく伝えてこそ…次代につながる。


ころ柿の里       2008年11月2日(日)

 4年ぶりに宇治田原町へ。もうすぐ町議選が始まる。当初、無投票ではという感じだったが、ここにきて立候補予定者は定数12を上回る予定。
宇治田原はお茶ところ柿の里。工業団地も立地している。いたるところにころ柿の赤い実がたわわに実り、その間に茶畑が続く。
秋を実感するのには恰好の地。
 ビラ配布のお手伝いをしたが、畑で働く高齢者の方や、玄関先でカッターナイフで無心に木片を削る小学生、川釣りに興じる親子など、風景もさることながら、暮らしの原風景もあちこちで眼にした。故郷を歩くような懐かしい道のりだった。

 夕方近くから畑に出かける。やっと大根などの間引きをしたが、お隣の畑ではすでに収穫期。やっぱり遅かったな〜種まき。自然の答えは正直だし、取り戻せないこの遅れ。


「おまけつき」         2008年11月1日(土)


 カレンダーはあと2枚。年の瀬も近いな〜と思いながらカレンダーをめくる。総選挙も年を越しそうな気配が漂う。景気対策が第一、選挙よりも政策と声高に言い、追加経済対策を発表した麻生さんだが、その内容は「木枯らし」のように、寒い。
 小泉政権以降、押し付けた増税は13兆円、給付金は2兆円。一人頭1万5千円の支給金とか。10年ほど前の地域振興券の経済効果の反省もなく…またやるの?と思うし、一回ぽっきりの支給金で、帳消しにならないほど、負担は増えてる。後期高齢者医療制度など制度の根本的な見直しはない。しかも、今回は「おまけつき」…3年後には消費税の引き上げ。うれしい「おまけ」もあるけど、こんな「おまけ」は…いらない、というのが多くの方の気持ち。
 
 住宅ローンの時代も終わったし、高速道路も使わないし、大株主などもともと無縁だし、やっぱり、増えた介護保険料や国保税なんとかして〜、定率減税、元に戻して〜などど叫ぶ、11月のはじめ。