(第92-2号 平成23年12月27日)

霜が降り、氷が張る里山での活動となる

休憩所内外の整理整頓と門松作りをする


寒気が南下した厳しい寒さの中で第81回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が12月24日(土)に12名の参加で行なわれました。休憩所内の整理と清掃、周辺の掃除、畑の手入れと収穫、門松づくりを行いました。今年の最後の活動日でした。午前で活動を終えて、簡単な昼食をして解散としました。年末の多忙な時に参加していただいた皆様、ご苦労さまでした。
  恒例の休憩所内の整理と清掃を行いました。机や椅子を全て外に出し、収納ボックスや棚、食器棚の整理を行い、道具や備品の不必要なものは処分して整頓し、床等の掃除を行いました。
  放置していた廃棄竹や丸太材、古いホダ木、ごみ類の焼却処分も行いました。竹林の急斜面地からの搬出もありましたが、足元に注意して、慎重に行いました。
  畑ではハクサイやダイコン、ミズナの収穫を行い、来年の食材として、保存することにし、一部は参加者の家庭への手土産としました。今年の冬野菜はいい出来でした。 ビオトープ池の清掃も行いました。溜まった泥を上げ、水の流れを確保して、干す水切りをしました。
 新しい年を迎えることと今年の活動に感謝の意を込めて、門松づくりを行いました。竹や梅、赤実のマンリョウは周辺の里山から調達しましたが、松や紅白の葉牡丹は会員が事前に購入したものを使用しました。

土台は農家から譲り受けた焼き物の壷(直径約40cm)です。小川に堆積していた砂を入れました。次に、3本の竹の準備です。緑色が綺麗な今年生育した竹(マダケ)を切り出し、天端は節部の斜め切りとしました。知恵を出し合い、器用に加工することが出来ました。3本の竹を束ねて、壷の中の砂に立てて、高さを調整して固定しました。手前に紅白の葉牡丹を据え、梅を竹のそばに、松を周りに入れ、赤実のマンリョウを飾り付けました。最後に洋風のしめ縄を竹に着け、壷の周りには割り竹を並べ、シュロ縄で結束して完了です。立派な門松が出来ました。

畑でのハクサイの収穫
ビオトープ池の泥上げと水の流れの確保

里山の活動拠点にも新しい年を迎える準備が出来ました
  昼食はカップ麺に赤米入りのご飯、切り餅、収穫した焼きシイタケでした。陽ざしが射す中での昼食タイムでした。冷えた体には暖かいカップラーメンを美味しくいただくことが出来ました。
 今年は天候に左右された活動日が多い年でした。新しい年は自然に抱かれ、自然と共生し、自然に恵まれた鹿背山の里地里山で楽しく、いい汗を掻き、語り合いましょう。皆様、いい年をお迎えください。


12月24日の活動記録写真
休憩所内の整理と整頓
門松の竹の天端の斜め切り
里山の活動拠点の正月準備も出来ました
立派な門松に満足、笑顔で記念写真

第81回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

和泉、高以良、西田、橋場、前田敏、松尾、宮園、大森、垣見、加藤、中川、長尾でした。



(第92号 平成23年12月15日)

厳しい寒さの中での里山活動となる

師走恒例の餅つき大会と忘年会を開催する


樹々の木立が目立ち始めた中で第81回「鹿背山倶楽部活動」が12月10日(土)に39名の参加で行なわれました。午前は恒例の餅つき大会。午後は場所を変えて、親睦を兼ねた忘年会を行いました。
 餅つきは今冬一番の寒い朝の中で火をおこし、湯を沸すことから始まりました。焚き木は事前に用意したクヌギや伐採した竹を使用しました。大鉄鍋で湯を沸かし、もち米蒸し用の窯に火を入れて、蒸し釜の湯を沸かしました。もち米は購入した約30kgを、前日に水とぎをして浸しておいたものです。蒸し器は農家から譲り受けた木製の蒸し篭。竹製すのこを敷き、荒めの布巾を重ね、約2キロづつのもち米を中心部を空けて入れ、3段重ねで蒸しました。暖めておいた花崗岩の石臼に蒸し篭から蒸し米を入れ、杵で米粒を潰す練りをして、搗きを行いました。杵は会員の手作りで少し重めのものや農家から譲り受けたものを使用しました。
 餅つきのポイントは杵取りと搗く人との呼吸が合うことです。杵取りは多少経験のある者が自主的に行いました。陽が射しだした里山に威勢の良い掛け声が響き、搗きが早過ぎたり、タイミングが合わずにヤジも飛ぶ中で、大人に混じり、参加した子供達やお母親さん達も杵で搗く楽しい体験をすることが出来たようです。私たちは「都会人」。1臼搗くのも2~3人で交代して行いました。


搗きあがった餅は小分けして、あん餅やきな粉餅、大根おろし餅、納豆餅、醤油餅に。搗きたてを味わうことが出来ました。会員が用意したヨモギや紅エビ、サツマイモの3種を入れた餅も作りました。白い餅との彩りもよく、好評でした。ミズナとシイタケ、薄アゲ入りの醤油味すましを作り一足早く雑煮を味わいました。
 今年は餅米を浸した時間を充分に取ったことや力強い搗き手のお陰で、きめ細かい柔らかい餅が出来たようです。予定よりも1時間ほど長く掛かりましたが、雨にも降られずに、無事終了することが出来ました。全員で後片付けをして、お餅を手土産に解散しました。     

掛け声が里山にこだまする餅つき

午後は場所を変えて、忘年会を行いました。約2時間の懇親でしたが、今年の思い出や来年への思いなどを楽しく、熱く語り合いました。料理は会員が前夜から仕込んだおでんと鍋料理、ポテトサラダ、差し入れの柚にお漬物でした。おでんは男料理としても玄人はだしで、牛筋肉を出し汁とした味付けが毎回好評です。 鍋はアンコウ、豚肉、鶏肉、魚肉類に畑で収穫したハクサイやダイコン、ミズナに白ネギ、モヤシ、薄アゲほか。仕上げのソバ麺もありました。
 この1年は天候に恵まれず、辛い活動日もありましたが、楽しく、いい汗をかき、語り合えました。来る年も私たちの活動が地球環境や生物多様性の修復への取り組みであることを自覚して、活動しましょう。


第82回「鹿背山倶楽部活動」は1月14日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
恵比寿神社への初詣、雑煮で活動の安全と実りの豊作を祈願します。また、道具の整理、休憩所周りの掃除ほか軽微な農始めを行います。多くの方の参加をお願いします。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業調整チーム
電話 0774-73-3407


12月活動作業予定

12月24日(土)は休憩所内外の整理と掃除を行います。また、モニュメントの水車横に門松を作ります。今年最後の活動ですので、午前中とします。寒さも厳しいと思いますが、多くの方の参加をお願いします。


12月10日活動記録写真
女性陣による小豆あんの丸め準備
小餅を作る餅の丸め
談笑の中での懇親の忘年会
・来年もよろしく!
旨い男料理に舌づつみ
参加者の記念写真

第81回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、大岩、杵島、児嶋、菅野、高以良夫妻、中尾、西田、中野、橋本夫妻、橋場、福嶋、前田敏、 松尾、宮園、山村、大森、大坪、加藤、岩元、垣見、新村、前田良、橋本恒、広瀬、瀬渡、中川、長尾、 奈良在住の7人(子供4人)、大阪在住の今中さんでした。



(第91-2号 平成23年12月6日)

冬の足音を感じての里山活動となる

果樹地の整備とシイタケの移設ほかをする


鈴なりの山柿の実が映える中で第80回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が12月3日(土)に11名の参加で行なわれました。果樹地の排水整備と畑の除草、シイタケ原木の移設、稲架の撤去ほかを行いました。11月の自主活動日(24日)に会社研修の場に提供したため、活動日を延期しました。天気予報では朝から降雨予報でしたが、昼過ぎに通り雨が一時あった程度。予定通り活動を行うことが出来ました。延期の活動日に参加された皆様、ご苦労さまでした。
 果樹地の排水整備と倒木処分を行いました。オーナー倶楽部の廃止に伴い、果樹木を移植したいとの申し出が多くあり、整備と残材の焼却処分をすることにしました。以前に素掘りしてあった溝に提供されたU字溝を逆に設置して、排水路にすることにしました。表面排水の素掘り側溝も、これから整備したいと思います。また、放置されていた倒木などの廃材を焼却処分としました。以前に植栽した柑橘類とブルーベリーは生長が遅いようですが育っています。実りを楽しみにしましょう。  


畑では手作業の除草を行いました。ダイコン、ハクサイ、干しネギ、ソラ豆、エンドウは順調に育っています。カブラとニンジンは収穫し、昼食の食材として使用しました。
 春に菌打ちをして、養生していたシイタケ原木を栽培育種するために移設しました。丸太と伐採した竹で立てかけが出来るように造作し、原木を手渡しで運び、左右交互に並ぶように設置し、日除けの黒色の寒冷紗を二重に被せました。
 稲架の解体と撤去を行い、脱穀後の稲束を休憩所近くに運びました。

果樹地の排水溝の整備
畑でのソラ豆畝の除草

稲束からは既に一部を来年の種籾として手摘みし、確保していますが残りからも採取する予定です。12月10日に予定している恒例の餅つき大会用の燃料とする薪作りも行いました。
 昼食は鶏肉シチューに市販のおにぎりでした。鶏肉シチューは鶏肉と収穫したカブラ、ニンジンにシメジでした。味も良く、量も多く、暖かい食事は体を癒してくれました。終了時は小雨が降る中でコーヒーとベビーシュー、ビスケットで一息を入れて解散としました。


♪鹿背山のレシピ♪

冬の訪れを控え、露地もののカブもそろそろ終わりの時期。今回は、畑に残していた鹿背山産のカブを滞貨一掃に、というわけで、ホワイトシチューにしました。食材はカブ以外にチキンとニンジンとキノコ類。シンプルといえばシンプルなのですが、味は格別でした。秘密のひとつはキノコ。鹿背山産のシイタケ、市販のシメジと、会員提供のヒラタケ(写真参照)。ごらんのとおり立派なヒラタケです。ヒラタケは、ヤナギの原木に菌打ちしてシイタケと同じ要領で育てるそうですが、ヤナギの原木を入手することはなかなか困難。あるきっかけでヤナギの原木が入手できたそうです。もうひとつの秘密は生クリーム。シチューの素は少なめにして生クリームを加えることで、まろやかなホワイトシチューに仕上がります。ご覧のとおり、あとは手抜きで市販のおにぎり、ミズナの炒めものと焼きシイタケで済ませました。

このところ気温が低下したせいか、一雨が来るとシイタケもヒラタケもどっと姿を現してきます。
シチューにしたカブは柔らかく仕上がり、いくらでも食べられそうです。

12月3日の活動記録写真
餅つき用の薪づくり
シイタケ原木を手渡しで運ぶ
竹竿で苦戦しての山柿の収穫?
参加者の記念写真

第80回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

和泉、菅野、高以良夫妻、橋場、橋本、前田敏、松尾、宮園、橋本恒、長尾でした。


【お知らせ】(再連絡です)

12月10日(土)の定期活動日に恒例の「餅つき大会」と「忘年会」を開催します。
❈餅つき大会は午前10時から鹿背山の現地で行います。子供さんの参加大歓迎です。 午前9時から準備を行いますので手伝い参加可能な人はよろしくお願いします。
なお、雨天の時は延期とし、翌日(11日(日))とします。

❈忘年会は下記の要領で行います。
 ・場 所:都市再生機構 学研本部の食堂(1階)北側通用口から入ってください。
 ・時 間:午後5時~7時(準備のために午後3時から買出しと仕込み、料理を行いますので、手伝い可能な人は食堂に集合してください。)
 ・参加費:2000円/1人(但し、女性は1000円/1人とします)。
 飲酒する人は飲酒運転にならないように公共機関利用か徒歩でお願いします。
なお、今年の収穫したヒノヒカリ米と黒米を会員全員にお渡しします。



(第91号 平成23年11月16日)

さわやかな晩秋の晴れの中での里山活動となる

新しい水田の整備と畑の手入れ、竹の伐採ほかをする


山柿の実が色づく中で第80回「鹿背山倶楽部活動」が11月12日(土)に13名の参加で行なわれました。来年から使用する予定の水田地の草刈りと畑での豆類の添え竹と手入れ、里山林の竹の伐採ほかを行いました。予定していた脱穀と籾摺りは前日の降雨のため中止とし15日(火)に有志で行いました。陽ざしが嬉しい里山での活動の1日でした。
 使用している水田が地力の衰えや夏場の水草の繁茂で収穫量が少なくなってきているため、新しく水田地を2面整備することにしました。夏場に機械草刈りを行いましたが、あとの処分をしていなかったため、耕運機が枯れ草を巻き込み作業が難しくなってしまいました。このため、再度、機械草刈りを行いました。雨水を含んだ雑草は草丈が長く、草刈機の作業も重く、一苦労でした。刈り取った枯れ草類をレーキでかき集めて積み上げ、保管することにしました。次回以降に機械耕転、畝の整備をして、導水路を整備します。田植え前には、もう1面の整備も行います。


畑ではソラ豆とエンドウ豆の誘引の添え竹の設置を行いました。苗に沿って支柱を立て、間に葉のついた枝を立て、結束固定しました。また、約15cmに 生長したミズナの株分けを行いました。ダイコン、カブラ、ハクサイ、ネギは順調に生育しています。カブラは昼食の鶏汁の食材として、食しました。他の野菜も間もなく収穫できるでしょう。 楽しみにしましょう。
 里山林の整備のため、竹の伐採も行いました。小川沿いの急斜面部の下草刈りは滑り止めの金具を着用して経験者が慎重に行いました。

新しい水田の機械草刈り
刈り取った草を集める

林内では雑木林の紅葉も始まりました。落葉林の生態を呈しはじめ、色々な種子が芽生えてきています。多様な植生が再生できるように、少しでも拡大していきたいと思います。

昼食は鶏汁に焼きソバ、助六でした。鶏汁は鶏肉にカボチャ、ハクサイ、ニンジン、カブラ、エノキ、シメジで味噌風味でした。トマトケチャップで味付けした焼きソバはモヤシ入りでした。前日の雨もあがり、陽ざしが射す中での、のんびり気分の昼食タイムでした。


第81回「鹿背山倶楽部活動」は12月10日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。午前は現地で餅つき、午後は学研本部で忘年会を行います。詳細は後日連絡します。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業調整チーム
電話 0774-73-3407


♪鹿背山のレシピ♪

今回の食事では焼きそばをつくりました。焼きそばといえば、アウトドア昼食のひとつの定番ですが、鹿背山倶楽部の焼きそばには、二つのパターンあります。今回は具だくさんの味噌だし鶏汁がメーンでしたので、焼きそばはシンプルに。モヤシと焼きそば麺だけを材料にして、隠し味にはラードを使用しました。焼きそばがメーンディッシュの時は、硬焼きそば・あんかけ風を鹿背倶楽部の標準メニューとしています。

11月活動作業予定

11月26日(土)は積水化学工業㈱の自然塾のメンバー20名が研修に来られますので、自主活動は中止とし12月3日(土)に延期します。集合時間、場所ほかは通常の活動日と同じです。多くの方の参加をお願いします。

11月12日活動記録写真
ソラ豆ほかの誘引の添え竹の設置
手作業の耕転
足場に注意しての急斜面での下草刈り
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ヒヨドリバナ
キク科 多年草。葉は薄く、卵状長楕円形で縁に鋭い鋸歯がある。両面に縮れた短毛がある。艶や香気はない。上部の枝先に多数の頭花をつける。白花が多い。同科のフジバカマは香気があり、葉は濃い緑で光沢がある。


第80回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、西田、橋本、橋場、松尾、大森、前田良、大坪、広瀬、長尾でした。


11月15日(火)に脱穀と籾摺りを行いました

12日(土)の予定でしたが、前日の降雨の為に中止とし、15日に脱穀、籾摺りを行ないました。今年の稲は分桔が少なく、籾の穂数も少ないようです。地元の富永勝さんと富永禎一さんに協力をお願いして行いました。自走式の脱穀機を水田横に据え付けて、稲架から稲束を手渡しで運びました。稲束を機械に通すと勢いよく籾が袋の中に溜まります。稲束を比較的小さくしたことで、未脱穀籾は少なく済みました。脱穀した稲藁はビニールシートを被せて保管します。畑の敷き藁にして野菜苗の養生や保温、乾燥防止に、あるいは刻んで水田の中に敷き込むなどして利用したいと思います。籾の収穫量は4袋(約100kg)でした。
 昼食後に籾摺りを行いました。保管していた籾摺り機を休憩所の広場に運び出し、据付けました。動力機として平ベルトが使用できるもので、富永さんにお借りしました。籾摺り機と連動固定させて作業を開始しましたが、上手く作動しないため幾度も点検調整し、なんとか無事に今年の米の収穫作業も終えることが出来ました。玄米で3袋(約90kg)の収穫でした。富永さんによると綺麗な黒米でヒノヒカリ米も上出来とのことでした。会員の皆様には後日、活動日などでお渡しします。


11月15日特別活動記録写真
水田横での脱穀作業
稲架から稲束を手渡しで運ぶ
4袋の収穫した籾(右の1袋が黒米)
籾摺り機を調整中
順調に籾摺りが進む
収穫した玄米と共に参加者の記念写真

第80回「鹿背山倶楽部活動」(特別活動)参加者

ご指導いただいた富永勝さん、富永禎一さん
和泉夫妻、児嶋、菅野、高以良夫妻、中野、橋場、大坪、垣見、新村、諏訪、長尾でした。


お知らせ

12月10日(土)の定期活動日は午前中現地で餅つき大会を行います。午後は5時から忘年会を開催します(忘年会は12月24日(土)の予定を変更します。詳細は後日連絡します)。 また、11月26日(土)の自主活動は中止とし、12月3日(土)に延期します。



(第90-2号 平成23年10月25日)

里山の樹々が彩り始めた下での活動となる

古代米ほかの稲刈りと畑の手入れをする


ガマズミの赤い実が映える中で第79回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が10月22日(土)に20名の参加で行なわれました。古代米(黒米)とヒノヒカリ米の稲刈り、秋植え野菜の植え付けほかを行いました。前夜の雨で活動が出来るかどうか心配されましたが、活動時には幸いにも雨も止み、稲刈りを挙行しました。雨後のため、泥にまみれた活動の1日となりました。参加された皆様ご苦労さまでした。
 秋の収穫の楽しみでもある稲刈りは前夜の雨で足元がぬかるみ、稲も雨に濡れて、作業は一苦労でした。イノシシの被害は、今年は防護柵を何度も補強したことで最小限に留めることが出来たようです。刈り取り前の作業として、稲架用の竹材を切り出し、枝を切り落として、支柱と渡し横材を作りました。支柱は3本組とし、2つの水田の間の比較的広い畦に2列で組み立てました。そして稲刈りです。水田内は一部に水溜りがあり、長靴を履いての作業となりました。今回は田植えにも参加してくれた奈良の小学生の親子4組や会員の子供も参加しての活動となり、和やかで笑い声が聞こえる中での稲刈りとなりました。刈った稲は揃えて干しわらや紐で結束しました。稲架に掛ける作業は稲が濡れていたため手元や服も濡れての作業となりました。無事に今年の稲刈りも終えることが出来ました。ことしは稲の分桔が少なく、穂枯れや未成熟のものもあり、収穫量は少ないようですが、楽しみにしましょう。脱穀と籾摺りは3週間後の11月の定期活動日(12日)に行う予定です。


畑では秋植え野菜の播種と手入れを行いました。スナップエンドウは1箇所に数粒づつ蒔き、籾殻を被せて潅水しました。手作業で除草も行いました。ニンジンやハクサイ、ダイコン、干しネギは順調に生育しています。虫や野鳥の被害に遭わないように注意しましょう。
 畦路の整理も兼ねて山栗のイガ拾いを行いました。例年実を付けていた樹の実りは少なく、別の樹に多く実がなったようでイガが多く落ちていました。会員が事前に収穫したものもあり、昼食時に茹で栗として味わいました。少し小ぶりでしたが旬を味わうことが出来ました。

ぬかるむ中での稲刈り
母親が見守る中で子供たちも楽しく稲刈り

昼食はカレーに野菜サラダ、卵スープでした。カレーは鶏肉にジャガイモ、タマネギ、ニンジンで隠し味はトマトピューレ。ココナツを入れたことで辛味を控えたものとなっていました。野菜サラダはサラダナにレタス、栽培しているカブの葉に切りバナナと富有柿添えでした。卵スープはタマネギにカブラの葉入りのコンソメ味でした。紅葉し始めた里山の青空の下での食事を楽しむことが出来ました。コーヒータイムには会員手作りの柿ジャムの提供があり、美味しくいただきました。


♪鹿背山のレシピ♪

今回の食事にはチキンカレーを作りました。メニューの取り合わせは卵スープとサラダでした。カレーにはクミンペッパー、コリアンダーなどを少し加えてみましたが、市販のカレールーも加えたところ、今回はそちらに負けてしまった感じです。香辛料の配合はバランスが難しいようです。
 午後の活動の終了後、ティータイムはコーヒー、市販クッキーのほか、今回は会員手作りの柿ジャムを添えた薄切りパンが登場しました。今が旬の柿もいろいろな味を楽しむことができます。

チキンカレーにあわせ、サラダにはバナナと富有柿を添えてみました。
コーヒーとともに味わう柿ジャムを添えたパンが実りの秋を感じさせます。

10月22日の活動記録写真
切り出した竹で稲架の組み立て
刈り取った稲を干しわらや紐で束ねる
畦路部に組み立てた稲架への稲掛け
スナップエンドウの種まきと手入れ
やさしい陽ざしを受けての昼食風景
参加者の記念写真

第79回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

和泉夫妻、菅野、高以良夫妻、中野、二宮夫妻、橋場、橋本夫妻、前田敏、宮園、加藤、垣見、前田良、橋本恒、瀬渡、中川、長尾、特別参加の奈良の小学生親子4組でした。


今回確認できた生き物

コオイムシ、アメリカザリガニ、ヤマトシジミ(チョウ)、アオサギ



(第90号 平成23年10月11日)

快い秋晴れの中での里山活動となる

サツマイモの収穫と機械草刈り、機械耕転ほかをする


ヤマハゼが紅葉し始めた中で第79回「鹿背山倶楽部活動」が10月8日(土)に18名の参加で行なわれました。畑の手入れとサツマイモの収穫、畦路ほかの機械草刈り、 新しく使用する畑地の機械耕転ほかを行いました。サツマイモ掘りの子供達の参加を期待していましたが、地域の保育園の運動会と重なったことで子供の参加はありませんでした。暑さも去り、陽ざしが嬉しい里山での活動の1日でした。
 秋の楽しみであるサツマイモの収穫を行いました。今年は夏場に葉が虫食い状態でしたが、良く茂ったことで比較的良作となりました。大きいもので直径約8cm、長さ約20cmもあり、手ごろな大きさのものが数多く収穫できました。掘り取った後の畝は堆肥を施し耕転し、秋植え野菜の下ごしらえをしました。収穫したサツマイモとシイタケは昼食の食材としました。ハクサイやダイコン、カブラ、ニンジン、干しネギは順調に生育しています。食害に会わないようにして、収穫を楽しみにしましょう。
 今回も草刈機5台を使用して、機械草刈りを行いました。畦路沿いや来年の水田予定地、新しく耕作をする駐車場横の2箇所の畑地、休憩所周辺、水路やビオトープ池周りなどを行いました。水田予定地は次回の活動日に刈り取った草などを焼却して耕転整備し、来期に備えたいと思います。
 新たに耕作する予定地の耕運機による耕転作業を行いました。活動日以外の日にも会員が自主的に草刈りを行い、廃棄竹やごみ類を焼却して、整備していました。土は透水性も良く、畑土として適しているようです。もう1箇所は一部が水分を多く含んだ土のようです。会員が試しに小芋の植え付けをしており、4株ほどが生育しています。これから適した作物を選びたいと思います。


里山林の再生作業用の階段の整備を行いました。今までも竹を利用した階段がありましたが、整備範囲が広がったため、階段も新しく整備することにしました。竹を杭として打ち込み、竹を横に敷設して、土で固定しました。次回の活動日に予定している稲刈りに使用する稲架用の竹材の切り出しも行いました。

休憩所のシートの敷設替えを行いました。陽ざしで耐性が弱くなっていたことで破れ、雨漏りや垂れ下がりが多く、中での行動に不便を感じていましたが、すっきり整備することができました。

       
サツマイモの収穫

昼食はハヤシライスに煮物、スープでした。ハヤシライスの食材は牛肉にタマネギ、シイタケ、シメジ、エリンギでブロッコリー添えでした。煮物はイカにサツマイモの和風味で干しぶどう入りでした。スープはネギ入りタマゴとじでした。胃にやさしい食事でした。終了の休憩時には会員手作りの珍しいゴーヤの砂糖漬けを美味しくいただきました。  


第80回「鹿背山倶楽部活動」は11月12日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
脱穀と籾摺り(予定)、新しく使用する水田と畑地の整備、畑の手入れと竹の伐採ほかを行います。里山活動には快い季節になります。多くの方の参加をお願いします。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業調整チーム
電話 0774-73-3407


10月活動作業予定

10月22日(土)は稲刈りと畦路ほかの機械草刈り、新しい畑地の整備、畑の手入れ、竹の伐採ほかを行います。里山活動には快い季節になります。多くの方の参加をお願いします。


♪鹿背山のレシピ♪

めっきり涼しくなって、夏の間は隠れていたシイタケが顔を見せ始めました。数はまだちらほらですが、肉厚の立派なしいたけです。 たまたまテレビでシイタケ入りのハヤシライスが紹介されていましたので、こちらも鹿背山風のハヤシライスにしました。大量のたまねぎと牛肉、鹿背山シイタケ、さらに市販のシメジとエリンギを加えると、山の香りいっぱいのハヤシライスになりました。
 健康食品としてみんなが気になるゴーヤ。鹿背山倶楽部には新しいレシピが登場しました。ゴーヤを茹でて苦味をとり、水分を搾り出して、そこに溶かした黒砂糖をまぶしながらコーティング。冷えたら一個づつ切り離すと、ゴーヤ・かりんとうの出来上がりです。 最初は甘く、最後にはゴーヤの苦味がほんのりと口に残ります。ぜひ試してみてください。

肉厚シイタケはハヤシライスに。ご飯は電気釜を使っておいしく炊くことができました。
ゴーヤ・かりんとうは濡れ甘納豆に似た食感です。コーヒーと一緒にいただくと最高の一品です。

10月8日(土)活動記録写真
サツマイモ収穫後の施肥と耕転
水田予定地の繁茂した雑草の機械刈り
新しい畑地の耕運機による耕転
里山林に入る階段の整備
稲架用の竹材づくり
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ゲンノショウコ
フウロソウ科 多年草。花期は7~10月。紅紫色~白色の花をつける。乾燥させて煎じたものは下痢や腹痛の即効薬として知られている。


第79回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、児嶋、菅野、中野、西田、橋本夫妻、橋場、前田敏、松尾、垣見、新村、前田良、加藤、大坪、橋本恒、中川、長尾でした。

今後の鹿背山倶楽部活動地の土地利用計画の方向について

9月24日(土)の自主活動日に都市再生機構学研本部の中川部長より、私たちの活動地と鹿背山周辺の今後の土地利用計画の方向性について説明をしていただきました。木津地区での活動が「地域生物多様性保全活動支援事業」に採択されたことで、活動しているボランティア団体等を木津川市の指導で組織化する「地域連携保全活動協議会」が設立され、「エコキャピタル構想」が計画されることが報告されました。
 これらのことに関するパブリックコメントを木津川市が募集しています。応募期間は10月31日まで。インターネットの木津川市のホームページ(キーワードは「木津川市」で検索)で計画概要ほかを閲覧、意見提出することが出来ます。私たちの活動を楽しく有意義にし、また社会貢献への取り組みがさらに出来るように、意見応募に参加しましょう。今後の活動予定です。



(第89-2号 平成23年9月27日)

暑さも去り、秋空の下での里山活動となる

水田の防護柵の補強と機械草刈り、畑の手入れほかをする


ヒガンバナが畦の斜面に咲く中で第78回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が9月24日(土)に16名の参加で行なわれました。水田周りのイノシシ進入防止対策と水田予定地ほかの機械草刈り、畑の手入れを行いました。暑かった夏の気候も去り、爽やかな秋空の下での活動の1日でした。ご苦労さまでした。
 水田周りの畦にイノシシの足跡や掘り返した跡がありました。前回の活動日に急遽、防護柵を設置しましたが、網の下を潜り抜けて侵入したようです。稲も一部が踏み倒されていました。防護柵の地際部に竹を横たえて柵に結束し、網の下部に竹串を差して、弛みが無いようにしました。また、空きアルミ缶を網に吊るして、鳴子代わりに取り付けました。もう、侵入されることは無いでしょう。願います。
 今回も畦路ほかの機械草刈りを行いました。多くのところで雑草がまだまだ繁茂しています。来年の水田予定地や新しく畑で使用するエリア、休憩所の周辺、月見縁台の周りなどを行いました。畑地予定地にあった雑木は薪材として、玉切りにして保管しました。餅つきの時の燃料として使用します。


畑では幼芽を出していたハクサイとカブラが幼虫に食害され、ほとんど無くなっていました。残念。新たにハクサイ苗を購入して、植え付けを行いました。 潅水をした後、食害されないように、穴あきのビニールシートを蒲鉾状に被せました。大切に育てたいと思います。周りの防護柵の補修を行いました。竹杭が腐って倒れているものは取り、草刈り時に誤って切断されたところは新しく網を設置しました。サツマイモと干しネギは順調に生育しています。次回の活動日にサツマイモの収穫を行います。

防護柵下部に竹を這わしての補強
防護柵下部の横竹と竹串による補強

休憩所のシートが垂れ下がって歩き難くいところがありました。活動日前に横に竹を通して骨格鋼管ほかに結束していただきました。大変活動し易くなりました。 ありがとうございました。

昼食は芋ご飯に豚汁、芋つる炒め煮でした。芋ご飯の芋は試し掘りをしたものを使用、豚汁の具は豚肉にコンニャク、ダイコン、シメジ、ニンジン、サトイモでした。芋つる炒め煮は薄アゲ入り。芋つるを炒めて、甘く煮付けたものでした。食事班のアイデアか、美味しくいただくことが出来ました。里山の木陰での暖かい食事がありがたく思われる季節になりました。


♪鹿背山のレシピ♪

今回から鹿背山倶楽部シェフがお届けする料理歳時記です。

サツマイモの収穫時期がもうそろそろ。試し掘りしたら結構大きいサイズもありました。大きいものはダッチオーブンで焼き芋にし、小ぶりのものはカットしてご飯と一緒に炊き込みました。上にごましおをかけて戴きました。
イモ蔓は薄揚げと一緒にゴマ油で炒めました。 下味はショウガと和風だし。蔓といいますが、蔓茎の部分は堅い。葉っぱを取って、下の茎を食用にしました。

芋ご飯には里山で収穫したサツマイモをたっぷり入れ、ごましおをかけていただきました。
鹿背山地産のイモ蔓の炒めもの、野菜もりだくさんの豚汁と芋ご飯のセットで一人前。

9月24日の活動記録写真
月見縁台横の繁茂した雑草の機械草刈り
畦路沿い斜面の機械草刈り
新しく購入したハクサイの植え付け
参加者の記念写真


第78回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

児嶋、菅野、西田、橋場、橋本治、前田敏、松尾、宮園、大森、加藤、垣見、新村、前田良、橋本恒、中川、長尾でした。


お知らせ

今後の活動予定です。

サツマイモの収穫

10月8日(土)定期活動日にはサツマイモの収穫を行います。子供さんやお孫さんの参加大歓迎です。

稲刈り

10月22日(土)自主活動日には稲刈りを行います。(雨天中止の時は29日(土)に延期します)

脱穀・籾すり

11月12日(土)定期活動日には脱穀と籾すりを行なう予定です。(地元の富永さんと調整後に決定)

餅つき大会

12月10日(土)定期活動日には餅つき大会を行います。

忘年会

12月24日(土)の自主活動日には午前中は現地で休憩所内外の整頓をして、午後に忘年会を開催します。



(第89号 平成23年9月14日)

戻り酷暑の下での里山活動となる

防護柵の設置と機械草刈り、畑の手入れほかをする


オニヤンマが飛翔する中で第78回「鹿背山倶楽部活動」が9月10日(土)に15名の参加で行なわれました。水田周りや畦路ほかの機械草刈りと防護柵の設置、畑の手入れ、新しく使用する畑地の機械耕転ほかを行いました。9月からは通常の活動時間に戻っての活動でしたが、真夏の照りつく太陽を肌に感じさせる中での1日でした。参加された皆様、ご苦労さまでした。
 水田の稲は結実しています。黒米は稲穂が下垂し始めていますが、ヒノヒカリ米は、まだ直立状態です。ところが、黒米の一部に獣(イノシシか?)が進入した跡があり、踏み倒されていました。昨年は獣害のために収穫が激減しました。味を覚えたことで早々に出現した可能性があり、急遽、次回の活動日に予定していた防護柵を設置することにしました。水田周りの畦部の雑草を刈り取り、古い竹杭を取替え、囲いの範囲を変更したため新しく竹杭の設置をしました。巻いて保管していた防護網を、出入り口部を基点にして順次巻き戻しながら一周りさせました。竹杭と防護網は杭の上部に切り目を入れ、網の上に通したビニール親紐と網の一部を挟んで結束しました。地上際部分もビニール紐で杭に結束し、弛みのある部分については半割り竹を打ち込んで進入を防ぐ処置を行いました。しばらく様子を見て、進入の痕跡があればすみやかに対処したいと思います。
 休憩所周りや畦路沿いの雑草も機械草刈りを行いました。本当に雑草は元気に茂ってくれます。会員の方が活動日以外にも自主的に機械草刈りを行っていますが、追いつかず。活動日ごとの大切な作業になっています。怪我の無いように注意して行ってください。
 畑ではダイコンの播種を行いました。鍬で耕し、表面を平らにして、2列に蒔き、籾殻を被せて潅水を行いました。カブラとハクサイは幼芽を出しています。干しネギやサツマイモは順調に生育しています。サツマイモの収穫は10月の定期活動日に行なう予定です。子供さんの参加は大いに歓迎です。


新しく使用する駐車場後ろの畑地で耕運機による耕転を行いました。少し雑草が生えていましたが、土は粘性も少なく畑土としては適しているようです。

昼食は冷やし中華麺に煮物、市販おむすびでした。中華麺はシーチキンに卵スクランブル、ロースハム、トマト、モヤシ、細切りパプリカ、カイワレ、キュウリ添えで野菜が多く、彩りの良いものでした。煮物は手羽先にダイコン、タケノコ、コンニャクでした。高齢者に優しい健康食でした。終了時はコーヒーに黒糖かりんとうやビスケットでした。食事担当者の方に感謝です。

       
ビオトープ池沿い畦路の機械草刈り

第79回「鹿背山倶楽部活動」は10月8日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
畦路周辺ほかの機械草刈り、新しい畑地の整備、畑の手入れとサツマイモの収穫、竹の伐採、休憩所の整理ほかを行います。里山活動には快い季節になります。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業調整チーム
電話 0774-73-3407


9月活動作業予定

9月24日(土)は畦路ほかの機械草刈り、新しい畑地の整備、畑の手入れと除草、竹の伐採ほかを行います。少しは凌ぎ易くなると思います。元気に多くの方の参加をお願いします。


9月10日(土)活動記録写真
防護柵の竹杭づくり
水田畦の竹杭の打ち込み
防護網を敷設(天場をビニール紐で結束)
ダイコン種子の播種の畝整備
新しい畑地の耕運機による耕転
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ヤマコウバシ
クスノキ科 山地に生え、2~7mになる。枯れた葉は冬でも残り、春になってから落ちる。4~5月ごろに葉のわきに淡黄緑色の小さな花をつける。10月ごろに黒く熟し、やや辛味がある。雌雄異株。


第78回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、児嶋、菅野、西田、橋本治、橋場、前田敏、松尾、宮園、大森、垣見、広瀬、橋本恒、大坪、長尾でした。



(第88-2号 平成23年8月30日)

残る酷暑の中での里山活動となる

機械草刈りと畦道沿いの下草刈り、畑の手入れほかをする


柿色のコスモスが咲く中で第77回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が8月27日(土)に13名の参加で行なわれました。畑予定地の機械草刈りと畦路沿いの下草刈り、秋植え野菜種子の播種と手入れほかを行いました。真夏の暑さが肌で感じられる中での活動の1日となりました。参加された皆様お疲れでした。疲れが残らないように体を癒してください。
 今回も繁茂した雑草との戦いでした。畑予定地や畦路沿いの機械草刈りのため、故障していた草刈り機を応急に処置し、5台全てを使用して行いました。照りつける下での作業は予想以上に体力を消耗します。休憩を多く取り、水分の補給をしながら行いましたが、辛い作業でした。前回刈り取ったところも再度行わなければならない状況です。自然の力の前には人間は微々たるものであることを知らされることになりました。
 畑ではナスと小型トウモロコシの収穫を行い、ミニトマトとキュウリは収穫期を終えたことで撤去しました。ナスは昼食時のバーベキューの食材とし、小型トウモロコシは参加者の手土産としました。ハクサイとカブラの播種を行いました。畝を耕転し、レーキ等で表面を均して播種して、保管していた籾殻を被せ、潅水をしました。今年はサツマイモは旺盛に生育していますが、バッタ等の食害で葉が虫食い状態になったものもあります。実りには影響しないでしょう。楽しみです。植えつけた干しネギも順調に生育しています。手作業による草取りと周辺の茂った雑草の機械草刈りも行いました。


休憩所広場の整理を行いました。廃棄竹や腐朽した板材の焼却処分を行い、機械草刈りを行ないました。この時期の焼却は暑くて大変でしたが、広く有効に使用することが出来るようになりました。  

昼食は鋭気を養うための暑気払いでバーベキューを行いました。コンロを2台使用し、保管していた竹炭と購入した木炭で炭火網焼きとしました。牛肉にウインナー、イカ、厚揚げ豆腐、ナスビ、トウモロコシ、会員差し入れのシシトウ、収穫したパブリカほかでした。

水田予定地の刈り払い機による機械草刈り
秋植え野菜の下地整地作業

牛肉はステーキ用肉を使用しました。柔らかくて好評でした。

料理担当者提案のフランスパンの片面焼きバター塗りは焼肉の口直しに合ったようでした。また、ナスの油焼きや厚揚げ豆腐用に前日から用意した味噌ダレが好評でした。デザートは缶詰のパイナップルにミゾレ氷菓子を入れたものでした。冷たくて美味しくいただくことが出来ました。暑さに負けずにがんばりましょう。



8月27日の活動記録写真
ハクサイとカブラの収支の播種
播種後に籾殻を被せる(鳥害、乾燥、飛散防止)
畦沿いの下草刈りと整備
廃棄竹ほかの焼却(暑い、暑い)
ノンアルコールで乾杯
参加者の記念写真


第77回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

和泉、児嶋、菅野、関、高以良、中野、西田、橋場、橋本治、松尾、加藤、橋本恒、長尾でした。


活動コメント

6月の活動で怪我をされた加藤さんが元気に復帰参加されました。無理をせずに活動してください。


確認した生き物

ツマクロヒョウモン、ウラギンシジミ、ヒメコガネ、ハグロイトトンボ、シオカラトンボ、ナツアカネ、 ミスジチョウ。



(第88号 平成23年8月10日)

照りつく太陽の下での活動となる

機械草刈りと畑の手入れ、水田の草取りをする


ヒマワリの大輪が咲く中で第77回「鹿背山倶楽部活動」が8月6日(土)に13名の参加で行なわれました。畦路ほかの機械草刈りと畑の除草と耕転、水田の草取りを行いました。定期活動日がお盆に重なることで1週間早めての活動でした。開始時間を1時間早めて午前中の活動としましたが、真夏の照りつく太陽の下での1日でした。参加された皆様、体調を崩さないように休養してください。
 畦路沿いや畑の予定地、水田周りの畦に雑草が繁茂しています。刈り払い機で草刈りを行いました。草刈りはこの時期に欠かすことの出来ない活動ですが、今年は雑草が異常なほど元気に繁茂しています。刈り払い機はプラグの交換や刈り刃の取替え、刃先の研磨、刃元のグリスの補給とこまめに行い、作業の効率が図れるようにしました。熱中症に注意して、水分補給と休憩を取りながらの作業となりました。9月ごろまでは活動日ごとの作業となります。


畑では除草と秋植え野菜の準備の耕転を行いました。収穫後の畝も雑草が繁茂していました。手作業と鋤で除草を行い、堆肥を施して、耕運機で耕転をしました。活動日前に会員が保管していた干しネギの植え付けを行い、また今回は、キントキニンジンの播種を行いました。トウモロコシは収穫が間近です。野鳥による食害を防ぐために防護網を被せました。今年は収穫を楽しむことが出来そうです。サツマイモは暑さに負けずに生育しています。トマトやキュウリ、ナスビは収穫時期が過ぎたようで、果実が少なくなってきました。次回に撤去します。

キントキニンジンの播種(後ろは干しネギ畝)
秋植え準備耕転とサツマイモ畝の手作業での除草

前回の活動日と特別活動日(7月30日)に水田の草取りを行いましたが、依然として繁茂しています。稲の分桔が遅れていることで水草が生育し易くなっているようです。水を抜き、土用干しをすることにしました。

昼食は冷麦と冷やしそーめんにおにぎりとキュウリの酢の物でした。暑さの中でのおにぎりと冷えた麺類は食欲を進めてくれました。ありがたい。取れたてのキュウリの酢の物は口当たりがよく、美味しくいただくことが出来ました。食事担当班の方、暑い中、ありがとうございました。


第78回「鹿背山倶楽部活動」は9月10日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。畦路周辺ほかの機械草刈り、水田の整備と草取り、畑の手入れ、竹の伐採ほかを行います。しばらく暑さは続きます。体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


8月活動作業予定

8月27日(土)は畦路ほかの機械草刈り、水田の草取り、畑の手入れ、竹の伐採ほかを行います。開始時間は午前9時です。暑い日が続きます。体調に気をつけて、元気に多くの方の参加をお願いします。


8月6日活動記録写真
トウモロコシの防護網掛け作業
畦路沿いの機械草刈り
水田畦の機械草刈り
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

コナギ
ミズアオイ科 水田に生える1年草。花茎は葉より低く、自家受粉する。花期は9~10月で紫色の約2cmの花をつける。水田の根強い雑草である。小型のミズアオイといわれる。


第77回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、児嶋、菅野、高以良夫妻、西田夫妻、橋本治、橋場、前田敏、宮園、橋本恒、長尾でした。


お知らせ

8月27日(土)の活動日に今年2回目の暑気払いを行います。

特別活動を8月20日(土)に行います。活動内容は雑草の機械草刈りと新しい畑予定地の機械耕転です。活動時間と集合場所は夏活動と同じです。参加可能な方はよろしくお願いします。


7月の特別活動報告(水田の除草作業)

7月30日(土)に水田の除草を特別活動として行いました。23日(土)の自主活動日に除草作業を行いましたが、水草のコナギが異常なほど繁殖していたために、全てを除去出来なかったためです。曇り空の下でしたが、ぬかるむ水に足を取られ、暑さと腰の疲れに耐えての作業となりました。前回に除草したところでも、再度必要なほどに水草が生育しているところもありました。8月の定期活動日にも生育状況を見て除草を行います。稲の生育は分桔が進んでいないものもあり、これからの順調な生育を願っています。


7月30日特別活動の記録写真
腰の疲れに耐えて手作業での除草
手で掴み取りながらの除草
異常繁殖したコナギ(稲はどれかいなー)
泥まみれでの記念写真

第76回「鹿背山倶楽部活動」(特別活動)参加者

和泉夫妻、中野、西田、橋場、前田敏、垣見、大坪、長尾でした。



(第87-2号 平成23年7月26日)

真夏の暑さの中での里山活動となる

水田の草取りと機械草刈り、畑の手入れほかをする


アゲハチョウが舞う中で第76回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が7月23日(土)に18名の参加で行なわれました。水田の草取りと畦路の機械草刈り、畑の手入れほかを行いました。真夏の太陽が照りつく中での活動となりました。参加された皆様お疲れでした。疲れが残らないように、体を癒してください。
 水田内の草取りを手作業で行いました。田植え前には草取りを行いましたが、1年草のコナギが一面に繁茂しています。稲も生長していますが、 分桔が遅れているようです。足を取られながらも、生暖かい水に触れての作業でした。全体の半分ほどの除草ができました。残りは30日(土)に特別活動として行います。盛夏の辛い作業となりますが、参加出来る方はよろしくお願いします。
 畦路や休憩所周辺の機械草刈りを行いました。刈り払い機の掛かりが悪いことで、4台全てのプラグを取り替えました。 繁茂した雑草は背丈も約50cmで密度も濃く生長していました。この時期は生長も早いことから、活動日の主な作業になります。頑張りましょう。 新しく畑として使用予定の畑地の雑草の機械刈りも行ない、耕転畝立て作業をして、秋植えの準備を行いたいと思います。


畑でも雑草が繁茂しています。サツマイモは順調に生長しています。鍬と手作業で周りの草取りを行いました。収穫を楽しみにしましょう。空き畝部分の雑草には機械刈りを行いました。トマトやキュウリは収穫して、昼食のバーベキューの食材としました。トウモロコシは生長していますが、結実は遅れているようです。  

3本のキウイは暑さと水枯れが原因のようで生育が悪い状態です。しばらく養生管理をして、見守りたいと思います。スモモはコガネムシの食害を受けたため、薬剤噴霧を行いました。

照り返しの暑さの中での雑草取り
水田予定地の機械草刈り

昼食はバーベキューに焼きソバ、助六、キュウリでした。バーベキューはステーキ牛肉にイカ、ホタテ貝、サツマイモ、ゴーヤ、ナスビほかでした。焼きソバはモヤシ入りでした。飲み物はアルコール抜きで、炭酸ソーダ水や麦茶としました。食後のお菓子(ビスケットほか)付きでした。

日除けの簡易テントを購入しました。簡単に組み立てが出来るものです。2.5メートル角の大きさですので、有効に利用しましょう。また、この時期に必要な潅水ポンプを購入する予定です。


お知らせ

次回、第77回「鹿背山倶楽部活動」は、恒例の第二土曜日がお盆の期間にあたるため、8月6日(土)に変更となります。また、除草作業が残っているため、今月30日(土)に特別活動として実施します。
いずれも、現地集合は9:00です。

7月23日活動記録写真

サツマイモ畝での手作業の草取り
木陰での昼食(バーベキューです)
緑に包まれた簡易テント内での休憩
参加者の記念写真

第76回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

和泉、児嶋、菅野、関、高以良、西田、二宮夫妻、橋場、橋本夫妻、前田敏、松尾、大森、垣見、前田良、橋本恒、長尾でした。


活動コメント

前回の活動日の昼食時に近くを飛翔していた小型のトンボは前田良作さんが調べてくださり、コシアキトンボ(デンキトンボ)と同定できました(機会があれば、捕獲、写真記録します)。

二宮夫妻の3人の子供も自然の中で元気に参加してくれました。豊かな自然との触れ合いの体験を楽しんでいました。


確認した生き物

アゲハチョウ、ウラギンシジミ、ハグロイトトンボ、アメリカザリガニ、ヤマトシジミ、イチモンジチョウ


(第87号 平成23年7月12日)

梅雨明けの猛暑の中での活動となる

機械草刈りと畑の手入れ、竹の伐採ほかをする


シモツケの桃色の花が咲く中で第76回「鹿背山倶楽部活動」が7月9日(土)に17名の参加で行なわれました。畦路ほかの機械草刈りと水田の稲への施肥、畑での除草、里山林の整備ほかを行いました。活動時間を1時間早めて、午前中の活動としましたが、肌を射す陽ざしの中での1日でした。参加された皆様、体調を崩さないように休養してください
 繁茂した雑草の機械草刈りを行いました。草刈機の刈り刃は全て新しいものを使用して、休憩所周りや水田への畦路沿い、新しく畑地として使用する予定地を刈り払いました。約50cmに生長した雑草の刈り取りは一苦労でした。足元周りの雑草刈りは小動物や有害動物との棲み分けを考えても、欠かすことの出来ない作業です。9月まで活動日ごとに全力投球になりますが、活動日以外の作業も必要のようです。頑張りましょう。
 放流したカスミサンショウウオの幼生も確認することが出来ました。少し大きくなったようです。
 水田の稲は根付いたようですが、分桔はまだのようです。水草も多く見られ、次回の活動日には除草作業を行います。モグラの穴か、水田の水漏れがあり、仕切り材で塞ぐ対応を行いました。この時期の作業として、施肥の散布を行いました。


畑でも除草を行いました。サツマイモやトウモロコシ、キュウリ、トマト畝周りの除草を行いました。キュウリは収穫して、昼食時の食材としました。カラスでしょうか、キュウリの一部に食害が見られました。 青ネギも収穫し、日陰で吊るして、熟成させることにしました。サツマイモやトウモロコシは順調に生育しています。収穫を楽しみにしましょう。

里山林のよく伸びた若竹の伐採と下草刈りを行いました。若竹はもう約10mに伸びていました。鮮やかな光沢のある深緑色でした。足場を注意して行いました。集積地に運びましたが、この時期の竹は水分を充分に含んでいて、重く感じました。登り口階段の土留めの杭や横竹の取替えを行いました。少し涼しくなったら、他の2~3ヶ所の登り口の階段整備を行いたいと思います。

       
よく伸びた水田横の雑草の機械草刈り

 昼食は冷ムギと助六に鶏肉・ナス炒め、キュウリの酢物でデザートはオレンジでした。冷ムギの薬味はキザミネギとミョウガ。暑いときのキュウリの酢物は食欲を進めてくれました。小川沿いの風が通る木陰での冷たい食事は体も心も癒してくれました。いつも時節にあった食事はありがたい。感謝。


第77回「鹿背山倶楽部活動」は8月6日(土)です。

現地集合は9:00です( 学研本部集合は8:30とします)。
畦路周辺ほかの機械草刈り、水田の整備と草取り、畑の手入れ、竹の伐採ほかを行います。なお、7月と8月の活動は夏時間で行います。9時開始で午前中の活動とします。集合場所は変わりません。暑くなりますので、体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


7月活動作業予定

7月23日(土)は畦路ほかの機械草刈り、水田の整備と草取り、畑の手入れ、竹の伐採ほかを行います。暑くなります。大きめのツバ付きの帽子や水分補給で熱中症に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


7月9日(土)活動記録写真
畑の手作業での草取り(サツマイモ畝)
水田の肥料散布と畦部の機械草刈り
里山林内の低木伐採と下草刈り
参加者の記念写真(肌を射す陽ざし中で)

鹿背山一口メモ

イヌザンショウ
ミカン科 葉は奇数羽状複葉で互生する。7~8月に枝先に淡緑色の小さな花をつける。果実は楕円状球形で紅紫色である。食用のサンショウより香りは少ない。雌雄異株。


第76回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、児嶋、菅野、高以良夫妻、中野、西田、橋本治、橋場、前田敏、松尾、宮園、山村、垣見、前田良、 橋本恒、長尾でした。


お知らせ

① 7月23日(土)の自主活動日に暑気払いを行う予定です。

② 8月の定期活動日は8月13日(土)を1週間繰り上げて8月6日(土)に行います。注意してください。

③ 都市再生機構の担当者として、大変お世話、ご苦労いただいた藤原広志さんが移動となりました。ありがとうございました。後任は山村達也さんです。よろしくお願いします。




(第86-2号 平成23年6月28日)

夏至過ぎの猛暑の中での活動となる

里山林内の整備と機械草刈り、畑の手入れほかをする


ヤマウコギが実り始めた中で第75回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が6月25日(土)に17名の参加で行なわれました。繁茂する林内の整備と畦路の機械草刈り、畑の手入れ、ビオトープ池への導水管の取替え、水田の畦部の整備ほかを行いました。梅雨明け前の猛暑の中での活動となりました。参加された皆様お疲れさまでした。

 林内は下草や若竹が繁茂しています。足元に注意して、下草の機械草刈りと伸びた若竹(淡竹)の伐採、水路沿いの整備も行いました。ヤマザクラやウワミズザクラ、クヌギ、クリなどが大きく生長して木漏れ陽が差す林内になりました。地表に陽があたることでヤマザンショウや実生からのナラガシワの幼樹が確認できるようになりました。多様な植生が形成されることで、昆虫や野鳥の棲息、観察できるようになります。
 畦路沿いや休憩所周辺の機械草刈りも行いました。この時期は雑草の生育も元気で、繁茂しています。肌を射すような暑さで長く続けることが出来ません。 短時間で休みを取りながらの作業となりました。しばらくは、活動日に欠かすことの出来ない作業となります。頑張りましょう。畑ではサツマイモの施肥と除草を行いました。根付いたようですが、この暑さの様子を見ながら、潅水等の養生をして行きたいと思います。秋の収穫を楽しみにしましょう。


ビオトープ池への導水管の取替えと手入れを行いました。古くなった竹導管の取替えやごみの詰まりを取り除きました。水量があることで、池の中はメダカの稚魚も泳ぎ、ヤゴやカワエビ、アブラハヤの稚魚?も確認できました。ハスやガマも暑さに負けずに生育しています。

水田の畦部の整備を行いました。田植え後の水量の調節は会員が活動日以外にも見回りを行い、手直しを行なってきましたが、激しい降雨で水の調整と畦づくりが必要になります。

里山林内の下草刈り、竹の皆伐で明るくなる
繁茂した若竹の伐採やや雑草の刈り取り

これからの夏場は水の管理や除草、病虫害の発生防止、生育状況をこまめに監視することが求められます。

昼食は冷やしそーめんに肉モヤシ炒め風焼きそばでした。冷やしそーめんの薬味はミョウガに取り立てのキュウリの細切り、林内から採取したヤマザンショウでした。火照った体には冷たい麺食は気分も癒してくれます。 焼きそばも美味しくいただくことが出来ました。今回は児嶋さんが急遽、料理担当をしていただきました。ありがとうございました。


6月25日活動記録写真
小川沿い林縁の下草刈り
農道沿いの機械草刈り
畑のサツマイモへの施肥
ビオトープ池への導水管の取替え
水田畦の水量調整の整備
参加者の記念写真

第75回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

 

和泉、児嶋、菅野、関、高以良、西田、橋場、橋本治、前田敏、大森、垣見、前田良、大坪、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。
今回は木津川市在住の二宮夫妻と3人の子供さんが初めて、参加されました。酷暑の中、お疲れさまでした。


お知らせ

7月と8月は夏時間で活動します。現地集合は通常より1時間早い9:00です(学研本部は8:30)。活動は午前中とします。無理をせずに、体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。



(第86号 平成23年6月20日)

梅雨空の中での里山活動となる

田植えと畑の手入れ、ジャガイモの収穫ほかをする

 ドクダミの白い花が咲く中で、第75回「鹿背山倶楽部活動」が6月18日(土)に17名の参加で行なわれました。楽しみにしていた田植えと畑でのジャガイモの収穫、畦路の機械草刈りほかを行いました。定期活動日(11日)が雨のために中止となり、1週間遅れの活動となりました。時々小雨が降る湿度の高い中での活動でしたので、少し早めの終了としました。参加された皆様、お疲れさまでした。
 待ち遠しかった田植えを行いました。しかし、苗床で育てていた稲苗が紋枯病菌、あるいはイモチ病菌のせいで葉が茶色くなり、使用できなくなりました(育成管理の課題を残しました)。残念でしたが、幸いなことに地元の方から黒米とヒノヒカリ米の稲苗を多く譲り受けることが出来たことで、予定通り田植えをすることが出来ました。感謝です。朝から小雨が降る中で充分に溜まっていた水を抜きながら、レーキとトンボ道具で代かきと草取りを行いました。今年は事前に会員が時間を作り、対処してくれていたことで準備が短時間で終わり、田植えを行えました。黒米は約2畝ほどでした。水の感触を楽しむ者や、足を取られて四苦八苦する者もいましたが、笑い声が飛び交う中での田植えでした。張られた糸の目印のところに植付けていきましたが、揃わないのが我が倶楽部の良い所です。
 手植えも慣れたもので、2時間余りで1反ほどの田植えを終えました。今回は近くの朱雀小学校(奈良市)のこどもと親4組が参加してくれました。 子供達の応援は大いに歓迎です。都市生活では出来ない体験です。親子共々に楽しんでいただきました。
 畑では手入れと収穫を行いました。ジャガイモとムラサキジャガイモ、ニンジン、キュウリを収穫して、昼食の食材とし、残りは手土産としました。


 畦路の機械草刈りも行いました。時間が許す限りの活動となりましたが、繁茂した雑草との戦いをこれからも続けたいと思います。

 昼食はカレー風あんかけそばに野菜スープ、市販のおにぎり、終了前の休憩時は甘いスイカでした。あんかけそばは豚肉にシメジ、タマネギ、モヤシ、青ネギ入りでした。よく煮込んだあんかけの味もよく、量も多く美味しくいただくことが出来ました。野菜スープはベーコン入りのジャガイモ、ニンジン、タマネギ、キャベツ、キュウリで、畑で収穫したものや会員提供の食材で地産地消でした。

       
一列に並んでの手植えの田植え

第76回「鹿背山倶楽部活動」は7月9日(土)です。

現地集合は9:00です( 学研本部集合は8:30とします)。
畦路周辺の機械草刈り、水田の整備と草取り、畑の手入れ、竹林の間伐ほかを行います。なお、7月と8月の活動は夏時間で行います。9時開始で午前中の活動とします。集合時間、場所は変わりません。 暑くなりますので、体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


6月活動作業予定

6月25日(土)は畦路ほかの機械草刈り、水田の整備と草取り、畑の手入れ、竹の伐採ほかを行います。暑くなりますが、体調に気をつけて、里山活動を楽しみましょう。多くの方の参加をお願いします。この活動日は6月ですので、通常の時間での活動となります(現地は午前10:00集合です)


6月18日活動記録写真
水田内の残っていた雑草の草取り
田植え前のトンボ道具ほかを使用しての代かき
子供たちも大人と並んで田植え
今年の田植えも終了、大きく育て!
畑での耕転と除草
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ドクダミ
ドクダミ科 日陰に生える多年草。葉は心形で柔らかい。茎の先端に淡黄色で雄しべと雌しべだけの短い穂状のある白い花をつける。花びらは総苞片である。 特有の臭いを発する。和名は「毒痛み」であろう。


第75回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、菅野、高以良夫妻、中野、西田、橋本治、前田敏、松尾、宮園、山村、前田良、大坪、瀬渡、 藤原、長尾でした。



(第85-2号 平成23年6月8日)

梅雨の中休みの晴れ間での里山活動となる

機械草刈りと田植えの準備、畑の収穫ほかをする


アザミの赤い花が咲く中で第74回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が6月4日(土)に15名の参加で行なわれました。生い茂る雑草の刈り取りと水田の機械耕転、畑のタマネギほかの収穫、畦路の排水管の敷設ほかを行いました。今回は5月の自主活動が雨のために中止となったことでの、振り替えの活動でした。
 雑草が繁茂しています。水田の畦路沿いと休憩所周辺を4台の刈り払い機で行いました。翌日(5日)に「木津子供エコクラブ」のメンバー約30人が水質調査を兼ねて、カスミサンショウウオの放流体験のために訪れることや11日(土)の定期活動日に田植えをするために畦路の草刈りと整備を行いました。刈り取った雑草をレーキで畦路端に集めました。降り続いた雨でぬかるんでいる所は竹の排水管を敷設し、法尻沿いの排水溝を整備して、湧水や雨水を確保できるようにしました。梅雨が明けるまでは、畦路のぬかるみ対策をしばらく続けることになります。

 田植えの準備として、今年2回目の水田内の機械耕転を行いました。11日の田植えは代かきと雑草取りを行い、3種の古代米とヒノヒカリ米の田植えを行う予定です。苗床の稲苗は約15cmに生長しました。


 ヒノヒカリ米苗は保温シートで気温が上り過ぎたのか、葉先が黄色くなってしまったのでシートを外しました。幸い、近くの農家から余ったヒノヒカリ米の苗を譲り受けることが出来たので量的には十分となりました。古代米苗は順調な生育です。田植えを楽しみましょう。
 畑ではタマネギとソラ豆、エンドウ豆(ツタンカーメン)の収穫を行いました。タマネギは少し小さめでした。昼食で使用した残りは参加者の手土産としました。ジャガイモやニン二ク、ニンジンは順調に生育しています。次回の活動日にはサツマイモ苗の植付けを行う予定です。

水田横の畦路の機械草刈り
田植え準備の機械耕転

昼食は冷麦におにぎり、焼肉とレタス添え、トマト、ソラ豆、野菜サラダ、デザートのバナナでした。冷麦の薬味はミョウガとキザミネギ、ショウガでした。野菜サラダはダイコンの薄切り、タマネギのスライス、ニンジン、カイワレ添えでした。一汗掻いた後の冷麦膳は美味しくいただくことが出来ました。
 翌日5日の都市再生機構主催の「木津子供エコクラブ カスミサンショウウオ放流体験」は約30人(親子共で)の参加でした。名古屋大学の夏原由博先生やコンサルのメンバーの指導で行なわれました。


6月4日活動記録写真
畑でのタマネギほかの収穫
カスミサンショウウオ放流池の整備

第74回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、前田敏、宮園伸、垣見、前田良、大坪、加藤、長尾でした。


平成23年6月5日(日)
カスミサンショウウオ放流体験
夏原教授の説明を熱心に聞く
触って体験(僕にも触らして!)
下の池に放流(願いをこめて。大きく育ってね)
上の池に放流(また会えるかなー。元気に育って)

平成23年度タカラ・ハーモニストファンド助成金の受賞について

このファンドは日本の緑を構成する森林等の陸域、水域の自然環境に関する実践的な研究や活動が対象となる助成事業です。今年度の募集に応募したところ、23~24年の2年間で50万円の助成が受けられることになりました。この7年間にわたる私達の里地里山の修復・再生の継続的な活動の結果です。また、オオタカの保全活動に寄与してきたことやカスミサンショウウオの移植、モニタリング活動に取り組むことが評価されたものです。これからも、自然環境に興味を持って活動していきましょう。



(第85号 平成23年5月19日)

初夏の暑さを感じての里山活動となる

機械草刈りと水田の耕転、畑の手入れほかをする

 ウノハナに蝶が舞う中で、第74回「鹿背山倶楽部活動」が5月14日(土)に24名の参加で行なわれました。休憩所周辺ほかの機械草刈りと水田の耕運機による耕転、畑の除草、竹林の下草刈りと間伐、ホダ木の整備、竹炭づくりほかをしました。また、女性会員の提案でヨモギ餅を作り、旬を味わうことが出来ました。
 初夏を思わせる陽差しの1日でした。刈り払い機による草刈りを行いました。暖かくなってきたことで雑草も繁茂し始めました。まず、休憩所周辺と水田の周りや淡竹の竹林、駐車場横の畑予定地を主に行いました。有害動物との棲み分けにも必要な作業です。次回の活動日には水田横の畦路を行いたいと思います。これから活動日ごとに雑草との戦いになります。
 水田内の耕転を行いました。雑草も多く、水分を多く含んでいたことで耕運機の効率も悪く、足を取られての作業でしたが、今年予定の水田の1回目の天地返しは終えることが出来ました。前回の活動で播種した苗床の稲籾は発芽して、約10cmに生長しています。田植えまでに順調に生育してくれることを願います。
 畑の除草も行いました。植付けた野菜の周りにも雑草が繁茂しています。鋤と手作業で除草を行いました。ソラマメやエンドウマメ、ニンジンは順調に生育していますが、ニンニクとタマネギの一部は湧水による生育不良があるようです。次回活動日に収穫します。活動日前に会員が植付けたナスとキュウリ、ピーマンは順調のようです。オオバ春菊を収穫し、昼食の食材とし、一部は参加者の手土産としました。
 竹林内の笹類や幼木の刈り取りを行ないました。この時期は生長が早く、早めに刈り取ることが必要のようで、見通しが良くなり、明るくなりました。また、水田への日当たりを良くするために、水田横の急斜面の雑木林の竹の間伐や雑草の下草刈りを行いました。
 新しいホダ木の整備も行いました。会員が連休中に菌の打ち込みを行なったホダ木を日陰になる大木の下で井桁に組み、シートを被せ、しばらく養生することにしました。久しぶりに竹炭づくりをしました。前日に仕込んだ窯に朝から火を入れ、密閉しました。数日後に窯を開けて、成果の出来を確認します。


 昼食はトマト風スパゲッティに野菜ナムル、焼きソラマメでデザートはイヨカンでした。トマト風スパゲッティは鶏肉にホタテ、 シメジ、タマネギに採りたてのハチクで隠し味はショウガとニンニクでした。味は少し薄めでしたが、汗を掻いた後のスープ風の食事は 美味しくいただくことが出来ました。野菜ナムルはホウレンソウにオオバ春菊でした。女性会員が過日に摘み、蒸して作っていただいたヨモギを使い、餅を作りました。活動終了前に石臼と杵で搗いた本格的なヨモギ餅で香りが良く、美味しくいただくことが出来ました。

水田の畦路の機械草刈り

第75回「鹿背山倶楽部活動」は6月11日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
苗床の手入れと水田の畔部の整備、畑の手入れ、竹林の間伐、畦路周辺の機械草刈りほかを行います。少し暑くなると思いますが、里山活動のいい季節になります。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


5月活動作業予定

5月28日(土)は畦路沿いの機械草刈り、水田畦の整備と稲苗床の手入れ、畑の除草と収穫、竹の伐採、新しい畑予定地の耕転ほかを行います。少し暑くなりますが、いい汗を掻いて、里山活動を楽しみましょう。多くの方の参加をお願いします。


5月14日活動記録写真
エンドウ豆畝の除草
水田の耕運機での耕転
ホダ木の整備
竹炭の密閉作業
ヨモギ餅の餅つき
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ヤマタツナミソウ
シソ科 山地の木陰に生える20cmほどの多年草。葉は三角状の卵形で両面に荒い毛がある。花期は5~6月ごろで、茎の先端に1方向に偏って青紫色の花を つける。


第74回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、大岩、児嶋、関、高、高以良夫妻、中野、西田、橋場、橋本夫妻、福嶋、松尾、山村、大森、加藤、広瀬、前田良、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第84-2号 平成23年4月27日)

春の暖かさを感じて里山活動をする

苗床に稲種籾の播種とアラカシの伐採をする

 ヒメオドリコソウが咲く中で第73回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が4月24日(日)に10名の参加で行なわれました。苗床への古代米とヒノヒカリ米の種籾の播種、それに畦路沿いのアラカシの伐採を行いました。今回は前日の自主活動日(23日)が雨予報だったため、急遽1日延期しての活動となりました。
 前回の活動で整備した苗床に、古代米(赤米、黒米、緑米)とヒノヒカリ米、計4種の種籾の播種をしました。


 種籾は前年の脱穀後の稲藁から、会員が手作業で採取したものです。まず、苗床の水を抜いた後に手蒔きで均一になるように注意して播きました。播種後に手で表面を軽く叩くようにして、土に馴染ませました。今年も育苗保温や鳥による食害、流亡の防止のため、苗床の両側に割り竹を差し込んで半円形状に穴あきビニールシート(幅180cm)を被せ、蒲鉾型ドーム状に仕上げました。苗床の表面仕上げや播種、竹の差込作業は粘性土に足を取られて、一苦労の作業となりました。作業後に水を入れて水位を調整しました。田植えまでに順調に生育することを願いましょう。

播種前の苗床表面の均し作業
古代米とヒノヒカリ米の種籾の播種

水田と休憩所を行き来する畦路に覆いかぶさるようになり、根元が崩れて倒木の危険があったアラカシの大木とクヌギを伐採しました。明るくなり、見通しもよくなりました。足場が取り難く、伐採の経験者が落ちないように注意して作業をしました。
 昼食はチャンポン麺と助六でした。チャンポン麺は豚肉にシロネギ、モヤシ、マイタケ、ハクサイ、ニンジン、タマネギ、掘りたてタケノコでした。いつも美味しくいただくことが出来て感謝です。


4月24日活動記録写真
播種後に土と馴染ませる
保温のために蒲鉾型にシートを張る
伐採アラカシの玉切り作業
参加者の記念写真

第73回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

杵島、菅野、関、西田夫妻、橋場、前田、松尾、中野、長尾でした。


タケノコ掘りの特別活動

会員からの提案で、4月16日(土)にタケノコ掘りを行いました。会員の家族も含めて16名の参加でした。幸い雨に遭わずに、楽しむことが出来ました。 過年この時期になると他県からもタケノコ泥棒が現れていました。1週間ほど前から、会員が見張りを行いました。 やはり数組が現れました。素直に引き下がる者もおれば、開き直る者もいました。収穫は一人当たり2本ほどで手土産として、持ち帰ることが出来ました。 これから、ハチク(5月)とマダケ(6月)の収穫が出来ます。興味のある方は楽しみにしましょう。

4月16日活動記録写真
初めてのタケノコ]掘りです
タケノコを抱いての参加者の記念写真


(第84号 平成23年4月13日)

~春の暖かさを肌で感じての里山活動となる~

苗床づくりと水田の耕転、竹の伐採ほかをする

 キンポウゲの黄花が咲き始めた中で、第73回「鹿背山倶楽部活動」が4月9日(土)に15名の参加で行なわれました。苗床づくりと水田の耕転作業、新しい水田への導水溝づくり、シイタケ菌打ちの準備、竹の伐採ほかを行いました。前夜の雨も朝方には霧雨になる中で始まり、午後は薄日が差す1日でした。
 活動前にカスミサンショウウオの卵塊を機構職員の説明で現地見学をしました。初めて見た会員もおられて、興味深く聞くことが出来ました。孵化した幼生も確認することが出来ました。大切に見守りましょう。
 今年の稲苗を育てるための苗床づくりをしました。昨年と同じ場所にしましたが、前日の雨でぬかるんでいたために作業は一苦労でした。幅約1mで4筋をつくり、小川から水を導水して、水平性と高さの確認をして、整備しました。次回活動日(第4土曜日)まで水を満たしておいて、4種(赤米、黒米、緑米、ヒノヒカリ米)の籾を播種し、保温対策を施して育苗したいと思います。
 水田の耕運機による耕転も行いました。雨で水を多く含んでいたので効率が悪く、残りは後日に行います。新しく水田にするところは既に2回耕転を行いましたので、竹の木っ端やごみを取り除き、ルートの設定をして早めに導水する予定です。今回は導水のために一部の溝掘りを行いましたが、水田周りの畦が低いことが分かり、田植え前までに高くする作業を行います。
 竹の伐採を行いました。今冬に雪の重みで倒れ、放置されていた真竹を跳ね返りに気をつけて、慎重に撤去しました。休憩所前の竹薮も、間伐が進み、随分明るくなりました。播種したドングリや雑木の苗木が生長してきたことで良好な里山景観になってきました。林内の足元の整備をして、歩き易いようにしたいと思います。これから暖かくなるに伴い、笹も繁茂してきますので、竹の伐採に合わせて下草類刈りも行います。モウソウ竹のタケノコは寒さが続いていたことで、収穫は少なく、全員の手土産にはなりませんでした。


シイタケ菌打ち込み予定のコナラのホダ木は雨で水分を含んでいたので、今回は打ち込みを中止して乾燥させる処置をしました。次回活動日に専用の器具で孔を開けて打ち込みを行います。2年前に植栽したソメイヨシノは約3mに生長して2本に薄ピンクの可憐な花が計5輪咲いていました。
 昼食は酢豚にジャコ飯でした。酢豚は豚肉の唐揚げに山芋の角切り、掘り立てタケノコとシイタケ、ニンジン、キュウリの甘酢絡めでした。ジャコ飯はミョウガ、ショウガ、シソ、ゴマ入りでした。ウグイスの鳴き方も上手くなり、気持ちよく聞こえる中での食事は体も心も癒してくれました。

ぬかるむ土に足を取られての苗床づくり

第74回「鹿背山倶楽部活動」は5月14日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
苗床への籾の播種、水田溝の整備、畑の手入れ、竹林の間伐、畦路周辺の機械草刈り、導水管の取替えほかを行います。里山活動のいい季節になります。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


4月活動作業予定

4月23日(土)は苗床への稲籾の播種、水田の耕転、畑の手入れと除草、竹林の間伐、シイタケ菌の打ち込みほかを行います。気候も穏やかになり、里山活動が楽しい時期です。多くの方の参加をお願いします。

4月9日活動記録写真
カスミサンショウウオの卵塊の現地見学
水田の耕運機による耕転作業
雪の重みで倒れた真竹の撤去
新しい水田への導水溝づくり
ソメイヨシノ桜が咲く
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

シメ
スズメ目アトリ科 スズメより少し大きめで、太いくちばしのずんぐりした体形の茶系色の野鳥。明るい雑木林に棲み、ムクノキやエノキ、ヤマハゼの実を好んで食べる。


第73回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、橋場、中野、前田敏、松尾、宮園伸、加藤、広瀬、橋本恒、藤原、長尾でした。


(第83-2号 平成23年3月30日)

~春が足踏みする里山での活動となる~

2010年度総会と懇親会を開催する

 樹々の芽吹きが始まった中で第72回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が3月26日(土)に25名の参加で行なわれました。午前中は現地活動で水田の機械耕転や畑でのネギ苗の植付け、果樹地の整備と排水溝掘り、ウドの植付け、竹の伐採ほかを行いました。午後は2010年度の総会と懇親会を都市再生機構の会議室を借りて開催しました。
 午前中の現地活動では一時、雪が舞う寒い中での活動でした。新しい水田で、今年2回目の耕運機による天地返しを行いました。また、雑草や竹根、木っ端片を除去しました。田植え前には水溝を掘り、導水を行います。畦づくりも行いました。
 畑ではネギ苗の植付けを行いました。1箇所当たり2~3株を約20cm間隔で横たえながら植付けを行い、稲藁を根部に敷き、養生と防寒対策を行いました。エンドウ豆とソラ豆は添え竹の手直しをして、誘引を行いました。タマネギやニン二クは順調に育っています。播種したニンジンや植付けたジャガイモは、まだ地上に芽を出していません。
 

果樹地の整備も行いました。前回の活動で切り倒したコナラの木でホダ木を作り、小枝や腐朽部は廃棄処分としました。菌打ちは4月に行う予定です。栽培しているシイタケを大量に収穫しました。昼食と懇親会の時に食材として使用しました。敷地内に湧水部があり、排水のための溝掘りを行いました。水を多く含み、作業は一苦労でした。次回活動日にも行い、果樹苗木を移植します。
 地元の農家の人から譲り受けたウドの植付けを行いました。30cmほどの根塊を約10株移植しました。

2010年度総会風景
楽しく夢を語り合う懇親会

昼食はあんかけソバと助六でした。ソバは牛肉にモヤシ、ニンジン、エノキ、収穫したシイタケ、会員から提供された高菜でした。あんかけが多く美味しくいただきました。
 午後は2010年度総会と懇親会を開催しました。総会は出席者23名、委任状10名で会則第11条を満たしており、成立しました。

議案は4件で第1号議案「2010年度活動報告と収支決算」、第2号議案「2010年度監査報告」、第3号議案「2011年度活動予定と予算計画」 は提案どおり承認されました。第4号議案「2011年度役員の改選」は立候補、推薦が無く、議長提案で全員(14名)再任となりました。
 総会終了後に懇親会を開催し、約3時間、今年の活動のことやこれからの思いを熱く語り合いました。料理は食育班の熟練シェフが朝から買い出しを行い、仕込んだおでんや鶏鍋料理でした。収穫したシイタケはニン二クバター焼きでいただきました。


【お願い】2011年度の年会費の納入をお願いします。ボランティア保険に加入手続きを行いますので、未納のかたは早めの納入をお願いします。


3月26日活動記録写真
新しい水田の耕転と整地
タマネギ苗の植付け
果樹地の排水溝掘りと整備
淡竹と真竹の伐採整備
鍋料理を食べながらの懇親会
今年は何に挑戦する!

第72回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、中尾、西田、橋場、橋本治、福嶋、前田敏、松尾、宮園伸、岩元、前田良、大坪、加藤、新村、前田良、 大坪、中川、藤原、長尾でした。


今年も自然豊かな鹿背山の里地で色々なことに挑戦し、
楽しく、いい汗を掻き、語り合いましょう。


(第83号 平成23年3月14日)

~春の足音が聞こえる啓蟄を過ぎての里山活動となる~

ジャガイモの植付けとモウソウ竹の間伐ほかをする

 スギ花粉の飛散を気にして、第72回「鹿背山倶楽部活動」が3月12日(土)に17名の参加で行なわれました。ジャガイモ種芋の植付けとモウソウ竹の間伐、導水管補修の準備、ホダ木づくり、水田畦の整備ほかを行いました。また、都市再生機構のPRパンフレット用の写真撮影に協力しました。
 ジャガイモの植付けをしました。前回の活動で堆肥を入れて耕転した二筋の畝の中央に溝を掘り30cmほどの間隔で種芋を切り口を下にして植付けました。昨年も植付けたキタアカネと今年初めてのムラサキイモの2種です。また、ニンジンの種子の筋蒔き播種を行いました。楽しみにしましょう。オタフク豆やエンドウ豆、ニンニク、タマネギは順調に生育しています。除草と排水溝の整備を行いました。
 モウソウ竹の間伐と廃棄竹の整理を行いました。急斜面地であるために、滑り止め金具を装着して行いました。廃棄竹は焼却処分としました。間伐竹は材としてこれから有効に使用することにします。タケノコの収穫も、タケノコ泥棒に横取りされないように注意したいと思います。
 ビオトープ池への導水管として、前回の活動で切り出したモウソウ竹の節抜きをしました。2人で単管を使用して、突いて節部を破砕しました。導水管の取替えは次回の活動で行う予定です。ビオトープ池内にはアカガエルの卵塊が数個あり、小さなメダカが確認できました。
 ホダ木としてコナラの切り出しを行いました。径10~20cmのものを長さ80cmほどに玉切りを行い、15本ほど確保できました。4月の活動で菌打ちを行います。水田の畦部の一部の補修を行いました。イノシシに掘り返された畦や低くなっていた箇所の嵩上げ整備をしました。また、新しく開墾する水田の機械耕転をしました。田植えまでにもう1回耕転を行い、竹根や竹の切れ端、ごみの取り除きを行い、導水します。

今回の活動では都市再生機構の「農」をテーマにしたPRパンフレット作成のために企画会社員や写真家3名が来られました。活動内容の説明後に会員3名のポーズ写真や活動写真の撮影をされました。4月にパンフレットが出来る予定です。
 昼食は鹿背山特製牛丼に野菜サラダ、バナナでした。牛丼は牛肉にタマネギ、収穫したシイタケ、長ネギ、 紅ショウガ添えでした。量も多く、吉野家の牛丼よりも手作りの味で、好評でした。野菜サラダはミズナとカイワレ、トマトでした。昼食時は比較的暖かくなり長閑な里山での食事でした。

モウソウ竹の間伐

第73回「鹿背山倶楽部活動」は4月9日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
水田溝の整備、畑の手入れ、竹林の間伐と切り出し、畦路周辺の機械草刈り、導水管の取替えほかを行います。暖かくなり、里山活動にいい季節になります。多くの方の参加をお願いします。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


3月活動作業予定

3月26日(土)は水田の整備、竹林の間伐、畑の手入れほかを行います。体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。

3月12日活動記録写真
ジャガイモの植付け
新しい水田の機械耕転
コナラのホダ木づくり
竹導水管の節抜き
ニンジンの種子の播種
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

フキノトウ
雌雄異株の多年草。早春に根茎から大型の苞を付けた花茎を伸ばし、その先に頭状花をつける。旬の野草食材として、味、香りが良く、独特の薄い苦味がある。5月ごろに葉や葉柄が旬の食材フキとなる。


第72回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、大岩、菅野、高以良夫妻、西田、橋場、橋本治、前田敏、宮園伸、大森、加藤、垣見、新村、 橋本恒、長尾でした。


(第82-2号 平成23年3月2日)

春の息吹を感じての里山活動となる

水田の天地返しとモウソウ竹林の整備ほかをする


アカガエルの産卵(卵塊)が始まった里山で第71回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が2月26日(土)に21名の参加で行なわれました。水田の天地返しと畦づくり、モウソウ竹林の間伐や竹材切り出し、畑での耕転、ビオトープ池の整備、球根の移植、湧水穴掘りほかを行いました。一気に春になったような里山で、開放感を肌で感じての1日でした。

今日の活動内容の説明後にカスミサンショウウオとアカガエルの卵塊や姿について、機構担当職員からパネル写真で説明を受け、ビオトープ池内に産卵されているアカガエルの卵塊を見学しました。カスミサンショウウオについても、これから実物の見学で保護の意識を高めて行きたいと思います。

水田の天地返しを行いました。この時期は耕転することで、深層で越冬している害虫や雑草の根、病原菌を寒さに曝すことで退治する効果があり、丈夫な作物を育てるためには必要な作業です。田植え前には作業を終えたいと思います。また、イノシシに荒らされた畦部の補修も一部行いました。

モウソウ竹林の間伐と常緑樹を伐採したことで、ずいぶん明るくなり、タケノコ掘りが楽しみです。伐採したものは竹材や薪材として利用することにします。

畑ではジャガイモの植付けの準備として、バーク堆肥を施し、耕転しました。また、手作業による除草も行いました。暖かくなるに従い、ニンニクやエンドウ豆、タマネギは順調に生育し始めるでしょう。ビオトープ池の補修も行いました。泥上げを行って、寒日干しをしましたが漏水のために予想以上に水が抜けてしまったことで止水作業を行いました。次回活動日までには貯水できるでしょう。

休憩所前の広場の整備に伴い、夏スイセンの球根の移植を行いました。5~7cmの大きな球根でしたが掘り取り、シダレ桃やユキヤナギがある花壇に植え付けました。8月ごろを楽しみにしましょう。また、根付きのフキノトウを20芽ほど地元の人から譲りうけて、法面に植え付けをしました。


山柿の大木の近くで、湧水利用の穴掘り(約1m四方)を始めました。渇水対応で利用する予定です。

昼食はカレーと野菜サラダに会員差し入れのイヨカンでした。カレーは鶏肉にジャガイモ、タマネギ、ニンジン、シメジ、エンリギ、アイビキミンチ肉で隠し味はショウガとニン二クでした。鶏肉が柔らかく、ジャガイモの味が好評でした。野菜サラダはミズナ、ブロッコリー、トマトに細かく割ったポテトチップかけでした。春を思わせる陽ざしの里山での談笑の食事は最高でした。

耕運機による天地返し

第72回「鹿背山倶楽部活動」は3月12日(土)です。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


2月26日活動記録写真

間伐したモウソウ竹の切り揃え
アスパラガスの手入れ
ビオトープ池の漏水防止作業
夏スイセンの移植
畑での草取り(左後方は湧水穴掘り作業)
参加者の記念写真

第71回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、児嶋、関、高以良夫妻、西田夫妻、橋場、橋本夫妻、前田敏、松尾、大森、垣見、加藤、前田良、 大坪、中川、藤原、長尾でした。


(第82号 平成23年2月16日)

~日陰に雪が残る里山での活動となる~

モウソウ竹林の整備とクヌギ苗木の移植ほかをする

 立春過ぎの降雪後の厳しい寒さの中で第71回「鹿背山倶楽部活動」が2月13日(日)に14名の参加で行なわれました。モウソウ竹の間伐と竹の切り出し、クヌギの苗木と果樹の移植、畑の耕転と防護柵の補修、ビオトープ池の整備、2箇所の竹橋の取替えほかを行いました。定例活動日が降雪のために、1日延期して13日(日)に行いました。
 休憩所の横のモウソウ竹の間伐を行いました。より良い里山景観の再生を目指して、間伐と常緑樹の伐採を行いました。日当たりがよくなることでタケノコ狩りを楽しみたいと思います。接木をした柿の木に日陰を作っていた約5mのヤマハゼの伐採を、休憩小屋の上に倒れないようにロープで方向を定めて行いました。また、ビオトープ池への導水管用の大径竹の切り出しも行いました。しばらく自然乾燥させて、暖かくなってから節抜き行い、導水管の取替え作業を行いたいと思います。
 休憩広場にクヌギほかの種子から育てていた苗木とブルーベリー3本、スダチ苗木の移植を行いました。クヌギの苗木は2m余りにも生育していたことで、掘り取りが一苦労でした。根茎の多いものの数本を移植しました。ブルーベリーは獣害に遭わないように、割り竹囲いを行いました。移植地は湧水も少なく、日当たりが良いことで「果樹園」として、これからも数種類の果樹を植栽する予定です。

ジャガイモの植え付けの準備として、畑の耕転を行いました。また、畑周りの防護柵の竹の取替え、補修を行いました。ハクサイは収穫し、昼食材として利用し、一部はクジ引きで参加者の家庭への土産としました。エンドウ豆は順調に生育していますが、タマネギは水不足で生育が遅れています。
 古くなった竹橋の取替えを行いました。畑地の間にある約2m、幅約80cmの竹橋を保管してあった枕木4本に取替えました。枕木1本は2人で担いでも息が切れるほどの重さでした。耕運機が通ることがで

導水管用の竹の切り出し
クヌギ苗木の掘り取り

きるようになりました。また、休憩広場前の小川に架けてあった竹橋も厚めの平板で架替えました。
 昼食はチャンポンとおにぎり、助六に甘柑橘(会員差し入れ)でした。チャンポンは豚肉にえび、キャベツ、タマネギ、エノキ、シメジ、モヤシ、ニンジンで鶏がらをベース味として、 料理酒入り(隠し味は中華味)でした。寒い中での暖かい食事は有難く、美味しくいただきました。終了前の 休憩はショウガ湯にかりんとうほかでした。


第72回「鹿背山倶楽部活動」は3月12日(土)です。

現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。
水田溝の整備、畑の手入れ、竹林の間伐と切り出し、果樹の移植、畦路周辺の機械草刈りほかを行います。暖かくなると思いますが、 体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1518


2月活動作業予定

2月26日(土)は水田の整備、竹林の間伐、畑の手入れほかを行います。寒さが続きます。体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。

お知らせ

木津川展が開催されています。場所は国道24号線の開橋南隣の「木津川流域センター」(白い箱型2階建て建物)。開催期間は2月13日~2月19日。展示内容は木津川域の草花、淡水魚や貝、野鳥の写真、里山活動の展示等で鹿背山倶楽部も活動パネルほかを出展しています。


2月13日活動記録写真
クヌギやブルーベリーの移植
古くなった竹橋を枕木に架け替え
畑の防護柵の整備
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

シャシャンボ
ツツジ科 常緑低木。葉は厚く硬質で、卵形又は楕円形卵形で2.5~4cmほどである。7月ごろ、葉の脇から白色の総状花序を出し、花は下向きに多く咲く。果実は黒紫色の径5mmほどで食べられる。


第71回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、前田敏、橋本夫妻、松尾、宮園伸、垣見、長尾でした。


(第81-2号 平成23年1月25日)

大寒過ぎの晴天の下での活動となる

ビオトープ池の泥あげと竹林の間伐ほかをする


ヤマコウバシの枯葉が樹に残る里山で第70回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が、1月22日(土)に18人の参加で行われました。ビオトープ池の泥上げ、モウソウ竹林の間伐、水田の水路の整備、畑の手入れ、畦路沿いの機械草刈りほかを行いました。

前回の活動で水を抜く準備をしておいたことでビオトープ池は一部を残して、水が抜けていました。底に溜まっていたヘドロ状の泥の泥上げを行いました。深いところでは約30cmもあり、足を取られての作業となりました。泥の中からドジョウ(何ドジョウか分からず)を20匹ほど見つけ、隣の池に戻しました。また、木津川から遡上してきたのか、イトモロコ?も1匹見つけました。メダカやヤゴ類は確認できませんでしたが暖かくなれば確認できるでしょう。

モウソウ竹林の整備も行いました。3月末のタケノコ掘りの準備に、日当たりをよくするための間伐と常緑樹(アラカシ)の伐採を行いました。急斜面で足場が悪く、一苦労でしたが地表に陽が差し込むようになり、林内が明るくなりました。切り出した竹は材料として利用することにします。

水田横の水路の泥上げ整備と、イノシシに掘り返され畦部が凸凹状になっている箇所の整備も行いました。水田周りの畦部は、田植えまでにもう少し高くなるように整備していきたいと思います。 畑では春植えの準備の耕転とオタフク豆やタマネギ、ハクサイの手入れ、除草を行いました。

畦路沿いの機械草刈りを行いました。休憩所横の北東の谷筋の畦路や法面部に笹が繁茂して、通りにくくなっていたために刈り払い機で行いました。

この谷筋の奥に溜め池があることから、今年は放置竹の撤去と雑草の整備を行い、水田や畑として利用していきたいと思います。
昼食は洋風でシチューに焼きフランスパンでした。シチューは鶏肉に多めのジャガイモ、栽培していたハクサイ、ニンジン、ダイコン、タマネギ、マイタケ、 ブロッコリーで隠し味はショウガでした。フランスパンは焼いてシュガーマーガリン塗ったものでした。冬陽をいっぱい受けての里山での暖かい食事は有難い。 具も多く量も多かったことで体が癒され、美味しくいただきました。感謝、感謝。

ビオトープ池の泥上げ(手前の池にドジョウを戻す)

第71回「鹿背山倶楽部活動」は2月12日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
水田溝の整備、畑の手入れ、竹林の間伐、休憩小屋の補修ほかを行います。寒い時期ですが、体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


1月22日活動記録写真
モウソウ竹林の整備
畑でのオタフク豆畝の除草
水田横の水路の泥上げ整備
刈り払い機による雑草と笹刈り
畦路沿いの笹刈り
参加者の記念写真

第70回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本、松尾、宮園伸、大森、垣見、加藤、前田良、大坪、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。


(第81号 平成23年1月12日)

穏やかな冬の日差しを受けての農始めとなる

恵比寿神社への初詣と雑煮をいただき、安全と健康、豊作を祈願する


明けましておめでとうございます。今年も楽しく、いい汗をかいて、語り合いましょう。


冬晴れに恵まれた中で第70回「鹿背山倶楽部活動」が1月8日(土)に21名の参加で行なわれました。農初めの恒例の恵比寿神社への初詣と水田の溝掘り、休憩小屋の竹の取替え、ビオトープ池の整備ほかを行いました。活動後は祝いの雑煮をいただきました。

前夜の厳しい寒さで水溜りに薄く氷が張っていました。恵比寿神社への初詣は落ち葉道を踏みしめ、ぬかるみを避けて歩き、約20分で到着しました。全員で今年の活動の安全と健康、豊作を祈願しました。恵比寿神社に着いたころは体も温まり、寒さも一段落し、気持ちよくお参りすることが出来ました。

水田の排水溝掘りをしました。水はけが悪く、春さきの耕転作業がしにくいことがあったことで、この時期に行うことにしました。水田内の溝掘りは足元が悪く、一苦労の作業でした。水田周りの水路の泥上げも行い、3月末までには畦づくりの整備も終えたいと思います。休憩小屋の竹の取替えも行いました。古くなり、見栄えも良くないことで、長尺の竹を切り出して取り替えました。これからの活動日にも続けたいと思います。

ビオトープ池の整備も行いました。ハスとオモダカ(クワイはオモダカの栽培変種)を栽培している周辺の水を抜き、排水溝を作り、整備をしました。春さきには水を入れます。


休憩小屋横の急な斜面のモウソウ竹林の整備を行いました。日当たりをよくするために、アラカシや竹の間伐を行い、今春のタケノコ掘りの収穫を楽しみたいと思います。足元に注意して続けます。
 昼食は雑煮にばら寿司とデザートは大きいイチゴでした。雑煮は鶏肉を出汁とした関西風の澄まし味で、焼き切り餅に2種類のカマボコ、ダイコン、シイタケ、ミズナ、チンゲンサイ、ニンジンでした。器はモウソウ竹を利用して作りました。バラ寿司は桜エビにジャコ、きざみニンジン入り。穏やかな日差しを受けての静かな里山での祝い膳は至福の贅沢な食事で、楽しく正月を満喫できました。今年もよろしく。

恒例の恵比寿神社への初詣

海外シニアボランティアでカンボジアほかに派遣され、2年余の活動されていた前田敏機さんが無事帰国 されました。ご苦労さまでした。これからの活動もよろしくお願いします。

第71回「鹿背山倶楽部活動」は2月12日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
水田溝の整備、畑の手入れ、竹林の間伐、休憩小屋の補修ほかを行います。寒い時期ですが、体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


1月活動作業予定

1月22日(土)は水田の整備、竹林の間伐、畑の手入れほかを行います。厳しい寒さが続きます。体調に気をつけて、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1508


1月8日活動記録写真
落ち葉を踏み分けて参道を進む
水田内の溝掘り(足元を気にしながら)
水田周りの溝掘り
休憩小屋の竹の取替え
安全と健康、豊作を願い乾杯(ノンアルコール)
参加者の記念写真
鹿背山一口メモ

カスミサンショウウオ
サンショウウオ科 日本の固有種で中部以南に生息する。丘陵の二次林や竹林など湧水や水田の周辺の環境を好み、夜行性である。体長は成体で9~13cmで背面は緑褐色や灰褐色で褐色の斑点がある。卵のうは紡錘状(コイル状)で1~5月に水田や湿地、休耕田の水深が浅く、堆積物が蓄積した止水域に産卵する。食性は昆虫類や甲殻類、ミミズなどを食べる。


第70回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、西田、橋場、前田敏、橋本治、松尾、宮園伸、大森、加藤、垣見、前田良、大坪、橋本恒、藤原、長尾でした。