たんぽぽ通信

お母さんの願い       2007年2月28日(水)


 子どもさんが障害児学級に在籍、特別支援教育の充実を願う5人のお母さんたちとご一緒して教育委員会と懇談。日程調整などはお母さんたちがされて、懇談に期待をしてこられた。赤ちゃん連れや幼児連れで、出にくいところを精一杯、努力してこられた。
 「今日は、議会対応の調整会議があって…」ということで、課長以上は欠席で担当者が対応。
議会対応も大事だけど、早くから約束をしていたお母さんたちはどうなるの…と、先ず、出足でつまづいて、懇談にはいる。
 異年齢で種別の違う障害児が一つのクラスで6人。お母さんたちは「情緒障害学級の増設がだめなら、担任を増やしてほしい」という願いを昨年から重ねて出されている。
 「府教委の基本的な方針は一クラス8名、本町もその方針です」
「8人を一クラスにして、本当に教育ができるのか。町としての"思い”はないのか。町独自で教師の配置はできないのか」
 「京都府下で独自配置をしているところがあれば教えてほしい」と、押し問答になる。
 ものさしは京都府だけではないでしょう。京都府下でやっていないことはできないのですか。調べるのは行政の仕事でしょう…など、言いたいことはいっぱいあったけど、担当者だけでは、そりゃ、余計なこともいえないし、と、それらの言葉は引っ込めて…終わる。
 「4月から介護職員を1人配置する予定…」という言葉に一縷の願いを託して…寝ぐずりする赤ちゃんをあやしながら帰るお母さんの胸のうちは…はかり知れない。

4丁目梅林          2007年2月27日(火)


 昨年、自治会の仕事でゴミステーションにブルーシートをかけた。カラス被害は皆無というわけではないが減った。ところが一箇所だけ"裸"のところがあり、ここはたびたびカラスに狙われていた。ご近所の方から何とかしてという声もあり、朝からブルーシートをかけにいく。
途中の空き地の梅が今、満開。デジカメを取りに戻って撮影。
 光台ではまだまだ民有地があり、梅などが植えられている。7丁目にも見事な梅ノ木があり、今が満開の見頃。
 
空き地の梅、勝手に"4丁目梅林"と命名。  話は変わって、約4千uの町有地が売りに出されていた。場所は役場近くの元役場庁舎跡を含む三筆。本日一般競争入札が行われ予定価格約6億6千万円、落札額約9億4千6百万円、倍率1.432で落札された。
 噂によれば…高層マンション用地になるという話もあるが、本当だとすれば町の姿はまた、大きく変わることになる。成り行きを注目したい。



”風邪”到来         2007年2月26日(月)

 おとといの"清水坂"あたりから風邪のきざしがでて、ついにわが身にも"風邪到来”。熱は計っていないけど、ないことにして"鼻風邪”。マスクおばさんになって3連続会議に出席。
 昨夜、少しの時間を見つけて次男宅を訪問。毎年お願いしている確定申告の用紙を持ち込んで記載を依頼する。自分ですればいいのだが、結構面倒なもので"丸投げ”をしている。
昨年は"追徴金"を支払う羽目になったけど今年はどうか…わからない。3人の孫達も、今は元気だけど、みんなインフルエンザにかかっていたらしく知らなかったのは”おばあちゃん”だけ。
学童に行っている長男が今、凝っているのは”あやとり”で、一緒になってあやとりをするが、手先がずいぶん固くなっているのに気づいて愕然とする。それでも彼に「おばあちゃんは”あやとり”うまいな〜」と褒められて少々得意になって、次々と披露。
 昔遊びを一緒にできる学童育ちの孫達がいることに感謝。


初孫               2007年2月25日(日)

 先週、雨で流れた孫娘のソフトボールの試合が木津川台小学校で開かれた。第一試合だけでもと思い、8時過ぎに家をでる。電車で駆けつけた娘と駅で合流し観戦に。
 「広いグランドやね〜」と、城陽から来た保護者のお母さんたちは感嘆!しかし、そこで問題が一つ。屋外トイレが男女兼用の一箇所だけしかなくて、男性用便器の奥に個室が一つ。他にあって開けていなかったのかどうかはわからないが、試合の合間に利用する女の子たちは"戦々恐々”。「何とかしてやって!」という心境。
 第一試合は辛勝、第2試合へと駒を進めたが、おばあちゃんはタイムリミット。
 昨日に続いての集金は昼食時を的にしてダッシュ!「夫はいま手が離せなくて!初孫にミルクを飲ませてます。よかったら見てやってください」と案内されて居間へ。「年金生活者のおじいちゃんが若い夫婦の子育て支援をするので、練習中…」とのことで、赤ちゃんはおじいちゃんに抱っこされて授乳中。
「ほんまに久しぶりやけどかわいい…」と、細い目をいっそう細くしておじいちゃん(まだお若い)。
 普段はご両親の介護に明け暮れておられるけど、今日は赤ちゃんからエネルギーをもらって充電。
赤ちゃんにはやっぱり不思議な力が…私も元気をいただいて"ダッシュ”。


清水坂             2007年2月24日(土)


 朝からピッチを上げて集金にまわる。というのも午後から京都に出かける用事があり、いつもならのんびりと長話をしながらの集金なのだが…。
 バスと近鉄と京阪を乗り継いで、五条坂を歩き清水坂を登る。観光シーズンではないのに参道はバスと乗用車と人の波。
陶器祭りのときに歩いたことはあるが、久しぶりの道である。このあたりも随分変わって、バイパスが通り、大谷廟辺りの風景も一変した。京都でも景観条例で建物規制がはかられようとしているが、京都タワーや駅ビル、京都ホテルのときにも物議をかもしたが、あの頃に思い切った建物規制をしていれば…今の京都の様子はきっとかわっていただろうと思う。
 目的地に到着。目的の会議に出席して夜の懇親会もご一緒する。府下の自治体職員やOBの方の集まりで、いろんな自治体情報を聞かせていただく。セクハラ事件でリコール騒動が持ち上がっている京丹後市、福知山中心に進められた合併で周辺自治体は"おまけ"のような状態になっている話。南丹市になった美山町の苦悩…などなどである。
 帰りは、電車の待ち時間もなくとんとん拍子に帰ってきたが、それでも結構遅くなって…やっぱり外出は疲れる。


町がかわる          2007年2月23日(金)

 金曜日は定例の早朝宣伝。祝園駅にお邪魔する。夕方は高の原の近商周辺でここでも宣伝活動。大型スーパーのイオンが全容を現し、その続きにこれも大型病院の徳州会病院が建築中。以前、どんな風景だったのか思い出せないくらい、何となく"城壁"に囲まれたような気分になる。
近くの近商さんや、高の原中央病院はどないなるんやろか…と、他人事ながら気にかかる。
 夕方、登美が丘の新駅に向かうが、駅から163号線に出る道は右折車の長い行列。近くに大型店ができて、ここでも町の風景はすっかり変わってしまった。近くにお店がないのは困るけど、これだけ大型店がいるのだろうか…と思う。
 「上場企業の業績は軒並み上がっているけど、うちらまではなかなかまわってきませんわ!資本がものを言う時代ですわ!」と地元の業者さんのぼやきが、耳について離れない。


"ふっくら"と          2007年2月22日(木)

 思いがけないところで思いがけない人に出会うことが、ここのところ続いている。「ふっくらしはったね」と、異口同音に言われる。20歳になるまでパンパンの丸顔だったことを知る人はほとんどいないが、実は丸顔だった。自分的には「戻ってきた」と思っているが、3,4年前の服はサイズが合わなくなったし、Gパンなどは、はけていたのが不思議な気がする。
 親子リズム会を始める前に役場にひとっ走りして、一般質問の通告書を提出する。今回は大きく2つの質問 @既存学校施設のバリアフリー化 A特別支援教育と障害児教育をとりあげる。予算委員会の委員になる予定なので、そこで、いろんなことをとりあげる積もりである。
 親子リズム会を賑やかに過ごし、午後から2週間前に見た「憲法はまだか」の後編を見る。憲法9条からウィングを広げて11条の人権条項などを見ていくことの大事さなど、再認識した。自由民権運動などが戦中も脈々と生きつづけ、民間サイドで憲法草案がつくられていたことは学校ではあまり学ばないことで、新鮮な発見。
 夕方から、会議に出席…今日も多忙な木曜日でした。


南山城養護学校 訪問   2007年2月21日(水)

 本庄府会議員・山田府会予定候補とご一緒に、南山城養護学校を訪問する。校長、副校長、事務長さんが対応してくださる。年々過密化し、マンモス化する養護学校。
とりわけ今春は新入生が20名、総勢227名で、ピークになるだろうというお話で、この間、次々とプレハブ校舎を増築。スクールバスも8台を運行している。医療ケァの必要な児童生徒も増え、看護師の配置も2名から3名に増員。
 高等部の生徒の半数は電車通学をしているとのことだが、駅から学校までの通学路の整備が心もとないと感じたし、新館プレハブにはトイレがなくて不自由…と施設面でも結構ご苦労が多いし、新年度予算も本年度なみで、特別支援校という名前になっても、専任コーディネーターは"専任"ではなくて、兼務の先生。
 将来的には、視覚・聴覚障害児童も受け入れる予定とのことで、このことは朗報である。
 午後から、議員団の会議で代表質問などを協議し、3月議会に備える。


民生児童委員さん、奮闘  2007年2月20日(火)


 定例の4丁目子育てサロン。社会福祉協議会だよりで紹介されていたとおり正式名は「4丁目フリースペース」。いつもは、のんびりとやっているのだが、今日は民生児童委員さんが「初公演」をしてくださるということで、近くの子育てサークルにも呼びかけて合同開催。
 出し物はペープサートで”ぐりとぐら”と”あんぱんまん”。どちらも、やや関西弁のやさしい語り口で"熱演”。
開演までの待ち時間を”おまかせ”されて、今日は珍しく出し物の筋書きを準備して出かける。子どもたちの喜ぶ"こちょこちょバージョン"や手遊び、歌なども楽しむ。
 お隣でも赤ちゃん誕生のうれしいニュースがあったし、参加者のお母さんたちも、2人目、3人目とうれしいニュース。
 午後から、自宅にこもって、議会準備にいそしむが、時間の割りに進まない。夜、近くのコンビニまで出かけたが、三日月が二重、三重に見える。頭よりも疲れたのは…目。
議案書も届いたし、本格的にはこれから…。



”自立"支援        2007年2月19日(月)


 交差点のスクールヘルパーを終えてすぐに、資料をそろえて役場へ。「月例検査」の監査業務が、午後まで続く。夕方から2つの会議に続けて出席する。途中で一軒、訪問する。「やっと肢体不自由の障害認定がおりそうです。これで、施設入所の窓口が開けました」とお母さん。彼は、もう、立派な成人だが、言葉もほとんどなくて、1人で立ったりすることはできない。人が大好きで、遊ぶのも大好きな彼。いつまで、彼の世話ができるか…というのがご家族の悩みと不安だった。
今まで、診断書が出されなかったこと自体、その理由がはっきりしないが、手元において世話をしてやりたい、という気持ちはあっても、親の高齢化とともに、それもままならないのも現実。
 障害者自立支援法が、ほんとに彼らの”自立”を支援できるのか…これは、目の前にあるそれこそ"非情”の現実。



「雨やんか…」        2007年2月18日(日)


 「明日、木津川台グランドで娘のソフトボールの試合があるし、行ける?」と、昨夜長女から電話が入る。いつも遠方で試合をしているので、近くであるときぐらいは顔ぐらいは見に行こうと思って、防寒グッズをそろえて、玄関を開ける。そこで初めて「雨やんか」と気づく。
結局、雨で試合は延期になったとのことで、断念。
 午後から山田さんや後援会の方とご一緒して賑やかに宣伝活動をする。木津川市の市長選挙や市議会選挙は合併後の初選挙でどこに行っても話題になるが、府会議員の選挙があることは、まだまだ話題にならない。
アルプラザ前には聴衆の方も集まって来られたし、いよいよこれから…という感じ。
マイクを持ってついつい長話をしてしまったと反省したが、もっと、話さないといけないことがいっぱいあるという反省も。
 とにもかくにも、午後からは雲が切れて雨もあがり…よかった。


さむいわ、つかれるわ    2007年2月17日(土)


 朝からPCの前に座り、いろんな会議の資料をつくり、11時ごろには朝食兼用の昼食を済ませ、教育集会の会場に向かう。
ぽつぽつと降り出した雨はだんだんと激しくなり、寒さもましてきた。案内の不手際もあって、参加者は多くなかったが、田中恒子さんを囲んで教育懇談会を始める。「子どもと向き合いたいと思っても、今の子どもたちは疲れている。教師も疲れているが…」「公立の進学校では、成績順が席順になっている」「養護学校では、職員駐車場にプレハブ校舎をたてる計画。廊下も教室に転用している」など、現場の教師や、保護者からもさまざまな意見が出される。
TV育ちの世代がゲーム育ちの今の親を育て、その子どもたちもゲーム育ち。今の子どもたちが育てるその子どもたちは…想像ができない。
 夕方から、自治会の会議で、新役員さん決めと、定例会のツーラウンド。新役員さんは若い方が多く、決断も早くて、一時間ほどですべて決まる。終わりごろにはいつもはあまり感じない”空腹感”。
 さむいわ、つかれるわの二重苦の上に空腹もプラスして、お疲れの1日。


施政方針(本町版)     2007年2月16日(金)


 早朝の狛田駅宣伝。府会予定候補の山田さんとご一緒する。毎朝、相楽の駅のどこかに立っての宣伝…ご苦労さま。
平成19年度の町長施政方針と主要な事業の資料が届く。施政方針は新年あいさつとほぼ同じだが、来年度予算の具体的数字が並ぶ。
1、学研都市を活用した産業振興…「生産施設の立地促進」を視野に 
2、改革の実行…3府県8市町の学研都市の広域連携推進に軸足を
3、長年の課題解決(病院の民営化)と行政水準の維持
基本認識
1、行財政環境…行政経費の増大と税収入の増が見合っていない。
2、住民の暮らし…国の社会保障制度・税制改革の住民負担増の独自支援に限界。
3、学研都市推進の状況…学研都市の広域的連携の推進
基本方針
1、行財政改革の推進 …職員数の削減(339人→297人) 行政組織のスリム化(7部26課→7部22課) 民間委託の推進(他施設へ拡大) 町有財産の有効活用ほか
2、大胆な施策の重点化…社会保障関係経費の増加分・独自施策の継続 都市基盤事業の厳選、狛田駅前整備・教育環境整備の推進
3、交流人口増加政策…京阪奈新線延伸の要望活動

 大雑把なまとめだが、主な事業の紹介と、感想は明日以降にお届けします。
 夕方から京都の府立体育館まで出かける。統一地方選挙、参議院選挙、衆議院選挙などの予定候補者が一堂に集まり、志位委員長の話も…。先日の代表質問、委員会での総括質問について解説入りのわかりやすい話を聞く。


ぜいたく煮          2007年2月15日(木)


 食べ物の話が続くが…”ぜいたく煮”のはなし。お惣菜やさんに結構、高値で売られている”古たくあん”の煮物。子どもの頃、古い水屋のなかにいつもあった常備食の一つだが、ごはんによくあうお惣菜の一品。昨年漬け込んだたくあんを塩抜きしてつくってみたが…たくあんが若すぎた。どうやら、適度な”古さ”があっての”ぜいたく煮”らしい。
 親子リズム会で子どもたちと遊んでお母さんたちとおしゃべり…今日はおしゃべりの方が多かったかもしれない。
 宮崎県知事の初施政方針がマスコミで大きく取り上げられ、東京都知事選に浅野前宮城県知事出馬か、とこれも大きく取り上げられている。
東京都知事選でいえば、石原都知事の”大むだ遣い”を指摘してきたのは共産党の都議員、そしていち早く出馬表明をしている吉田万三さんは14日に公約発表をしているが…マスコミは?
報道の自由は保障されるべきだが、公平・公正な報道も求められている。



昔ながらの”おから”の話   2007年2月14日(水)


 東畑の鳥谷池のほとりに、昔ながらのお豆腐やさんが一軒ある。固定客は町内よりも府外の方が多い。一昨日お豆腐やお揚げさんを買って”おから”をいただいて帰る。この”おから”も昔ながらのおからでざらざらとして、きめは粗い。
昨夜、このおからを炊いたが、やっぱり、昔ながらの味で懐かしい”おふくろの味”。
 3月議会の一般質問通告書の原稿が届く。いつもテーマは早く決めているのだが、どんな資料をそろえて、どのように質問を展開していくか、というところに時間を費やしてしまう。お昼過ぎまで”ストーリーテーラー”になった気分で組み立てるがうまくいかず、議員団の会議に臨む。
 雨足が激しくなり、学校帰りの生徒がずぶぬれで信号待ちをしている。こんなとき「制服でないほうがいいかも…」と思ってしまう。帰宅して一番に制服を乾かさないと明日、困る(経験上)。
 教育懇談会のおしらせ(精華町の子どもと教育を考える会主催)
  2月17日 午後1時30分〜 祝園西一丁目集会所
  前回のつどいでパネラーになっていただいた田中恒子さん(元大  阪教育大学教授)の、気軽な講演と、ざっくばらんな懇談会。
ぜひ、ご予定に加えてください。
明日は、親子リズム会を開きます。お待ちしています。


母子加算…廃止       2007年2月13日(火)


 洗面台の蛍光灯が何時のころからかつかなくなってそのまま放置している。明るいところでまじまじと顔を見ることもない…が、朝陽の中で鏡をのぞくとこれはすごい”乱れ髪”。予約をして昼前に美容院に飛び込み”散髪”。
 国会中継に時々耳を傾けながら、夕方から始まる会議の準備をする。民主党議員の質問が続いた後、共産党の志位さん。
母子家庭の生活保護費から母子加算が廃止されることに言及。答弁は「母子家庭の生保世帯よりも生活困難家庭がある…バランスをとるため」といった内容。これは、生活保護費の見直しのときにも同じ論法が使われたが、生保家庭よりももっと低所得者に税金負担を求めるための言い訳に過ぎない…と、私も思う。
 NHKの世論調査が報道されている。安倍内閣の支持率は41%、不支持率は43%となっている。安倍首相は「支持率に一喜一憂せず…結果を出すことが肝心」とコメントしているが「その本音は?」と聞いたい。
 夕方から2つの会議に参加。毎年行われる”3・8国際女性デー”は、3月10日に行われる。あの、柳沢厚労相の「産む機械」発言に怒りが集まるのは必定。相楽の女性も黙ってはいません…ョ。



”氏子”さん          2007年2月12日(月)


 土曜日も入れれば3連休。例年なら”早春賦”が似合う季節だが、今年は異例の暖冬。精華大通りから見える学研記念公園の紅梅もどうやら見ごろらしい。
朝から、府会の予定候補の山田さんとご一緒する。畑仕事に精を出す人や庭先の手入れをする人、学研記念公園の広場はすでに人出で溢れ、空には色とりどりの”凧”が舞い上がる。
 夜は自宅で会議があったが、その途中で入った電話「赤ちゃんのお宮参りを近くの神社でしたいのですが…氏子になっていないしどこか…」というおめでたい相談。
知っているだけでも町内のお宮さんは数々ある。東畑の方が「最近、初詣の人がやたら増えた…昔は大体顔見知りばっかりやったけど」と話されていたのを思い出す。
新しい町に住むと、檀家や氏子という言葉から遠のいてしまうが、やっぱり”お宮参り”や”七五三”は近くの神社で…という方も多い。
いくつかのお宮さんを紹介したが…ともかく、無事にご出産、おめでとうございます。



三宅安兵衛碑       2007年2月11日(日)


 チラシを見たときに、三宅安兵衛という歴史上の人物碑が精華町にある?と早合点してしまったけど、よく読むと、彼が建立した石碑が精華町にあるということで興味がフツフツと沸いて、講演会に出かける。講師の伊東さんは光台在住の方で、時々犬の散歩などでもお見かけする方。会場は溢れんばかりの人で100人以上つめかけた。
 三宅安兵衛は、小浜の出身で京都で帯問屋をはじめ、無類の旅行好きで早くに現役を引退し、あちこちに旅行に出かける。
 大正8年に、息子に当時のお金で一万円を預け京都の史跡、名所の石碑や道標を立てることを遺言。京都に400基以上の石碑が建立された。
 精華町にあるのは6基。一番よく目にするのは、紺屋の交差点のJR踏切近くにある「祝園神社」碑。祝園出森にある「武垣安彦破斬旧蹟」碑も、道端にある。来迎寺や常念寺、武内神社の石碑も見たことはあるが、建立に関してのこれらの由緒を聞いたのは初めてでとても興味深く聞いた。
 今で言えば「案内板」だが、自分が見聞した史跡、由緒を後世の者に残そうと私財を投入した彼と、それを実践した彼の息子達の”粋”に感動したし、身近なところに”歴史”が生きていることを感じた。
 三宅安兵衛さんは、今の変貌ぶりは”想定外”だったかもしれないが、今、自分達が歩いている足跡を100年後に生きる人たちは、どのような歴史として受け止めるだろうか…。
 歴史を感じながら、自分達も歴史をつくる1人…こんなことを考えるひと時だった。


加茂から木津へ      2007年2月10日(土)


 昨年から問題になっている加茂町のゴルフ場のフェロシルト埋設地と除去作業を見に行く。全体をブルーシートで覆い、慎重に除去作業が行われていた。
ゴルフ場をつくるために山間の谷の埋め立てに使われた土壌埋戻材(石原産業の登録商標)=フェロシルトから環境基準を超える6価クロムなどが検出され、産業廃棄物と判断され、撤去命令が出された。
当初、このフェロシルトに注目したのは地元の住民の方と共産党の町会議員団。その後、共産党の府会議員が府義会で追及、加茂町でも撤去の運びとなったと聞いている。
そのあと、産業廃棄物で汚染が心配されている”赤田川”の流域を見て木津町へ。
梅見台、州見台のニュータウンを抜け、遅れていた州見台小学校の建設現場を遠巻きに見る。南山城村の小学校にも似たカラフルな学校建設が急ピッチに進められている。聞く話によれば、予算の関係で「エレベーター」設置は見送られたとか…。多分、禍根を残すことにならないかと、よそごとながら気にかかる。
 加茂町、フェロシルト撤去作業風景。


陽学校・盲導犬訓練センター
訪問

                2007年2月9日(金)

 自治会役員の当て職で、青少年健全育成会の役をしている。毎年行われている研修会に初めて参加をする。
 児童自立支援施設、府立
陽学校を訪問。家庭裁判所や児童相談所から送られたり措置された児童が、丸ごと生活し、勉強をする施設で、設立は大正2年と歴史は古い。
当初は周辺は田んぼや畑ばかりだったが、住宅地がそこまで押し寄せている。山や畑が敷地内にあり、古い寮舎の立替が進んでいた。周辺に”塀”などはなく、周辺の住民とのコミュニテイをはかりながら、児童の自立を支援している(写真は寮の一部)。
 午後から関西盲導犬協会盲導犬訓練センターを訪問。写真のワンちゃんは広報犬。盲導犬になるには資質が重要。同じ兄弟でも3割くらいが適応犬に。赤ちゃんの間はボランテァさんに里子に出されそのあと訓練を受けるが、大事なことは、人との信頼関係で、人といれば楽しいということを知らせていき、とにかく褒めること。難しいのは”拒否”をすることを教えること…など、子育てにも通じることを学んだ。

これから先…。       2007年2月8日(木)

 来客のある日が我が家の掃除デー。さて…と思っていたところに長電話が入り、後は時間に追われてアップアップしながら、親子リズム会のメンバーを出迎える。
「確定申告にいかなあかん…」「定率減税が廃止になって、今度は住民税が上がる」「うちらのときに年金ってあてになるのかな〜」などと、いつもは出ない税金や年金や医療費のことが話題になる。集まったのは30代のお母さんたち。
自分が30代だった頃、先々の年金や医療費のことは考えても見なかった…いつも”何とかなるやん”という漠然とした期待のようなものがあったのに。
 町の人権啓発課主催の憲法講座に参加する。1996年にNHKで放映された「憲法はまだか」というドラマを見る。講師は鈴木 隆さん。敗戦直後GHQが日本政府に憲法改正の指令を出してから、今の条文が確定するまでの詳細を追ったストーリー。
豪華キャストでつくられたドラマで見ごたえは十分。絶対的な天皇制から主権者は国民という大転換を遂げた推移がよ〜くわかる。
今回は前編で、22日に後編が上映される。
残念なことに参加者が少なくて…次回に期待したい。


また…継続審議       2007年2月7日(水)

 午前中は議員団の会議。午後から、昨日報告した、文教産業常任委員会が開かれる。案件は12月議会に提出された「教育請願」。今回は、各委員が項目ごとに意見を述べた。その詳細は省略するが、委員会の結論=不採択(採択に賛成したのは松田のみ)が、本会議で審議不十分ということで差し戻されたことは、委員会審議のあり方が問われた”重い”結論であると前置きをしながら逐条的に賛成意見を述べた。委員の発言についての質問の機会もあり、いくつかの質問もしたが、審議するという段階に入らない前に、「継続審議にすべき」という委員長発言があった。
 3月議会が始まる前、あるいは会期中に、委員会として現場調査や資料収集をして、再度審議をする…というのが結論。
何度も書くが、委員会に差し戻しをされた時点で、委員会のあり方や調査研究の必要性などを検討して、委員会としてどうするのかを議論すべきではなかったのかというのが私の総括。
 明日は、親子リズム会を開きます。どうぞ…お待ちしています。

でんでん太鼓        2007年2月6日(火)

 散歩にでも出かけたい陽気になる。例年だと”立春”の頃が一番寒くて「暦の上では立春ながら、まだまだ寒い折柄…」などといわれるものだが、今年は”立春”は”立春”といわんばかりの暖冬。
 4丁目の子育てサロンに参加する。鬼遊びをした後、でんでん太鼓づくり。昔からの子守唄”ねんねんころり…”にでてくる、里のお土産は”でんでんだいこに笙の笛”。
紙コップで、個性的なでんでん太鼓をつくって、オモチャのチャチャチャを大合唱。最後に子どもたちが前に並んで、太鼓を振りながら合唱して”超ミニミニ発表会”。もちろんお母さんたちは大拍手。
 議会事務局に顔をだし、その後所用が4件。京田辺から木津までグル〜と回って帰宅。
 明日は、午後から文教産業常任委員会が開かれる。委員会で不採択、本会議で委員会に差し戻しの”教育請願”が審議される。
委員会として、教育現場を調査し、懇談をしたら…という提案をしたが、各委員に委ねられた現場調査。
 どんな議論がされ、審議がされるか…詳報は明日に。


ネコ知恵           2007年2月5日(月)

 裏庭においてある花ショウブやクリスマスローズが”お水ほしい!”と叫んでいる。散水をしようと思ったらホースの中から”ガサガサ”と薄氷がでてきた。霜が一面におりて寒い朝。通学路にたっていると「もうすぐ暖かくなりますよ」と、犬と散歩中の男性。
言葉通りに暖かくなり「よし!今日はビラ配布」と決めて、遅まきながら府会と町議会報告を配布する。
 過日、ベランダの三毛猫のことを書いたが、相変わらず毎日のように”お越し”になる。陽ざしにあわせてズリズリと場所を移動している。
以前、猫を飼っていたが、夏は涼しく、冬は暖かい一番快適な場所で過ごす彼等の”生活の知恵”はすばらしい
 午後から夜までは会議の連打。帰宅後、明日の4丁目の子育てサロンの下準備を少しして、気分転換。サポーターで参加しているが、サポートされているのはいつも”自分”のほうだと感じている。
 そんな明日が楽しみ…です。


なんということはないけれど…
                 2007年2月4日(日)

 なんということはないけれど…65回目の誕生日で、65歳というのは世間的に、どういう齢なのか、などということを考えてみる。
敬老会の招待状が来るのは70歳からなので”お年より”というわけでもなさそうだが、老人保健などの対象となる。介護保険証も手元にある。
しかし、前期高齢者とかいって”現役並み”に、税負担はかかってくる。医療費の負担も現役並みだし、大人でも子どもでもない思春期の若者のように、現役でもないし、かといって老人でもない”中途半端”な年齢だ。
若者は”入り口”だが、こちらは”出口”が近づいたということか…などと、思い巡らす。
 次女からメール、長男は「顔だけ見に来た」と、ほんとに”顔”だけ見て帰る。ま、覚えてくれているだけでもいい…と、午後からのんびりと過ごすことに。
これくらいのご褒美は、自分にしても怒られることはないと、自分を甘やかしてみるが、落ち着かない。
結局、ごそごそと台所仕事に精を出し、PC仕事をして…やっぱり、なんということはない”誕生日”でした。


売り手市場          2007年2月3日(土)

 今年の新卒者は”売り手市場”らしい。団塊世代の大量定年退職も手伝ってのことらしいが…。でも、今、非正規やパートで働いている若者にはあまり縁のない話らしい。
 40年以上も前に”新卒”だった、あの頃はどうだったかと思い返してみる。女子学生の就職先は本当に狭き門というより、無かった。
大学への求人票を見て受験をした証券会社では「応募要項の間違いです。女性は受験できません」と門前払い。公務員試験は”保留”になって、その後”不採用”の通知が届いたが、その理由は不明のまま。女性というだけで、2重の扉があった厳しい時代。
就職したさきは「女性の営業マンは初めて…」という会社だったが、女性の営業職すら珍しい時代だった。
今は、女性の社会進出は当たり前で、建前では男女差別などはない時代だが…柳沢厚労相の言葉の奥底にあるような”本音”は、どこかに潜んでいるような、そんな気がする”売り手市場”。


介護保険証          2007年2月2日(金)

 2月に入ってやっと雪が…チラチラと舞う。狛田駅の早朝宣伝に出かける。随分大きくなったけど、どこかに幼い頃の面影を残して、顔見知りの中・高生が次々と電車に乗り込む。
 大きな袋に詰め込んだままの自治会関連の書類を引っ張り出して整理を始める。一番多いのが、町からの”回覧物”。
町の広報誌は、今のところ自治会員のみの個別配布となっているが、試験的に集会所にポストが設けられ、会員以外の方も集会所に行けば入手できるようになっている。始まったばかりで、利用頻度はわからないが…。
 もうすぐ65歳ということで、介護保険証が届けられた。健康保険証は病院窓口で提示するだけでいいけど、こちらは”介護認定”を受けて始めて利用できる保険証。介護を保険制度で、というならもう少し簡単手続きで利用できるようにしてほしい。実際、利用する段階になれば自分の手で手続きするのは困難かもしれない…などと思いながら手にとって見る”介護保険証”。


総会と研修           2007年2月1日(木)


 京都府の町村監査委員の総会に出席する。この間の合併で、府下の町村は激減し、木津川市の誕生で11町村となる。監査委員協議会の組織改変も余儀なくされ、事業計画も一部財団法人京都府市町村振興協会に委託したり、役員数の見直しなどが行われた。
 総会の後、研修が2件。
1、「市町村と府の税業務共同化について」  河野 直樹京都府総務課理事
 地方分権の一環として市町村への税源移譲が進められている。京都府として、新潟や山梨県の先例に学びつつ、税業務の共同化を進めている。
国・府・市町村が徴収・課税業務の共同処理を進めるうえで、情報の共有化や電算システムの共通化を進めていく。
公正・公平で効率的な税務行政をめざし、府民の信頼を得ていく。
2、「裁判員制度〜司法を取り巻く諸情勢」 中村 利雄弁護士
 2009年から裁判員制度が始まるが、世論調査では裁判員をやりたくない人が増えている。裁判員フォーラムで”やらせ”があったのは恥かしいこと。
2004年から法科大学院による法曹養成が始まり、法曹は増えるが、裁判所などの統廃合で、裁判官、検察は減少傾向で増えるのは弁護士。敷居の低い弁護士が求められている。
 公益通報者保護制度が2006年に施行されたが、公益通報者は”密告者”ではなく、企業にとっては有益な存在。もっと早くに制度化されていれば、雪印・不二家などの事例は未然に防げたのではないか。

普段、聞くことのない話が聞けていい勉強に。帰り道に途中下車をして城陽に住む長女宅を訪問。同居のご両親にやっと新年のごあいさつをする…遅くなってごめんなさい。