交通信号機の点灯加工

1   交通信号機の点灯加工を行います。ベースにはKATOの信号・方向板セットを選びました。
2   LEDの取付スペースを確保する為、まずは信号機裏側の電灯ケースの出っ張りを、 カッターで大まかに切り落とし、ヤスリで平らに仕上げます。
3   センターポンチ代わりに押しピンで信号ライトレンズの中心に下穴を開け、1.5φのドリルで穴をあけます。 今回は点滅信号なので赤色灯か黄色灯のどちらか一つだけ穴を開ければ良いのですが、 見た目をそろえる為に3色とも穴を開けました。
4   予めLEDの電極にポリウレタン線をハンダ付けし、信号裏側に瞬間接着剤を使って接着します。 この写真の場合黄色LEDなので、真ん中の穴に取り付けます。
 残りの穴はこの後の作業に備えて白い紙を貼って塞いでおきます。 また、写真は未加工ですが、ポリウレタン線が支柱部分から出るように曲げて、瞬間接着剤で止めておきます。
5   裏一面にLED固定と遮光の為のスーパーX(黒色)を塗りつけます。 このスーパーXで信号裏のカバーも表現したいので、針金で少しづつ盛り足して形を整えます。
 写真はスーパーX乾燥後、信号を前後から見た様子です。

 注):後から解ったのですが、裏はスーパーXよりパテでちゃんと成形した方が良いです。 スーパーXは上から塗装すると収縮して塗装面にひび割れが出来ます。
6   各電灯の穴に高透明タイプのエポキシを流し込んでレンズとし、電柱部に取り付けます(写真右)。 LEDの配線は電柱に綺麗に沿うように、信号部から下に向かって順番に瞬着で接着していきます(写真左)。
7   仮点灯させてみると電灯フードが透けたので、塗装はレンズ部にマスキングゾルを施してから MRカラースプレーのつや消し黒(JC33)→タミヤエアモデルスプレーのライトグレイ(AS16)の順に吹きました。
 仕上げに制御ボックスをタミヤアクリルのスカイグレイ(XF19)にスカイブルー(X14)を若干混ぜたもので色差しし、 ウェザリングマスターでウエザリングを施しました。
8   続いて点灯回路の製作です。今回はタイマーICのIC555を使用しました。 点滅サイクルは点灯1秒、消灯1秒の周期2秒にするつもりでしたが、 定数の関係で出来上がった回路は周期約2.5秒になりました。
 また、実物の信号は急激なON-OFFではなくジワッと付いて、 ジワッと消える(表現が難しい(^^;)感じなので、コンデンサを付けて、 この感じががでるように工夫しています。
 写真はテスト用LEDを使った点灯試験の様子。
9   回路を組み込んで信号を点灯させてみました。これは黄色点滅信号機側。
10   これは赤点滅信号機側。
写真をクリックすると動画ファイルを見る事ができます。 (ジワッと点灯してジワッと消灯する意味がわかってもらえると思います。)

※動画ファイルがうまく見れない場合は、写真上で右クリックして、 メニューから対象をファイルに保存を選択して、適当な所にMPGファイルを 保存してからメディアプレーヤーなどでご覧ください。