地形の製作(桜モジュール)

1   配置検討の結果、直線部に線路と平行の参道があり、これがコーナー部の本殿に繋がっているという具合に決まったので、 早速地形の製作に取りかかります。
 参道の両側には桜並木があって、これが見所になるのですが、 桜が植わっている部分は線路や参道より盛り上がった丘にするのが良いだろう考え、 1cm厚の発泡スチロールの板を用意して、参道やその両脇の土の部分、桜を植える部分のラインを書き込みながら、 地形を作っていきます。
2   製作の途中で、参道がずっと同じ高さでは変化に乏しいと感じたので、参道の中程で1段登って、 本殿前でさらに1段登る事にしました。
 ところが、1cm厚の発泡スチロールで高低差を付けると少し差がありすぎる気がします。 写真は建コレの祠を置いて様子を見ているところですが、Nスケール換算で1.5mなので結構な高さです。 参道の両脇の盛り土部分もちょっと高すぎる感じです。
3   検討の結果、全ての高低差を0.5mmとする事に決め、すぐに、0.5mm厚のスチレンボードを購入してきて修正してみました。
 Nスケールで0.5mm=75cmなので十分現実的な高さです。線路からは桜の盛り土部分は1cm=1.5m高のままですが、 こちらは現実的にあり得そうな寸法なのでそのままにします。
4   参道の寸法構成が決まったので、入り口から本殿までの地形を一気に製作しました。
 結局本殿部分はさらに一段(1cm)高くして登っていく感じを強めています。
5   ちなみに桜の盛り土部分の線路側の斜面の加工方法ですが、当鉄道ではこんなふうにしています。
 まずは斜面の傾斜や上端のラインを発泡スチロールにケガキます。
6   次に斜面の下側の角をボードの縁にピッタリと合わせて上から押さえつけ、 カッターの刃を斜面の線に合わせて切り込みます。そのままカッターの下側をボードの縁に沿わせ、 上側を斜面の上のラインに沿って切っていけば均一な斜面が出来上がります。