たんぽぽ通信
「コンビニ弁当16万キロ」  2006年7月31日(月)

 副題は「食べ物が世界を変えている」(千葉 保監修)。この本が今話題だとか。新婦人新聞の記事を簡単に紹介すると…。
 原産国表示のないコンビニ弁当だが、協力を得たコンビニチェーン店am/pmによると「幕の内」弁当の約7割が外国産品を使用。
鶏肉=ブラジル、海老=タイ金時豆=ボビリア、油揚げ=アメリカ、レンコン、人参などの野菜類はほとんど中国産。
本書ではフード・マイレージ(食料の輸入量×輸送量、単位t・km)という考え方をもとに食糧輸入事情について考えることを提案。この計算をすると、コンビニ弁当一つで16万キロのマイレージになるという。
日本の約2・5倍もの農地が外国で使われている計算になる。
輸送のためのエネルギーや生産のための水…世界の空気を汚しながら、水を使いながらコンビニに並ぶ弁当。

 コンビニ弁当で食材が国際交流…などといっていられないもっと深い問題が…食料自給率が40%のわが国の農業政策のありかたは、地球環境にも深刻な影響を及ぼしている。
 時々、お世話になるコンビニ弁当だが、16万キロは地球を4周する距離。
便利だけどその裏には…一度読んでみようと思う一冊。

もうすぐお盆          2006年7月30日(日)

 昨日の疲れを引きずったまま、本日は年に一度の墓地掃除の日。例によって朝が早い。午前6時から受付が始まり6時30分から作業開始ということだが、6時30分には大方の掃除は終わっていた。
近くに戦没者の方のお墓も数多くたっている。よく見ると、昭和20年の春頃に戦死された方が多いが、事実はわからない。
墓地にまつられて安らかに”成仏”されているのに…靖国神社に、祀られて「迷ってはるんとちがうやろか」と息子に聞く。「あの頃はみんな”神の子”やったしな」と息子。
墓地は、ある在所の共同墓地で”墓地管理委員会”の方がこまめに手入れをしてくださっている。”よそ者”の私なども仲間に入れてくださって、一年間の管理料は年1,000円と”超安値”。こんなのでいいのかな〜と思いつつ、甘えている。
 夜は自治会の役員会。都合で急遽、日程を変更したにもかかわらずほとんどの方が出席。夏祭りや体育大会と議題は盛りだくさんながら、積極的な意見交換ができ、終了。

自治体学校2日目      2006年7月29日(土)

 名古屋国際会議場で分科会。
地方財政構造改革と地方交付税・自治体財政
 地方交付税制度がかえられようとしている。今の「中央的分散システム」は税源配分が国税に多く配分されているとの批判があるが、その一方では、地方交付税という財政調整制度があり、地域経済を下支えする調節弁でもあった。
進められようとしている改革の「簡素化」などについての多くの問題点の指摘もあり、総額削減につながる危険性などを学んだ。
 夕方から、地元での会議が予定されていたので、少し早めに切り上げて帰路に着く。
2日間、体調もややすぐれず、きつい学習であったが…久しぶりの大きな学習会参加で、少しは”頭の体操”ができたかも。


自治体学校で学ぶ      2006年7月28日(金)

 住民自治を自分達の手に、という思いで続けられているのが自治体学校。全国各地につくられている”自治体問題研究所”は約35を数え、今年で48回目の開催となる。
 精華町の共産党議員団として、そろって参加する。初日の今日は名古屋市のつるまいプラザで全体会が開かれた。
記念講演
 憲法の輝く日本をめざして(小林武 愛知大学法科大学院教授)
   第164国会で継続審議となった改憲の手続き法案、教育基本    法改定案、共謀罪創設法案、防衛庁の省昇格法案は秋の国会   で一気に成立させられようとしている。まさに、国民不在の国会「   クーデター」。
   近代憲法は、人権保障のために、国家をしばるものだが、自民    党草案は、人権のうえに「公益及び公の秩序」を置き、主権者の   国民を置き去りにするもの。
   恒久平和を宣言した憲法は世界の平和のシンボル、守るに足り   る宝物。
 地方分権論の視角と死角(白藤博之 専修大学)
   公ですべきものを民で、というときの基準は@必要性A緊急性    B合目的性C代替手段の検討D先例F公開、参画の基準が    求められる。
   住民投票、住民監査請求、住民訴訟などが議会で拒否されるこ   とが多い。住民と議会、町長は民主主義的距離、法治主義的距   単三電池1600個で有人飛行をしたように、住民が結束すれば   、総合的な行政主体力は大きなものに…。
 改憲型構造改革と国民生活(二宮 厚美 神戸大学教授)
   既に、安部型構造改革は始まっている。「骨太方針」は、経済と   財政とを同時に追い求める「アブハチ作戦」歳入歳出の一体化    で切られるものは、福祉と地方自治体。
   憲法は「必要充足」「応能負担原則」だが、これを切り崩し、強い   ものはいじめないで、助け合うのは弱いも同志。
   優勝劣敗型(正規・非正規)分断的格差(民間・公務員)を進め    る弱肉強食型。
   新憲法草案は、住民自治条項を書き換えるもの。社会保障や    福祉を契約と市場型に置き換え、市場化テストによって「公共サ   ービスせり売り競争」をさせるものである。
一気に3人の方の講演を聞いて、その後参加者からの質問に、三者三様のコメント。濃縮された全体会でした。


”スライム”成功        2006年7月27日(木)

 定例の親子リズム会だが、夏休みに入ったので”同窓会”を開く。幼稚園に入った子どもさんや、小学生の姉弟も混じって、集会所を借りての開催。久しぶりにつくった”スライム”も何とか成功して、朝の時間があっという間に過ぎる。
スライムの材料は、合成水のり、水、ホウ砂、そして色のつくもので適量混ぜ合わせると小麦粉粘土の”グミ”状になる。自在に形を変えるので大人も結構夢中になる。色に工夫をすればもっとよくなるはずで、次の子育てサロンで再挑戦するつもりである。
 午後から2つの会議に参加。介護保険制度の学習をする。近隣の市町村でも随分保険料が違うし、待望の老健施設ができた和束町では目玉が飛び出すくらい保険料率(72.6%)が高くなっている。
健康保険証があれば、誰でも医療が受けられるけど、介護保険は、保険料を払っていても、誰でもが利用できないなどの疑問も出された。包括支援センターのあり方なども、今後、物議を呼びそうである。
 夜も集会所で会議…やっぱり木曜日は忙しい。


スイカ”往来”         2006年7月26日(水)

 朝から「集会所予約」の問い合わせがはいる。聞くと、入院中の方の最期が近い。通夜だけ、集会所を借りられないかとのこと。「ご不幸ごとは最優先ですから…」と答えたが…こればかりは予約ができるものではない。
 議員団の会議で、先週に引き続いて”議会活性化”の学習をする。議長の議会召集権や、一般質問のあり方や、常任委員会の兼任などが今、問題になっている。議員の条例提案権などの活用も、もっと旺盛にしなければならない。議決権を、住民の立場に立って、どのように行使するかは議員にとっては肝心かなめのことである。
 夕方帰宅したが、今日の暑さは格別で、頂き物のスイカを切るが、冷蔵庫にも入らず、ご近所におすそ分けをする。
その後、残りの集金訪問に出かけ、そこでも「食べきれないし…」といってスイカをいただく。
長梅雨で、スイカのつるが枯れはじめた、という話も聞くがいずれも立派なスイカである。
夕方になって、スイカ”往来”のひと時だったが、田舎の父が作った自慢の甘いスイカの味と、義母のスイカ好きだったことを思い出す。
義母は「こんなに食べられへんわ〜」といいながら、「食べられへんかったらアカンし、真ん中のおいしいところからたべよっ!」と、流し台にもたれて4半分はぺろりと食べて「うまいもんは宵に食え…」と、からりと言って部屋に引き上げた。
2人とも今は亡き人…今年のお盆はスイカのお供えも忘れなく。


ベンチャー企業       2006年7月25日(火)

 光台の夏祭りにぜひ…というお願いに、ラボ棟を訪問する。事前に他の委員さんが意向を聞いてくださっていたので話は快調に進んだ。地球環境にやさしいエコ開発をいろんな分野でされている。
太古の時代から生き続けている”苔”に注目し、その生育や活用を研究している企業。
生ゴミをエネルギーに変える”超高速加熱水蒸気熱分解装置”を研究している企業。
マルチ発光新素材などの開発をしてる企業など、およそ、日常では思いつかないような発想と創造性と理論を駆使しての研究で、私などには予想もつかない分野だが、話を聞いているだけでも”夢”が広がって楽しい。
3社が出店とデモンストレーションを約束してくださる。夏休みの子ども達に素敵なプレゼントができそうだ。
後は、なんと言っても”ロボット”。ラブコールを送っているのだが…返事待ち中。実現するといいのだが…。


疲れ…ました。       2006年7月24日(月)

 9時から始まった監査業務は5時過ぎまで続いたが、宿題を残したまま、次回へと続く。
帰宅と同時に会議が始まり、そのまま夜に。医療法の改定で”医療難民”介護制度の改定で”介護難民”産婦人科医不足で”お産難民”…と、いま、難民が続出。やっぱり、いまの世の中どこかがおかしいと言う話になる。
 秋になれば、教育基本法も憲法も”改定”が俎上に乗せられ、あれよあれよと言う間に進められるのではないか…と不安がよぎる。
そんなこんなで、思いをめぐらし、身体よりも頭が疲れて…本日、閉店。

ワーキングプア       2006年7月23日(日)

 長雨が続いた後、庭木に毛虫や、いら虫がついて…とお隣さん。我が家の芙蓉や、花水木にも害虫が発生している。いつもだと、お日様に向かって勢いよく咲いているひまわりも、雨にぬれて、重たげに頭を下げている。
 集金やら知人宅の訪問やらで夕方になる。
 夜、NHKスペシャルで”ワーキングプア”を放映していた。3人に1人が”非正規雇用”で働き、この世界では30代にはいると職場がない。働く能力も意欲もあるのに職場がない。正規雇用ではないから、職場を転々として一つのつまずきで、住む場所も失う。
 農村地域では、農業を断念して過疎化が進む。そのことは地域の商業者にも深い影を落とし、地域格差と経済格差がますます大きくなり、教育格差にもつながっていく。
 格差の再生産が行われ、若者や子ども達が夢を語れない社会が深く沈殿していく。養護施設の子どもの夢は「普通の家庭で普通に暮らしたい…」。
 昔も格差はあった…が、子ども心に何となく”夢”はあった。「がんばればなんとかなる」と。
小手先ではどうにもならない、この病んだ社会構造…首相が変るだけでは変る訳もない、と思いながら最後まで見てしまった。

やられました。       2006年7月22日(土)

 久しぶりの陽ざしに”やれやれよかった”と目覚める。しかし、蒸し暑い。このお天気も長くは続かないと、天気予報。
気になっていた畑に行く。「松田さんのトマトはカラスも食べない」と言われていたのに…大粒の完熟トマトの全てがカラスの餌になっていた。「う〜ん、やっぱりやられた」と悔しがったがもう遅い。どうやら、雨の中でも、せっせと畑がよいをしていたのは”カラス達”。
 いろいろ、作業をしていると、もう10時過ぎ。一番暑い時間に”配達”と”集金”に回る。訪問先での話が長引いてお昼過ぎに帰宅。
 午後からは集会所で夏祭り準備で、夕方から”夏祭り会議”。
毎年の役員さんのご苦労をかみしめながら、準備を進める。
光台の夏祭りは8月19日(土)です。ぜひ、ご一緒に…楽しみましょう。

イコちゃんといこか      2006年7月21日(金)

 止まない雨の中、西中学校へ夏祭りの打ち合わせにお邪魔する。生徒も先生もとても楽しみにしています、というお返事をいただいて、お祭りの主人公はやっぱり、子ども達だと、改めて思う。
消防署にもお邪魔してが、こちらは”水防”でてんてこ舞い。そういえば、北稲の京奈和道の側道にブルーシートを張っていた。町内でも、土砂崩れがあったらしい。
 お昼前になっても止まない雨の中で行われたのが祝園駅前の”ペデストリアンデッキ”の開通式。
平成15年から始まった工事が諸般の事情で遅れ、今年の7月に完成したもので、総工費は約5億1千万円。商業施設がまだのためか、なんとなく”橋”だけが浮いて見える。
一通りの式典が終わって、渡り初めをしたのはロボットの”イコ”ちゃん。お隣の生駒からの出張で、参加した保育所児はもちろん、大人たちも興味津々。
 
おしゃべりもする生駒の”イコ”ちゃん。


戻り梅雨…?         2006年7月20日(木)

 明日から夏休みだというのに、戻り梅雨のような雨模様。通学の子ども達も、何となく憂鬱そうな表情。
 「雨やし、かえってみんなと遊ぶほうがいい…」ということで、我が家の親子リズム会は盛況。新聞広告を切ったり、丸めたり、棒にしたり次々に遊びが広がって、ついには”ドラマー”が登場して賑やかに遊ぶ。
 午後から会議に出席して、後はPCに向かって事務仕事。カラープリントを欲張ってしていると”インクがありません”とメッセージ。よしよし、と買い置きのカートリッジを替えるがサイズが合わない。注文間違いに気づいたが時すでに遅く、おまけに、このインクは高値の一品。しぶしぶと、買い物に出かけたが”財布”も軽い。先ずはATMに向かい現金調達をして、目的物を買って帰宅。
次男お勧めのプリンターは、買うときは安かったけど、後が大変で、そこまでは彼は責任を持たない。
天気予報では”所をかえて大雨でしょう”と、これも、やや無責任なコメント。京都北部でも、大雨被害が続出している。
崖の下の我が実家は大丈夫だろうか…明日は”お見舞い電話を忘れずに。

相楽作業所訪問       2006年7月19日(水)

 午前中は議員団の会議。議会の活性化や議員のあり方について学習をする。先だっての議長会主催の研修を参考にしながら、主体的な議会活動について議論。一問一答方式や、議員の条例提案、常任委員会の複数所属など、提起されている課題は多いが、何よりも、これらのことを、議員間で率直に議論しあえる環境づくりが重要だと思う。
 午後から、相楽作業所を訪問する。4月から”障害者自立支援法”が施行され、10月からは施設サービスについても全面施行がされる。全国各地の障害者や、その家族の方から”利用料が高くなって足が遠のいた””作業所に働きに行っているのに、利用料がいるのはおかしい”などの声が寄せられている。また、施設の方からは”運営が困難になった”などの声が寄せられている。
 地元で、長い歴史を持つ相楽作業所はどうだろうか。
・利用料は、日割り計算になったが、働いているものは月単位で働いている。この差は、どうしても埋まらない。
・食費負担が630円となり、利用者の負担が大きい。食費の中に、人件費や光熱費まで入れるのはおかしい。配慮された施設給食をやめるのは忍びない。
・サービスを利用してこそ、自立がはかれるのに、この制度は逆行している。
 いまのところ、負担増によって、入所をやめた人はいないが、その分、家族の負担は重くなり、”世帯分離”などが増えつつある。無認可の小規模作業所などの運営はいっそう厳しくなり、存続が危ぶまれているなど、利用者と施設者双方の声をお聞きすることができた。
 介護保険制度と一体化するための今回の”自立支援法”だが、本来的に性格が違う、障害者施策は、どこまでいっても”福祉施策”であるべきで、それは”公”の責任ですべきこと…というのが、私の結論。


の〜んびり”サロン”     2006年7月18日(火)

 4丁目の”フリースペース”は、の〜んびり、ゆったりと時を過ごす。保育所からプレイクッションなどの大型遊具を借り受けて、子ども達はそれだけでもいっぱい遊んで、お母さんたちもダベリング。
こんなひと時が子育ての中であってもいい…と思う。
 午後から印刷物に出かけ、6月の議会報告を刷り上げる。一人仕事をすることが多いが、今日はお手伝いをしてくださる方があり作業は順調に進む。
 先の国会で「国を愛する心情」は評価が困難と、小泉首相が認めた「愛国心」通知表が、京都府下の公立小学校で22校あることが判明。山城教育局管内で14校、そのうち相楽郡では7校である。
町内では使われていないとのことだが、それぞれのところで見直しが進められている。
同じ、教育局管内でも使われている「通知表」が違うことも驚きだが、公立高校の内申書などはどないなってんのか…と、興味が湧く。
 40歳の息子に殺された61歳の母のニュースが報じられている。原因は「結婚どうすんの」「付き合ってる人はいないの」という母親の言葉に逆上してらしいが、私も時々、口にする言葉。
母親だったらやっぱり、ついつい言ってしまうけど、悪いのかな〜…こんな言葉。


雨だから…           2006年7月17日(月)

あなたの悲鳴を聞いてから
もう随分たつのに…
「時間がないわ」
「この次でいいでしょ」

そのうちあなたは無口になって
それでも「うぃ〜ん」「うぃ〜ん」って
泣きながら、がんばってた

梅雨明け前のしとしと雨の日
あなたのことを思い出した

と、いうか…
やっと見つけた、取替え用のゴミパック

で、思い出したあなたの悲鳴
あけて…これはひどすぎる

雨だから…できた
掃除機の掃除。

雨だから…娘から電話が入る。「雨で予定が流れたから遊びに行く」と。午後のひと時を娘の家族と過ごす。
夜は会議に出かけたが、今日は雨だからできたことがいくつかあった。もう、梅雨明けも近い。


"まった”工房          2006年7月16日(日)

 おすそ分けもできないキュウリが冷蔵庫を占領している。曲がったり、大きくなりすぎたりである。昨日、知人にこんな話しをしていたら「きゅうちゃん漬け」の秘伝を教わった。
早速挑戦してみる。精華町には、地場産農産物の試作品をつくる工房”華工房”があり、イチゴジャムや万願寺ジャム、イチゴあめ、お味噌などを発表されているが、さしずめ、今日の我が家は”まった工房”。
材料はキュウリ、しょうが、みりん、醤油と味噌少々。”しょうが”がないのに気づいて、これまた近くのコンビニで買い求める。
手順どおりに進めて一時間ほどで仕上がり漬け込んだ。キュウリの青みを残したまま、あめ色に仕上がった。まずはめでたし、めでたし!
つくり方の紹介          
 @丸ごと湯通しをする(3回)。その後輪切りにする。
 Aみりん、醤油を煮立てて沸騰させ、その中をくぐらせる(3回)。    T回づつ、絞るのがポイント。最後に、すりゴマなどでお好みに。
 
      

生きていれば…         2006年7月15日(土)

 もし、生きていれば昨日は夫の誕生日で70歳になっている、と朝になって気がついた。今日こそ、お線香の一本もと思っていたが…かなわなかった。
 10時からは木津で年金者組合の会議、午後には共産党の84周年の記念の集いが京田辺市であった。夜は自治会関係の会議があり、遅くまで続いた。
 住民税、国保税に引き続いて介護保険料の通知書が届けられ、各自治体で苦情が殺到している。思い余って役場の窓口に駆け込んでも「国の制度ですから…」「決まったことですから…」という返事しか返ってこない。そういう返事しかないとわかっているからあきらめた…という声も聞く。
 介護保険料は、決定についての不服審査の請求が60日以内にできることになっている。審査をするのは京都府の仕事だが、窓口は各市町の担当窓口でできる。ひとりでも多くの人が不服申請をすることが3年後の改定時に力を発揮する。
それでは遅い…かもしれないが、このまま黙っている訳にはいかない。「不服申請」をしましょう、ということが年金者組合で話し合われた。齢を重ねたら平穏に静かに暮らしたい、と思っていたのに…とんがらずにいられない今のご時勢はやっぱり”変”です。
 

町村議員の研修会      2006年7月14日(金)

 議員研修に参加するまでに毎週の新聞配達は済ませたい…でも暑い。躊躇する時間が長ければ長いほど陽ざしはきびしくなる。結局、スタートしたのは9時過ぎ。頭の中を大粒の汗が走り、額からぽたぽたと汗が落ちる。
 研修会は午後1時から4時半まで京都で開かれる。町のふれあいバスで会場に向かう。2人の講師が講演。
志木市の元市長の穂坂さん。県職員、志木市職員を経て、県会議員、議長を歴任した後、市長となる。いわば、地方自治のスペシャリストで、市長になっていち早く「25人学級」を実現。地方自治が崩壊の危機にあるが、今こそ再生の最大のチャンス。その鍵を握るのは”議会”。先例にとらわれず”ゼロベース”からの出発と検証を、職員・住民・議会がともに進めることが大事。
市長の仕事はマネージメントと説明責任。職員の給与などに手をつけるのは全ての努力をしてからの話。指定管理者制度に”益”はない…NPOなどの市民力を活用することの方が大事など、大胆な提言も含めて…実践に裏づけされた確信に溢れた話だった。
議員必携や町村監査必携などの発刊に携わる岡本さん…地方議会の活性化について(長くなるので、後日、報告)
 帰宅後、留守電メッセージの対応に追われ、町内を走り、夕闇にまぎれて、畑で野菜の収穫。R163沿いの畑は夜でもそこそこ明るくて…野菜たちにとっては、不幸かもしれないが、私にっては幸いです。


静か〜やね。         2006年7月13日(木)

 用事と病気が重なって今日の親子リズム会は"超…静か”。2組の親子でのんびりと遊ぶ。
 午後からも松田宅で集まりがあり、暑い中での外出もなく、来客用の涼しい"クーラー生活"を送る。どちらかといえばクーラーよりも、額に汗して"首タオル"が好きな方なので、昼間のクーラー生活は少ない。夕方からの会議が立て続けに2件入っていたが、少し間ができたので庭の草抜きをする。
先日の”蚊攻撃”の経験から、孫用に買ってある”虫パウダー”を使ってみる。確かにパウダーをした腕は難を逃れたが、顔周辺にわらわらと蚊が集まってくる。
それでも何とか家まわりをこざっぱりとして、夕方からの会議に出かける。会議が重なるごとに、ダイアリーの中の行事予定がびっしりと書き込まれていく。
ウ〜〜〜っ、この夏は忙しい!
でも、毎年言うてることやし、なんとかなる…か。


黒塗りの教科書        2006年7月12日(水)

 午前中は議員団の会議が開かれる。9月議会までには少しの時間的余裕もあり、この時期には全国各地でさまざまな研修会も開かれている。議員団ではこの時期にテーマを絞って自主研修を進めている。
今日のテーマは、合併問題にもかかわってくるが「精華町のまちづくり」。議論は白熱したが結論は持ち越し…何しろテーマが大きい。
木津川市の準備が進む木津町では水道料金の値上げが行われた。一説によれば、3町の水道料金の格差が大きく、段階的に高い料金に近づけるための方策だとか。
木の津バス(町内循環バス)は、加茂町の当尾や、山城町の神童寺にも走るのだろうか…など、お隣のことながら気になることもいくつかある。来年の3月が市制へのスタート…どんな姿に変っていくか、住んでる人の生活は…注視していきたい。
 夕方から"教育基本法の改悪反対"相楽実行委員会に参加。
戦後、それまで使っていた教科書を黒く塗りつぶし、教育観が一変した時代に中学生だった方からのリアルな話も出され「戦争の語り部」と同時に「戦前教育の語り部」もいるのではないか、などの話も出された。
戦中生まれだが、教育基本法の中で教育を受けてきた世代の一人として、これは、傾聴すべき話だと思う。

狛田駐在所がなくなる?   2006年7月11日(火)

 京都府警の交番再編計画が報道されている。精華町では狛田駐在所が祝園交番に統合されるらしい。京都新聞によると「この5年間の人口増加率が全国一の精華町では…」と報じられている。
詳しい歴史は知らないが、私が精華町とかかわりだした30年前から、狛田と祝園、山田荘に駐在所(交番)はあった。
こまだ保育所で仕事をしている頃は、地元の駐在さんは家族連れで赴任され、子どもさんは地元の保育所や小学校に通っていたし、地域の行事などにも参加されて、ほんとに地元に密着して仕事をされていた。
祝園交番を駅前に移転してほしいという声はあるが、狛田駐在所をなくしてほしいという声は聞いたことがない。統廃合のものさしが何なのか…どうもはっきりしない。
 昨日に続いての監査業務を終日。夕方の空き時間に庭の草引きをするが"蚊攻撃"にたじたじ。蒸し暑い1日に身体も…たじたじ。


決算審査           2006年7月10日(月)

 内容をお伝えすることはできないが、今日から 平成17年度の決算の審査に入る。9月議会で、監査報告としてまとめて報告の予定である。
 サッカーのワールドカップはイタリアの優勝で幕を閉じた。通学児童の中でも”サッカー少年”たちは、その話題で持ちきりだったし、少年サッカークラブの指導者の話によれば、この間、入部者が増えたらしい。練習用グッズもいろいろ開発され、サッカー熱はしばらくは続きそうな気配。
 夕方の少しの時間を見つけて畑に出かける。夏野菜の収穫は少し日を置くと、とんでもなくでかくなってしまう。お隣の畑の方が「うちはネットやおどしをしていてもカラスに食べられてしまうのに…」と不思議がられるほど、わが畑では、無防備なまま、完熟トマトが真っ赤に熟れている。
今の楽しみは、ジャンボかぼちゃ。昨年”ハロウィン”用に買い求めたかぼちゃの種が発芽し、いま”なりこ”がつき始めた。
どこまで大きくなるかわからないが…秋までの私の夢です。

"ハッピーせいかっこ”    2006年7月9日(日)

 いつも報告しているが、町営の保育所の保育士さんたちの組合で主催している”ハッピーせいかっこ”も9回目を迎えた。
今回は遊びが始まる前に懇談会が開かれた。園庭開放事業や子育て支援せんたーが定着してきたこともあって、在宅で子育て中のお母さんたちも多く参加されていた。この春退職された元所長は、かしのき苑で始まった”さんりんしゃ”を受託しているNPO法人の一員として参加。
忙しい両親に代わって、定年退職後”孫”育てを引き受けているという男性の方や、通勤時間の長い妻より、自分が母親代わりという、子育てベテランの若いお父さん、子どもが片時もはなれなくて、夕方になるとストレスのかたまりになるというお母さんなど、いろんな方から、いろんな悩みが出された。
参加者の話の中で、何となくほっとしたり、目からうろこだったり…と、子育てはいろんな人の知恵を借りるのが一番ということを実感する懇談会だった。
 町営の保育所ではもう長い間、新規採用がなく一番若い保育士さんも30代になり、後継者づくりが課題…と聞いている。
今年あたりはと期待をしているが、さて、どうでしょうか。


除細動器            2006年7月8日(土)

 3月の予算委員会で時々耳にした”除細動器”の初体験をする。
朝の9時開始12時終了で、自治会主催の”救急講習会”が開かれ、参加してのこと。参加者15人が2班に分かれて実地指導を受ける。以前、何度か講習を受けたことはあるが、女性消防団の方も指導に参加され、雰囲気も随分変った。
人工呼吸に力を入れすぎて、お昼に帰宅した頃には口元がやけにだるく凝った感じがした。
 午後から”高齢者の福祉・くらしの問題点を学ぶ会”に出席。介護保険の仕組みを学習する。国が宣伝している”激変緩和措置”の減免分を負担しているのは、国でも、府でも、町でもなくて”被保険者"自身のもたれあいだということが判明。話はよ〜く聞いてみないとうたい文句にだまされる、ということも学習する。
夕方から自治会関係の会議が2件。息つく間のない土曜日の1日。

 
手前にあるのが除細動器。

木津の七夕さん        2006年7月7日(金)

 何日か前に花ショウブの株をいただいた。たらいに水をはって入れたままになっている。今日こそは植えなければ、と心に決めて古い植木鉢をひっくり返して土をつくる。10鉢近く植えたが、どこにおこうかとまた、思案。
 新聞の配達、役場で少々仕事、その後、お隣の木津町に用事があって出かけるが、今日は七夕。いつも通る本町界隈はすべて通行止めで、諦めて引き返そうとも思ったが…そこで諦めなのが松田。
何とか目的地に着き、目的の用件を済まし、折角だからと”七夕”通りを散策。
片方は七夕飾り、片方に夜店が並ぶ。時間が早かったのでさほどの人出ではなかったが、浴衣がけで急ぎ足で”祭り”に出かける多くの人に出会う。
一番人だかりのあったお店は「カメ」や「ヤドカリ」の店。いつものクセで、デモ…と思う。
ここで買い求められた、カメやヤドカリの運命は…と。天の川は見えないけど雨模様でなくてよかった。

150g…498円        2006年7月6日(木)

 常備食の一つにちりめんじゃこがある。酢の物やおひたし、トウガラシとのたき合わせやひじきの煮物にもよく合う。私にとっては大事なカルシュウムと蛋白源である。
久しぶりにスーパーに買い物に出かけた。150g498円のちりめんじゃこを見つけて、思ったよりボリュームがあるので「150gってこれ?」と、店のおじさんに尋ねる。
「おかしい思ったら計ってみたら。そこに、ハカリありますやろ!」と、居丈高な答え。そこで、引っ込めばいいのに、ついつい「疑ってんのと違うでしょ…!」とこちらも声がたかくなり、ほとんどカゴに入りかけていたちりめんじゃこを元に戻して、他の棚から50g348円のかなぎちりめんをカゴに。
背後から「安いで、安いで、150g498円」と大きな声が聞こえたが「おっちゃん、もう遅い」と心の中でつぶやいて引き上げる。
 ちょっとした言葉の行き違いで、気持ちも行き違う。”言葉は大事”だと、つくづく思った小さな出来事。
 親子リズム会はいつもどおりの賑やかさで、気がつけば「もう、お昼やん」と、あたふたと片付けて午後の会議に出席。
買い物談は、そのあとの出来事…でした。


悲しい”孤独”         2006年7月5日(水)

 朝からテレビの画面を独占したのが北朝鮮の”ミサイル発射”。以前から”切り札”のように、ミサイルを飛ばす、といっていたが、事前通告なしの実力行使。
このことによって、北朝鮮の世界の中での”孤独”はますます深く、泥沼の中に…。”孤高”という言葉がある。孤独も時には美しいものであるが、北朝鮮の孤独は、住んでいる国民にとっては悲しい”孤独”ではないだろうか。
 朝から議員団の会議。夏の研修計画など相談する。会議が長引き遅い昼食をとってから京田辺にでかける。
 京都で起きた介護の末、認知症の母をあやめた男性の公判が報じられている。求刑は懲役3年、弁護側は「法で裁けても情理で裁けない」として執行猶予を求めている。「何のための手だったのか…」被告人の最後の言葉が胸を刺す。反対に、情理で裁きたくとも法で裁けない事例もある。
 夜に入り、雨足が激しくなる。明日あたり、てるてるぼうずでもつくって…親子リズム会で”晴れ祈願”をしましょうか。
 親子リズム会を開きます。

おりひめさんに子ども     2006年7月4日(火)

 4丁目の子育てサロンで一足早い”七夕”まつり。工作好きの方がたくさんの飾り物を準備してくださり、後はめいめいで思いつくままの飾りづくり。昨年の飾り物もきっちりと残されていて、ここは”もったいない”精神を発揮して活用。
子どもの頃は朝早くから、サトイモや稲穂の朝露を集めて墨をすり、「習字が上手になるから…」と言われて、短冊を書いたし、終わると、近くの川に流しに行ったものだが…時代は変った。
簡単な大小のおりひめをつくって、お母さんに渡すと大きなおりひめの両脇に小さなおりひめを重ねて「おりひめさんの子ども…」。
この少子化時代、おりひめさんにも子どもがほしい…というのはよくわかる話。
その方は近々、二人目のお子さんを出産予定。お母さんの願いとやさしさが伝わって素敵な飾りができる。
 午後から議会会派室に出勤(?)して、議会広報の原稿を仕上げて提出。帰り道、丁度、下校時間だったので、通学路をグルグルとまわって帰宅。
PTAの方が「パトロール中」のステッカーを届けてくださったので、ペタンとたんぽぽ号に貼り付けて、時間が合えば走ることにしている次第。


かなへびのたまご       2006年7月3日(月)

 この季節になると、観察ケースを持って登校する子が増える。カナブンやカブト、モンシロチョウのさなぎと実にいろいろだが、最近よく目にするのが”かなへび”。
何日か前には”手乗りカナヘビ”を持っていた子を見たが、今日は”カナヘビの卵”。どうやら、毎日持ち帰りしているらしく「今朝見たら卵を産んでた。ほんまにはじめてや」とやや興奮気味。
 議会後の事務仕事が思うようにはかどらず、すぐに、こんな時には気分転換…と畑へ。真っ赤に熟れたトマトは畑で試食して、加茂、長、水と茄子3種を収穫。キュウリは今が華僑に入り、さて、この始末なんとしょうかと思案をしながら帰宅。
 夕方から、夏祭りの用件でATRに出向き、いろいろお願い事をする。夜も会議で外出…結局、気分転換の必要は全然なかった、というのが今日の結論で、仕事進まず…。


"イラクの真実” 9条の会  2006年7月2日(日)

 午後2時から精華・精華西9条の会主催の講演会が開かれる。2つの会が共催で催しをするのは初めてだが、町内の方を中心に130名の方が参加。
朝、準備を手伝ってほしいとの連絡が入り、12時30分に役場交流ホールに出かける。西谷さんのお話は2度ほどお聞きしたので、会場入り口の受付を受け持つ。
初めて参加された高齢の方や、中学生の顔も見られ、幅広い層の方の参加があった。
町立の図書館はしばらくお休みだが、知らずに来られる方や、ホールで自習にいそしむ人、住民票をとりに来られる方、一階ではラブラブカップルなど、日曜日でも庁舎は人の出入りが絶え間ない。
 過日の定例会最終日に報告があったが、住民票の自動交付機の交付率が、全国1位になったらしい。町内では、エスペローマ高の原と、下狛郵便局に住民票自動交付機が設置されている。いずれも今は有人だが、桜ヶ丘では無人化も検討されているらしい。
ちょっとしたトラブルや、使い方に迷ったとき、人がいるのといないのでは大違い。
有人のまま、続けてほしい…機械だけでは不安な人もまだまだいます。

玄米ごはん           2006年7月1日(土)


 元職場の同窓会があり、お昼前から出かける。ことぶき退所した人からこの春まで仕事をしていた人も含めて、懐かしい人と再会する。
足を伸ばして久しぶりに息子宅を訪問。空き家同然の長男宅は相変わらず留守。外回りの掃除をしてるとガレージの屋根にかなり大きなあしなが蜂の巣を発見。ご近所迷惑になるので、蜂には気の毒だが巣を落とす。
 夕方になって次男宅を訪問。相変わらずの元気ものの孫達と一緒に夕食をいただく。彼のところは日常的に玄米ご飯が主食。それは、栄養を考えてのことではなく、玄米を精米するのが面倒だというのが主な理由。
たまに我が家に来ると「おばあちゃんとこのご飯は白いで!」などと言う。子どもの頃の麦ご飯とイメージが重なり、何となく苦手な一品だが、気持ちよくご馳走になる。
 小学生の頃、クラスで何人かが”白いご飯”のお弁当で、大多数は麦ご飯だった。その頃は言葉ではよく表現できなかったが、子ども心に”格差”を感じていたし、担任の教師も「貧乏人の子は勉強をしてえらくなれ!」などと、名指しで言われたものである。
今で言えば「問題発言」かもしれないが、その頃は「勉強しなあかんのや」という言葉だけがぼんやりと残った。
勉強も中途半端で、ましてや「えらく」なることもなかったが…白いご飯はいつも手元にある。
玄米ご飯を食べる孫達を見ながら、フッと思い出した麦ご飯の話。