(第68-2号 平成21年12月28日)

雨上がりの師走の里山での活動となる

休憩所周辺の清掃と畑の手入れほかをする

落葉した木立を背景にして、第57回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が12月26日(土)に8名の参加で行なわれました。この1年の締めくくりとして、休憩所周辺の清掃と道具の整頓、畑での手入れ、ビオトープ池の整備ほかを行いました。
 今年最後の活動日でした。前夜からの雨も止み、少し冷たさを感じる中で休憩広場のゴミの掃除、集積していた廃棄木竹の焼却を行いました。焼却は風で倒木したアラカシや材として切り出した竹の不利用部分、除草した草類などでしたが、雨で濡れていました。そのために火付きが悪かったようですが、飛び火に気をつけて行いました。道具類の整理や不利用物の焼却処分、置き場所の整頓を行いました。
 畑ではダイコンの手入れを行いました。多くは順調に生育していますが、生育不良ものや不良葉の除去を行い、保温のために被せている黒ビニールを少し切り開いて化成肥料の施肥を行いました。エンドウ豆とオタフク豆は添え竹と籾殻敷きで順調に生育しています。小麦は発芽数が少なく、期待できない状態です。


 ビオトープ池は水も充分です。この冬季の間に水抜きを行い、一部の泥やゴミ上げを行う予定です。そのための止水の対策処置をしました。トンボやチョウ、野鳥の飛来やメダカやカワエビ、ゲンゴロウ、ミズスマシ、アカガエル、アカハライモリほか多くの生き物が確認できました。来年は子供たちの観察会などの機会を多くして、 有効な利用を目指したいと思います。
 昼食はカレーうどんに今年収穫した3種混合古代米入りヒノヒカリ米おにぎりに、菅野さん提供のお土産の茶大福でした。カレーうどんの具は豚肉、ネギ、エノキ、マイタケ、薄揚げでした。
ダイコンの手入れ

鹿背山での里山活動も6回目の正月を迎えます。私達のボランティアによる里山活動は、今日的な社会課題である地球温暖化対策としてのCO2削減への寄与、 高齢化社会を迎えての高齢者の生き方の模索、子供たちの情緒教育や環境教育の場や機会の提供、新しい農生活スタイルの提案、地域振興策としての農従 事の起業アプローチ体験など、多くの課題に対応しています。これからも必要とされ注目を浴びる活動です。
 新しい年も地元の人たちの協力を得て、日本の農文化の良さを再発見し、いろいろなことに挑戦して充実させて行きたいと思います。モットーは「いい汗を掻き、楽しく語り合う」です。新しい年も多くの人たちと自然の中で心豊かに生きる喜びを分かち合う場にしていきましょう。皆様、いい年をお迎え下さい。


1月活動作業予定

第58回「鹿背山倶楽部活動」は1月9日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。 
  農始めです。恵比寿神社への初詣、畑の手入れ、竹の伐採と後片付け、道具の整備ほか軽微な活動を行います。恒例の雑煮を作ります。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


12月26日活動記録写真
廃棄木竹ほかの焼却
ビオトープ池の整備
ビオトープ池の止水作業
昼食の準備(今回は1人で)
温かいカレーうどんが旨い
参加者の記念写真

第57回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉、菅野、橋本治、松尾、宮園伸、大森、垣見、長尾でした。



(第68号 平成21年12月18日)

~穏やかな師走の里山で農活動を楽しむ~

恒例の餅つき大会と懇親の忘年会を開催する


ガマミズの赤い実が映える中で第57回「鹿背山倶楽部活動」が12月12日(土)に32名の参加で行なわれました。恒例の餅つき大会と親睦を兼ねた忘年会を開催しました。

午前は餅つき大会を行いました。前夜の雨が少し残る中で湯沸し、焚き木づくりからはじまりました。前回の活動で集積していた放棄竹を焚き材に加工しましたが、雨に濡れていたことで始めは火つきが悪かったようです。もち米の蒸し用の窯の火つけも急いで行い、別に大鉄鍋で湯を沸かしました。昨年まで使用していた砂岩製臼に変わり、農家から譲りうけた花崗岩製の平臼を使用しました。もち米は購入した30kgと収穫した緑米(もち米)約8kgを用意し、前夜に水とぎをして、水に浸しておいたものです。木製蒸篭に竹製すのこを置き、大きめの布巾を敷いてもち米2kgほどを中心部を空けて入れ、4段重ねで蒸しを行いました。餅つきの始まりです。暖めておいた石臼の湯をすくい取り、蒸し米を入れて、杵での練りを行い、搗きを行いました。杵は会員の手製です。都会人には少し重めで、冷やかしの掛け声を受け交代して行いました。珍事は2臼目です。何事にも思わぬことが起こるもので、一搗き目の杵を持ち上げた時にもち米が臼から外れて地面に。驚きと共にため息のあと笑い。幸い表面 だけであったことで、包丁で削ぎ取るようにして試食?忘れられない体験になりました。

 また、一度あることは…。蒸しあがった蒸篭を臼に運ぶ時に蒸篭の底が抜けて地面に。しかし、今度は布巾が汚れただけで済みました。小雨も上がり、陽ざしがさす中で力強く搗く人、マイペースの人、初めての経験の人など、掛け声が飛ぶ中交代しながら15臼ほど搗き、女性会員の慣れた手付きで小分けし、丸めて、小豆餡餅、きな粉餅、大根おろし餅、納豆餅、ヨモギ餅で楽しみました。搗きたてで、もち米100%の餅は旨い。予定より1時間ほど長くかかりましたが、無事終了しました。全員で後片付けをし、餅を手土産に解散となりました。
小雨のなか、杵音が里山にこだまする

午後は懇親を兼ねた忘年会を開催しました。昨年と同様に学研センターのご好意で会議室をお借りして行いました。開会の挨拶のあと、都市再生機構関西学研本部の中川事業部長から「木津のまちづくり」について講演をいただきました。これからの木津のまちづくりの背景、テーマ、意義、方向について、パワーポイントを使用して分かり易く説明していただきました。鹿背山倶楽部の活動が整合していて意義深く、且つ、会員が将来に向けての活動方向を認識できるものでした。懇親は約2時間半、今年のいろいろな活動の思い出や反省、来年への夢を熱く語り合いました。料理は前日から用意していただいたおでんに寄せ鍋でした。収穫した古代米とヒノヒカリ米を手土産に解散しました。参加していただいた皆様、また、前夜から餅つきと忘年会の準備をしていただいた方々、ご苦労さまでした。

第58回「鹿背山倶楽部活動」は1月9日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
農始めです。恵比寿神社への初詣、畑の手入れ、竹の伐採と後片付け、道具の整備ほか軽微な活動を行います。恒例の雑煮を作ります。


12月活動作業予定

12月26日(土)は畑の手入れ、備品の整理、休憩所周辺の清掃などを行います。師走の多忙な時ですが多くの方の参加をお願いします。 活動時間、場所等は通常どおりです。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


12月12日活動記録写真
廃棄竹で薪づくり(子供も運びの手伝い)
蒸し蒸篭の火の管理
小豆餡餅の丸め
地面に落ちた餅も無駄にしないで餅花をつくる
おでんと寄せ鍋をつついて、楽しく夢を語り合う
中川事業部長を囲んで意見交換

第57回「鹿背山倶楽部活動」(餅つき大会)参加者

和泉夫妻、大岩、杵島、児嶋、関、高以良夫妻、長尾兄弟、西田夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園、山村、大森、垣見、新村、広瀬、前田良、岩元、大坪、加藤、杉崎、瀬渡、橋本恒、中川、藤原、長尾でした。

第57回「鹿背山倶楽部活動」(忘年会)参加者

和泉夫妻、酒井、新村、菅野、関、高以良、中尾、西田夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、松本、宮園、垣見、 新村、広瀬、前田良、大坪、加藤、橋本恒、中川、藤原、長尾でした。



(第67-2号 平成21年12月3日)

落ち葉を踏んで、里山活動をする

防護網の撤去や里山林の整備、ダイコンの手入れほかをする

樹々の紅葉が落ち始めた中で第56回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が11月28日(土) に16名の参加で行なわれました。水田の周りの防護網の撤去、竹や下草の伐採、ダイコンの手入れ、放置竹の処分ほかを行いました。
 休憩所横の竹林(モウソウチク)の整備を行いました。下草は刈り払い機で、常緑潅木類や竹は斜面地であ ることで足場に注意して伐採しました。明るくなったことで、来春のタケノコの収穫が楽しみです。また樹木類は薪用に加工し、乾燥させることにしました。
 水田の周りの防護網は米の収穫も終わったことで撤去しました。防護網を竹支柱から外し、丁寧にたたみ 保管しました。竹支柱は腐朽しているものが多く、一部撤去しました。今年は防護柵のおかげで、水田の稲はイノシシやタヌ キの獣害にあらされることはありませんでした。稲架として使用した竹も解体して撤去しました。竹材として炭焼きの囲いや 小屋部に立てかけるなどして使用したいと思います。
 畑ではダイコンの生長は順調で、透明の被いを外しました。十分に太陽の 恵みを受けることが出来るでしょう。前回の活動日に播種したオタフ ク豆の発芽が悪く、2芽しか幼芽を出していません。時期遅れになりますが、再播種を行います。エンドウ豆(ツタンカーメン種)は多く発芽していますので、 分割して移植しました。1月には添え支柱を行います。
放置竹の処分も行いました。未使用の水田地に仮置きしていた竹を焼却処分しました。 前夜の小雨で濡れていましたが、飛び火に注意して行いました。

 昼食はキムチ鍋に会員が差し入れのカブラ漬けでした。キムチ鍋の具は沢山で豚肉、イカ、豆腐、 モヤシ、ネギ、ニラ、ハクサイ、ダイコン、エノキ、豚のひき肉でした。量も多く、寒い時のキムチ鍋は体が温まり最高でした。 最後に雑炊風にうどんと米飯を入れて楽しみました。
. カブラ漬けは酢と醤油の合わせにスライス切りのカブラ、細切り昆布、トウガラシを漬けたものに香りとして柚が添えてあり、 口当たりや香りが良く好評でした。ありがとうございました。
水車の据付け

農家からもらってきた木製の水車を休憩広場のスロープ下に倶楽部のモニュメントとして、据付ました。

12月活動作業予定

第57回「鹿背山倶楽部活動」は12月12日(土)です。
 現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。午前は恒例の餅つき大会と午後は忘年会を行います。多くの方の参加をお願いします。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


11月28日活動記録写真
休憩所横の下草刈り
梅の周りにスイセンを移植
エンドウ豆の移植
放置竹の処分
水田の周りの防護柵の撤去
参加者の記念写真(組み立てた水車の前で)

第56回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、橋場、橋本夫妻、松尾、垣見、新村、大坪、加藤、中川、藤原、長尾でした。



(第67号 平成21年11月20日)

~深まる秋の風情の下で里山活動をする~

小麦とエンドウ豆の播種と畦路沿いの下草刈りほかをする


山柿の紅葉した葉が散り始めた中で第56回「鹿背山倶楽部活動」が11月14日(土)に10名の参加で行なわれました。前日の雨で予定していた脱穀と籾摺りが中止となりました。畑でのダイコンの間引きと小麦とエンドウ豆の播種、畦路沿いの下草刈り、竹の伐採ほかを行いました。

前日の雨が朝方まで続いていたことで参加者が少ない活動日となりました。畑では移植したダイコンも順調に生育し、鳥害も無く、予想以上に早く本葉が数葉になったことで間引きを行いました。また、小麦は前月の活動日に播種しましたが発芽しなかったことで再度の播種となりました。昨年に収穫して、保管していた小麦の種子を2列筋蒔きで2畝行いました。前回の活動日に播種したエンドウ豆(品種はツタンカーメン)は発芽していますが、オタフク豆はもう少し時間が要るようです。また、空いている畝に市売品のエンドウ豆の種子を播種しました。春の収穫を楽しみにしましよう。

畦路沿いの草刈りを行いました。雑草や笹類が多く繁茂して、視界も悪く、竹の伐採に登る通路も分かりにくいほどに茂っていました。これからも続けて、寒い時期に作業をしたいと思います。 休憩所前の小川内の洗い場の踏み台が、先日の激しい雨で流されたために、手直しを行いました。丸太の据えなおしを行い、竹杭で固定しました。

昼食は参加者が少なかったことで、生麺のラーメンとデザートはみかんでした。快晴の秋の里山での食事は風のささやきが聞こえ、のんびりとした安らぎの一時をもつことが出来て、最高の贅沢でした。


 延期になった脱穀と籾摺りは協力していただいてい る富永禎二さんと富永勝さんと相談して、17日に予 定していましたが、当日も激しい雨のために中止になり、19日(木)に行いました。16日にテント内に取り 込んで保管していたことで朝露に濡れることもなく、作業は行うことが出来ました。
  自走式の脱穀機を軽トラで運んでいただき、休憩所 スペースに設置し、脱穀作業は両富永さんにお願いし て、参加者は保管していた稲束を手運びしました。
小麦の2列筋蒔きの播種

うるち米(ヒノヒカリ米 )、緑米、黒米、赤米の順で 脱穀を行い、午後からは籾摺りを行いました。昨年まで使用していた動力エンジンが故障したとのことで代 用動力源として、タイヤ付きの耕運機を使用しました。作業は途中で籾摺り機の調整をしながら行いましたが、今年は順調に行うことが出来ました。収穫量は玄米で黒米約5kg、赤米約30kg、緑米約20kg、ヒノヒカリ米約30kgで昨年の6割ほどでした。夏場の天候不順と草取りが十分でなかったことが原因のようです。 また、稲を束ねる段階で4種が混合していたようで、ほかの玄米も少し混じっていました。

第57回「鹿背山倶楽部活動」は12月12日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
午前は恒例の餅つき大会と午後は忘年会を行います。忘年会については別途連絡します。多くの方の参加をお願いします。


11月活動作業予定

11月28日(土)は畑の手入れ、畦路沿いほかの機械草刈、放棄材の整理、竹の伐採を行います。寒くなりました。体調に気をつけてください。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


11月14日活動記録写真
移植から育ったダイコンの間引き
畦路沿いの手作業による下草刈り
11月19日活動記録写真
地元のかたの協力で脱穀作業
機械を調整しながらの籾摺り
参加者の記念写真(11月14日)
参加者の記念写真(11月19日)

鹿背山一口メモ

ヒヨドリバナ
キク科 山野に多く見られる多年草。葉は薄く、卵状長楕円形で縁に鋭い 鋸歯がある。艶や香気が無く、フジバカマと区別できる。枝先に筒状の多数の白、紫色の頭花をつける。


第56回「鹿背山倶楽部活動」参加者

菅野、関、宮園、山村、広瀬、前田良、加藤、中川、藤原、長尾でした。

第56回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

富永禎二、富永勝、和泉、高以良夫妻、橋本夫妻、宮園、大坪、長尾でした。(平日にもかかわらず、参加していただいた皆様ご苦労さまでした。)



(第66-2号 平成21年10月28日)

紅葉が始まった里山で農を楽しむ

古代米ほかの稲刈りとダイコンの植付けほかをする

暑さも去り曇り空の下で第55回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が10月24日(土)に22名の参加で行なわれました。古代米の赤米と黒米、うるち米のヒノヒカリ米の稲刈りとダイコンの植付けと播種、休憩所周りの機械による草刈ほかを行いました。
 この時期の楽しみである稲刈りを行いました。前回の活動日に水田内の排水処置をしておきましたが、少し雨水を含んだ足元でした。また、夏場の草取りを怠ったことで繁茂した水草を踏んでの稲刈りとなりました。4種類ごとに区分けをして、田植えを行っていましたが、稲苗が一部混合したようで、稲穂の色や特徴、芒の有無や色で判断して、刈り取りを行いました。結束は麻紐を準備していましたが、会員が用意した稲わらで昔ながらの手での結束を行いました。稲架づくりは準備していた竹を刈り取った跡に組み立てました。今までの経験で慣れていたこともあり、結束も手順よく行うことが出来ました。稲架掛けは晴天が続いていたことで、衣服が濡れることも無く完了しました。今年の稲の生育は悪く、茎立ち数や穂数が意外と少なく、収穫量も期待できないと思われます。また、緑米の生育が少し遅れていることから、1週間遅れの31日(土)に臨時活動日として行うことにしました。
 

畑では9月の自主活動日に播種し、発芽していたダイコンの幼芽が鳥害で全滅したことで、播種時期を考慮して、プランターでの苗作りを行い、植付けを行いました。ダイコンは畑に種子播種が原則ですが、双葉の段階での移植苗がどう生育して、ダイコンらしい形になるかを見守りたいと思います。植付けに際しては施肥後 に耕転、敷き均しを行い、防草、保温対策で地表に黒ビニールを張り、カッターナイフで切り開き、1ヶ所に数芽を植付けました。これから生育にともない間引きを行います。また、鳥害や虫害対策で割り竹を畝の上に円弧状に組み、透明ビニールで被い、風で飛ばないように固定をしました。
黒米の稲刈り
ヒノヒカリ米の稲刈りと結束
休憩所周りの機械草刈も行いました。繁茂した雑草の草刈は欠かすことの出来ない、里山活動には必要なことです。これからも、時間があれば事故のないように注意して行っていきます。
昼食は3種のおにぎりに赤だし豚汁、ダイコンの漬物、デザートは梨でした。おにぎりは白ご飯、ジャコ入り、シソ入りの3種でした。赤だし豚汁は豚肉、 豆腐、小芋、ダイコン、ゴボウ、ハクサイ、コンニャク、白ネギにきざみネギ添えでした。具も多く、赤味噌の味が旨みを出していました。

活動終了後の一休みには会員 手作りの柿ジャムの差し入れがあり、クラッカーに塗っていただきました。甘味が適度で大変好評でした。
今回は3人の子供の参加がありました。大人とともの自然農体験は貴重なものになったでしょう。


11月活動作業予定

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
11月14日(土)は脱穀と籾摺り、畑の手入れ、畦路沿いの機械草刈、竹の伐採、廃棄材の整理、道具の整理ほかを行います。里山活動のいい時節になりました。いい汗を掻きましょう。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


10月24日活動記録写真
子供たちも鎌を上手に使いました
ダイコン苗の植付けと種子の播種
昼食(赤だしの豚汁が旨いなー)
参加者の記念写真

第55回(その2)「鹿背山倶楽部活動」参加者

明来、和泉夫妻、児嶋、菅野、高、長尾晴、橋場、藤原姉妹(芽生、瑞生)、宮園伸、垣見、前田良、新村、 岩元、大坪、加藤、瀬渡、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第66号 平成21年10月15日)

~清々しい秋空のもとで里山活動をする~

倒竹木の後始末とサツマイモ掘り、畦路の草刈ほかをする


里山に降りてきたアキアカネが舞う中で第55回「鹿背山倶楽部活動」が10月10日(土)に21名の参加で行なわれました。台風18号による倒竹木の後始末とサツマイモの収穫、繁茂した雑草の機械草刈、小川の泥上げと草刈ほかを行いました。

台風18号の来襲で里山のアラカシや竹が通路側に倒れ、稲の一部も倒れる被害を受けましたが、大きな被害にはなりませんでした。休憩所前の水田に向かう通路沿いのアラカシが根元部から倒れていました。このアラカシは傾斜地に株立ち状で生育しており、直径約15cmの主木が根元部で腐朽していたことで、風にあおられ倒れたようです。アラカシは生長が遅く材質が硬いことから、チェーンソーで切り集積場に運びました。倒竹も伐採し、利用できる竹は、稲刈り後の自然乾燥の稲架用に枝払いを行いました。

水田の稲は緑米の実りが少し遅れていますが黒米、赤米、うるち米は稲穂が大きく垂れ下がっています。また、台風の影響で水田に水が溜まっているために水切りの排水溝づくり、止水処置を行いました。10月24日の自主活動日に稲刈りを行う予定です。楽しみにしてください。周辺の草刈も行いました。

畑ではサツマイモの収穫を行いました。植付け場所を変えたことで良の収穫でした。昼食時に芋ご飯の食材としました。 小麦の播種も行いました。2畝を耕転整備し、2条筋蒔きで土を軽く被覆しました。

昼食は海老トマト風味煮、ごま塩ふりかけ芋ご飯、 豆腐のすまし汁、デザートはリンゴとオレンジでした。海老トマト風味煮は海老にタマネギ、シメジ、ネギを トマトで味付けした辛味を抑えたチリソースでした。

 芋ご飯は収穫した細めの芋の輪切り入りでしたが甘味もあり、美味しくいただきました。豆腐すましは豆腐とシメジ、ネギ入りでした。快晴の清々しい秋空の下での食事は実りの秋を満喫することが出来ました。
 小川沿いの整理と清掃も行いました。休憩所から駐車場前付近まで雑草や竹笹が流れを隠していました。小川内のゴミや泥を取り除き、斜めになった竹を伐採しました。小さな水落ち部の水音が聞こえるようになりました。この付近はショウジョバカマが生育しており、可憐な桃色の花が咲く来年の早春が楽しみです。泥上げは雑草の根が絡まり一苦労でした。次回の活動日にも引き続き行います。サワガニやアブラハヤの観察も容易になるでしょう。
小川斜面部の除草と清掃

三角屋根の休憩所(小さい方)の雨除けのシート張りの仕掛けも行いました。これでしばらくは安心して雨除けや日除け、休憩が出来ます。

山栗の収穫も出来ましたが、小ぶりのものが多く、家族への土産として希望する参加者に配布しました。 ビオトープ池の中の雑草取りも行いましたが、池底に泥が堆積しており、冬季に水抜きをします。

第56回「鹿背山倶楽部活動」は11月14日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
緑米の稲刈り(予定)、畑の手入れと除草、機械草刈、道具の整理、竹の伐採ほかを行います。秋空のもとで楽しく、いい汗をかきましょう。


10月活動作業予定

10月24日(土)は稲刈りと稲架掛け、畑の手入れ、畦路沿いほかの機械草刈、放棄材の整理、道具の整頓ほかを行います。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


10月10日活動記録写真
倒木アラカシの切断
伐採竹や雑草の後始末
小麦の2条筋蒔き
サツマイモの収穫
小川の除草と泥上げ
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

アキアカネ
トンボ科 代表的なアカトンボ。夏に見かけるナツアカネはひと回り小さい。夏季は山の上で過ごし、秋に群れて里山に降りてきて集団産卵する。動くと体温が上昇するために暑さに弱く、日中の気温が20~25℃の場を求めて移動する。羽化後の未成熟固体は淡い黄茶色である。


第55回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、高、高以良夫妻、長尾晴、西田、橋場、松尾、山村、大森、垣見、広瀬、前田良、大坪、加藤、橋本恒、藤原、吉田則、長尾でした。



(第65-2号 平成21年9月30日)

残暑の暑さを感じての里山活動となる

畦路周辺の草刈と畑の手入れほかをする

柿の実が色づき始めた中で第54回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が9月26日(土)に15名の参加で行なわれました。繁茂した雑草の機械刈りと畑の除草や手入れ、里山林の下草刈りほかを行いました。
 残暑が厳しい中での活動日でした。この時期は繁茂した雑草との戦いです。今回も刈り払い機を4機使い、畦路や作業ヤード周辺、未使用地を主に行いました。会員が慣れて来たことで効率よく出来ましたが怪我のないように注意をして行いました。次回も行う予定です。
 水田の周りに前回の活動で防護柵を設置したことで、今のところ、獣被害はありません。稲の生育は赤米、黒米、ヒノヒカリ米は穂の頭が垂れる状態です。緑米は稲穂が黒紫色を呈していますが、稲花が咲いているのが現状で、実りは少し遅くなるようです。
 畑も雑草が多く、手作業で除草しました。ダイコンの幼葉は鳥被害にあったのか、葉のほとんどが無くなっていました。周辺を除草し、潅水と施肥をして様子を見ることにしました。苗を購入して植え付けたいと思います。落花生も葉が無くなっているものが多く、一部を収穫しましたが、実の数も少なく「不作」です。次回に全てを収穫します。サツマイモの試し掘りをしました。畑を変えたことで上出来です。10月の定期活動日に収穫します。楽しみにしてください。

 三角屋根の休憩所の雨除けのシート張り作業も行いました。屋根伏せとしていたシートや竹材を撤去したために 単管で組まれた骨組みだけとなっています。単管の組み換えを行い、簡単に雨除けが掛けられる構造になるようにします。 次回に具体的な作業を行いたいと思います。スチール物置きの移設の準備として、収納物の一部の移設も行いました。 出来るだけ使用する道具は現地に置くようにします。
 里山林の下草刈りと伐採竹の整理を行いました。畦路沿いに笹や雑草が多く、廃棄材もあり、有害動物との棲み分けにも必要な作業です。
ダイコン畑での除草と潅水

 昼食は白米飯に豚肉の生姜煮、きざみキャベツ、収穫したシイタケとタマネギ、ゴーヤ、ピーマン炒めとチヂミでした。米飯は少し柔らかめでしたが、久しぶりでした。チヂミはイカに細めのネギ、ニンジン、タマネギの鉄板焼きで青のり添えでした。今回は松尾さんと娘さんの料理で、肉とたっぷりな野菜、チヂミで体に良い組み合わせメニューの美味しい食事でした。デザートは差し入れの地元の柿でした。


次回活動作業予定

10月10日(土)は畦路周辺や未使用地の草刈、畑の手入れとサツマイモの収穫、水田の除草、廃棄材の整理、道具の整理ほかを行います。里山活動のいい時節になりました。いい汗を掻きましょう。多くの方の参加をお願いします。(サツマイモ掘りです。子供さんの参加大歓迎です。)

9月26日活動記録写真
畦路周辺の機械草刈
三角休憩所の雨除けシート掛けの骨組み
里山林の下草刈り
参加者の記念写真
(陽のかげりが早くなった西日を受けて)

第54回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、松尾、松尾あずさ(松尾さんの娘さん)、宮園伸、垣見、新村、加藤、中川、橋本恒、長尾でした。



(第65号 平成21年9月17日)

~秋の気配を感じて里山活動をする~

水田周りの防護柵の設置と炭焼き窯の補修ほかをする

稲穂の頭が下げ始めた中で第54回「鹿背山倶楽部活動」が9月13日(日)に15名の参加で行なわれました。獣被害防護柵の設置、炭焼き窯の補修、畑での野菜植え付けの整備と除草、畦路周辺の機械草刈ほかを行いました。今回は12日(土)が雨の天気予報であったことで活動日を翌日に変更して行いました。
 休憩所の屋根部の仕掛け作業を行いました。建築基準法に抵触するとの指摘で継続性の屋根部の設置が出来ないために、活動日に雨除けと日除けの目的で屋根としてのシート張りをするものです。頂部に滑車を取り付けて、ロープを引くことでシートを吊り上げる構造です。頂部に3個の滑車を取り付けましたが、高さが約4mあるために、手製のハシゴを作り、事故のないように気をつけて行いました。
 稲の実りと共にイノシシと思われる獣被害があり、一部の稲が倒伏していました。昨年同様に水田の周りに防護柵の設置を行いました。雑草が柵に沿って繁茂しています。機械草刈を行い、竹杭の腐朽しているものや欠損箇所の確認をして、杭打ちを行いました。防護網は昨年まで使用していて保管していたものを運び、設置しました。手馴れていたこともあり、容易に作業ができました。これで、獣被害にあうことはないでしょう。今年の稲の生育は少し遅れているようですが、収穫が楽しみです。
 畑では野菜植え付けの準備と繁茂していた雑草の除草を行いました。かつて同志社から頂き、昨年の収穫を種子保存しておき植え付けたトウモロコシの、収穫も行いました。黒紫色した小型のトウモロコシで、もちもちした感触でした。発芽したダイコンの間引きも行いました。

  昼食は焼きそばに野菜サラダ。デザートは梨と旬のはしりの柿でした。焼きそばは豚肉にイカ、キャベツ、タマネギ、シイタケ、ピーマン、ニンジンでした。秋空の里山の木陰での食事は格別です。シェフの腕はもちろん、大きな鉄板で強火での焼き上げた料理はうまい。疲れた体の胃袋も大満足だったでしょう。野菜サラダは畑で間引いたダイコン葉に梨の薄切り、ミョウガのドレッシング和えでした。
 炭焼き窯の補修を行いました。焚口の反対側を取り壊し、窯の状態を確認して、窯全体を粘土で塗り直し、補修をしました。焼いていた竹炭を取り出しました。未竹炭もありましたが出来は良でした。
水田周りの防護柵の設置

活動域全体に雑草が繁茂しています。草刈機を総動員して行いました。しばらくは雑草との戦いです。水田横の畦路に倒竹が数本あり、路を塞いでいたために、撤去作業を行いました。

第55回「鹿背山倶楽部活動」は10月10日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
畑での野菜の植え付け、サツマイモ掘り、水田の雑草取り、畦路沿いほかの機械草刈、道具の整理ほかを行います。秋空のもとで楽しく、いい汗をかきましょう 。


9月活動作業予定

9月26日(土)は畑での野菜の植え付け準備、水田の雑草取り、畦路沿いほかの機械草刈、放棄材の整理、ビオトープ池の整備、道具の整頓ほかを行います。 多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


9月13日活動記録写真
水田周りの防護柵設置の竹杭打ち
畑での雑草の刈り取りとトウモロコシの収穫
炭焼き窯の粘土による手直しと補修
水田横の雑草の機械草刈り
畑横斜面での雑草の手刈り
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

オニヤンマ
オニヤンマ科 体長は約10cmで日本産のトンボで最大種。胴体が黄色と黒色の縞模様をしている。名前の由来は恐ろしい顔つきとトラ柄で鬼を連想させることによる 。


第54回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、橋場、橋本夫妻、宮園伸、山村、垣見、大坪、加藤、橋本恒、吉田則、長尾でした。



(第64号 平成21年8月14日)

~照りつく太陽の暑さに耐えての活動となる~

建築基準法に基づく休憩所ほかの改修作業をする

立秋が過ぎたとはいえ、猛暑の下で第53回「鹿背山倶楽部活動」が8月8日(土)に19名の参加で行なわれました。活動施設の拠点であった休憩所や物置が法に抵触しているとの指摘から、屋根部や壁部の撤去と移設の作業を行いました。また、繁茂した畦路周辺の草刈りも行いました。
 楽しみにしていた新しい休憩小屋も屋根整備をする段階でしたが、活動している地域の土地利用用途(第1種住宅専用地区)指定に伴う建築基準法に違反する旨の指摘があり、既存の三角休憩所や物置も抵触することから、改修、撤去作業を行うことにしました。
 活動前に改修、撤去に至る経緯が会長から、また、今後の倶楽部活動の基本となる諸課題について機構から説明があり、意見交換を行いました。抵触事項については異議が無く、逐次作業を行うことにしました。
 新しい休憩小屋については床部を残して、柱と屋根部の撤去を行いました。これからは大きな縁台として、活動の中で有効に利用していくつもりです。撤去材は土留め材や物入れの加工材として使用します。
 既設の三角休憩所は雨除けとしてのビニールシート張りでしたが、撤去することにしました。活動日には簡単に設置できるように、工夫したいと思います。 地元の方から譲りうけた農具や廃材として処分される予定であったものを頂いたテーブルや長ベンチ、椅子など使用するものは残して、ビニールシートほかを被せて、保管管理していくことにしました。
  

スチール製物置きは学研本部敷地内に移設すること にしました。刈り払い機やチェーンソー、混合油については移設したスチール製物置き内に収納し、必要時に現地に運ぶことにしました。スコップや鋤、小道具ほかは現地で保管出来るようにしたいと思います。
 竹物置については解体撤去します。屋根と壁部の竹材は処分し、骨格の単管は解体し、転用します。炭焼小屋は現状保存とします。里山活動には欠かすことのできないものであり、里山景観構成の大きな要素でもあることから、補修も行う予定です。
三角小屋内を整理、シートの撤去作業

昼食は冷やし素麺に鶏肉の甘煮付け、レタスとキュウリ、黄色トマト、カイワレほかの野菜サラダでした。

第54回「鹿背山倶楽部活動」は9月12日(土)です。

現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30。通常の活動時間に戻ります)。
畦路周辺ほかの草刈り、水田の除草、畑の手入れ、 竹の伐採、ビオトープ池の整備、備品の整理ほかを行います。夏の疲れが出るころになりますので、体調に気をつけて参加してください。

《お願い事項》現地集合手段は駐車場が整備されていることから、各自の責任で集合してください。 現地での保管量や後片付け作業を軽減するために、昼食時の食器やコップ、活動の小物(ノコギリや剪定バサミ、軍手ほか)は個人で準備するようにしてください。


8月活動作業予定

8月22日(土)は施設の改修と解体、畦路周辺の草刈りほかを行います。暦の上では立秋が過ぎても、残暑が続きます。体調に気をつけて参加してください。(9:00集合。夏時間で活動します)


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


8月8日活動記録写真
三角小屋(小)の竹格子を撤去
撤去した竹や不用品の焼却
新しい休憩小屋の屋根骨格材の解体
新しい休憩小屋の壁骨格材の解体
木陰での昼食の準備
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

キアゲハ
アゲハチョウ科 7cmほどの色鮮やかな大型の蝶。明るい黄と黒の模様に羽の後部にブルーと橙がアクセントになっている。明るく開けた場所を好み、力強く優雅に羽ばたく。アザミ、ツツジ、ユリに吸密する。夏季は黄色が退色し、白っぽく見える。


第53回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、大岩、杵島、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、前田敏、垣見、前田良、大坪、加藤、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第63-2号 平成21年7月30日)

陽ざしが強く、蒸し暑い中で活動をする

小屋竹材の加工と広場周辺の機械草刈りほかをする

梅雨明け前の暑さの中で第52回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が7月25日(土)に20名の参加で行なわれました。新しい小屋の竹材の半割り作業と小屋前広場周りの機械草刈り、畑の手作業による除草、竹の伐採ほかを行いました。
 新しい小屋の屋根材や壁材に使用する竹材(モウソウチク)の加工作業を行いました。約15cmの竹材 の半割り作業です。鉈を小口にあてて、重みのある金槌で叩いて半割ることにしましたが、モウソウチクは厚みもあり、節部も簡単に割れてくれません。また、素直に割れる竹ばかりではないようで、偏った割れ方をするものもありました。割った後に1本づつ、組み合わせが可能なように加工補正しました。次回の活動でも半割り作業を行い、必要本数を確保したいと思います。
 雑草も繁茂しています。この時期の恒例の機械草刈り行いました。前回は刈り払い機の替刃が無かったことで、中途半端になっていました。休憩所周辺や畦の刈り取りを行いましたが急斜面の所もあり、事故のないように、足元に注意して行いました。有害動物との棲み分けには欠かすことの出来ない 作業です。
 畑も雑草が繁茂しています。落花生とサツマイモ周りの草取りを手作業で行いました。残念ながらトウモロコシは鳥害で収穫は出来ませんでした。シシトウ、ミニトマトが収穫できました。

 竹の伐採も行いましたが、新竹が無数に繁茂し、雑草や蔓植物が絡みついて、刈り取りも一苦労でした。
 昼食は冷やしそうめんにゴーヤチャンプル、サラダでした。そうめんの薬味はネギ、ショウガ、ミョウガ、アオジソと多種混ぜ合わせでした。ゴーヤチャンプルは豚肉、ゴーヤ、豆腐、ピーマンにかつお節掛けで、サラダはタコ、キュウリ、シシトウ、バジルのマヨネーズ和えに2種のミニトマト添えでした。暑さで食欲が減退する時期にうれしいメニューの食事でした。
竹材の半割り作業(その1)

 今回も活動は午前で終了。大変暑い、ハードな活動の1日でした。参加された皆様ご苦労さまでした。


次回活動作業予定

8月8日(土)は休憩小屋の整備、畦路周辺の機械草刈り、畑の手入れ、水田の除草ほかを行います。暑い時期です。体調に気をつけて、参加してください。

活動時間は「夏時間」とします。AM9:00~12:00です。集合時間は1時間早くなります


7月25日活動記録写真
竹材の半割り作業(その2)
寸法切して運んできた竹材の降ろし
サツマイモ畑の手作業の草取り
繁茂した雑草の機械草刈り
絡みついた蔓や草も竹とともに伐採
参加者の記念写真

第52回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋本夫妻、橋場、松尾、宮園伸、垣見、岩元、大坪、加藤、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第63号 平成21年7月16日)

~梅雨明け前の湿度の高い中での活動となる~

新しい小屋の竹材切り出しと畑での除草ほかをする

蒸し暑さを肌で感じる中で第52回「鹿背山倶楽部活動」が7月11日(土)に22名の参加で行なわれました。新しい小屋の竹材の切り出しと運搬、繁茂した畑での手作業による除草、畦と小屋周辺の草刈り、ビオトープ池の整備ほかを行いました。
 新しい小屋の骨格は立ち上がりました。木津開発地区には竹(モウソウチク)が繁茂しており、造成によ り発生する伐採竹を屋根材や壁面材ほかに利活用することにしました。屋根葺き材は竹を半割りにして、組み合わせる工法を採用することから、同じような形状寸法の竹を選び、切り出しを行いました。約2m材ですが 径約15cmのモウソウチクは重い。トラックへの積み込み、降ろしも暑い中で一苦労でした。竹を半割りにし、節部の内部を削りとる作業をして使用します。
 畑では作物以上に雑草が元気に繁茂しています。手作業で除草を行いました。トウモロコシは結実してきていますが、一部鳥害の被害を受けていました。ミニトマトとキュウリは収穫ができ、昼食の食材として利用し、参加者で味わいました。サツマイモ畑も除草を行い、周りに防護柵の設置を行いました。モグラの孔が多く見つかっていることからモグラ食害対策もこれから考えたいと思います。
 畦沿いの機械草刈も行いましたが、刈り払機の刃の切れ味が悪く効率は悪かったようで、作業は進みませんでした。ボーイスカウトの人たちが早朝から水田横の畦路沿いの機械草刈の活動をしていただきました。ご苦労さまでした。

ビオトープ池内に藻が多く発生していたことから、除去作業を行いました。ガマも穂を付けており、ハスも一面に葉が拡がり、ピンク色の花のつぼみを多くつけています。もうすぐ開花するでしょう。

昼食はカレーライスに野菜サラダ、デザートはグレ ープフルーツでした。カレーライスは鶏肉と収穫して 保存していたジャガイモ、タマネギとナスで、辛さを 少し抑えた味でした。
野菜サラダは薄切りハムに採れ たてのミニトマトマト、キューリの酢の物、煮カボチ ャ、レタス添えでした。今回は午後からの活動が無い ことで、ゆっくりと涼しい木陰での昼食と談笑を楽しみました。
新しい小屋屋根材(モウソウチク)の降ろし

 参加された皆様、ご苦労さまでした。自然の緑濃い里山ですが、7月と8月は暑い中での活動となります。日ごろの健康管理に注意されて、元気に参加してください。

第53回「鹿背山倶楽部活動」は8月8日(土)です。


現地集合は9:00です( 学研本部集合は8:30とします)。
畦路周辺ほかの草刈り、水田の除草、夏野菜の手入れ、休憩小屋の整備、竹の伐採、ビオトープ池の整備ほかを行います。これからは暑くなりますので、7月と8月は夏時間(AM9:00~12:00)で活動します。昼食後は自由活動とします。集合時間が1時間早くなります。体調に気をつけて参加してください。が1時間早くなります。昼食後は自由活動とします。


7月活動作業予定

7月25日(土)は畦路周辺の草刈り、畑の除草と夏野菜の手入れほかを行います。 活動時間は夏時間(AM9:00~12:00)とします。昼食後は自由活動とします。 暑くなりますので、体調に気をつけて参加してください。(なお、集合時間が1時間早くなります。)


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


7月11日活動記録写真
休憩所前広場の除草
ビオトープ池の藻の除去
サツマイモ畑の手作業の草取り
サツマイモ畑周りに防護柵を設置
繁茂した新しい竹の伐採
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ウワミズザクラ
バラ科 山野に自生する落葉高木。花は小枝の先に総状花序状につける。果実は7~8月に6~7mmの黒紫橙色の実を総状につける。葉は互生で先が尖る楕円形である。


第52回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、大岩、杵島、児嶋、関、高以良夫妻、西田、橋場、橋本、宮園伸、岩元、垣見、広瀬、前田良、大坪、加藤、中川、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第62-2号 平成21年7月2日)

~梅雨の晴れ間、暑さの下での里山活動となる~

田植えと畑の除草、進入路周りの草刈りをする

カエルの鳴き声を耳にして、第51回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が6月27日(土)に22名の参加で行なわれました。今年第2回目の田植えと繁茂した畑の除草、進入路沿いの雑草の機械刈りを行いました。
 降雨が心配されましたが、晴天の暑い中で田植えを行いました。前回同様に、まずは除草と代かきです。水量が少なく、土が固くて雑草が多く繁茂していたために、予想外に時間がかかりました。手作業で行っていましたが、途中から耕運機を使用して、耕転した後に草取りをして、代かき作業を行うことにしました (水田に水漏れ箇所があるようで水張り状況が悪く、今後、様子を見守りたいと思います)。
 今回は約20cmに伸びたヒノヒカリ米と緑米の稲苗を稲床から取り、水田に散在させて田植えを行いました。慣れて来たことでもあり、スムーズに行うことが出来ました。前回(13日)田植えをした赤米と黒米は根付いて、順調に生育しているようです。水田内の雑草の生育が早く、機会あるごとに除草をしたいと思います。
 畑では繁茂した雑草を手作業により、除草を行いました。トウモロコシ、ナスビ、ミニトマト、シシトウ、エダマメ、ゴーヤ、サツマイモも順調に生育しています。これからは鳥害や病虫害、日焼け対策を行い、収穫を楽しみにしたいと思います。また、自然乾燥させていた小麦の穂先摘みも行いました。

進入路沿いの雑草機械刈りを行いました。この時期は雑草との戦いが続きます。安全に行いたいと思います。
 昼食は冷やしうどんに手羽先、イカ、ピーマンの炭火焼き、タコとキュウリ、畑で採れたミニトマトのサラダ、ジャコとシソのみじん切入りおにぎりでした。毎回多彩なメニューの食事で、疲れた体には癒しの効果が大きく、活動参加への楽しみになっているようです。また、野外食事づくりの道具も、様々なところからの情報を得て、譲り受けたものが多くなりました。大切に使用していきたいと思います
水田の雑草取り(奥が機械による耕転作業)

 今回は大変暑い、ハードな活動の1日でした。参加された皆様ご苦労さまでした。


次回活動作業予定


7月11日(土)は休憩小屋の整備、畑と水田での除草作業、畦路や活動スペースの機械草刈り、ビオトープ池の整備ほかを行いたいと思います。体調に気をつけて、参加してください。

活動時間は「夏時間」とします。AM9:00~12:00です。集合時間は1時間早くなります


6月27日活動記録写真
均しトンボやレーキでの代かき作業
ヒノヒカリ米の田植え
木陰での多彩なメニューの楽しい昼食
自然乾燥させた小麦の穂先刈り
進入路沿いの機械雑草刈り
参加者の記念写真

第51回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高、福嶋、橋本夫妻、橋場、松尾、垣見、前田良、岩元、大坪、加藤、中川、橋本恒、山村達、山村洸、藤原、長尾でした。



(第62号 平成21年6月18日)

~梅雨の晴れ間で農活動を楽しむ~

田植えとジャガイモ、タマネギほかの収穫をする

ツバメが飛び交い、薄日が差す中で第51回「鹿背山倶楽部活動」が6月13日(土)に29名の参加で行なわれました。田植えとジャガイモ、タマネギ、小麦の収穫とサツマイモ苗の植付けほかを行いました。
 農活動の中で楽しみにしている田植え(今年第1回目)を行いました。梅雨入り宣言後の小雨のために田の水量が少なめでしたが、まず除草と代かきを行いました。水田一面に繁茂した雑草取りを手作業で行い、その後レーキや手製のトンボ器具、鋤で代かき作業を行いました。手馴れたこともあり、予定通り午前中で終了することができました。
 畑ではジャガイモ、タマネギ、小麦の収穫を行いました。ジャガイモは少し早い目で、ゴルフボールより大きめのものが、 タマネギは野球ボールより小さめのものが多く収穫できました。小麦は刈り取り、稲架掛けを行いました。2週間ほど自然乾燥させ、 手作業で脱穀と籾摺りを行いたいと思います。サツマイモの苗150本の植付けを行いました。新しい畑で溝を掘り、イモ苗を横にして置き、 土を被せて乾燥対策や雑草防止の稲わらを敷き詰め、潅水しました。

昼食は焼きうどんに豚肉とモヤシの重ね蒸し、青ジソの微塵切り添えレタス、トマト、キュウリ。デザートはネーブルオレンジ、差し入れのアイスキャンデーでした。野外でのメニューとしては盛りだくさん。暑くなって来たことで、通路沿いの木陰での食事です。
 流れ沿いで、自然の緑を目にして、風のささやきやウグイスの囀りを耳にしながらの食事。風通りがよい場所は汗を掻いた後の火照った体に、爽快さと癒しの一時を与えてくれました。
 午後は、まず田植え用の稲苗取りを行いました。苗床で育った約15cmの赤米と黒米の苗を30芽ほどごとに取り上げて、根洗いをせずに水田に運びました。
一列に並んでの古代米赤米の田植え

 今年は籾を密に播種したことで取り上げは塊として容易に採取することができました。水田の中に稲苗を点在させ、田植えの開始です。横に1列に並び、渡した糸を目印に稲苗を数本づつ植え付けました。温んだ水の水田の感触は快く、日ごろの喧騒を忘れての時間が持てたようです。初めての参加者や小学生もいて、教わりながらの楽しい体験でした。
 今回は古代米の赤米と黒米の田植えを行いましたが、6月の自主活動日(27日)には緑米とヒノヒカリ米の田植えを行う予定です。初めての人も大歓迎です。知り合いの方にも声をかけて、多くの人の参加をお願いします。
 ビオトープ池にレンコンの苗を植付けました。ハスの花と収穫が楽しめます。また、繁茂した畦路沿いの雑草刈りも行いました。楽しい中にも疲れた1日でした。参加された皆様ご苦労さまでした。

第52回「鹿背山倶楽部活動」は7月11日(土)です。


現地集合は9:00です( 学研本部集合は8:30とします)。
7月と8月は夏時間(AM9:00~12:00)で活動します。集合時間が1時間早くなります。昼食後は自由活動とします。
畦路周辺ほかの草刈り、水田の稲の手入れ、夏野菜の手入れ、休憩小屋の整備、竹の伐採、ビオトープ池の整備ほかを行います。これからは暑くなりますので、体調に気をつけて参加してください。


6月活動作業予定

6月27日(土)は第2回目の田植え、畦路周辺の草刈り、畑の除草と夏野菜の手入れほかを行います。活動時間等は通常どおりとします。体調に気をつけて参加してください。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


6月13日活動記録写真
手作業による水田の雑草取り
苗床からの稲苗の取り上げ
小麦の刈り取り
女性や小学生も楽しくジャガイモ掘り
新しい畑でのサツマイモ苗の植え付け
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

サワフタギ
ハイノキ科 落葉低木。樹皮は灰褐色で浅く縦に裂け目が出る。葉は互生で、4~8cmの楕円形で先端は短くとがる。 5~6月に雄しべの多い円錐花序の白い花を密につける。果実は卵形で藍色に熟す。木灰は媒染剤として用いられる。


第51回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、出田、杵島、児嶋、菅野、関、高、高以良夫妻、長尾晴、西田、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、 山村、垣見、新村、中川、広瀬、前田良、赤井夫妻、大坪、加藤、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第61-2号 平成21年5月29日)

~初夏の快さを感じる中での里山活動となる~

新しい畑の開墾と小屋の屋根部の設置ほかをする

アカメヤナギの綿毛が風に漂う中で第50回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が5月23日(土)に18名の参加で行なわれました。 未使用地を畑とする開墾作業や防護柵づくり、水田横の溝づくり、竹の伐採と処分、小屋の屋根部の設置作業ほかを行いました。

畑では、珍しい赤銅色の小ぶりの実をつけるトウモロコシの苗を植付けました。会員から提供してもらったもので、昨年収穫したものを日陰保存して、播種発芽させたものです。防護柵の設置作業も行いました。 竹杭を2~3mピッチで打ち込み、ビニールネット(リサイクル品)を取り付けました。タヌキほかによる被害は無くなるでしょう。新しい畑の開墾も行いました。来月の活動日にサツマイモ苗の植付けを予定して いますが、今年は場所を変えて、水田下の未使用地を利用することにしました。草刈りを行い、土を掘り起こし、耕運機で耕転しました。透水性の良い土でサツマイモの生育には適しているようです。

田植えの準備として、水田周りの排水溝掘りや畦を高くする作業を行いました。畦部が低くなっていたことで、水の流出防止対策です。また、田植えまでに土を柔らかくし、除草を行い、併せて、代かきを行いたいと思います。苗床の籾は2~5cmほどに発芽生育しています。黒米とうるち米は遅いようです。 竹の伐採と処分を行いました。随分明るくなってきました。淡竹のタケノコも多く収穫できるようになりました。伐採竹の竹材利用を考えて行きたいと思います。

新しい休憩小屋の屋根部の設置作業を行いました。切妻型の屋根部の骨格を二つ割りで作り、全員で持ち上げ、設置して、釘で固定しました。これから、屋根部や壁部を竹材で仕上げる予定です。

昼食はあんかけ焼きそばとおにぎり、スープでした。あんかけ焼きそばは焼いて焦げ目をつけた麺に豚肉、ハクサイ、モヤシ、淡竹のタケノコ、サヤエンドウの具にとろみを付けたあんをかけたものです。添え野菜として、差し入れのレタスとミニトマト、茹でオタフク豆でした。

組み立てた屋根部の骨格を持ち上げる

おにぎりは2種類で、前日から用意した赤飯のような豆入りと炊き立てのエンドウ豆入りおにぎりでした。 スープはワカメとタマネギ入りでした。毎回手の込んだ料理で、参加の楽しみの一つです。食育班に感謝です。


次回活動作業予定は6月13日(土)

田植え(水田の代かき)を主に行いますが、新しい休憩小屋の整備、竹の伐採、畑の手入れ、畦道周辺の草刈りほかも行う予定です。

5月23日活動記録写真
満足顔の記念写真
エンドウ豆とオタフク豆の収穫
畑周りの防護柵の竹杭打ち込み
サツマイモ畑の予定地の開墾と耕転
水田横の溝掘り
参加者の記念写真

第50回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

児嶋、杵島、菅野、関、高以良夫妻、西田、橋本夫妻、橋場、松尾、垣見、前田良、大坪、加藤、藤原、長尾でした。



(第61号 平成21年5月14日)

~初夏の陽ざしを浴びての里山活動となる~

あぜ路周辺の草刈と野菜の手入れ、竹の伐採ほかをする

 汗ばむ陽気の中で第50回「鹿背山倶楽部活動」が5月9日(土)に27名の参加で行なわれました。畦路や休憩所周辺の草刈り、水田の耕転、畑の除草と手入れ、休憩小屋の整備、竹の伐採ほかを行いました。
 暖かくなるに伴い、雑草が繁茂してきました。畦路や休憩所周辺の雑草を草刈機を使用して刈り取りました。活動スペースでは有害動物との接触を避けることが楽しく活動のできる条件になり、欠かすことの出来ない作業になります。これからは雑草の繁茂との戦いになります。注意して行いたいと思います。
 畑では手作業による除草を行いました。また、昨年利用していたところの耕転と畝づくりを行い、エダ豆の種子を播種しました。小麦やジャガイモ、オタフク豆、エンドウ豆は順調に生育しています。近々に収穫できると思います。小麦の刈り取り後の乾燥用の稲架づくりも竹材で作りました。前回植付けたトウガラシやナス、キュウリほかも順調に育っています。
 水田の播種した籾苗床は水量の調節が大切です。不織布を被せていますが、多量の雨水の流入で流れることがないように注意したいと思います。発芽はまだのようです。残っていた未耕転地を手作業で行いました。
 ソメイヨシノは新芽が出ています。しかし、植栽場所が水田廃棄地であることから、降雨後に排水不良で植え穴に水が溜まる状況でした。桜は水はけの良いところを好みます。排水施設として、竹の筒と割り竹を埋設しました。これから生長状況を幹周りと写真で記録します。

 休憩小屋の整備は、屋根部の骨組みの加工の作業を行いました。寸分の狂いのないように、図面を検討しながら電動ノコギリでの加工です。長尺材がないことで、繋ぎの方法も一苦労しました。次回に屋根伏せ作業を行います。
 水田地に陽があたり易いように、水田横の竹を伐採しました。上部で蔓が絡まっていたので注意しての作業となりました。これからも伐採は続けます。
 昼食は冷やしうどんに焼肉、焼きタケノコ、ジャコとシソ入りおにぎり、キュウリとレタスにトマトの野菜サラダでデザートは甘ナツでした。暑いときの冷たい食事は最高です。
休憩所前の広場の繁茂した雑草の刈り取り

 鹿背山倶楽部の活動も5年が過ぎ、6年目になりました。活動内容も会員のさまざまな経験から、多様なものになってきました。古代米づくり、季節の野菜づくり、ビオトープ池の維持管理とモニタリング記録、竹の間伐と植樹による良好な里山の再生、竹炭づくり、タケノコや山柿の里山からの恵みの収穫と利用、活動を深める休憩小屋づくり、豊富なメニーの昼食、情報発信の整備ほか参加者には楽しく、満足できる活動になってきました。これからも、いろいろな提案に基づき、充実させていきたいと思います。

第51回「鹿背山倶楽部活動」は6月13日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
畦路ほかの草刈り、夏野菜の手入れ、代かきと田植えの準備、休憩小屋の整備、竹の伐採、ジャガイモと小麦ほかの収穫を行います。


5月活動作業予定

5月23日(土)は畦路周辺の草刈り、水田の畦づくりと田植えの準備、畑の除草と夏野菜の手入れ、休憩所小屋の整備、竹の伐採ほかを行います。暑い時期になります。体調に気をつけて、参加してください。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


5月9日活動記録写真
ジャガイモ畑の除草と手入れ
小麦の乾燥用の稲架づくり
昨年利用していた畑の耕運機による耕転
竹に絡まった蔓を取り除く
休憩小屋の屋根伏せ部の加工
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

シュレーゲルアオガエル
アオガエル科 背面は緑色、腹面は白色で暗褐色から鮮やかな緑色にまで変化する。 アマガエルと間違えられることが多いが、横顔に黒い斑紋がない。繁殖期は水辺で、非繁殖期は林内で生活する。 白い泡に包まれた中に黄色い卵を地面に掘った穴や草むらに産む。


第50回「鹿背山倶楽部活動」参加者

明来夫妻、和泉夫妻、大岩、杵島、児嶋、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、福嶋、松尾、宮園伸、山村 大森、垣見、新村、広瀬、前田良、大坪、加藤、橋本恒、藤原、長尾でした。



(第60-2号 平成21年5月6日)

~汗ばむ陽気の中で里山活動を楽しむ~

苗床づくりと籾蒔き、夏野菜の植付けほかをする

初夏を思わせる陽ざしの中で第49回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が5月2日(土)に16名の参加で行なわれました。4月の自主活動日が降り続く雨のために中止となったことで、振り替えの活動日として行いました。苗床づくりと籾蒔き、ゴーヤほかの夏野菜の植付け、池にレンコンの植付けほかを行いました。
苗床は過年の場所にしましたが、直接に水路から引き込みを行っていたことで水温が低く、籾の生育に影響があったと思われるために、水温を上げるエリアを設けました。苗床づくりは平鍬やレーキ、均しトンボを使い行いました。我々も随分なれてきた作業です。古代米(黒米、赤米、緑米)の籾は毎年購入していましたが、昨年収穫して保存しておいた籾を使用することにしました。籾を塩水に漬けて、沈んだ籾だけを選別し、乾燥させておいた籾と地元の方からいただいたヒノヒカリ米(うるち米)を手蒔きで均一になるように注意して行いました。蒔いた苗床に川砂を薄く敷き均し、保温や流れ、鳥害防止の不織布を被せました。1~2週間で発芽するでしょう。6月の中ごろに田植えを行う予定です。
夏野菜の植付けを行いました。トウガラシ、ミニかぼちゃ、ミニトマト、ナス、キュウリの苗の植付け、トウモロコシ、落花生、エダマメの種子の播種を行いました。 植付けと播種後は牛糞活性堆肥を施し、添え竹と結束を行ない、潅水しました。


今年は種類も多く、これからの維持管理が大変ですが、収穫が楽しみです。また、 新しく耕地の耕転作業も行いました。5月後半にはサツマイモの植付けを行いたいと思います。
池にレンコンの植付けを行いました。福井から取り寄せたもので、レンコンは煮物やキンピラ、てんぷらなど歯ごたえのある料理を楽し むことが出来ます。レンコンはまた、料理以外に肥満防止、胃腸病に効果があるとされています。初冬の収穫と料理が楽しみです。
涼しさを求めて木陰での昼食

昼食は冷やしうどんに巻きずしとお稲荷、サニーレタス、キュウリ、トマト、ゆで卵に会員提供のタマネギの野菜サラダ、デザートは季節のハッサクでした。 うまい料理に新緑の中での食事は最高に贅沢です

第50回「鹿背山倶楽部活動」は5月9日(土)です。


新しい休憩小屋の整備、水田の耕転、竹の伐採、畑での夏野菜の手入れ、畦道周辺の草刈りほかを行います。


5月2日活動記録写真
苗床づくりの泥掻き作業
均一になるように注意しての籾の手蒔き
籾蒔き後に籾押さえに川砂を敷き均す
不織布を被って作業は完了
夏野菜の植付け
参加者の記念写真

第49回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

大岩、菅野、関、高以良夫妻、西田、橋本夫妻、宮園伸、垣見、新村、大坪、加藤、瀬渡、藤原、長尾でした。



(第60号 平成21年4月20日)

~春の暖かさを感じての里山活動となる~

水田の天地返しと桜の植樹、排水路の整備ほかをする

快い春の陽ざしを受ける中で第49回「鹿背山倶楽部活動」が4月11日(土)に24名の参加で行なわれました。水田の天地返し、畑の手作業による除草と排水路の整備、休憩小屋の整備、ビオトープ池への導水管の手直し、桜の植樹ほかを行いました。
水田の天地返しは、耕転することで、土中にいる細菌や有害虫を陽にさらして死滅させたり、雑草の除去や防除、土を柔らかくするなどの目的で行われます。冬季に排水対策をしてきましたが、まだ水分を含み、耕運機での作業は容易ではありませんでした。田植えまでにもう1回行う予定です。
畑では手作業での除草を行いました。また、排水先を確保するために、埋設されていた透水官を掘り出し清掃して、泥だめを2箇所作り、排水路を整備しました。通路への雨水の流れ出しはなくなるでしょう。タマネギと小麦は順調に生育しています。
休憩小屋の整備は床部が出来たことで、壁部の立ち上げを行いました。平角材で四面の骨格を作り、一度に立ち上げ、床部に固定を行いました。屋根材敷設は次回に行います。
ビオトープ池への導水管が池近くで詰まり、水が溢れていたために取替えを行いました。太目の孟宗竹を 約10m切り出し、節を抜く作業を行い敷設しました。竹内が詰まることは、これからもあるでしょう。

昼食はアンチョビ風味スパゲッティと古代米おにぎり、大根の漬物とデザートはハッサクでした。スパゲッティはイカ塩辛で味付けしてタコ、ミズナ、カイワレ、スリゴマ、キザミノリでした。古代米おにぎりは昨年収穫した3種の古代米とヒノヒカリ米を1:3の割合で炊き上 げ、おにぎりにしたもので、会員が事前に自宅で準備したものでした。薄い紫色の中に黒米や赤米が散らばり、もっちりした舌ざわりでした。今が旬のタケノコをダッチオーブンで料理しました。採りたては「えぐみ」もなく、青空のもとでの食味は最高でした。デザートはハッサクで食べ易い大きさに三角切りされていました。料理班の心使いに感謝です。            
ソメイヨシノ桜の植栽

午後は休憩小屋の作業と水田での耕転、桜の植樹を行いました。休憩小屋の整備に伴い、桜の園をとの提案があり、花見のための場づくりです。桜はソメイヨシノで高さ約2mの4年ものを6本植栽しました。植付け場所を決めて植え穴を掘り、バーク堆肥と客土、現場土を混合して、少し埋め戻し、ふるい根の桜を置き、その上に混合土を埋め戻しました。支柱は淡竹を切り出し、3本支柱としました。植付けや支柱結束ほかは造園の経験者が指導しました。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種で鑑賞用に交配された桜で、世の中を明るくするため、戦後に多く植栽されました。自然の中での花見を楽しみにしましょう

第50回「鹿背山倶楽部活動」は5月9日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
田植えの準備の苗床づくり、籾の播種、夏野菜の植付け、休憩小屋の整備、ビオトープ池の整備、竹の伐採ほかを行います。


4月活動作業予定

4月25日(土)は水田の耕転、畑の除草と夏野菜の植付け、畦路の草刈り、竹の伐採ほかを行います。快い時節です。里山でいい汗をかきましょう。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


4月11日活動記録写真
畑からの排水の溝の整備
水田での耕運機による天地返し作業
休憩小屋の壁立ち上げ作業
快い春の陽ざしの中での昼食
導水管の竹の取替え作業
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

タンポポ
キク科 約400種ある。頭花は日がのぼると開き、日が沈むと閉じるので、西洋では「牧童の時計」の愛称がある。帰化植物セイヨウタンポポの生育環境は乾燥や踏圧に強く、アルカリ土壌に適することから、都市域で繁殖し、在来タンポポの生育の場が少なくなってきている。


第49回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、大岩、杵島、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、西田、橋場、橋本夫妻、福嶋、宮園伸、山村、 大森、垣見、広瀬、岩元、大坪、加藤、藤原、長尾でした。


(第59-2号 平成21年4月6日)

~穏やかな陽射しを受けての活動となる~

階段づくりと畑での植付け準備、除草他をする

鶯が鳴く快い春陽を受けて第48回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が3月28日(土)に11名の参加で行なわれました。竹林整備のための階段の整備と畑での夏野菜の植付け準備と除草、新しい休憩小屋づくり、水田周りの排水溝掘りほかを行いました。

休憩所前の竹の伐採を進めていますが、登り口部が未整備でした。登り降りが容易になるように階段の整備をしました。階段状に土工事を行い、竹材で土留めを兼ねた整備を行いましたが、竹を打ち込むのも、土中の竹の根や石のために、位置を変えたりして一苦労でした。これから楽になります。また、ビオトープ池沿いの路の排水をよくするために、路沿いの排水溝の整備を行いました。

畑では夏野菜の植付けの準備と除草を行いました。小麦やタマネギも順調に生育しています。前回植付けたジャガイモは少し葉が地上に出てきました。

竹材を利用して、階段の整備作業
参加者の記念写真

水田は排水溝の整備で水はけが良くなったようです。次回の活動日に天地返しの耕転を行いたいと思います。また水田を一枚増やす予定です。

新しい休憩小屋の立ち上げ部材の購入も行いましたが、止め具の検討をして次回以降に作業を行います。小屋の整備に併せて桜の園を造りたいと思います。4月11日(土)に山桜の植樹を行います。

昼食は焼肉と焼きそばでした。牛肉、豚肉、山芋、タマネギ、ナスビ、サツマイモ、キャベツに自家生産のシイタケでした。天気もよく、穏やかな陽射しの中での食事は贅沢なほど最高でした。


次回活動作業予定


4月11日(土)は新しい休憩小屋の整備、水田周りの溝掘り作業、竹の伐採、畑での夏野菜の植付け、山桜の植樹(5本)ほかを行います。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


第48回(その2)「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉蔚、和泉ミチ子、児嶋、菅野、橋本治、垣見、新村、前田良、大坪、加藤、長尾でした。

お知らせ

「よみがれ!!里山 鹿背山の里山再生活動のご紹介」(里山元気プロジェクト)が製作されました。鹿背山倶楽部活動の紹介も掲載されています。次回以降の活動日に参加された方に配布します。ご期待ください。 なお、この冊子はランドデザインの中村伸之さんが京都府地域力再生プロジェクトの支援で作成されました。



(第59号 平成21年3月23日)

~現地での里山活動は降り続く雨のため中止とする~

2008年度の総会と懇親会を開催する

第48回「鹿背山倶楽部活動」は、3月14日(土)に31名の参加で2008年度の総会と懇親会が行われました。午前中の活動は降り続く激しい雨のために中止となりました。

2008年度の総会は関西学研都市センター株式会社の会議室をお借りして開催しました。総会の成立条 件は会則で会員数の2/3以上の出席(委任状を含む)と定められています。出席者22名、委任状14名 で合計36名となり、会員数46名の2/3以上で成立しました。

議案は4件で第1号議案「2008年度活動報告と収支決算について」、第2号議案「2008年度監事 監査報告について」、第3号議案「2009年度の活動予定と予算計画(案)について」は役員会の提案どおり承認されました。


第4号議案「役員の選出について」 は立候補者がいなかったことから、議長提案で推薦(役員会で了解済み)を行い、承認されました。

2009年度の役員は会長が長尾輝治、副会長は橋本治郎、垣見究吾、幹事は和泉蔚、加藤育生、関進、高以良泰治、橋場義彦、橋本恒一、松尾匡、 前田良作、会計は藤原広志、会計監事は菅野伸也、大坪政美(いずれも敬称略)の14名です。よろしくお願いいたします。
大木さん、酒井さん、前田(良)さん、橋本さん
関さん、橋場さん、藤原さん
総会に引き続き、恒例となった懇親会を開催しました。会員のほかに活動に理解と協力をいただいている学研センターの方やこれからの活動希望者ほか30数名の参加がありました。料理はいずれも会員が協力して、買い入れや料理を行ないました。メニューは豊富です。カツオと紅シャケの刺身、前日から仕込んだおでん、会員手作りで差し入れのソーセージの燻製と厚揚げの燻製、牛肉とキャベツ、モヤシいりの焼きソバ、ばら寿司、ちくわやチーズ、キューリ、トマト、レタスの皿盛りほかでした。

アルコールの差し入れも多く、酔うほどに楽しく有意義な談笑の出来た約2時間の懇談会でした。 最後は替え歌で「鹿背山のワルツ」を全員で合唱し、新しい年度も楽しい活動になることを誓いました。



第49回「鹿背山倶楽部活動」は4月11日(土)です。


現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。 水田の天地返しと溝の整備、夏野菜苗の植付け、ビオトープ池の整備、苗木の植栽、休憩小屋の整備ほかを行ないます。


3月活動作業予定


3月28日(土)は新しい休憩所の整備、水田周りの溝掘り作業、伐採竹の処分、 畑の手入れほかを行います。多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


3月14日活動記録写真
松尾さん、関さん、加藤さん、橋本(治)さん
宮園(伸)さん、菅野さん、垣見さん
高以良さん、西田さん、広瀬さん
橋本(嘉)さん、中尾さん、松本さん、山崎さん
岩元さん、松本さん、山崎さん、大坪さん
加藤さん、酒井さん、橋本(恒)さん、児嶋さん
鹿背山一口メモ

セキレイ類
セキレイ科 キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイの3種がよく 観察される。キセキレイは長い尾を活発に振りながら、川岸を歩く。腹部が黄色である。生息域は小川や渓流。 セグロセキレイは腹部が白く、背中一体が黒い。濁った声で鳴く。生息域は中流域の礫川原。ハクセキレイ は顔部や翅の一部が白く、澄んだ声で鳴く。生息域は下流や海辺で3種は不明瞭ながら住み分けている。


第48回「鹿背山倶楽部活動」参加者

明来、児嶋、関、酒井、菅野、高、高以良夫妻、中尾、西田、橋場、橋本夫妻、宮園伸、松本、松尾、山村、杵島、垣見、広瀬、 安川、岩元、大木、大坪、加藤、瀬渡、橋本恒、前田良、山崎、藤原、長尾でした。



(第58号 平成21年2月19日)

~暖冬の汗ばむ中での里山活動となる~

水路の整備とガマ生息地の除草ほかをする

2月としては記録的な異常な暖かさの中で第47回「鹿背山倶楽部活動」が2月14日(土)に16名の参加で行なわれました。水路の溝掘りと泥上げ、伐採竹の運搬と焼却処分、ガマ生息地の枯れ草の除去、新しい休憩所の整備、通路の整備ほかを行いました。

水路に泥や枯れ葉が堆積し、水の流れが悪く、水田の中に一部は逆流していました。溝掘りをして流れを良くし、雨水を少なくして、天地返しを容易にしたいと思います。泥が深く、泥上げも一苦労でした。

ガマ生息地の雑草や枯れ草を除去しました。ビオトープ環境の整備です。浅めの水深での生き物の生息に対応できると思います。この2年ほどで多くの生き物を観察することが出来ました。これからも維持管理を継続して、モニタリングしていきます。新しい発見があるでしょう。

ビオトープ池内の浅いところには直径約10cmのカエルの卵塊が多く確認できました。また、メダカの地産種が泳ぐ姿も観ることが出来ました。暖かくなるにつれ、いろいろな生き物が観察できるでしょう。

畑ではタマネギが順調に生育しています。土寄せと除草作業をしました。小ぶりながら、水菜の収穫をしました。予定していたジャガイモ種芋の植付けは自主活動日の28日(土)に行なうことにしました。

昼食は焼きうどんとダイコンと手羽先の煮込み、デザートはバナナとコーヒーに橋本嘉子さん手作りの「バレ ンタインクッキーとチョコレート」でした。焼きうどんは鉄板焼きで、材料は豚肉、エノキダケ、キャベツ、ネギ、カリフラワー。味は塩味仕立てでした。屋外での焼きたては旨い。ダイコンと手羽先はよく煮込んであって柔らかく、ダイコンも味がよく浸み込んでいて、美味しくいただきました。

記録的な暖かい陽射しを受けて、里山での、のんびりと談笑しながらの食事は最高です。昼食のメニューが多彩になってきました。活動日の一つの楽しみです。
新しい休憩所の床板張りです

新しい休憩所の作業も行いました。床部の補強と床板張りを行いました。端部から継ぎ合わせて、長めのスクリューネジを電動工具で締めていきます。合わせ目をしっかりと固定しての作業は以外と難しく、2人で組んでの作業でした。電気は自家発電機を稼動させました。板材の余分な部分は固定後に切り落としました。
伐採竹が放置されていました。空き地に集積して、焼却処分としました。竹藪状態も整理が進み、明るく見通しが良くなり、竹林らしくなって来ました。3月中には実生から育てている雑木の苗を植栽したいと思います。
進入路の凹地の整備も行いました。雨が降れば水たまりが出来て、通行に支障がありました。これで、安心して通ることが出来ます。今回は暖かくて、気持ちの良い活動日でした。皆様ご苦労さまでした。

第48回「鹿背山倶楽部活動」は3月14日(土)です。


現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。午前中は通常どおり里山活動をして、午後からは「2008年度の総会と懇親会」を行います。 午後は飲酒運転のないように、公共交通機関の利用や徒歩にて参加してください。会場は関西学研センター㈱の2階会議室を借りて行います。詳細は後日連絡します。


2月活動作業予定

2月28日(土)は新しい休憩所の整備、水田周りの溝掘り作業、伐採竹の処分、ジャガイモ種芋の植付け、畑の手入れほかを行います。寒い時期ですが、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


2月14日活動記録写真
水田横の水路の溝掘りと泥上げ
飛び火に注意しての伐採竹の焼却処分
ガマ生息地の枯れ草の除去
順調に生育するタマネギの土寄せ
新しい休憩所前の土留め柵づくり
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

マンリョウ
ヤブコウジ科 照葉樹林帯に生育する小低木。葉には丸い鋸歯がある。冬場に赤い実を多くつける。同科にセンリョウ(千両)、タチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)がある。


第47回「鹿背山倶楽部活動」参加者

明来、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、山村、垣見、広瀬、大坪、加藤、橋本恒、前田良、長尾でした。


(第57-2号 平成21年1月29日)

~肌で冷たさを感じて、里山活動をする~

休憩小屋づくりと池の整備、廃棄竹の焼却ほかをする

晴天の底冷えする中で第46回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が1月24日(土)に15名の参加で行なわれました。新しい休憩所の床部づくり、ガマ生息地の枯れ草の除去、伐採竹の運搬と焼却、水田横の水 路の掘り起こしほかを行いました。

寒い1日でした。新しい休憩所づくりは床基礎部の根太組みの作業を行いました。完成していた土台材に 角材を電動ドライバーで取り付けました。止め具はスクリューネジを使用。土台材に並べた角材の側面から斜めに打ち込む難しい作業ですが、会員には多能者がいるもので、慣れた手つきで器用に行いました。

ガマ生息地では枯れた雑草の除去と水の流れの整備を行いました。初冬まで茂っていた雑草が枯れて水中 に沈んでいるのを根と共に除去しました。根が蔓延り、意外と重労働でした。ガマと共に小さな生き物が生息しているのを確認しています。暖かくなり、動き出してくる生き物との出会いが楽しみです。

水田の整備も行いました。水路に泥がたまり、浅くなったことで排水が悪く、水田の耕転や天地返しが難しくなっていました。 水田沿いの畦もイノシシに掘り返されて、補修が必要です。水路の泥上げと溝掘りや畦づくりを田植えまでに整備し、また、夏季の水抜きや草取り、稲刈りがし易いようにしたいと思います。

伐採竹を下へ運び、廃棄竹と共に焼却処分を行ないました。雨降りの日が多かったことで周辺は湿った状態ですが、飛び火にも注意しながら作業を行いました。

昼食はキムチ鍋でした。具材は豚肉、ハクサイ、ダイコン、モヤシ、ネギ、豆腐で生タマゴにつけていただき、仕上げは焼きソバ麺を入れてのキムチ風麺でした。冷えた体に暖かいキムチ料理は心も体も癒してくれました。また、休憩時にはおろし生姜を入れた熱い生姜湯で暖を取り、体力を取り戻すことが出来ました。毎回、工夫を凝らしての昼食。ありがとうございます。
休憩所の土台材への根太組み止めネジ作業

ほんとうに寒い活動日でしたが、参加された皆様ご苦労さまでした。インフルエンザの流行の報道が聞かれるようになってきました。体調に気をつけて、次回も元気に里山活動を楽しみましょう。

第47回「鹿背山倶楽部活動」は2月14日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
水田の整備、畑でのジャガイモ種芋 の植付け、ビオトープ池の整備、竹の伐採ほかを行ないます。風邪に気をつけて、参加してください。


1月24日活動記録写真
床基礎部の根太組み作業(全体)
伐採竹の運び
ガマ生息地の枯れ草の除去作業
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

アオゲラ
キツツキ科 背中が黄緑色のキツツキ。成鳥は約30cmで、腹部に白黒の横斑があり、雄は頭頂部が線状に赤く、あご部も赤いのが特徴である。日本列島の特産種で留鳥。丘陵地から山地のよく茂った常緑広葉樹林に生息する。


第46回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、橋場、松尾、山村、垣見、新村、前田良、大坪、加藤、橋本恒、長尾でした。


(第57号 平成21年1月16日)

~冬晴れのもとで、農始めをする~

恵比寿神社への初詣と麦踏みほかをする

あけましておめでとうございます。今年も鹿背山の里地でいい汗をかき、楽しく語り合いましょう。

寒さを肌で感じる晴天の下で第46回「鹿背山倶楽部活動」が1月10日(土)に17名の参加で行なわれました。恒例の恵比寿神社への初詣と廃材の焼却、畑の手入れ、ビオトープ池の整備ほかを行いました。昼食はお祝いの膳として、お雑煮をいただきました。

新年の挨拶の後、前日の雨のために泥るむ路に注意して、恵比寿神社への初詣をしました。今年も活動全般の安全と豊作を祈願しました。途中ではジョウビタキやエナガ、ヤマガラの野鳥の観察や鳴き声を聞き、フユイチゴの赤い実を楽しみながらの里山初歩きとなりました。

昨年の暮れに伐採した竹の焼却処分と水田として利用予定の放棄地に仮り置きをしていた竹廃材も併せて処分しました。雨のために火付けに苦労しましたが、飛び火に注意しての作業となりました。この場所は今年は畑として使用します。

畑では麦の施肥と麦踏みを行いました。エンドウ豆、オタフク豆、タマネギ、シュンギク、水菜も順調に生育しています。シイタケも収穫して雑煮の食材としました。

昼食は正月の農始めのお祝い膳として、お雑煮とちらし鮨でした。お雑煮は醤油味のすまし仕立てに黒米を精米して搗いた餅を焼き、ダイコン、ニンジン、シイタケ、ホウレンソウ、鶏肉、ブリの切り身添え。ちらし鮨はニンジン入りの酢飯に錦糸卵、海苔のキザミ、水菜、紅白蒲鉾の細切り、鶏肉のから揚げでした。焚き火を囲んでの食事は格別にうまい。
活動の安全と豊作を祈願しての恵比寿神社初詣

水田は周辺の畦が低いことで排水が悪く、稲刈りも泥るみに足を取られての作業でした。今後、水路を掘り起こしての修復と畦部を高くする整備が必要のようです。田植え前までに土の入れ替えも含めて、作業を行いたいと思います。

竹の伐採も進めています。水田周辺は随分明るくなりました。また、作業ヤードの北側の放棄水田地の伐採したモウソウチクを処分して、畑として使用する予定です。

ビオトープ池の整備はガマ生息地の水の流れを良くするために枯れ草の除去と泥上げを行いました。

私たちの活動も5回目の正月を迎えることが出来ました。農事に関する様々なことを地元の方たちに協力していただき、挑戦して、日本の農文化の良さを再発見し、多くの人たちと楽しみたいと思います。

第47回「鹿背山倶楽部活動」は2月14日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
水田の整備、畑でのジャガイモ種芋 の植付け、ビオトープ池の整備、竹の伐採ほかを行ないます。風邪に気をつけて、参加してください。


1月活動作業予定

1月24日(土)は新しい休憩小屋の整備、水田周りの溝掘り作業、伐採竹の処分、畑の手入れほかを行います。寒い時期ですが、多くの方の参加をお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


1月10日活動記録写真
麦の施肥と麦踏み(踏み済み)
ガマ生息地の枯れ草取りと流れの整備
竹廃材の焼却処分
焼却後の水を掛けての火の後始末
雑煮用の餅を焼く
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

エナガ
すずめ目エナガ科 林の中を機敏に動く、すずめより小さな野鳥。長い脚と短い翼、長い尾羽で移動しながら、小枝に逆さになって虫を探す。秋から冬にかけて小さな群れで移動する。チーチーチー、ジュリ、ジュルリと鳴く。愛称は体型から「スプーン」、「しゃもじ」。留鳥。


第46回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、児嶋、菅野、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、山村、垣見、広瀬、大坪、加藤、橋本恒、長尾でした。