釣れ釣れ草  第21話: 鯖寿司

  


    
   オトンの大好物の一つに鯖寿司なるものがあります
       京都市の下鴨で小さい頃すごしましたが、
       下鴨では毎年5月の葵祭りの季節になるとそれぞれ家庭で鯖寿司を作ります。
       幼少から慣れ親しんだオフクロの味です^_^

       今はもう下鴨の実家はありませんが、取り壊しの際、持ち帰った鯖寿司用の押し型を機に
       家内が今も鯖寿司を作ってくれています^_^V

       鯖が釣れた時、必ずといっていいほど登場する鯖寿司の作り方を紹介しましよう^_^V

         @鯖を3枚に卸します
         A強い振り塩をします。しっかりめベタベタにします
            (3〜4時間置き、しっかり締めます。塩が少ないと生臭くなりますのでしっかり塩して下さい)
         Bパットに酢を入れ、サッーと洗った板昆布を敷き、
           塩をしっかり洗い流して水切りをした鯖を漬けます
            (2〜3時間漬けます。酢に漬ける時間で生しさを加減します)
         C酢で締めた鯖の薄皮・中骨をとります
         D”巻きす”に寿司飯と鯖を乗せ、巻いて形を整えます。
           酢漬けで使った昆布も一緒に巻くとさらに美味しくなります
         E寿司飯と鯖を馴染ますため、巻いたまま3〜4時間置けばOK、出来上がりです

           ※オトンのところでは、Dでの巻くとき、専用の押し型(木製)を使います
              形が整いやすく便利便利         

                   押し型の写真です

           ※オフクロは寿司飯に餅米を入れていました。これだと作りやすく腹持ちも良くなります

         京都と福井小浜を結ぶ国道を鯖街道と呼びますが、それにちなんだ寿司かも知れません
         鯖街道の鯖寿司は大変高い、1本5000円するものもあり、おいそれと買えませんが
         釣り人の特権というか、釣りたての鯖を使うと手軽に安く(?)
出来てとってもGOOD^_^v

                                第21話  鯖寿司 おしまい