橋脚の製作(橋梁モジュール)


1   TOMIXのレンガ橋脚は自分のイメージと合わないので、コンクリート橋脚を自作する事にしました。 施工時期の違いも出したいので新線用と旧線用の2種類作ります。
 完全自作も考えましたが、丁度使えそうな形の物があったので、それらを使う事にしました。 まず、旧線用は瞬着のハイスピードEXのボトルです。ボトルの上部を切り取ってプラ板で蓋をし、 押し出しボタンの凹凸をパテで均して原型とします。
2   新線用はシリコンコーキングのノズルと塩ビパイプです。 まずはシリコンコーキングのネジ部分を切り落とし、ノズル先端を切り詰めて穴をプラ板で塞ぎます。
 塩ビパイプは輪切りにして、ヤスリで上側の角にテーパを付けます。 塩ビパイプを逆さまにしてノズルの先に付ければ完成ですが、複製の事を考えて今は別体のままで置いておきます。
3   これらを原型として型取りし、レジンで複製します。(作業の詳細は加工紹介に掲載) 写真は型にレジンを流し込んで固化してきた所です。
4   複製が完成した橋脚です。新線用は塩ビ型で作ったパーツを瞬着で接着し、隙間をパテで埋めています。
 見事に同じ形の物が出来上がりました。(当たり前・・(^^;)
5   出来上がった橋脚を洗剤で良く洗浄してクレオスのMrレジンプライマーで下地処理をしてから 山城鉄道定番のタミヤのライトグレイ(AS16)を吹き付けました。
 普段はこの後パステルでウェザリングを施していたのですが、今回はエアブラシでクリル塗料を何色か混ぜながら薄く噴いて 汚れを付けてみました。
 左からTOMIX橋脚、旧線橋脚、新線橋脚です。橋脚で随分イメージが変わります。
6   また、橋脚製作に合わせて川岸擁壁に橋台を追加しました。 旧線は新線が追加された感じを強調するため煉瓦シートを使って煉瓦造りとしています。
 ただし、旧線橋脚がコンクリート製なので、旧線も一度鉄橋を架け替えた歴史があり、 トンネルポータルと橋台は過去の遺構が残っているという事にしておきます。(笑)
 新線は一般的なコンクリート造りです。