-WARNING!‐


 この小説には少しエッチな表現が含まれています。
 よって15歳未満の方、および妄想と現実の区別の付かない方はお引き取りください。
 あ、あと「秋子×祐一なんてイケナイ関係・・・オラは認めねぇぞ!」という方も見ないほうがいいかと・・・
 1秒了承できた方々は下の文章を読んでもOKです(汗



たった一夜の夫婦








 雪の町の土曜日はいつの曜日と変わらない。
 ただ、人の動きのみは変わっておらず、心の中は誰もが嬉しい思いで支配されているだろう。
 次の日が休みなので、夜はいつもよりもぐっすり眠る、友達と朝日が上がるまで家で遊びまくる、愛人と激しく愛し合う・・・・・
 実に様々なすごし方がある。
 そんな中で水瀬家はというと・・・・・




「今夜はちょっと香里の家で泊まるね」
「私は美汐のところ行くんだよ〜。えへへ、祐一うらやましいでしょ?」

 夕方の玄関に二人の女性の姿があった。名雪と真琴だ。

「別にいいけど・・・・一体どうしたんだ?」

 その言葉に祐一は疑問を持った。

「香里の家で女の子だけの集会をやるんだよ。だって、男の子がいると話せないようなことがいっぱいあるからね。真琴ちゃんもそういう理由だよね?」
「うん、美汐といっぱい話したいことがあるからね」
「ほほぅ、そんな夢のような集会があるとは・・・・なんなら俺も・・・」
「だから男の子が来ちゃ駄目っていってんでしょ!」


スパァァァンッ!


 真琴のきれいなスリッパ攻撃が炸裂した。

「ぐお・・・・・結構痛いぞ、真琴」
「ふんっ、これだから男の子はみんな野獣なのよっ!」

 そんなコントのような動きを祐一の隣にいた秋子がいつものしぐさで見ていた。

「あらあら、けれどもケンカするほど仲がいいっていうじゃないですか」


「「この人に対してはちがーーーう!!!」」

 祐一と真琴の声が重なった。







2人を家から送り出すと、家には祐一と秋子しかいなかった。 「さて、私は夕飯を作りますね」 「あ、待ってください、秋子さん」  見送りを終え、キッチンへと戻る秋子を祐一は引き止めた。

「俺も夕飯手伝いますよ。いつも秋子さんばかりつらそうですし、少しは居候として貢献しないと・・・・」
「そういっていただけると嬉しいです。それなら、手伝ってくれますね?」
「はい、喜んで!」

 祐一は大げさに胸をそらして、片手で胸を「どんっ」と叩いた。







 キッチンで二人は野菜を切っていた。

「祐一さん、このジャガイモお願いできます?」
「はい、いいですよ」

 実際、祐一にとってはとても嬉しい事だった。
 おととしの冬、この町にやってきた時から秋子の存在を気にしていた。
 一児の母とは思えないほどの若さと美しさに、祐一は言葉で表せない感情を抱くようになる。
 それが祐一の恋だった。

 秋子に向かって挨拶する時になると、無性にドキドキする自分がいる。
 彼女が作ってくれた料理をとてもおいしく、感謝して食べれる自分がいる。
 自分の頭の中に存在する秋子に謝って、自分の分身を慰めたことだって、ある。

 確かにいとこの母を好きになるということは世間では認められるわけが無い。
 祐一はその形を本人に言葉で表す勇気がなかったが、それでも一途に秋子のことを想いつづけた。
 いつかはあの人にすべてを話そう─────祐一は心の中で決意した。
 そして、今がそのチャンスなのかもしれない。

「あの・・・・・秋子さん・・・・・・」
「あら、どうしました?」

 一瞬言うかどうかためらう。
 結局、プレッシャーに負けて・・・・

「・・・・このジャガイモ、どれぐらいの大きさで切ればいいんですか?」

 違う話題にそれてしまった。

「32等分ぐらいでお願いします」
「えらく細かい設定ですね」
「あら、そうですか?」

 そう言って二人は笑っていた。
 ただ、祐一の場合は苦笑いだったのだが・・・・

「こうしていると、昔のことを思い出すんです」

 秋子が魚を包丁で裁きながら懐かしむような口調で話を切り出した。

「昔・・・・・ですか?」
「ええ。昔の新婚生活の時のことです」
「秋子さんの新婚生活で、何かあったのですか?」

 秋子さんは包丁を止めた。

「・・・たわいもないことですけどね、私の夫もよくこうやって私の料理を手伝ってくれたんです」

 祐一のほうを向いて、少し笑いながら語りつづけた。

「私もあの時はまだ料理が上手でなくて、いつも手を怪我していたりしていました。そのたびにあの人は大急ぎでばんそうこうを持ってきて、私の手の傷を塞いでくれるのです。とてもやさしい人でした。もしかしたらあの人がいなかったなら、こうやって料理が上手な私は存在しなかったかもしれませんね」
「秋子さんの旦那さんって、そんなにいい人だったんですね」

 祐一も秋子の言葉を聞いて、少し安心していた。
 その一方で、その人のことがうらやましくも感じられた。

「けれど、もう夫はいませんから・・・・・あの時は私と名雪の二人で生きていかなければならなくって・・・精神的にとても辛かったです」

 秋子は少し声のトーンを落として、そのように語った。

「・・・・・・」

 祐一は黙っていた。
 ここで秋子にかける言葉が頭の中に全く存在しなかったからだ。


・・・・・もし下手な言葉をかけてしまったら、秋子さんはもっと悲しむだろうな。


 その考えがどうしても先行していた。

「けれど、今はちがいますよ」
「え・・・・?」

 祐一は急に秋子の声が明るくなった事に少し戸惑った。

「だって、今は祐一さんに、それに真琴もいますから。家族が増えて、とってもうれしいんです」

 家族・・・・・か。
 そうだ、次の俺の言葉に賭けをしてみよう。
 秋子さんが俺のことをどう思っているのか・・・・・

「でも俺は居候ですよ?」
「ちがいますよ。祐一さんも家族の一員じゃないですか」

 秋子は祐一の事を「好きな人」とは言わずに、「家族の一員」と呼んだ。
 祐一は賭けに負けてしまった。

「はぁ・・・・そうですか」
「あら、祐一さんどうしました?なんだか元気がなさそうですけど・・・」
「いえ、ちょっと疲れただけです。それでは作業再開と行きますか」







 料理を作り終えた後、たった二人の少しがらんとした夕食が始まった。
 祐一と秋子はテーブルで向かい合って食べていたので、祐一にとってはまさに心臓が飛び出るぐらいに鼓動が高鳴っていた。
 名雪たちがいない分、余計に秋子を気にかけてしまうのだ。
 だからいろいろな妄想が渦巻いてしまう・・・

ううっ・・・・・こんな時に何考えてるんだ・・・・・・俺の変態!バカ!

 頭の中の自分を叱り飛ばし、秋子と一緒に食事しながらたわいも無い会話を行って、頭の中の妄想をかき消そうと努力するのだった。


 それ以降のことはいつもと全く変わらず、祐一は風呂に入って、そのまま2階に上がって週刊誌を読んでいた。
 結局こんな特殊な日でもかかわらず、秋子さんとの間には何も展開しなかったな、と祐一はぼんやりと思っていた。
 ふと祐一が時計に目をやると、もはや短針が1を指していた。
 もう秋子さんも寝ただろうと考えていた。
 実際、秋子さんの就寝時間は分からないのだが、祐一は彼女の娘の生活習慣を裏づけとして、親である人間もまた早く布団の中に入るのだろうと決め付けていた。
 ただ、今回だけはなぜか胸騒ぎがする。

・・・・・・けれども、もしかしたら起きていて、俺の知らない何かをしているのかもしれないな・・・・・

 なぜ自分がそんな風に考えてしまうのか、祐一には分からなかった。
 もしかしたら、好きな人のことをもっと知りたいというささやかな欲望が表に出てしまったからかもしれない。
 祐一はドアを開けて、階段を下りていった。




 リビングにたどり着くと、そこは真っ暗だった。
 何も音がなく、ただ冷たさだけがそこを支配している。
 秋子の存在など、皆無だった。

 当たり前だよな、秋子さんがこんな時間帯に起きてるはずがない。

 祐一は自分の疑問を解決する事ができて、少し満足した。
 コップを取り出して、お茶を注いで一気に喉に流し込む。
 そしてまた同じルートを通って自分の部屋へ帰る。
 だが、その途中で異変が起きた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ううっ・・・・・ぐすっ・・・・・・・・・・・・」

 空間に存在する音は自分の立てる足音しか存在しないはずなのに、そこに他の音が聞こえたのだ。

「くすん・・・・・・・・・」

 だれかがすすり泣く声。祐一はその声の主が誰なのかすぐに分かった。


・・・・・・秋子、さん?
     どうして悲しく泣いているの・・・・・・?


 祐一は秋子の部屋の前で立ち止まる。
 そのすすり泣く秋子の声がとても痛々しく感じた祐一は、無意識にその部屋のドアを開けてしまった。
 部屋の中には、イスに座って机に突っ伏した状態で嗚咽を漏らしていた秋子がいた。
 ドアが開いた事に気づき、自然とドアの方に目をやる。

「・・・・・・・・祐一・・・さん?」

 特に驚く事も無く、ゆっくりと体を机から離していった。

「・・・・・・・あ・・・・すいません、ノックしていませんでしたね」
「別にいいんですよ。祐一さんだと分かれば・・・・・」

 祐一はその言葉にドキッとした。
 言われた本人が特別な存在かのように感じてしまうような言い方を、秋子が使ってしまったからだ。

「でも・・・どうして秋子さんは泣いていたのですか?」
「ええ・・・・・祐一さんと料理作っていた時、私は夫のことを思い出したって言いましたよね。それが引き金になったみたいで・・・・後からとめどなくあの人と一緒にいた記憶が蘇っているんです」

 そう言ってまた秋子は涙を流し、それを手で拭い取っていった。
 その光景がとても悲しく見えて、思わず祐一は秋子の涙を拭いている手をとり、自分の手と重ね合わせた。

「秋子さん・・・・・・泣かないで・・・」
「ぐすっ・・・・・・祐一さん・・・?」
「秋子さんが泣いている顔見たら・・・・俺も悲しくなってしまいます」

 顔を上げ、秋子の瞳を見る。
 その瞳は涙にぬれていて、とてもかわいそうに思えた。
 それと同時に、安心させてあげたいという優しさ、彼女を独占したいという欲望が生まれた。

 そっと、祐一は秋子の体を抱いた。

「・・・・・・・・・・・俺、秋子さんの事・・・・好きだから・・」

 その声を聞いて、秋子の体が少し震えた。

「だから・・・・・・この一夜だけ・・・・俺の妻になってくれませんか?今夜だけなら名雪や真琴がいないから・・・・」

 祐一の質問に対し、秋子は祐一の瞳をじっと見ながらこう答えた。

「はい・・・・・」

 ぎゅっ、と秋子も祐一を抱きしめ返す。

「私・・・・・とってもうれしいんです。こうやって私のことを気遣ってくれる人が・・・こんなに身近にいたなんて・・・・・・」
「秋子さん・・・・・・」

 祐一がそう言うと、秋子は祐一の唇に人差し指をあてた。

「今はもう夫婦ですよ?私のことは『秋子』って呼んでくださいね」

 秋子・・・・・ただ呼び捨てにしただけの言い方なのに、祐一にとってはひどく甘美な響きを感じていた。

「秋子・・・・」
「祐一さん・・・」

 祐一と秋子はお互いの顔を近づけ、唇を重ねあった。

 そのキスは、たった一夜だけしか存在しない夫婦が、お互いを愛し合うことを誓う印だった。









「ん・・・・くちゅ・・・・」

 ベッドの上に二人の人影が重なっていた。

「ふぅ・・・・・んくっ・・・・・・秋子・・・・」

 じゃれ合うようにして、二人は幾度となく舌を絡ませた。
 どちらからとなく唇を離すと、秋子がクスッと笑った。

「キスって素敵です・・・・・・祐一さんがどれだけ私のことを愛していたのか伝わってきますから・・・」

 そう言われて、祐一は照れを隠すかのように、頭をポリポリとかいた。

「じゃあ・・・・そろそろ・・・・いい?」

 祐一はそう言って秋子の服を脱がそうとした。

「あっ、祐一さん、待ってください」

 秋子は体を起こして、ベッドから降りた。
 そして、隣にある棚から何かを拝借する。
 取り出したのは、少し大きめのビンだった。
 その中には赤く、透明な液体が入っている。

「秋子・・・・・それは?」
「私お手製のイチゴジャムです」

 それを持ったまま、秋子はベッドの上に座る。
 そして自ら胸のボタンを外していった。
 服がはだけ、今度は腰に手を回してブラのホックを外すと、『パチッ』という音と共に、ブラが下に落ち、豊満な胸があらわになった。

「(ゴクッ・・・・・)」

 祐一にとってはとても艶かしいものに思えたのだろう、無意識にその光景を見て、唾を飲み込んでいた。

「・・・・昔の主人もこういうのが好きだったんですよ・・・」

 そう言って秋子はベッドの上に仰向けになって、ビンのふたを開けた。
 ビンを傾けると、中から液体状のイチゴジャムが流れ出てきた。
 二人の熱で暑いぐらいの空間に、甘い香りがたちこめる。
 そしてそれは秋子の大きな胸の上にこぼれ、胸を透明な赤色で染めていく・・・。
 完全に胸の部分が真っ赤になったところで、秋子は言葉を口にした。

「祐一さん・・・・・・・・来て・・・・・」

 その言葉に、祐一は完全に理性という概念を吹き飛ばされてしまった。
 ゆっくりと秋子の上に重なると、まずは胸にたっぷりと乗ったジャムに舌を這わせた。

「あんっ・・・・・・・」

 舌が這うと共に、秋子も軽く震えてその快感に耐えていた。

「秋子のジャム・・・・・とっても甘くておいしい・・・・」
「祐一さん・・・・私にも・・・・・・」

 祐一は胸のジャムを舌ですくって口に含み、秋子と唇を重ねる。
 口うつしで秋子にジャムを食べさせた後、また舌を絡ませる。
 キスが終わった後で、今度は中心の桃色の乳首に唇を寄せた。

「ああっ!?そ・・・・・・そこはっ・・・・」

 祐一にとっては秋子の声すら完全なスパイスとなっていた。
 口に含んで舌で転がし、唇ではさんで吸い上げる。
 片方の胸はまだ付着しているジャムごと右手でゆっくりと揉んだ。
 乳首から口を離すと、お互い唇を重ねて舌を絡ませ、唾液を吸いあった。

「んはぁっ!・・・・・・だめ・・・・それ以上はもう・・・・・・」

 唇を離して、秋子が祐一に息も絶え絶えにそう告げる。
 それを聞いて、彼は秋子の絶頂が近い事を悟っていた。

「イっていいんだよ・・・・・」

 祐一は両方の胸の頂点を軽くつまみあげた。

「ああっ・・・・・・んっ・・・・・ひゃうっ!!」

 瞬間、秋子の体が大きく跳ね、絶頂を迎えた。
 しばらくして体の痙攣が止まった後、秋子は肩を上下しながらゆっくりと呼吸をする。
 秋子は一度達して体を休めていたが、祐一はもはや我慢がきかなくなっていた。
 そのまま目線を下に落とし、秋子のショーツに手を掛ける。

「ゆ、祐一さん・・・・・・・・・・・」

 そう言って、祐一の手に自分の手を重ねて動きを止めようとする。
 だが、祐一は秋子の制止を振り切り、そのままショーツを下におろしてしまった。
 今までの行為で完全に濡れている秋子の女性器が露出し、部屋の空気が直接それに触れた。

「・・・・・・・女の人ってこんなに濡れるんだ・・・・・」

 秋子の両足を両腕で割り開き、ヒクヒクと震えるそれをじっと見つめた。

「やぁっ・・・・・・そんなに見ないで・・・・」

 その言葉を耳にした祐一はさらに興奮し、そのまま秋子の秘所に口づけをした。

「はぁぁっ・・・・・ううっ・・・・」

ぴちゃっ・・・・くちゅ・・・・

 さらに溢れてきた愛液をそのまま喉に通す。
 さっきのジャムとは違って生々しい味しかしなかったが、祐一にとってはひどく甘美なものであった。

「だめ・・・・祐一さん・・・」

 そう言って秋子は祐一の顔を押し返した。

「どうして?」
「私ばっかり気持ちよくなるのはいやです・・・・・祐一さんも一緒に・・・・」

 そう言って秋子は体を起こした。

「・・・・ちょっとベッドの上に寝てくれませんか?」
「えっと・・・・こうでいいの?」

 そう言って祐一は枕に頭を乗せ、うつぶせになった。
 それを見て秋子は祐一の体の下の方に移動し、服のボタンをゆっくりと外していく。
 祐一の上半身が裸になったところで、秋子はズボンに手を掛けた。

「それじゃあ・・・・いきますよ」

 そう言って祐一のズボンとトランクスを一緒におろした。
 同時に、勢いよく大きな肉棒が飛び出た。

「祐一さんのって・・・・とっても大きいですね」

秋子はそれに可憐な細い指を這わせる。

「く・・・・・・っ・・・秋子・・・・」
「気持ちいいですか?」
「ああ・・・・・・・・うっ・・・・・すごく・・・・気持ちいい」

 いつもしている自慰とは全く違った感触を受け、祐一は目を細めながらその快感に耐えた。

「ふふ・・・・・祐一さんのココ、ビクビク震えてます」

 もはや立場が逆転していた。
 はじめは祐一が攻め、秋子が受けるという形だったのに対し、今となっては祐一が受ける側になっていた。
 素直な反応を見せる祐一が、秋子にとってはかわいく感じ、そしてさらに攻めたくなる衝動に駆られる。

「もっと気持ちよくなってくださいね・・・・・」

 手による愛撫を止めて、そのまま祐一の性器を口のなかにほおばった。

「ううっ・・・・・・・すご・・・・・」
「んっ・・・・・・んっ・・・・・んっ・・・・」

 顔を上下に動かしながらも歯で噛まないように注意し、口の中では舌で亀頭部分を舐めまわす。

「はぁ・・・・・・うくっ・・・・」

・・・・秋子が俺のために一生懸命奉仕してくれている・・・・・

 祐一がそう思っただけで、ビクビクと背中に甘い疼(うず)きが走り、今にも頂点に達しそうであった。
 その秋子に対して愛しいと思える気持ちを、彼女のサラサラした髪をなでることで表現した。

「ぷはっ・・・・感じている祐一さんって、かわいいですね」
「・・・・・そんな事言わないでくれ。恥ずかしくなるから・・・・」
「ふふ・・・・そう言われると、ますますいじめたくなっちゃいます」

 今度は祐一の肉棒を、自分の豊満な胸の谷間に挟み込んだ。

「ああっ!・・・・・・・・・・・ううっ・・・!」

 二つのふくらみを上下に動かしつつ、谷間から頭を出した亀頭を丹念に舌で愛撫する。
 祐一はこの攻めに体がついていけず、性感の曲線が一気に急上昇するのが感じた。

「だめだ・・・・・・秋子・・・・・もう・・・・・出るっ!」
「・・・・・私の顔にいっぱい出していいんですよ・・・・」

 とどめといわんばかりに胸を激しく動かし、亀頭を口で含んで激しく愛撫した。

「あ・・・きこ・・・・・・・・・んんっ・・・・・・・・うああっ!」

 その瞬間、祐一のモノが大きく震えた。
 精巣から尿道に向かって熱いものがこみ上げ、まるで花火が打ちあがるかのように大量の白い獣液をそこから吐き出した。
 精液は秋子の可憐な髪を、顔を、豊満な胸を白く染めていく。

「きゃっ・・・・・・・・あ・・・・・・もったいないです・・・・」

 顔に液を受けて少し顔をのけぞったが、また肉棒を口に含んで尿道に残った精液を吸い取った。

「う・・・・・・・・くああああっ!」

 射精したばかりの敏感な性器に舌の心地は気持ちが良すぎたのか、祐一は目をつむって快感の声を上げた。

「ふふ・・・・・・・祐一さんの精液・・・・・とっても濃くておいしいです」

 肉棒から口を離し、胸に付着した白い液を舐めとった。

 祐一にとってはその光景がとても恍惚で、淫靡に見えた。
 そしてさっき射精したばかりだというのに、また自分の分身が自己主張を始める。

「秋子・・・・・・・その・・・・・・」
「祐一さん、どうしました?」

 秋子は祐一のしたいことが分かっていた。
 しかし、あくまでも祐一からセックスを哀願する光景を見たいがために、わざと知らないフリをした。

「ちゃんと言わないとわかりませんよ・・・・・・・ちゃんと言わなきゃ・・・・」

 そう言って祐一の上にのしかかり、ぐっと顔を近づけた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・したい・・・・・したいんだ・・・・・秋子の中で気持ちよくなりたい・・・・・」

 言い切った後で、祐一は顔を真っ赤にしてしまった。
 秋子はそれを聞いて、悪戯した後の子供のようにクスッと笑う。

「ふふ・・・・・・わかりました」

 どこから取り出したのかは不明だが、手に持っていたコンドームを祐一の肉棒に取り付け、その上にまたがった。

「じゃあ・・・・・・・・・・・・いきますね・・・・・」
「ああ・・・・・・・」

にちゃ・・・・・・くちゅ・・・・・・

 亀頭を自分の皮肉にあてがって・・・

ずんっ!

 秋子はそのまま重力に身を任せて体を落とし、二人はひとつになった。

「ああんっ!!」
「うあっ!!すごい・・・・・!」

 その瞬間、秋子は快楽による甘い声を発し、祐一はその締めつけに今までにない大きな快感を感じた。

「はぁ・・・・んんっ・・・・・じゃ、じゃあ・・・・・動きますよぉ・・・・・」

 秋子はゆっくりと腰を上下に動かし始めた。

ぐちゅ・・・・・じゅぷ・・・・・

「く・・・・・・・・・・ううっ!」

 ただでさえ締めつけがひどくて、中がとてもぬめっているせいで待っているだけでも達しそうなところだというのに、秋子の動きが加わったせいで祐一はまた達しそうになる。
 それでも更なる快感を求めて祐一は下から思いっきり突き上げた。

「ふぁぁぁぁぁぁっ!!!祐一さんっ!もっと突いて・・・・・・・・・私を満たしてぇ!!」

 秋子も大きな快感を得たらしく、腰の動きがよりいっそう激しくなった。
 祐一も負けじと下から大きく突き上げ、秋子の胸を両手で激しく揉みしだいて、快感の頂点へと導いていく。

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

 秋子の尻と祐一の腰の部分がぶつかり合うたびに大きな音を奏でる。
 それと同時に、結合部分から溢れる愛液が泡立ち、白くなり、より二人が興奮していく。
 そして・・・・・

「ああっ・・・・・もう・・・・俺・・・だめかも・・・・っ!」
「イイのっ!ゆういちさん・・・・・私の中でイちゃってくださいっ・・・・!」

 秋子が体を前に倒して祐一に抱きつき、祐一も秋子の肩に両手を回した。
 そして祐一がその身を秋子に思いっきりぶつけるように、激しくピストン運動を行い、子宮の入り口をノックする。

「やあっ!・・・・・・そんなに突いたら・・・・・私・・・・・飛んじゃうっ・・・・・!もうだめぇぇぇぇっ!!!」

ビクッ!ビクビクッ!!

 秋子が先に頂点に達すると、体を大きく震わせ、膣内がきつく収縮した。

「秋子・・・・・秋子・・・・・・・あき・・・・・こぉ・・・・!・・・・・くうっ・・・・・・・・ああああっ!!」

 その締め付けに耐え切れず、精液が肉棒内をせりあがってきたのを感じると、祐一は一番深いところに肉棒を突き立て、祐一も果てた。

「はぁ・・・・はぁ・・・・・祐一さん・・・・・・素敵です・・・・・・」
「・・・・くっ・・・・はぁ・・・・・・秋子・・・・・・・・・」

 軽いキスを交わして二人はそのまま眠りについてしまった。









 真夜中になって、祐一は目を覚ました。
 何度か寝返りを打ったのか、眠る前は抱き合っていたのに今では二人の距離は離れていた。
 もう一度あのぬくもりが欲しくて、祐一は眠っている秋子を背中からだきしめようとした。
 すると・・・・・

「くすん・・・・・・・・・・・・・・あなた・・・・・・・・」

 それは秋子の寝言だった。

・・・あなた?

 その『あなた』が今さっきまでの自分のことをさすのか、それとも亡き夫をさすのか、祐一には分からなかった。
 しかし、次の寝言でそれが誰なのかがわかることになる。


・・・・・どうして・・・・私と名雪をおいて・・・あなたは逝ってしまったの・・・・・・・?


 その言葉を聞いて、祐一は自分の無力さを痛感した。
 夫がいない悲しさを紛らわせるために自分が夫となり体を重ねたというのに、結局その悲しみを忘れるきっかけにならなかったからだ。
 それと同時に、秋子が本当に大好きなのが自分ではなく、亡き夫であることを悟った。

 仕方の無いことかな、と祐一は思った。
 そして秋子さんを恋愛の対象にするという心は完全に消えうせてしまった。
 だが、祐一はひとつの決心をしていた。


・・・・・これから俺は、一人の女性ではなく、自分の成長をしっかりと見守ってくれる母親のような存在として、秋子さんを好きでいよう。


 秋子さんが持つポッカリと大きい心の穴は、名雪と真琴と、そして俺の3人でゆっくりと生めて生きたいと思う。
 こんな無礼な従兄弟(いとこ)ですが、これからもお世話になります、秋子さん。




秋子の方を向いてそう思い、脱いだ服を着なおした祐一はゆっくりと秋子の部屋のドアを開け、自分の部屋に戻っていった。




Fin



あとがき


・・・・・・・・・まず一言。

ご め ん な さ い(土下座)

 前作はまともなテーマというのが存在しましたが、今回ばかりはテーマと見れるものがまったく無い、のとんでもないの作ってしまいました(滝汗
 どっちつかず常連の皆様、これを見てくださった皆様、どうか軽蔑の目で見ないでくださいな・・・・(続汗
 けれど、今回もなかなかの描写ができたような気がします。
 ただ、こうも文章がダラダラと・・・・・・・・『読むのにみなさん疲れるなぁ』、と思いつつ書いていたりします。
 最後に、この作品の詳細を紹介します。

【たった一夜の夫婦、レシピ】

・美しき謎ジャムを作る妻
・居候の従兄弟
・肉まん大好き少女
・イチゴサンデー大好き少女
・イチゴジャム1瓶
・水瀬家1棟
・コンドーム
・ブラッドレー愛用のパソコン(XP)
・ブラッドレーの想像力15グラム(ぇー)
【調理方法】 これらのモノをブラッドレーの頭に入れて3分間レンジでチン(謎)


トップへ      戻る