民家の加工(旧街道モジュール)

1   線路脇の民家にはトミーテックの農家を使うことにしました。 この製品、塗装はまずまずですが、作りが大雑把で部品の合いが悪かったり、反ったりしています。 また、素材が半透明のため、中に照明を入れると透けてしまいます。
 まあ、手軽にジオラマを楽しめるという意味では重宝します。
2   まずは部品の合いを調整します。組立用のガイドや爪がありますが、 これらを使うとかえって壁が反ったりするので、必要に応じて切り取ります。 実際玄関部分はガイドと爪を完全に削り落とさないと真っ直ぐに付きませんでした。
 また壁の断面なども、少々隙間が出来ても、組立時に接着剤で埋めてしまえるので、 全体のバランスが良くなる事を主眼にして削っていきます。
3   続いて照明組み込みの検討です。 正面の壁を電灯にかざすとこの様に光が透けて見えます。しかも透けて欲しい縁側の障子戸は全く透けていません。 点灯加工は全然考慮されてないという事ですね。
4   障子部分はカッターで切り取ってしまいます。 遮光は黒の塗料を考えたのですが、相当厚塗りにする必要がありそうなので、 今回は裏面全体にアルミテープを貼り付ける事にしました。
5   アルミテープを貼って、組立途中の写真です。接着には黒色のスーパーXを使用しました。 この接着剤は強力で遮光性に優れ、適度に粘度もあって大きめの隙間も埋められるので良く利用します。 しかし、固着まで時間がかかるので、接着部分を輪ゴムなどで固定しておく必要があります。
6   組立完了し、試験点灯した所です。障子は裏側に紙を貼り、表から窓の大きさの透明プラバンをはめ込んでガラス障子としました。 その他の窓は裏にティッシュを貼ってカーテンとしています。玄関は遮光せずそのまま透けさせて、玄関灯は元のモールドを、透明ソフトプラ棒に換えて導光しています。
 土台との隙間の光漏れ対策が必要ですが、メンテの事を考えると接着したくないので、要検討課題として置いておきます。