シムシティー

グラフィック・音楽
シナリオ等
操作性
熱中度
期待通りか?
総合得点
18点
18点
18点
20点
20点

94点


税金の大切さを知れ!

やぁみんな、元気かな?
冒頭からいきなりなんだかよく分からない入り方だけど気にしないでね!
今日もKAY君の暴走レビューをお届けするよ!
今日はアメリカが生んだ天才ゲームデザイナー、ウィル・ライト氏の作った同名人気パソコンゲームを任天堂がスーパーファミコンに移植した傑作、「シムシティ」を紹介しよう。

さてこの作品。
前述のとおり、「エレクトロニック・アーツ」からパソコンゲームとしてリリースされた、同名の都市育成シミュレーションゲームの移植作品なんだけど、そこはさすがに任天堂。
そのまんまのベタ移植なんかやろうはずもなく、初心者でも分かり易くゲームを知ってもらうための練習モードや、都市開発からゲームの操作方法までを丁寧に教えてくれる優秀秘書、「Dr・ライト」など、サポートは万全だ!
というのも、当時はこういった「都市育成シミュレーション」なんてジャンルは馴染みが薄くて、こういうサポートなくしてまともなプレイは出来なかったっていうのが現状なんだけどね。

で、ゲーム内容は皆さんもご存知のとおり。
プレイヤ−は市長となり、与えられた広大な土地に街を作り上げていくのが目的だ。
一応の目標は、「人口50万人」のメガロポリスを作り上げること!
でも、はっきりいってこんな目標はあってないようなもの。
このゲームの面白さは、なんといってもプレイヤーの思い通りの街を作ることが出来るっていうことだ。
これが意外とバカに出来ない奥深さがあってすんげぇ面白い。
でも今回、俺はあえて「メガロポリス」を目指すことの面白さについて語ってみたいと思うんだ。

さて、プレイ経験のある人なら分かってもらえると思うけど、メガロポリスを作り上げるというのは並大抵のことじゃないんだ。
自分の好きなように建物を配置していたら、20万人にも届かないうちにマップが埋まってしまうし、最初のうちは人口10万人の「メトロポリス」に到達するまでが至難の業。
最初の敵は、なんといっても交通・警察・消防にかかる維持費だ。
始めのうちは$300の税収があれば良いほうなんだけど、警察署1件にかかる維持費はなんと$100!ノロノロ開発を続けていたのでは、あっという間に初期資金が底をついてしまう。
この状態にならない方法はただひとつ。
この時期は建築物を建てたらそれだけ人口も増加する。
つまり、初期決算(つまり開始して1年目)までに人口を1000人以上集めること。
それさえ出来れば、警察署2件、消防署1件は裕に維持できる税収を得られるはず!・・・・
って、なんで俺はシムシティ攻略法を熱く語ってるんだ?

とにかく、様々な問題を乗り越えて人口を増やしていくことの喜びは計り知れない。
人口を増やすために建物を作り、その建物に人が住み付き、その人々から税を取る。
税収がなければ道路一本作れないし、道路が作れなければ人も増えない。
みなさんも、このゲームを通じて税金の大切さを知・・・・って欲しいわけじゃない!
自分の街にやってきた人々から税金を取り、それを街の発展に役立てていき、更に多くの人口を得る。
人口が増えれば税収も増え、より良い街づくりをすることが出来る。
そうするとまた人口が増える・・・・このプロセスは、RPGでキャラクターを育成する時の喜びと似ているような気がするんだ。
始めはスライム1匹にてこずっていたのが、経験値を貯めてレベルを上げ、金を貯めて強力な武器を手に入れることで、もっと強力なモンスターとも闘うことが出来るようになり、スライムより遥かに大きな見返りを得ることが出来るようになる・・・・。
まさに、キャラクターの成長を実感する瞬間だね。
それと同じ喜びを、都市育成に感じることが出来る。
チュンソフトの社長、中村光一氏は、

「RPGとは、小さな達成感を積み重ねていくゲームである」

と言っている。
これはまさに、筆者が「シムシティ」で感じた感覚と似ているのだ。
皆さんの中で、RPGを面白いと感じる部分が、中村光一氏の言葉と似ていると感じた人なら、このゲームの面白さが分かってもらえるのではないだろうか。

KAYさん

 

度々の投稿誠にありがとうございました!!

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