たんぽぽ通信


勝ちぐみ”内閣”        2005年10月31日(月)

 三度目の教育委員会担当者との懇談。障害児教育について…。
”仏の顔も三度まで”といわれるが、仏ではない松田の顔は三度では終わらない。これからも粘り強く…。

 小泉内閣組閣のニュースが続く。総選挙の”勝ちぐみ内閣””改革続行内閣”などと報道されている。
アメリカ大好きの外務大臣、増税おしすすめ財務大臣、官房長官にはお気に入りイエスマンといった布陣。
わかっていたけど、これではますます”国民不在”。増税もある、改憲もある、しかも加速して…と思う。
しっかりと目を凝らして見なければ…。
 

一株に1ダース         2005年10月30日(日)

 お手伝いの方をお願いして”芋ほりと落花生ほり”をする。
昨日の雨が幸いして、土も柔らかくいつもより掘りやすい。
葉っぱもよく育っていたが芋の成長もすごくて、一株で1ダースの株もあり、しかも大ぶりの芋たちがぞくぞく。
少ししか植えていないけど、一人だとこれは大変な作業でお手伝いの方に感謝!
 午後からスクールガード養成セミナーに参加する。しごと館のミュージアムホールで行われたが、予想以上に沢山の方が参加されていた。
講演と木津署生活安全課の実技指導の後、経験交流がされた。グロウバルネットや老人会、防犯推進協議会などの方の取り組みが発表された。
PTAの方の参加を望む声や、統一的なブレーカーなどがあればというような声も聞かれた。
 地域の元気高齢者の方が多く参加されていたが、ボランテァはボランテァ…。自分がしていることを他の人にも求めるのはいかがなものか。特に児童の保護者の方は、子どもを送り出すだけでも精一杯で、それは自分の経験からも言えることでとてもよくわかる。
今、子育て中の方が高齢になったとき、またボランテァでがんばっていただければそれでよい、と私は思う。
明日もスクールボランテァと思えば、夜更かしはしない。朝も決まった時間に目覚めて、子どもたちからおはようの元気な声をもらって、それだけで十分。
望むことも、求めることもありません。


味噌汁の”実”         2005年10月29日(土)

 ”実”というのが正しいのか、あるいは”具”というのが正しいのか、どちらでもよいのかは分からないが、中味を少し変えるだけでいろんなバリエーションが楽しめる味噌汁。
子育ての頃は毎日のようにつくっていたが、最近はご無沙汰をしている。
久しぶりにつくる。味噌汁の中のジャガイモを食べながら思い出す光景がある。
 小学生だった頃、近所でとてもかわいがってくれたおばちゃんがいた。そこのお家は男の子ばかりで、”女の子”というだけで、かわいがってくれたのかもしれない。
遊びに行くといつも朝つくった味噌汁の中から「なにか、おやつでもあるといいけど、なんにもないしね〜」といいながら、ジャガイモや大根をおわんに盛って「たべてかえり」と差し出してくれた。
戦後間もない頃の話で、どこのお家に行っても”おやつ”などというものはなかった時代、特別でない限りみんな貧しくて…でも、人の心はあったかだった。
 時代は流れたし変った。でも、純朴な温かさは変えたくない。人が人らしくなくなる…戦争は繰り返してはならない。歴史は進むもので後戻りするものではない。そんな思いで”9条の会”に参加。
いろんな世代の方が参加され、歴史を正しく語り伝えることや、憲法を守る大切さを多くの方に語り広げていくことが大切、と再確認。


自衛軍はいりません!    2005年10月28日(金)

 今日も教育委員会へ足を運ぶ。過日ご相談を受けたお母さんとご一緒に。
詳しい中味は書けないが、こちらの思いがなかなか伝わらないもどかしさと無念さにお母さんが涙され、またしてももらい泣き。
 自民党の憲法草案が発表される。憲法9条1項はそのまま、第2項では自衛軍を明記する、といったもの。
戦争放棄をうたいながら、軍隊を持つ。それだけでも自己矛盾を起こす。戦争をしない国には軍隊はいりません!というのが私の主張。
 これも過日だが、孫の運動会を見にこうのす運動公園に行ったとき、間断なく近くの演習場から「ドドドーン」
と実弾演習の音が鳴り響いていた。
そして、その実弾をおいているのがほうその弾薬庫。製造しているのはどこ?と連想ゲーム状態で思いが広がった。
 明日は、精華 西9条の会が”リレートーク”集会を開く。
9条を変えない運動を大きく広げていかねば…。本当に平和が危ない。


刷り込み中           2005年10月27日(木)

 雨上がりの暖かい朝。赤く染まったハナミズキの葉っぱがはらはらと舞う。さざんかの蕾が急に目立ち始めた。紫式部の実がつやつやと輝く。
親子リズム会のメンバーが元気に集まる。急に言葉数が増えて、子どもたちの会話は自由自在である。
その間をはいはい中のDちゃんが泳ぐように這い回る。彼はもちろんまだ言葉は出ないが目下、言葉は”刷り込み中”。
何をしていても成長中の彼らにとって、無駄なものは一つもない。
 午後から会議に出席。夕方にも出かける予定があったので、その隙間を縫って畑に行く。
サツマイモを一株掘ってみる。順調である。今が掘り時だが時間がないのであきらめて帰宅。
 
 あれっ!と思っている間に日本シリーズ終わる。一矢は報いてほしかったというのが私の本音だが、ロッテは本当に強かった。
「日本シリーズを楽しみたかった」というのが覇者の弁。楽しいときって、集中してるし、肩の力も必要以上には入らない。
楽しみながら…というのが案外、究極の極意かもしれない。


私の頭は天日干し      2005年10月26日(水)

 午前中は議員団会議。他会派の議員さんも大勢出勤(?)
で、議員のネームプレートがいつにも増して明るい。
 午後、美容院の予約が取れたので思い切って行く。寝癖がつくので、いつも朝シャンの私は、ドライヤーもブローもお構いなしの”天日干し”の自然派ヘァスタイル。
というか、怠け者ヘァスタイルなので、手ぐしブローOKのヘァスタイルを注文。
この抽象的な注文にこころよく応えていただいて、しばし美容院でうたた寝。
 夕方から”府会報告会”に参加。残念ながら相楽郡には、わが党の府会議員は不在だが、巡回して報告や要望を届ける会議が行われている。
3町合併や東部3町村の広域事務問題、R163や府道の問題、学研開発にかかわる課題など、数多くの要望が出される。
高校の再編問題で山城南が一圏内となり、ますます広域化が進み通学費の高額化や、養護学校新設問題など、喫緊の問題も出された。
 今、民主府政をつくる会の府民アンケートも行われているが、すでに6000通以上の回答が寄せられているという。
小さな声でもあげていこう…小さな声が届く府政を願って!

明日は親子リズム会をひらきます。

もらい泣き           2005年10月25日(火)

 過日ご相談のあった来年就学の子どもさんのことで、教育委員会の担当者と懇談。
「休暇が取れましたので…」とお父さんもご一緒する。ご両親の思いを語っていただく。こんなときにいつも思うことは「寄り添うことはできても、その立場に立ちきれない」ということ。
障害児教育から、特別支援教育へと言葉は変わっても、まだまだ不十分だし、周囲の意識も十分だとはいえない。
こんななかで「子どもの将来を思うと…」と涙ぐまれるお母さん。
思わずもらい泣き…目頭が熱くなる。
何とかご両親の願うような就学ができるように…。そして子どもさんに最良の環境が整えられるように、これからも微力ながらがんばろうと、心に決める。
 午後から町内を歩く。一ヶ月前に「いただいたウサギが病気で…」と心配されていた方を訪問。「一時間置きに流動食を食べさして、やっと食欲が出てきました。いまはぴょんぴょんと跳ねています」とうれしい報告を聞く。
それにしても、本当に大切にされている里子(ウサギ)たち。
幸せものです。

朝…風景            2005年10月24日(月)

 4月からはじめたスクールヘルパー。余程のことがない限り交差点に立つ。
今日のようにお天気がいいと、児童の朝のあいさつも元気がいい。いつも虫かごをもって行く子。バッタがいたりカマキリがいたり、こおろぎがいたりする。
庭先の花を束にして持っていく子もいる。「あんな、昨日サハリパークに行ってきてんで。虎がこわかったわ」と信号の待ち時間に勢いよくおしゃべりをしていく子など、朝の子どもたちの表情はさまざま。
子どもたちの背中を見ながら「一日がいい日でありますように…」といつも心の中で願いながら見送る。
 溜まっていたビラを一気にポストイン。暑くも寒くもない絶好の秋日和。運動不足も少しは解消…(?)
夜は松田宅で会議。玄関の明かりが消えたままになっている。照明器具がおしゃれ過ぎて、どないしたらはずせるのかが解らないまま日が過ぎていく。
夜の訪問客には、まことに不親切な松田宅である。


木枯らし吹いて         2005年10月23日(日)

 夏の名残のひまわりが咲いている庭にも、木枯らしが吹く。秋口に葉っぱがことごとく毛虫にやられた”ほととぎす”も、懸命に蕾をつけて今が花の盛り。”磯菊”の蕾もまだまだ固い。ちょっと早すぎませんか?”木枯らし”。
 昨日の疲れが尾を引いて、ちょっと朝寝の今日。こんな日は起きてからが忙しい。
午前中は集金活動。外は寒いのでいつものおしゃべりもほどほどに駆けまわる。
 午後から何軒かのお宅を訪問する。9月の終わりに”夫”をなくされた方を訪ねる。
単身赴任をされていて発病され、あっけなく他界された。「まだ、単身赴任をしているようで…」といっておられた。
身近におられる方で「夫が単身赴任…」という方が、意外に多いのに驚く。
一家団欒…は、ある意味もう昔話かもしれない、とふと思う。

早朝出発            2005年10月22日(土)

 昨日から、京都の日本共産党議員の研修会が行われている。多くの方は泊りがけでの研修だが、昨日参加できなかったので本日早朝より出発。
4時ごろから目覚めて、もう少しと布団のなかで粘り、でも、気になるので思い切りよく起きて準備をする。
土曜日の早朝なのに、電車も満席。みなさんどちらにお出かけ?と聞きたくなるほどのお客さん。
教育分野の分科会に参加。京都府下各地の教育問題が出される。
高校の統廃合問題や、小・中・高の公立校の一貫教育の是非。少人数授業と少人数学級、合併問題と過疎地の地域づくりと学校の廃校問題など多岐に渡って議論が進められた。
本町の児童急増地域での問題点や、障害児教育などについての報告をする。

日本シリーズ始まる!
心配していた”井川”打たれる。なびかせている長い後ろ髪は、おしゃれじゃなくて散髪嫌いとか。
回を重ねるごとに、バッティングピッチャーのように打ち込まれて…。
負けは仕方がないとして、相手にバッティング練習をさせては…後に響くよな〜と心配。


えっ 戦争も民営化?     2005年10月21日(金)


 9時から例月検査と監査の仕事で終日役場で過ごす。
夕方から10・21くらしと平和を守る相楽集会に参加する。
吹田市の職員を辞めてイラクの子どもを救う会代表として、戦火のイラクで活動をする西谷文和さんのお話を聞く。
メデァで報道されないイラクのファルージャの生々しい映像をみる。余りにも無残な映像に会場から”うめき”のような声が上がる。
アメリカの石油政策として仕組まれたイラク戦争の実態と、多くの犠牲者の姿が浮き彫りにされる。
母国に返されないアメリカの雇われ兵士は、砂漠に葬られる。傭兵の雇用者は民間会社。戦争を請け負って、兵士を雇う。そこに世界の投資家が群がる。
詳しい話は聞けなかったが、戦争すら民営化が進められているという話に、背筋が寒くなったのは私だけではないと思う。
劣化ウラン弾の被災者から生まれた子どもたちの多くは、ガンに侵され短い命を終えていく。
救われない命…許されない戦争…震える心で、デモ行進に参加。

まつださん、どうぞ      2005年10月20日(木)

 空き家同然の冷蔵庫から”食べれそうなもの”を探し出し、畑の収穫品を調理して何とかお弁当の”格好”をつけて、記念公園に出かける。
 絶好の遠足日和でメンバーも三々五々に集まり、先ずは固定遊具にまっしぐら。一番の楽しみはなんといっても”お弁当”。いつも松田の家で、閑散とした台所を目撃しているメンバーの方が気にとめて、「余分につくってきました。まつださんどうぞ…」といろいろと差し出してくださる。
赤ちゃんもいて、子どもさんもいてそれだけで大変なのに…本当にありがとう。
 午後から、精華町戦没者慰霊祭に出席。夫や父をなくされた方たちの、この60年間を思いながら顕花。
3時から議員団の会議、ひきつずいて夕方からの会議に出席。
 昼間の暑さに比べ、夜は冷え込がきつく、思わず”ひざ掛け”を探す私デス。


一歩踏み出して       2005年10月19日(水)


 総選挙後、あっけなく郵政民営化法案は成立。これからいよいよ増税計画と憲法問題が争点に…。
争点になればいいが、今の政情から言えば争点にしないで変えられていく…そんな不安がよぎる。
 精華西 9条の会という会がある。全国には3000以上の9条の会があるといわれているが、その中の小さな会の一つである。
何度かの学習会や、集会に参加しているが、いよいよ”一歩を踏み出そう”ということで、本日は夕刻より駅で署名活動に参加する。
短時間だったが、約40名の方が署名をしてくださった。
まだまだ、はじめの一歩だが粘り強く…少しスピードも上げてこれからも続けなければ、と思う。
 午後から、先日ご相談のあった障害児教育の件で、担当課と懇談する。こちらも粘り強く、少しスピードも速めて進めなければならない。
 明日は親子リズム会メンバーで始めての遠足(?)。お弁当持ちで、記念公園10時30分集合。
さ〜て、どんな半日に。楽しみです。


ハロウィンパンプキン    2005年10月18日(火)

 一昨日に買い求めたパンプキンを子育てサロンに持ち込む。参加した親子の方に絵付けをしていただいてみんなで遊ぶ。
2000年前から続くケルト人のお祭りがキリスト教に持ち込まれたものらしいが、詳しいいわれはともかくとして、子どもたちはお化けが大好き。夏につくったお面もお気に入りで楽しい半日を過ごす。
 午後から、町内小学校の5,6年生の陸上運動交歓記録会を参観する。
場所は太陽が丘の陸上競技場。
観覧席の児童は遠足気分(?)でリラックス。競技場が広くて競技者と、応援席には距離があるが、最後のリレーは応援にも力が入った。
 帰り道に京田辺で所用を済ませ、夜は会議に参加。外にでると肌寒い。いよいよ衣替えをしなければ…。


適切…か           2005年10月17日(月)

 早朝のテレビ番組”朝ズバ!”で「今日は小泉首相、靖国神社に参拝か…」と報道されていたが、やっぱり…。
過日、高裁で「靖国参拝は憲法違反」という判断が下されたばかりだし、報じられる近隣諸国の反応を見れば、なぜ、そこまでして、と思う。
 午前中は、会派室で実務作業。午後から畑で、大根や蕪の間引きをする。落花生やサツマイモ、それにサトイモが畑を占領、おまけに茄子や万願寺トウガラシ、トマトまで元気で空き地がない。
こんなときは、もう少し広い畑と思うが、常々の世話のことを思うと”ま、こんなもの”と思ってしまう。
夕方来客があり、夜は会議に出席。

明日は4丁目の子育てサロン。テーマは”秋のお化けは…たのしい”です。


やれやれ…          2005年10月16日(日)


 雨にたたられること2回。三度目の正直で、やっと次男の子どもたちの運動会。でも、今日だから半日、運動会を参観できた。
やれやれ…である。

 
3月までお世話になっていた”おにいちゃん”も先輩顔をして、一緒に参観。

午後から、本町の障害児教育についてのご相談で、3組の親子の方が来宅される。
それぞれ違う市町からの転宅で、来春からの就学に不安を抱いておられる方で、お話を聞かせていただく。
地域の学校で、地域の子どもたちとともに育ちあいたいという当たり前の願いを持ってこられた。
当たり前のことができてこそ、ノーマラィゼーション。目に見える施設のバリアフリー化は進んでも、ソフト面でのバリアフリーはどうか。
大きな宿題をいただいた。

 
雨の丹後路          2005年10月15日(土)

 一昨日にいとこの訃報が入った。早朝に出発をして、雨の丹波路を抜け、丹後へと向かう。
丸ごと雨の一日だったが、少し早めに出たこともあって予定より早く到着したので、式場の丹後大宮から網野の実家まで足を伸ばし、二ヶ月ぶりに母に会う。
多発性の血栓症であちこちに”麻痺”が残る母は、語りたい気持ちが沢山あるのに言葉にならない。
それでも、娘の私の名前を呼んでうれしそうな笑顔を見せる。
親不孝の娘を詫びながら告別式へ向かう。
帰り道、まだ通ったことのない「宮津・綾部縦貫道」を走る。山をくりぬいたようなトンネルの連続の縦貫道。短縮できる時間は10分程度と聞いていたがその通りだった。
走る車もまばらで、これでは採算割れ?と思ったが、これは、今日の雨のせい…かも。
 結構疲れるこの日帰りコース。京都の南北はながい。

町村監査委員研修会    2005年10月14日(金)

 代表監査委員、事務局職員さんとご一緒に研修会に参加。京都駅近くが会場で、京都の秋を感じている暇もなく早めに会場に到着。
講演
◎監査委員の現状と課題
   千代田 邦夫(立命館大学教授)
  ・企業は複式簿記だが、自治体は単式簿記。単式簿記では自治   体の実態はわからない。連結財務諸表、キャッシュフローなど今   後の課題。
  ・会計基準を全ての切り口に(日本の会計基準は低レベル)
  ・最大の課題は、監査の独立性
  ・監査計画-監査‐講評‐公表‐フォロ‐アップ監査(指摘、指導、検   討)
◎指定管理者制度の課題と監査委員の役割
   三野 靖((財)地方自治総合研究所研究員)
  ・指定行為は行政処分で契約ではない。自治法の契約条項が適   用されないので、首長、議員の兼業禁止、指名停止要件など、    明記しておく必要がある。
  ・公的機関を指定管理した場合の災害時の自治体権限など明示   。
  ・行政財産は、福祉の向上に使われるべきで、目的外利用、指定   管理者の損害賠償責任

 指定管理者制度の手続き条例は本町でも可決された(9月議会)が、導入までに全議員研修会を開いて、条項のチェックをした他市町の経験なども話がされた。
本町でも、病院についての個別条例が提案される予定だが、賛否を問うまでに、もっと研修を重ねる必要があるのではないか。
監査委員としては、管理者が指定されたとしても、その指定行為の、審査・手続きの公平性と透明性は追及しなければならない責務がある、と理解した。


実りの…秋          2005年10月13日(木)

 散歩中の方がポケットから柴栗の実を2,3個出して「どうって言うことはないけど、これも散歩の楽しみ…田舎のことを思い出します」と。
ハナミズキの赤い実はかわいくて魅力的だし、ざくろもあちこちで実をつけ、はじけだした。

 
アケビをいただいた。子どもの頃、山の中で見つけると弦をたぐり寄せ採った。種が多くて食べづらい実だが根気よく食べては、タネを飛ばした。
カラスウリは食べられないけど採った。色と形が好きだった。
あれは、10歳ごろだったろうか。近くの山に「山梨の実」を採りに入った。
夢中になって友だちとはぐれて夕暮れ近くになってしまった。気持ち的には半べそをかきながら、それなりに冷静(?)に「てっぺんまで登って、そこから下を見れば何とかなるだろう」と、ひたむきに上に上にと登って行った。
里の灯かりを見つけたとき、まさに脱兎のごとく山を下った。
しょっちゅう山の中を徘徊していたので、親も友だちも誰一人心配している人もなく…迷ったことや、半べそのことはついに誰にも言わなかった。
 木の実を見るとなんとなく子どもの頃の記憶が呼び戻されて、それだけで結構、ノスタルジックになって、感傷の…秋。

「くるりんバス」効果     2005年10月12日(水)


 遅い昼食のために役場内食堂に入る。車椅子を横において食事をされるご夫婦。詳しくはお聞きしなかったが、ご主人が肢体不自由でリハビリ中の方。
「余り、外出することもないけど、くるりんバスに乗ると外の景色がよく見えるので、一度、夫を乗せたいと思っていた。お天気もいいので思い切って出かけてきた。帰りのバスの時刻がわからなくて…」と、手に時刻表を持って思案をしておられる。
時刻表の見方を説明しながら「次のバスまで、随分時間がありますね」というと「今からゆっくりと庁舎の中を見て歩きます」とご主人が歩き出され、その横に車椅子を持った奥さんが連れ添われた。
 過日も、動脈硬化で突然倒れ、リハビリを始めたいという方からのご相談があった。
思うに、このご夫婦が遠出を決意されたのには、よほどの決断がいったに違いない。お住まいは桜ヶ丘だという。
「くるりんバス」が運行されたからこそ、ご夫婦そろって、役場見学に来れたと、喜んでおられた。
実証運行が始まっての利用状況はわからないが、続けてほしい「くるりんばす」です。


明日は、親子リズム会を開きます。お越しください。

 
トップニュースは        2005年10月11日(火)

 その是非を問うために解散までしたのだから、今日のトップニュースは"郵政民営化”問題か、と思っていたが違う。
村上ファンドと阪神上場の話。
解散前に反対票を投じた議員の何人かは今度は賛成だという。理由は「それが民意だから…」らしい。
ちょっと待ってほしい。反対を表明して、今度また議員になったんちがうの?だったら筋は通してほしい。

 秋雨前線が居座っているらしい。朝から雨、止みそうもない。昨日の冷蔵庫作戦に続いて、掃除作戦。
 雨が止むのを待って、ビラの配布に出かける。運動不足解消には最適のコースで、帰った頃には汗ばんでいた。
夜になって頼まれものの案内状の宛名書きをはじめる。筆ペンはないし、久しぶりにすずりを出して、毛筆用意。筆の数はたくさんあるが使えそうなものがない。
使った後の始末の悪さに原因があるのはわかっているが…
「弘法 筆を選ばず」という訳にはいかない。
明日、筆を選びなおして(買って)仕切りなおし…。
「筆書きしてね」と頼まれたことが恨めしい。


空き家同然         2005年10月10日(月)

 空き家同然になったのは我が家の冷蔵庫。お昼からビラまきを予定していたが雨。予定を変えて冷蔵庫の掃除。
ほとんどが賞味期間切れのものが庫内を占領して、使えるものがないのにいっぱい。買い物をしても入れる場所がなく、小さな隙間を利用していた。
これで、しばらくは賞味期限を気にしなくて冷蔵庫の中のものを使うことができる。

 
精華大通りで発見した碑。いつもは草に囲まれて見えないでいたが…。ひょっとして他にもあるのでは、という気がしている。
ご存知の方、ご一報ください。

訪問デー            2005年10月9日(日)


 昨日とは打って変わって安定した"秋日和”。選挙、議会、秋の行事と夏から一気に走ってきた感じがする。
今日は"訪問デー"と決めて、4時間をかけて訪問。
選挙後とあって、政治の話に花が咲く。とりわけ憲法9条は守ってほしい、守りたいという声が多くだされる。
中学校給食実施の願いや保育所問題もお聞きする。
精華台では、昨日中止した保育所の運動会の続きが実施されていた。
「今運動会から帰ったばかり…」という若いご夫婦が、「今までの運動会とちょっと違う。最後まで残るのは3歳以上児で、乳児は出番が終わると両親のところへ。だから早く帰ってきました」と。
 兄弟のいる方や、運動会の途中で仕事に行く方もいるわけで、保育所を開いている限りはお預かりするのが保育所の仕事。だから、途中で「お子さんの引き取り」はお願いしてなかった。
 小さな違いだけど、気になる違い…である。


無念×残念の雨       2005年10月8日(土)

 3連休の初日。幼稚園・保育所と運動会はまっさかり。近所の幼稚園の運動会が小学校で開かれる。今日は中止か?と半信半疑ででかける。準備万端、やる気満々…しかし雨。9時に中止を決断。されば保育所は?と様子を見に行く。
傘の間から走っている子どもたちが見えた。決行してる…雨の中。でも、多分中断されたのでは、と思う。
 次男の子どもたちの運動会も延期された。電話をすると賑やかな声。楽しみにしてたのに…今日の一日は長い。
「あそびにおいでよ」と誘う。彼の好物の「丹後寿司」をつくって一緒に昼食をする。
 彼らが帰った後は頼まれものの案内状やはがきをつくったりで、夜まで在宅仕事。
 メダカの卵が次々にはじけて赤ちゃんメダカが誕生している。
めがねをかけないと見えないほど”小さな命”だけど元気!


無念の…雨          2005年10月7日(金)

 私立幼稚園の年長さんの孫娘の運動会。今年が最後なのでぜひ…ということもあってこうのす山グラウンドまで出かける。
娘が幼稚園選びの一番のポイントにしたのは”砂場のきれいな幼稚園”。その幼稚園に3人の孫がお世話になった。
余り肩に力を入れない”のびのび幼児教育”を実践しておられる。おかげで3人とものびのびとそれでも力いっぱいの頑張りができる子どもたちに成長。
ところが心配していた雲行きがお昼前から怪しくなり、ついに雨。
午後の演技は後日にまわして”中止”となった。
 
 昨日の京都新聞の”窓”欄に精華町の方の投稿があった。
10月から特養の利用料があがった。合計で6万4千800円から
13万8千136円と2倍以上になった。食費は2万4千210円から5万千832円となった。妻の年金は3万980円。
とても利用料が払えない、といった内容である。
一人暮らしの方だともっと問題は深刻になる。それにしても高齢者の方の食費が一ヶ月5万円は高過ぎませんか?
 結局、特養などの施設は改善され快適になったが”お金”があってこそ利用ができる。国民年金だけが頼りのものにとっては遠い存在になりそうな今度の改正。イヤ、これは改悪です。


目撃              2005年10月6日(木)

  2日続きの雨もあがり朝から快晴。いつものボランテァの足ついでに雨上がりの野花を写したいと思い、デジカメ持参で出かける。
帰り道、自宅近くの交差点で生々しい交通事故に遭遇した。
撮影したのは花ではなくて、事故現場…。
6月議会でも取り上げた柘榴東畑線の4・7丁目交差点での事故である。
朝夕の交通量が増え、心配していた矢先のことである。
 PTAや地元自治会からは全ての交差点にカーブミラーを、という要望が出ているが、本年度の計画では10箇所。光台で一基、精華台で一基というのが計画だそうで、今日事故のあった交差点は計画には入っていない。
当然、ドライバーの注意義務は求められることだが、カーブミラーを重点的な危険箇所に設置するだけのお金がないとは思えない。
とりあえず関係課に事故報告をして、今後、設置に向けてのお願いもする。
 親子リズム会の後、役場に出向き調査活動。夕方から所用で京田辺に。


いなばのしろうさぎ      2005年10月5日(水)


 里親さんの見つからない子ウサギは日に日に成長。ひしめき合ってそれでも仲良く暮らしている。
先日から、一羽のしろうさぎが脱毛症に。ストレスが原因かそれとも皮膚病?と思案をしている。
いなばのしろうさぎという昔話が頭をよぎる。サメをだまして向こうの島に渡り、皮をむかれそれを助ける大黒様、というストーリーだが、この話はどうも好きになれず、子どもたちにも語ったことはない。だますということと、皮をはがれるというイメージが私に合わない。
かちかち山のたぬきとウサギの話も何となく肌が合わなくて、語りたくない話の一つだった。
脱毛のウサギを見ながらついつい話が飛躍してしまったが、原因追及をしなくては、と思っている。
 午前中は議員団の会議。夕方から生活相談で訪問一件。昨日からの雨は止みそうもなく、肌寒い。
あんまり早く来ないで…冬。


小さな運動会         2005年10月4日(火)

 きんもくせいの花が一気に開き始めた。グリーンベルトのあちこちで香りを放つ。
4丁目子育てサロンの日。町の保健婦さんも参加されて”小さな運動会”。一番人気は”大玉ころがし”。両手を使って上手に転がす。ハイハイの赤ちゃんも思わず這い出して”大拍手”。
子どもたちは疲れ知らずで、広いホールを走り回り汗びっしょりになって楽しい半日を過ごす。
 保育所時代に保健婦さんの”すこやか相談”に合わせて、オモチャ持参で集会所に出向いてプレイルームを開いたことを思い出す。今、保育所での子育て支援センターが立ち上げられ、園庭開放も定着してきた。
提唱してきた”開かれた保育所””地域に根ざした保育所”が一つ一つ形になっていくのをうれしく思う。
同時に、地域の子育てサークルに出向いてくださる保健婦さんもうれしい。
いろんな力を合わせて”楽しい子育て”は,本当に…楽しい。

9月定例会閉会         2005年10月3日(月)

 12日から始まった9月議会が閉会。最終日の今日は、各委員会からの報告と採決が行われた。
平成16年度決算と国民健康保険病院の決算には意見を述べて賛成をする。
16年度一般会計決算の概要はつぎの通り
 歳入 147億782万円 前年度比6.2%増(税収は減、繰入金、国庫支出金などの増加による)
 歳出 143億7千252万円 前年度比7.2%増(土木費・民生費などの増)
 収支 1億6千348万円の黒字(財政町政基金の取り崩し2億9千842万円を入れると赤字になる)
 経常収支比率 102.2%(前年度97.3%)
公の施設の指定管理者制度導入の手続き条例
 町立精華病院に適用するための手続き条例で、議会の議決権や、選考委員会設置、町長や議員の兼業禁止も明文化されていないので、反対をする。賛成多数で可決された。
 

40テントの運動会        2005年10月2日(日)


 今年から光台9丁目自治会も加わって、40テントがグラウンドいっぱいに並ぶ。壮観な運動会である。そろそろ限界か、という心配もでてきている。
でも、一年に一度だけこの場所で出会う人もいる。今日もそういう人との何人かの出会いがあった。そういう意味では”七夕運動会”のようで楽しみもある。
 午後から孫たちのお相手を頼まれていたので城陽に。ここでも懐かしい人との出会いが満載。
 夕方から”手作りぎょうざパーティ”に参加。少し早めにいってお手伝い。教えてくださったのは籐後さん(日中友好協会大阪府連副会長)。満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、敗戦を迎え、お腹をすかして町をさまようなか、中国料理店主に”ぎょうざ”を食べさせてもらった、という経歴の方で、ぎょうざののなかには”平和への思いがいっぱい”と語りながらつくり方を教授。
中国語も教えておられる方で「昔は侵略のために中国語を勉強した。今は平和のために中国語を…」といっておられた。
 昨日、小泉首相の靖国参拝に違憲の判決が出たこともあわせて、中国とのあり方を考えるひと時となった。
 持ち込み自由のパーティだったので、私が持ち込んだのは「芋のつる」の煮物。昨夜、夜中に皮をむきお昼に炊き上げたが、これも戦後の常備食の一品だった。
懐かしがる人と、珍しがる人と二様に分れたが、私にとっては懐かしい母親の味の一つである。

オンリーワン          2005年10月1日(土)

 町立保育所の運動会が開かれる。近くのひかりだい保育所の運動会に出席する。保護者会会長さんのあいさつの通り、「今日の主役は子どもたち」の運動会、子どもたちの笑顔が素敵だった。
 午後から、南山城養護学校の運動会を参観。児童数が増えて手狭になっているという京都民報紙の報道もあってか、一般の参観者も多く賑わっていた。
久しぶりの参観だったが、一人ひとりの力に合わせて競技の工夫がされていて、こちらは[オンリーワン」運動会。
保育所時代にご一緒だった保護者の方が声をかけてくださり、久しぶりに会ったK君。高等部を来年3月に卒業予定で、最後の運動会。
「でも、卒業後は…」まだ、見通しがついていないとのことで、出口の狭い、障害者施策の貧しさを思う。
 ご近所の花屋さんが本日オープン。こちらも大勢のお客さんで賑わう。お向かいの”大和百菜”店は昨日閉店、明暗を分ける。
明日は、突然の総選挙で急遽延期された町民運動会が東光小学校で開かれる。
当分続く運動会…いいお天気でありますように。