ときめきメモリアル３　
〜約束のあの場所で〜

さてこの作品当初はとある事情で買いたくなかったのですが、結局ファンの血が勝ち買うことにしました。
前作のレビューは信者的だったので今回は冷静に行きます。

まず個人的に一番の問題になるであろうと思うキャラクターなのですが、意外に良かったです。
いざ動いているところを見ると結構かわいいし、そんなに違和感も感じなかったです。
しかしキャラの動きはぎこちないのは不満です。

音楽はいつも通り良かったのですが、オープニングとエンディング曲のインパクトが欠けている気がしました。
やはり少々歌が下手でも声優さんが歌ったほうが良いと思います。
その方がゲームに同調できると思います。

シナリオは暗い話もありましたが結構良かったです。
一人一人のシナリオにちゃんと物語性が付加されていると思いました。
ただしそのせいか余りにも単発イベントが少なく単調になりがちな点と神条さんのシナリオは×
というより神条さんのイベントは真面目に引きました。

いくらときメモでもあれは現実離れしすぎだろうがぁ！！

このイベントを見た時、数日ほどこのゲームをプレーする気を無くしました。
ＥＤ後のモノローグなんかは大変良かったのですが、どうせならアルバムと一緒になっていたらなお良かったと思います。

あとゲームシステムを評価してみると、パラメーター上げがわかりやすくなり喫茶会話をするのに会話を趣味やイベントなどで調達したりプレゼントを自分で手に入れなければならないなど色々やることができたのは良かったです。
しかし、服装選びシステムは最悪でこのゲーム最大の欠点であるのではと思います。
というのは、服装が悪ければ女の子が帰ってしまうのですが、その判定がかなり微妙でやっていてイライラします。
というより背広着て海へ行ったりボーリング場へ行ったりする人って普通いるのでしょうかね？
その点も何とかしてほしかったです。
あとそれらの問題やロードは早いがセーブが遅いなどの問題でゲームのテンポも少々悪かったのも気になりました。

総評してみると思っていたよりキャラクターが良かったと思うのですが、全体的に作り込みの甘かった面があり、発売を一年延ばしてでも３Ｄとシナリオ・システムを練りこんで欲しかったです。
実はキャラクターデザインが悪いのではなくこの３Ｄ技術がついてきていないのだと思いましたし。
やはりときメモファンドは最大の足枷だったのでしょうね！！

ま・・・まあネット上で叩かれる程ひどい作品ではないと思うので好きな人はプレーしてみてはいかがでしょうか？
恐ろしく値崩れしているしね（苦笑）