たんぽぽ通信

知恵くらべ           2005年5月31日(火)

 早朝から、からすの呼び合う声がにぎやか。今日は生ゴミの日。5月に入ってから毎回のようにゴミ置き場はからす被害で、当番のお隣さんは後始末で大わらわ。相談をしてブルーシートをネットの上に掛けることにする。”さ〜来るなら来い!”といったところで、夕方見に行くと本日は無事だった。カラスとの知恵くらべ…さて、ぐんぱいはどちらにあがるか。
 登校をする小学生の手荷物が増えてきた。観察ケースに青虫が入っていたり、スイトピーの小さな花束があったりする。一言二言交わしながら「いってらっしゃい」と背中に声を掛ける。
無事に学校に着くこと、無事に学校で過ごすこと、無事にうちまで帰ること、この”無事”が難しい時代だから、みんな無事でいてほしいと、毎朝願っている。

収支報告書          2005年5月30日(月)

 選挙が終わっても残っているのがこの仕事。今日が報告の最終日。前回は初めてなのに一人で書いてとても苦労をした。今回はお手伝いの方を依頼していたので、苦労をされたのはその方で、私ではない。昼過ぎまで6月議会の一般質問の準備を庁舎内でするが、関係課への聞き取り調査が主で、帰宅後仕上げをする。
選挙を通じて沢山の要望をお預かりした。さて、何から手をつけるか…。とりあえずは”足元の願い”を届けることに。
田植えシーズンなのに降らない雨。「たんぼが乾いて砂埃がする。水を入れても砂漠みたいや」。そういえば通りすがりに見たアジサイの花も花弁をチリチリ巻いて苦しそうだった。
一雨欲しい今日この頃です。


子ツバメのぼうけん     2005年5月29日(日)

 以前、”こすずめのぼうけん”という絵本を紹介したことがある。今日出会ったのは”子ツバメのぼうけん”。道を歩いていると、知人宅のガレージで、ペタペタとしている子ツバメを発見。
巣から落ちたのかと思い助けようと手を伸ばすと、ペタペタと車のタイヤの中に隠れてしまった。このまま、車が動くようなことがあっては大変と、チャイムを鳴らして家人を呼ぶ。タイヤの中から出して、ガレージの屋根におく。
見ると、他の子ツバメたちは、小さな羽根を懸命に動かして、飛行訓練中。親鳥がチッチッとせわしく鳴いてこの子ツバメを呼んでいる。思い切って1mほどある玄関先の屋根までとんだ。”ワッ!飛んだ!”と、飛び出してこられたおうちの方と、懸命の応援をする。「もう落ちないでね」と祈りながら、先を急ぐ。
他の子ツバメと同じように成長しなかったかもしれないこの子ツバメも、いずれは遠い南の国まで飛ばなくてはならない。生まれて、巣立って、飛んでいく、限られた時間の中で、無理を承知で巣立ちの練習をしたのだろうか?みんなと一緒に南の空を飛んでいけるだろうか?と心配は今も心の中で続いている。


かわりましたね        2005年5月28日(土)

 福祉センターかしのき苑で”ふれあいまつり”が開かれる。
オープンセレモニーのコーラスの後、開会式。いつも楽しみにしているのが一階で開かれている福祉バザー。南山城養護学校の保護者の方のお店をのぞく。
見覚えのある子どもさんがお店番をしている。お母さんとお話をする。その方は就学を前に子どもさんのことを考えて、統合教育をしている大阪近郊の都市に家族ぐるみで引越しをされたが、二年ほど前に帰ってこられた。
「精華町の障害児への取り組みが随分変わってきたのに驚いています」「夏休みなどにも、いろんな行事が沢山あるし、保護者の方の活動にもいっぱい学ばせていただいています」と喜んでおられた。
願わくば、特別な取り組みや行事だけではなくて、普段、いつでも利用できる児童館などあれば理想的、と言うお話もされていた。(同感!)
この保護者会の牽引役をしてこられた方ともよくお話をするが、いつも言われるのは「何もかも行政にお願いするのではなくて、自分たちでできることは、先ず自分たちで、といつも思っています」
言葉で”ノーマライゼーション”と言うのは簡単だが、地域の中で共に認め合いながら生きるにはまだまだ”バリア”が…。
手作りの小物を買い、共同作業所のおにぎりを20個余り買う。午後からの来客に備えて、これは”一挙両得”のお買い物(?)。


終わっていない?戦争     2005年5月27日(金)

 定かではないが”元日本兵”生存か、のニュースが流れる。60年の歳月は私の年齢とほぼ同じ。彼らの中には、今でも”戦争”が生き続けているのだろうか。
教科書問題や、靖国問題で揺れる今、終わっていない”戦争”がまだあるのではないかと思う。
 午後からシルバーセンターの法人化をお祝いする記念式典に出席する。発足して2年目での財団法人化は異例の速さだとのこと。
夕方、テレビから流れてきたのが”精華町のおたから”番組。けいはんなプラザの玄関フロアからの放映で、昼間にカメラが持ち込まれていたのはこの番組のためか、と作業の手を止めて見る。
紹介されたのは、子どもとロボット、フラワーセンターにイチゴだった。普段はお目にかかれないロボットが宝物?と思ったが、きっとこれは特別出演。さすがというべきか、これがというべきか言葉に迷うところである。

売れ残りでも           2005年5月26日(木)

 何年か前の母の日が済んだ頃、売れ残りのカーネーションを一鉢買い求め、庭に植えた。花首もしっかりとして見事に咲いている。横の花芽を取ってやるのがコツで、蕾もたくさんついている。
 親子りずむ会が繁盛。子どもたちの成長が著しくて、部屋が狭くなった感じがする。
午後から会議に出席して夕方まで缶詰め。一度帰宅してまた出かける。帰り道、大きな赤い月が重そうに東の空に浮かぶ。熟しすぎた無花果を輪切りにしたような月である。
娘のHPは”赤い月の宴”だが、こんな月の下で”宴(?)”をするわけもないが、どうだろうかなどと思いながら、今日もにぎやかな車で夜道を走る私。

はがす?はがさない?     2005年5月25日(水)

 選挙が終わって10日目。悩んでいることの一つが車のデコレーションをいつはがすか?ということ。
「折角やし、もう少し置いといたら」と出会う方がいう。そうかと思う。しかし、買い物に行くと少し気恥ずかしいし、役場の駐車場でも目立つ存在だし、今日こそははがしてしまおう、と思う。
車に張り付いた”ピンクウサギ”や”子どもたちの顔”が何となくいとおしくなって「明日にしよう」と思いとどまって、今日も断念。
派手な車のまま、今日も走る。
 議員団の会議、午後からは別件の会議と続く。夕方、気分転換も兼ねて5丁目公園へ。顔なじみの親子連れで砂場はいっぱい。
大きい子がつくった穴ぼこに小さい子が入る。つくった山を壊して回る小さい子。それでも怒ったりしない大きい子。異年齢の子どもたちの遊びに見とれること10分。それでも十分癒されて帰宅。
 6月議会に向けて、また、多忙の日々が続く。


コミュバスに乗って       2005年5月24日(火)

 9時41分のコミュバスに乗る。実は初体験である。停留所は我が家からは近いが、4丁目の端から来られた高齢の方が「かしのき苑に行くのが遠くなってかなん」と苦言。
ついたバスはすでに満席で、通勤ラッシュなみ。桜ヶ丘の顔見知りの親子のかたが乗っておられた。「バスに乗って図書館に行くのが楽しみで…」子どもさんのかわいい会話に、となりの女性も「おいくつですか?」「ほ〜ら鴨がいるよ」などと話しかけて和やかな会話。これは通勤バスでは見かけない微笑ましい光景。
半数の方が、かしのき苑で下車。その半数の方が役場で下車。残り1/4の方が駅に向かわれた。
お母さんのひざの上から、町並みを見て、お隣のおばちゃんからいろんな話しを聞いて過ごす30分のコミュバスの”旅”。幼い子の”原風景”の一つになるのではないだろうか…。

初議会              2005年5月23日(月)

 改選後の初めての議会が開かれる。主な案件は議会人事。先ず議長選挙が行われる。わが党は、先ず”会派”結成が先と主張したが、議長選挙が先行し、村上新議長が誕生。
会派結成後、副議長は島田議員が選出された。
各常任委員会の委員長、副委員長が選任された。松田は文教産業常任委員会の副委員長に選任された。
広報委員長には鈴木議員、議会運営委員長は前議長の奥野議員、副委員長に佐々木議員が選任された。
監査委員は、町長提案となったが、松田選任が提案され賛成多数で可決された。
長い一日となったが、自分の議会での任務を全力で全うすることが何よりも大切、と認識を新たにしたところである。
 詳報は明日、お知らせします。

ほていあおい          2005年5月22日(日)

 昨日、買い物のついでに欲しくなってほていあおいを購入する。水中花でうまくいけば、水色の清楚な花をつけるが、うまくいったためしがない。
ついでにと思い、こちらも久しぶりに金魚の水槽をきれいにする。選挙期間中は隠れ気味だった金魚も平常に戻り、元気に泳ぐ。
 しかし、今日の私はあまり元気がない。朝からお腹の調子が"絶不調”。夕べからの食べ物を復習するが思い当たらない。
「疲れが出たのでは」と慰めてくれる方もいるが、そんなことでへこんでもいられないので、予定通りの行動に。
 歩いていると目に入るのが"バラ"の花。今年は桜もきれいだったけど、バラの花も美しい。ミニバラから大輪まで、色とりどりでついつい足を止めて見とれてしまう。
 思えば、町花は"バラ”。駅前にも"バラの花"を植えて!とお願いしたがかなわなかった。
元大崎町長の愛した"百万本のバラ"はどこにいけば見れるのでしょうか。


文化フェスティバル      2005年5月21日(土)

 むくのきセンターで開かれている文化フェスティバルを見に行く。舞台発表や作品展示がされていたが、ギャラリーは少ない。文化協会に登録しているサークルの発表会が中心で全町的な広がりはこれから…と言うところかもしれない。
連盟に加入していなくても出品ができたり、クラブに入っていなくても出場ができるといいのに、という意見を聞いたことがある。
光台のコミュニティホール前の広場で、若者たちが大道芸風の練習をしているのを見かけるが、さしずめこのような若者の出場ができるとか、大道芸コーナーなどあると楽しいかもしれない。
 午後から集金に出る。出会う人の一言目は「やけはったね〜」「やせはったね〜」のどちらか。どちらもあたっているだけに返す言葉もなく「両方です」と答える私です。


かた〜い畑          2005年5月20日(金)

 ご無沙汰の畑に行く。知り合いの方にご無理を言って選挙中に草抜きをお願いしていたら、その後も耕していただいていたので大助かり。でも、たまねぎは1月から成長するのをやめているし、元気なのは葱坊主と菊菜の花。えんどうは地面に這ったまま実をつけている。
スコップでも歯が立たないほど硬くなっている。一雨降るまで断念するしかないと、あきらめて帰宅。
今から、夏野菜が間に合うかそれが問題だが…。
 23日に初議会が開かれる。主な案件は議会人事で、議長、副議長の選出や、常任委員会の選任、委員長の選出などだが、他市町の議会でも人事が難航しているらしいが果たして本町の議会は…。
成り行きに注目。


5月病?            2005年5月19日(木)

 朝、二つの交差点でスクールヘルパーをしている。地域のお母さんたちも立っておられるので、実際は気持ちだけのお手伝いになっているが…。
一年生のお母さんが「最近、急に学校へ向かう足が重くなって、途中まで送っていきました」と言って学校の方から帰ってこられる。何が原因かはお聞きしなかったが、4月からの緊張感もほぐれて疲れも出る頃だし、友達関係も難しくなってきてるし、子どもなりに理由はあるに違いない。
叱ってもいけないし、がんばれがんばれでも、しんどくなるし…。ここは一番、担任の先生とよ〜く相談をされて、学校での居場所をつくってもらうことかな〜と思ったが、そこまでのお話はできなかった。
 久しぶりに”親子りずむ会”を開く。参加者もやや少ない目で、汽車やままごと、探索活動と、それぞれにお気に入りの遊びに夢中の子どもたち。お母さんたちの情報交換にも熱が入り時間のたつのが早いこと。おしゃべり出来るって…ほんとにいい!

”雑草”のあなたへ      2005年5月18日(水)

 選挙前に”たんぽぽ通信”の抜書き集をつくった。読んでいただいた方から、メッセージをいただいた。本番前のことだったので紹介できなかったけど本日思い切って公開。
 
たんぽぽ通信ありがとうございます。
たんぽぽ・タンポポ・日本種、洋種のたんぽぽがあるらしいですね。洋種タンポポはすごい勢いで日本中に繁殖しているみたいです。
 私は日本古来の植物を好んでいます。
節分草というキンポウゲ種で、節分の頃に白い花を咲かせてくれます。一週間も咲いていないのですが、心が癒されます。
 節分草もタンポポと同じ雑草です。もっといろんな雑草を見てください。私たちのような雑草も…。
踏まれて枯れることのないようにがんばってください。
いろいろな雑草があなたを応援しています。

 
雑草のあなた、松田へのエール、本当にありがとうございました。大きな靴で踏まれそうになったり、踏まれたこともありましたが、枯れずにたくましく生きています。
雑草には雑草の生きかたと、知恵があるし、少々のことでは枯れません。

とげとげの葉に守られた野アザミや、木綿糸でつくったようなヒメジオン、母子草もやさしく咲いて初夏への装いは、雑草の世界で健全です。


おとなのたけのこ       
2005年5月17日(火)

 4丁目の子育てフリースペースに出かける。児童民生委員の方の見学もあり、新しい仲間の参加もありで賑わう。新しく町内のカラーコーディネーターの方のボランテァ参加もあってますます多彩に。
帰り道、公園の遊具のしたに大きなたけのこを発見。こんなところに竹が成長しては危ない。大中小のたけのこを抜いて(折って?)下の砂場で遊んでいる子どもたちに並べて見せる。
大きいのは松田と同じ背丈くらいある。「これは?」と聞くと、すかさず「おとなのたけのこ」と答えが返ってくる。おとうさんでも、おかあさんでもなくて”おとな”という言葉は予想外の答え。幼児の中にすでに”おとな”という概念が育っていることに驚くと同時に、彼らの中にある”おとな”の姿ってどんなんだろうか。
大きいだけでない存在…それが大切だと思いながら、玄関に”おとなのたけのこ”を飾る。
 
親子りずむ会を再開します。5月19日(木)10:30〜松田宅

四葉のクローバー      
2005年5月16日(月)

 選挙が終わった。結果は新聞報道の通りで私も763人の方が”松田孝枝”と、投票用紙に名前を書いてくださった。責任の重さを痛感している。今日からがそのスタート…。気を引き締めて、と思うが疲れていないといえばそれはウソになる。でも4年前に比べると疲れは少ない。
2回目の選挙戦でドラマも数々あったが…
早朝、交差点に立っていると散歩中の方が無造作に歩いてきて、無言で差し出されたのが”四葉のクローバー”
。すぐに押し花にしてスキャンしてみる。子どもの頃探し回って見つけたときのうれしさがよみがえる。
”たんぽぽパレード”の最中に外国の方に質問される。「チョウギセン
ってなんですか?」「自国では、選挙演説は大勢の聴衆を相手にしてするのに、日本では誰もいないところでするのはなぜですか?」と。彼にとってはそれは不思議な日本の光景の一つだったに違いない。
人どおりのない道のパレードや、宣伝カーや連呼も、また、不思議な光景に映ったに違いない。
10時から”議員当選証書”をいただく。これは、有権者のみなさまからの向こう4年間の預かり物、と肝に銘じる。


結構、あぶない        2005年5月9日(土)

 新設のせいかだい保育所の前での宣伝活動。保護者の方から「保育所の玄関の自動ドアが危なくて…」と声がかかる。
玄関の前は駐車場の出入り口、すぐ側が駐輪場となっている。開放的なのはいいが、保育所の前はそろばんの塾もあり、夕方になると子どもたちが自転車で駆けつける。
たしかに危ない。なぜ、保育所のドアが自動ドアなの?たしかに疑問の残る構造である。
 自宅の前で「松田さんのチラシを見ると、あっ、松田さんやといってイラストを切り抜いています」と、若いお母さんが話をされる。松田さんと分かるイラストってやっぱりすごい!
 明日からしばらくの間、たんぽぽ通信はお休みします。
選挙が終わったら、また、のぞいてくださいね。


お待たせしました…2     2005年5月8日(日)

 登美が丘駅までの京阪奈新線が来年の3月には開通が予定されいる。地元の方から路線バスの新設が望まれていたが、新駅の供用と同時にバスを運行したい旨の回答がバス会社からあった。
かねてより、運行の要望をしていたもので、詳細についてはまだ協議中とのことだが、とりあえずはバス路線の開通は、大阪方面を通勤、通学エリアとされる方にとっては朗報である。

 
金魚が逃げた?        2005年5月7日(土)

 町会議員選挙もまじか。我が家にも出入りの方が増えた。夜になってふっと気づいて金魚の水槽を見る。”金魚”がいない。金魚が逃げた、という絵本を思い出す。「どこにいったの?」と思わず声をあげる。
よ〜く見ると隠れ家に入ったままでてこない。いつもと様子が違うので金魚なりに警戒をしているのか?
反面、飼い主の意向とは全く無関係にお騒がせをしているのがウサギたち。またまた、出産ラッシュで、普段よりず〜と世話をかけてくれる”孝行もの?”いよいよ本格的”別居”を考えなくては。

お待たせしました        2005年5月6日(金)

 町内の回覧でのお知らせによると、光台4丁目の歩行者優先道路のインターロッキングの改修が始まる。昨年の夏から街路樹の根っこの勢いでかなりのレンガが膨らんで凸凹がひどくなってきていたし、車道部分ははがれている。早く修理してと昨年からお願いしていた。「新年度予算で何とかしたい」と言う返事をいただいていたが,いよいよ改修が決まった。
担当課に電話して詳細を聞く。5丁目、6丁目の一部も改修するとのことで「本当にお待たせしました」と言ったところだが、新年度早々の仕事としては早い着手でよかった。
 3連休明けの久しぶりの雨。木々の緑が一段と深くなった。

袋の中身             2005年5月5日(木)

 お昼過ぎに用事があって"グリーンベルト"を歩く。ご近所の方に出会う。いつも庭先を掃除をされている90歳を超えた男性の方である。「お散歩ですか」と声をかけると、紙袋の中から牛乳パックでつくったクスだまをだされる。「何にもしないのはあかんのでこんなもんをつくって、公園で遊んでいる子どもたちにプレゼントしてる。よかったら一つ持って帰って」とそのクスだまを差し出される。何の飾りもない本当に素朴な作品だが、とてもしっかりとつくってある。[いただいてもいいんですか?]と、そのプレゼントをいただく。
よ〜く考えると、その方にすればちょうど、私も子どもの年齢。これは"こどもの日のプレゼント”。
30年たった今日、私もこんなに元気に、しかも周囲のことを考えながら生きていけてるだろうか、と後姿を見送った次第。

泥んこになって          2005年5月4日(水)

 公園もいろいろあるが、今日行ったのは精華台の二丁目公園。
小学校の高学年の男の子たちが砂場で大きなトンネルを作ってどろんこあそび。保育所時代にはよく見かけた光景だが、都市公園での泥んこ遊びは珍しい。しかも、超特大の土団子が並べられている。
 私が見かける公園では"水栓"が開放されているところが多い。よく、水道代が大変だからと、公園に水栓がありながら"封鎖"されているところが多いが、精華町はその意味では"太っ腹"というべきか。
一口に”土団子"というが、これがなかなか難しい。土で団子を丸め、水でぬらして"さらすな”をまぶす。これを何回も繰り返すと"鉄球"のように硬くなり、磨くと"ピカピカ”になる。これが、子どもの世界で言う"ぴかぴか団子”、そして子どもの宝物となる。
 実は、私も一つ大切に持っている"土団子”がある。どんぐり山で作った一品だが、あの頃一緒につくった子どもたちは、今は中学生。今もどこかに、ひそかに持っているだろうか…土団子。

晴天の下…            2005年5月3日(火)

 事務所開きを行う。愛犬を連れて、赤ちゃんを連れて、90歳を迎える女性と今回も幅広い方が集まってくださる。
松田の"テーマソング"たんぽぽ"のギター演奏でオープニング。平和への願いをこめた"サトウキビ畑"のフルートのやさしい音色が深く心に染み渡る。
後援会長の議会の議員のあり方論は、私にとっても、とても"ため"になる話だったし、島田府会議員は洛東病院と精華病院の廃止問題を重ねながら、単に一自治体の問題ではなく、国や府政の問題であることを指摘。
日本共産党の地区委員長は、いつもと論調を変えて、サトウキビ畑の明石家さんまの「人を殺すために生まれてきたんやない!」と言うせりふを紹介しながら、憲法9条を守る党の立場を強調。
全体として、憲法記念日集会のような流れの中で終了。
その余韻を引き継いで、街に飛び出し"平和街宣”をする。
 ほうその弾薬庫を抱えているだけに、"9条"を守ることの意味は、この町ではさらに大きく深い。


おかげさまで…          2005年5月2日(月)

 夕方チャイムが鳴る。「夫から預かってきました」「明日は事務所開きと聞いたのですがこれなくて…」と一枚のメッセージをいただく。
"たんぽぽ通信ありがとうございます。たんぽぽ・タンポポ・日本種・洋種のたんぽぽがあるらしいですね。洋種タンポポはすごい勢いで日本中に繁殖しているみたいです。
 私は日本古来の植物を好んでいます。節分草というきんぽうげ種で、節分の頃白い花を咲かせてくれます。一週間も咲いていないのですが、心が癒されます。
 節分草もたんぽぽと同じ雑草です。もっといろんな雑草を見てください。私たちのような雑草も…。踏まれて枯れる事のないようがんばってください。いろいろな雑草があなたを応援しています”
という内容。
800冊の"たんぽぽ通信"集を今、多くの方に読んでいただいている。今日も、公園で手渡した方がすぐに、ベンチに腰掛けて読んでいただいたり、読まれた方からの感想もいただいている。
 こうなると、休むわけにいかない"たんぽぽ通信”…がんばります。


雨降り前に            2005年5月1日(日)


 朝から曇り空。今日は相楽でも第76回メーデーが行われた。せめて午前中はお天気であってほしい…との願いが通じたのか、行進を終えた頃から時雨模様。2、3日前から続いた"かんかん照り"もなくメーデー日和となった。
来賓は日本共産党と南山城村の村長さん。祝辞は加茂町長と精華町長から寄せられた。橋本村長は「国の三位一体改革の中での苦しい財政の中で自治体労働者へのしわ寄せを余儀なくされている」
と、不本意な胸中を語られた。
それぞれの職場での要求や、団体の願いをプラカードや作り物に託して参加され、審査がされた。"世界の平和"をテーマにした南山城養護学校分会の大作が"一等賞"に選ばれた。
「賃金上げて」「賃金カットしないで」「憲法9条守ろう」「保育士増やしてゆったり保育を」など、切実な要求が一枚一枚のプラカードにこめられていて、松田的には全て秀作の労作だと思った。
午後からは本格的な雨。夕方、小雨を突いて街頭宣伝にでる。
 メーデー日和の中、行進。