釣れ釣れ草  第3話:発酵団子

 第2話"大物”での、ハリス切れに ご意見を頂きありがとうございました

 あぁ〜ヤッパリ  フロロカーボンは 傷や結び目出来ると 弱いんだ。

 これからは、マメにハリスを点検しよう!

 後、気をつけるのは、道糸高切れ、これを完全に無くすのは難しいが、気をつけねば

 切れた道糸が先々、悪さをしないか心が痛む。

 切れた道糸の代わりではないが、放置されている道糸クズやポリ袋クズを持ち帰ろう。

 釣り場が汚れぬように嫌われぬように、いつまでも楽しく釣りが出来るように常に心を配りたいものだ

 

 発酵団子とは 小生とダンゴ君が工夫した団子につけた名前です(世間一般でも発酵団子と言うかも)

 さてその特長は、 ”集魚力強化”、”安価”、”環境へ配慮” の3拍子

 少し長くなるが解説をしよう

   団子の主成分であるヌカやサナギを発酵させ、ビタミンB類の生成やタンパク質をアミノ酸に分解、

   これらの臭いが集魚効果を高める。・・・ヌカミソの臭いが魚を集めるのだ(断定して良いのかな?)

   また、ヌカ自体の集魚効果が高まるため

   高価な集魚材やサナギの分量を減らすことが出来て経済的・・安く作れるネ

   納竿時、残った団子を持ち帰り、次回の団子作り時に混ぜて使う・・捨てなくて良いネ

     ※発酵団子には乳酸菌・酵母・麹が数多く生息しており、腐敗菌の増殖を抑えるため長期保存が可能となるのです

     ※残しておいた発酵団子を混ぜると、種となり早く全体が発酵団子にしあがります

   また、発酵しているため、海水中での生分解も早く水質汚染防止にも役立つ

   発酵団子とは、夢のような団子なのです。

   ホンマかいな〜  集魚力・生分解性は比較テストによる立証が必要なのですが

             ナンセ 比較テストをやる時間もお金もありませので、その点はご勘弁のほどを

    

  ただ、発酵団子を使ってみて感じることは・・ 

    →発酵臭はどうやら生き物にとって食べ物を示す匂いであるということ。

      我が愛犬が匂いに惹かれて発酵団子を食べに来る〜

      現に発酵団子でチヌが集まって来る〜   ・・・  このような事実からそう思っています

  生分解性に関して

      発酵材に”EM”を使用しています。EMとは有用微生物群の英語略であり市販されています

      広く農業・漁業・環境汚染対策・水質改善・生ゴミ堆肥化等に使用されており、

      魚養殖場での食べ残しエサによる水質汚染対策として”EM”を利用している事例もあるようです。

      様々なEM活用例の尻馬に乗って「発酵団子は水質改善に役立つ!」と言いたいところですが

      さすがにヤメときます・・生分解性は良いとは思っています

  さて、発酵団子作り方ですが・・簡単です

     加える水に EM1号をキャップ一杯(液体です)と糖蜜を入れて、団子材料に混ぜるだけ

     上手に発酵させるコツは空気を遮断すること(嫌気性発酵といいます)

       バッカン内の団子を押し固め内部の空気を出来るだけ追い出し、表面にはビニル等を被せ空気との遮断を図るか、

         ポリ袋に入れて空気を抜き口を縛っておけばOKです・・・小生の発酵または保管方法でもあります

     発酵期間は夏場で2〜3日、春秋で1週間、冬は2〜1ヶ月かな・・気温により発酵期間は変わります

    作ってみると判ると思いますが、意外に難しいのが上手く発酵させること。

    上手に発酵するとヌカミソの旨そうな匂い(?)が漂います、シメシメこれで爆釣間違いなし(笑) 

         発酵が不充分でも行き過ぎても魚は寄ります・・ナンセもともと団子なもんで

    EM1号・糖蜜は園芸店・ホームセンター・米屋等においてあります。無い場合は通販となりますが

    通販先は WEB検索で「EM1号」とすれば一杯出てきます。     小生は米屋と通販を利用しています

     発酵時間短縮、発酵によるパサツキ対策等、まだまだ研究・工夫余地はありますが〜

    自然を愛し、いつまでも楽しく釣りをしたい・・・そんな素朴さが発酵団子には詰まっています

       

                              やったろう関西、やったろうダンゴ釣り師

 

                                            第3話  発酵団子  お終い