(第56号 平成20年12月12日)

~穏やかな師走の里山で農を楽しむ~

恒例の餅つきと親睦の忘年会をする

穏やかな冬晴れのもとで第45回「鹿背山倶楽部活動」が12月13日(土)に30名の参加で行なわれました。恒例の餅つきと懇親を兼ねた忘年会を開催しました。東京から、この倶楽部の生みの親である都市再生機構本社勤務の中川雅永氏が参加されました。

晴天に恵まれ、恒例の餅つき大会を行いました。今年は前日から水に浸して準備した餅米約30kgを搗きました。購入した餅米(玄米で30kg)と里山で収穫した緑米(餅米)約3kg、黒米(餅米)約2kgを精米して使用しました。餅米の洗いは前日の夕方から会員が行いましたが、量が多く一苦労でした。

里山現地では早朝から大なべで湯を沸かし、石臼を洗い、暖めて準備しました。蒸しは蒸籠に餅米を中央を空けて入れ、4段重ねで、蒸し上がった餅米を臼に手際よく移し、捏ねを行い、搗きを行いました。一臼搗くのも大変です。日頃から力仕事の経験が少ないことで、途中で息切れです。 掛け声を掛けられても、多くの人が続きませんでした。女性の参加者や初めての人も見よう見真似で、また、手ほどきを受けての体験でした。

杵取りは経験者が行いましたが素手での扱いは熱い。熟練者でも熱い。搗き上がった餅は小分けして、丸餅、あんこ餅、きな粉餅、大根おろし餅、醤油餅ほかにしました。ぜんざいも用意しました。談笑の中で餅米100%の搗きたて餅を、自然につつまれた中で食するのは最高にうまい。都会生活では味わうことの出来ない贅沢です。今年の餅つきも満足して終了。後片付けをして、搗きたての餅を手土産に解散しました。


午後は会員同志の親睦を図る忘年会を行いました。会場は関西学研センター㈱のご好意により、今年も会議室をお借りしました。午前の餅つきが予定より、時間がかかったことで開始が少し遅れました。料理は前日に仕込んだおでんと寄せ鍋を用意しました。また、関西学研本部や学研センター、個人からの差し入れを多くいただきました。ありがとうございました。

おでんはカツオと昆布、すじ肉、白ネギほかを出汁にして醤油味に。具は、ごぼう天、 厚揚げ、はんぺん、コンニャク2種、ちくわ2種、たまご、ジャガイモ、小玉天
里山に力強い杵の搗音が響く

ほかでした。前日からの仕込みで味もよく浸み込んで美味しくいただきました。鍋物の買い出しは近くのスーパーで30人分を準備しました。肉、鶏肉、魚、白菜、ネギ、大根ほかでした。腕の見せ所とばかり鍋奉行が以外と多く居られることに感心しました。今年の思い出や反省、来年の抱負を語りあい、橋本治郎さんご夫婦提供のビンゴゲームで楽しみ、最後に「鹿背山ワルツ(橋本治郎替え詞作)」を歌い、後片付けを全員でして、約2時間半の忘年会を終了しました。

家庭への手土産は今年の収穫米(黒米、赤米、緑米とヒノヒカリ米)です。事前に飲酒運転のないように周知したことで、電車や徒歩での参加者が多く、車の方は駐車場に置いて帰りました。皆様ご苦労さまでした。

来年も鹿背山の里山でいい汗をかき、楽しく、語り合いましょう。皆様、いい年を迎えてください。


第46回「鹿背山倶楽部活動」は1月10日(土)です。


現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。
恒例の農始めと活動の安全と豊作を願い、恵比寿神社への初詣を行います。


12月活動作業予定

12月27日(土)は休憩所や物置き内の整理と掃除、活動スペース周辺の掃除を行います。活動時間は午前中とします(昼食は作りません)。 都合のつく方は参加してください。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


12月13日活動記録写真
蒸籠の蒸し上げの火加減を調整
蒸しあがった餅米を臼に移す
あん餅のあんの下準備のまるめ
搗きたての餅を小分けしてまるめる
忘年会ではビンゴゲームに熱中する
参加者の記念写真(餅つき)

第45回「鹿背山倶楽部活動」参加者

餅つき大会

明楽、和泉夫妻、岩佐、大岩、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、大森夫妻、垣見、新村、広瀬、尾崎、山本、中川、岩元、大坪、加藤、瀬渡、橋本恒、藤原、長尾でした。

忘年会

和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、垣見、新村、広瀬、 酒井、安川、松本、尾崎、山本、中川、岩元、大坪、加藤、田中、橋本恒、藤原、長尾でした。


(第55-2号 平成20年11月28日)

~深まる秋空の下での里山活動となる~

古代米ほかの脱穀と籾すり、ソバの収穫を楽しむ

山柿の鈴なりが里山を彩る中で第44回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が11月23日(日)に22名の参加で行なわれました。雨のために延期されていた稲の脱穀と籾すり、ソバの収穫、休憩所周りの草刈り を行いました。澄み切った秋空の下で実りの収穫を楽しみました。

心配された雨も2日前の一時の降りだけで、稲の乾燥度もよく、脱穀と籾すりを行いました。指導してい ただいている地元の方の協力を得て、自走式の脱穀機を水田の近くに据え、稲架から稲を手運びで行いまし た。まずはヒノヒカリ米です。数人が一列に並び、手渡しで運びました。機械の操作と指導は地元の富永禎一さんと富永勝さんにお願いしました。稲を機械に入れると勢いよく、籾粒が袋の中に出てきて、藁くずが 別方向に吐き出されてきます。布袋で3個半収穫できました。引き続き、黒米(同志社提供)、みどり米、 赤米、黒米の順で脱穀作業を行いました。


昼食はキノコの炊き込みご飯、すまし汁、焼きシイタケ、キムチ、デザートは和泉さん提供の地元産の柿 でした。キノコ炊き込みご飯の具はイカ、蒲鉾、シメジ、マイタケ、エリンギ、イカの塩辛、キザミネギで した。すまし汁はアサリ、シイタケ、蒲鉾、ミツバであっさり味でした。焼きシイタケは採りたてのものを 醤油味で味わいました。肌寒さを感じながらも晴天の秋空の下での食事は最高でした。

午後は籾すり作業を行いました。休憩所内に保管していた籾すり機を活動ヤードに出し、組み立てて、お借りした発動器と連動し、籾すり作業を開始しました。
稲架から手渡しで稲を脱穀機まで運ぶ
富永さんの指導により脱穀作業をする
しかし、調子が悪い。玄米が少ししか出てこない。 どこかで詰まっているとのこと。発動機のベルトも調子が悪い。私たちも手伝い、両富永さんが調整をされるが、うまくいかない。本体の各部所を空けて確認したり、発動機と籾摺り機本体の位置を調整するが、調子よく動かない。ベルトが原因ではと、別のものに変えてみました。結果、調子が良くなり、作業ははかどりました。終了と後片付けが済んだのは4時半でした。収穫量は玄米でヒノヒカリ米が約50kg、黒米が あわせて約45kg、赤米が約20kg、みどり米が約25kgでした。黒米とみどり米は一部を精米して 、もち米として利用したいと思います。皆さんご苦労さまでした。

ソバの収穫は穂先で刈り取り、脱穀は手作業で行いました。乾燥させ、一部を来年の播種用の種子として保存する予定です。

11月22日活動記録写真
畦に並んで稲を手渡し
籾での収穫状況(布袋)
籾すり機の調整をする両富永さん
交換したベルトの長さにあわせ発動機の位置調整
調子よく動き始める
ソバの収穫(穂先を刈り取る)
ソバの手作業による脱穀
陽が傾いたなかでの参加者の記念写真

第44回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

富永禎一、富永勝、明来、岩佐、和泉夫妻、児嶋、菅野、関、橋場、橋本夫妻、宮園伸、井上、垣見、新村 前田良、大坪、加藤、瀬渡、橋本恒、長尾でした。


(第55号 平成20年11月14日)

~秋冷雨の中での里山活動となる~

たまねぎ苗の植え付けとしいたけの手入れほかをする

降り続く冷たい雨の中で第44回「鹿背山倶楽部活動」が11月8日(土)に6名の参加で行なわれまし た。予定していた稲の脱穀と籾摺りは前々日からの雨で中止となりました。畑ではタマネギ苗の植付けとシイタケ原木の手入れ、畦路の整備、休憩所内の整理ほかを行ないました。

雨の中でタマネギ苗の植付けを行いました。雨水をたっぷり含んだ畑土に、約30cmの苗200芽を約15cmピッチで3列千鳥植えとし、排水対策を行いました。来春の収穫を楽しみにしたいと思います。 また、橋本さんから提供の春菊と水菜の苗も植え付けを行いました。


シイタケの原木の整備と手入れを行いました。作業ヤードの北側の斜面地に約1mの原木50本を立てて 並べ、育てています。20余本の収穫ができました。大きいもので笠径が12cmほどあり、昼食時に網焼 きの醤油味で食しました。

休憩所の中も整理しました。必要でないものは焼却処分し、囲炉裏が使えるようにしました。寒くなれば 囲炉裏を囲んでの談笑が楽しみになります。薪や竹を休憩所内に準備したいと思います。
タマネギ苗の植え付けと春菊、水菜
参加者の記念写真
新しい休憩所の整備は11月1日(土)に特別活動日を設け行いました。排水溝の設置と敷地の整備、周 辺の樹々や雑草の伐採を行いました。これからは整備の時間を設けて、進めていきます。

ソバの生育は花に混じり、黒茶色の実が出来てきています、これから実が充実してくるでしょう。
11月活動作業予定

11月23日(日)は稲の脱穀と籾すりを行います。
自主活動日の22日(土)は取り止めとします。活動日を間違えないようにしてください。 多くの方の参加をお願いします。


第45回「鹿背山倶楽部活動」は12月13日(土)です。


現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。恒例の餅つきと忘年会を行います。
忘年会は学研センターのご好意により、2階会議室をお借りしてPM2:00から準備を行い、PM4:00から行います。帰りが飲酒運転のないように、徒歩にてご参集ください。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519



(第54-2号 平成20年10月29日)

~深まる秋の晴天の下での里山活動となる~

古代米ほかの稲刈りと落花生の収穫を楽しむ

里山の樹々が色づき始めた中で第43回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が10月25日(土)に22名の参加で行なわれました。 古代米とヒノヒカリ米の稲刈りと落花生の収穫を行いました。

2日間降り続いた雨も上がり、秋晴れの下で今年本番の稲刈りを行いました。しかし、雨でぬかるんだ足元に悪戦苦闘となりました。稲の刈り取りも長靴が水田に入り込み、抜けずに転んだり、尻もちをついたり の連続でした。刈り取った稲は敷いたビニールシートの上に置き、稲架まで運びましたが、雨でたっぷり水分を含んでいるために重く、 足を取られて、服も濡れての作業となりました。


稲架用の竹材は前回の活動で切り出しておいたものを使用し、稲架の組み立てを行いました。 稲架の場所は比較的足場の良い所を選んだことで、畦近くの東西軸と南北軸並びとなりました。 前回は翌日に一部が倒れたことから、また、稲が水分を含み重いために、支保は三脚組みで、しっかりと固定しました。 稲架掛けも慎重に竹のたわみに注意して行いました。

今年の出来形は米粒の数は良ですが、粒は小さいようです。古来米の緑米は穂が紫黒色でその特徴がよく出ていましたが、 赤米は期待したほどの穂の赤みが出ていませんでした。
古代米の稲刈り(緑米と赤米)
ぬかるむ中で足を取られての刈り取り
黒米は穂に特徴である縦模様の線がはっきりと入っていました。天気が心配されましたが、泥まみれになった今年の稲刈りも無事終了することが出来ました。 11月中ごろに脱穀と籾摺りを行う予定です。

畑では落花生の収穫を行いました。掘り取った後、粒を選別して、水で丁寧に土を落としました。今年は 被害も少なく、粒も大きいものが収穫できました。昼食時に塩茹でし、採りたてを味わいました。

昼食はちゃんちゃん焼きと焼きソバ、焼き飯にデザートは旬のみかん、採りたての塩茹で落花生、茹でクリと多彩なメニューでした。

ちゃんちゃん焼きは鮭にキャベツ、ニンジン、モヤシ、ブロッコリー、シイタケで、焼きそばと焼き飯は同じ具でした。秋空の下での食事は旨く、量も多く、力仕事の食事として最良でした。毎回美味しい食事。食事担当の皆様、ありがとうございました。感謝。

10月25日活動記録写真
シートの上で、稲わらでの稲の束ね
雨水を含んだ稲束の稲架掛け
稲架掛け終了(天干し乾燥させる)
稲架の前で記念撮影
水を含んだはたけでの落花生の収穫
落花生の土落としの水洗い
秋晴れの下での昼食(手前は収穫した落花生)
参加者の記念写真

第43回(その2)「鹿背山倶楽部活動」参加者

明楽、和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、宮園伸、井上、垣見、新村、赤井、 大坪、加藤、瀬渡、橋本恒、藤原、藤原さんの娘さん、長尾でした。


(第54号 平成20年10月17日)

~実りの秋を楽しむ里山活動となる~

ヒノヒカリ米の稲刈りとサツマイモ掘りほかをする

アキアカネが飛び交う中で第43回「鹿背山倶楽部活動」が10月11日(土)に20名の参加で行なわれました。うるち米(ヒノヒカリ米)の稲刈りとサツマイモ掘り、草刈りほかを行いました。

天気予報が雨で心配されましたが、早朝で雨が止み、晴れてきたことで活動を行いました。予定していた稲刈りは参加者の強い希望で一部だけを行いました。水田周りの防護柵を設置していたことで、イノシシほかの被害は少ないようです。近くの竹林から竹を間伐で切り出し、稲架用に切り揃えを行いました。

稲刈りは昨夜来の雨で水田の中がぬかるみ、足元に気をつけての作業となりました。稲架づくりは経験した人が多かったのですが、足元が悪く苦労しました(翌日には一部が倒れていました)。

束ね方は慣れた人は稲や昨年の稲わらを使用しましたが、ナイロン紐を用意しました。稲束の稲架掛けは雨で濡れていたことで、重く感じたようです。倒れたのもこれが原因かも知れません。今年の1回目の稲刈りは無事終了しました。残りは10月25日(土)に行います。

畑ではサツマイモの収穫を行いました。苗の植付け後に獣害で一部が掘り返されたこと、その後の生育も 雑草に覆われたことで不作でした。イモが全体に小さく、大きいイモもかじられたものが多くありました。来年は場所を変えて植付けたいと思います。

冬季野菜苗の植付けの準備として、耕運機による耕転と畝づくりを行いました。タマネギ、エンドウ豆を植えます。


休憩所前の広場へのスロープ部分の整備を行いました。上部の盛り上がりを削り取り、勾配を緩やかにし、幅を広げました。両サイドを丸太で固定し、門柱仕立ての丸太を設置しました。一輪車や耕運機の移動、登り降りが楽になりました。

昼食は季節のイモご飯、具たっぷりの豚汁、キムチ、デザートは地元の柿でした。イモご飯は鹿背山産のサツマイモを使用しました。豚汁は豚肉、大根、里芋、ニンジン、ゴボウ白ねぎ、白菜、こんにゃくで味噌味の具たっぷりでした。
今年1回目の稲刈り(ヒノヒカリ米)

落花生とクリの収穫も出来たことで茹でて秋の味覚を味わいました。柿は和泉さんの差し入れでした。「鹿背山産やきいも」は小ぶりながらも味はよく、美味しくいただきました。

新しく休憩所を予定しているところが斜面の下部であることから、水はけ対策が必要で、すそ部に水溝の 整備をしました。山柿や栗の木の元で東面が水田や畑が望める場所です。施設内容、規模は検討中です。

9月の定期活動日に播種したソバは約30cmに生長しましたが、既に花が咲いています。播種時期が遅すぎたのか。初めての経験のため、異常かどうかわかりません。どうなるか見守りたいと思います。


第44回「鹿背山倶楽部活動」は11月8日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
機械草刈りと除草、水田周辺の整備、畑での野菜苗の植付け、ソバの手入れ、 ビオトープ池の補修、竹の伐採ほかを行ないます。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


10月11日活動記録写真
竹林からの稲架用の竹材の切り出し
稲架用に竹の切り揃えと運び
稲架づくりと稲架掛け
サツマイモの収穫
冬季野菜植付けの準備(耕転と畝づくり)
参加者の記念写真

10月活動作業予定

10月25日(土)は古代米とヒノヒカリ米の稲刈り、ビオトープ池の補修、畦路周辺の機械草刈り、竹の伐採ほかを行います。多くの方の参加をお願いします。


鹿背山一口メモ

ノダケ
セリ科 山野に自生する多年草。葉は3出羽状複葉で鋸歯がある。葉裏は白っぽい。9~11月に紫黒色の細かい花を塊で咲かせる。この科の植物は白花が多く紫黒色は珍しい。果実はカレーのような香りがある。


第43回「鹿背山倶楽部活動」参加者

明楽、和泉夫妻、大岩、菅野、関、高、中尾、橋場、橋本夫妻、宮園伸、山村、垣見、広瀬、大坪、加藤、瀬渡、橋本恒、長尾でした。


(第53-2号 平成20年9月27日)

~初秋を肌で感じての里山活動となる~

繁茂した雑草の草刈りと除草、ビオトープ池の補修ほかをする

稲穂が頭を垂れ、アカトンボが飛び交う中で第42回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が9月27日(土)に12名の参加で行なわれました。 休憩所周辺の草刈りと畑の手作業による除草、機械耕転、ビオトープ池の補修ほかを行いました。

休憩所周辺は雑草が繁茂しています。草刈機で使用できる全てを稼動させて草刈りを行いました。刈草を 集めて、一輪車で運ぶのも地面が平らでないために一苦労のようでした。これからも、雑草との戦いは避けることは出来ないようです。今回、鎌での作業中にアシナガバチの巣に触れてしまい、一斉にハチが飛び出しましたが、 攻撃されることはありませんでした。約10cmの巣でした。

畑でも除草を行いました。落花生とサツマイモ畑周りを手作業で除草しました。収穫は次回に行います。

また、タマネギとダイコンを植付けるために、耕運機で耕転して畝作りを行いました。次回の活動日に植付 けをします。イノシシ被害がないように、柵囲いの点検と補修を行いました。

ビオトープ池の漏水対策作業も行いました。近くの山土で土嚢を作り、積み重ねて補強しました。 池周辺ではトンボの飛翔が確認できました。オニヤンマ、シオカラ、イトトンボなどです。


休憩所を新しく造くる予定です。先日、兵庫県の三田で住宅案内所施設の解体の情報を入手して、交渉の結果、発生材を譲り受けることが出来ました。

15日に2tトラックをレンタルし、数人で作業を行い、運搬しました。 木製の長ベンチや椅子、物入れ棚、テーブル板、板材(2x4寸法)、枕木材、丸太等です。施設整備の活動日を特別に設定して、作業を行いたいと思います。多くの方の参加をお願いします。
順調に実り、稲穂が色づき、頭を垂れています

昼食は温泉卵添え肉うどんに、水菜とトマト、ナシの野菜サラダ、茹でトウモロコシ、採れたての蒸かし サツマイモでした。量もメニューも豊富でした。自然に包まれた中での食事は旨い。


9月27日活動記録写真
草刈り作業です
参加者の記念写真

第42回(その2)「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉、高以良夫妻、橋本夫妻、橋場、前田良、垣見、大坪、加藤、橋本恒、長尾でした。


(第53号 平成20年9月19日)

~蒸し暑さが残る中での里山活動となる~

そば畑地の整備と播種、畑の手入れと除草ほかをする

早朝の降雨もあがり、蒸し暑さの中で第42回「鹿背山倶楽部活動」が9月13日(土)に17名の参加で行なわれました。 畑での草刈りと除草、そば種の手蒔き播種、ビオトープ池の整備ほかを行いました。

畑では雑草がおお威張りです。サツマイモも落花生もいじけていました。除草を行いました。サツマイモの実りが心配ですが、10月初めの活動日に収穫したいと思います。ナスビ、シシトウ、ゴーヤは収穫を行い、撤去しました。今年のゴーヤは豊作でした。棚づくりではなく、斜め日除けづくりが適したようです。秋植えのタマネギの植付け準備と除草、種から育てたダイコン苗の植付けを行いました。

水田の稲は順調に生育しており、穂数も多く、おじぎ状になってきています。緑米は穂が黒紫、赤米が少し赤くなっています。今年は夏場に適度に降雨があったこと、また、防護柵の設置でイノシシやタヌキの獣被害がないようで、収穫が楽しみです。雑草も多いことから、次回に除草作業を行いたいと思います。

自前のそばを食べたい。白い花畑を作りたいとの希望から、そばを栽培することにしました。そばは短期間で収穫が出来る作物です。以前から整備していた放棄水田を利用することにし、刈り取った雑草の片付け をして、耕運機で耕して土を柔らかくしました。水田跡地であることから、湿潤なところは水はけをよくす  るために、水路の整備を行いました。

昼食は即席カレーとゆで卵添えサラダでした。暑さ が残る中での活動はきつく、食事時は肉体的にも精神 的にも癒してくれ、会話も弾みます。

午後は畑では除草作業を引き続き行いました。そば 栽培の作業は種蒔きを行いました。耕運機の筋跡に沿 っての一筋蒔きです。そば蒔きが初体験であることか ら、2枚の畑地に均等に播種できるように1筋に播く 量を計量しました。しかし、過不足の人もおられまし たが、楽しい体験ができました。
そばの筋蒔き播種(手蒔き)を行いました

赤花の品種も少し播種しました。そばの実の収穫、実の粉ひき、そば打 ちとゆで方ほかの勉強がこれからの課題です。そば打ち名人を募集します。

ビオトープ池は継続している水漏れ防止作業を行いました。放流したメダカが繁殖しているようで、泳ぐ 姿が多く観察できるようになりました。水辺植物は自然発生のミゾソバが繁殖しています。ガマ地のハスは繁殖力が強く、その専有領域が拡がっています。

竹の伐採も行なっていますが、目立つほどの効果は出ていません。冬季に材としての伐採にあわせて、整備したいと思います。今冬季には休憩所ほかのリフレッシュ整備をしたいと思います。


第43回「鹿背山倶楽部活動」は10月11日(土)です。


現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。
畦路ほかの雑草の機械刈り、ビオトープ池の整備、水田と畑の除草と手入れ、竹の伐採、施設の整備ほかを行います。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


9月13日活動記録写真
落花生畑の除草作業です
ダイコン苗の植付けです
そば畑地の雑草の片付けと耕運作業です
そば種の計量です
順調に育つ稲(手前うるち米、後方緑米です)
参加者の記念写真

9月活動作業予定

9月27日(土)は水田と畑での草取り、ビオトープ池の補修、畦路周辺の機械草 刈り、竹の伐採、施設の整備ほかを行います。


鹿背山一口メモ

タマムシ
タマムシ科 細長い米型の甲虫で、全体に緑色の光沢があり、虹のような赤の縦縞が特徴の美しい昆虫です。 成虫はニレ科の植物の葉を食する。法隆寺「玉虫厨子」はタマムシの翅を使用して飾られている。


第42回「鹿背山倶楽部活動」参加者

明楽、和泉夫妻、関、高以良夫妻、中尾、橋場、橋本夫妻、垣見、広瀬、前田良、大坪、加藤、橋本恒、 長尾でした。


(第52-2号 平成20年8月28日)

~雨の中、蒸し暑さを感じての活動となる~

繁茂した畦路周辺ほかの草刈りと畑の除草作業をする

蒸し暑さを感じる中で、第41回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が8月23日(土)に13名の参加で行なわれました。前回に続き、刈払い機での草刈りと畑での除草と耕転作業、ビオトープ池の整備、物置小 屋の修理ほかを行いました。

前夜の大雨で足元が濡れるなか、繁茂した雑草の草刈りと畑での手作業による除草を行いました。 この時期は雑草の生長が早く、刈払い機での草刈りは、まず優先するところの作業を行いました。畦路周辺や活動 スペース、畑での収穫が済んだ畝まわりです。サツマイモの畝まわりは蔓や葉が隠れるほどに雑草が茂って いました。手作業で一時的な処置は行いました。もう1、2回の作業が必要のようです。

秋の野菜の植付けに備えて、畝の耕転作業を行いましたが、雑草が絡みつき、少し時間がかかりました。トマトやナスビ、キ ュウリの収穫は終わりで、次回には撤去したいと思います。

ゴーヤは、まだ収穫できそうです。同志社の先生に譲っていただいた種子から育てたトウモロコシは収穫しました。小ぶりで甘みがあり、もちもち感のある品種でした。今年はソバ栽培を行なう予定です。種子は購入済みで、播種は次回の活動日に行います。

活動当初に竹材で作った物置小屋の屋根材が朽ちて、緩みが出来たことで滑り落ちたことから、急遽、シ ートで雨避け対策処置を行いました。竹材として、適切な伐採時期である冬季に本格的な修理を行います。


ビオトープ池横のハスは元気に生育しており、今もピンクの花を咲かしています。草取りや根元周りの手入れと水みちの整備を行いました。

水田の稲は順調に生育しています。赤米が穂をつけ小さな花を咲かせていますが、黒米や緑米、うるち米はまだのようです。次回に除草作業を行いたいと思います。

昼食は午後からの「夏祭り」協力参加予定から、即席カレーにたっぷりな野菜サラダとしました。
稲の生育状況です(赤米の穂が出ている)

22~23日にすずらん館前北側広場で開催された「サンタウン夏祭り」(サンタウン夏祭り実行委員会) に協力参加しました。ブースでの活動パネル展示と地産の麦茶と特製鹿背山せんべいのセット販売を行いました。自然のなかでの活動に関心のある人が多く、参加の歓誘を行いました。冷えた麦茶の味は好評でした。


8月23日活動記録写真
ハスの手入れです
雑草の手刈り作業です
物置小屋の応急修理です
夏祭りのブースです

第41回(その2)「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、高以良夫妻、西田、橋本夫妻、松尾、垣見、大坪、加藤、橋本恒、長尾でした。


(第52号 平成20年8月15日)

~残暑厳しい中での活動となる~

水田周りの防護網設置と草刈りほかを行う

太陽が照りつく残暑の中で第41回「鹿背山倶楽部活動」が8月9日(土)に18名の参加で行なわれま した。秋の実りに向けての防護網設置と草刈機による作業、ビオトープ池の整備ほかを行いました。

暦の上では立秋が過ぎたとはいえ、暑さ厳しい中で体調に配慮しながらの活動日でした。2週間前の活動日に引き続き、繁茂した雑草の機械刈りを行いました。この時期は雑草の生長も早い。草刈機を全て、稼動させての作業となりましたが、次回も行いたいと思います。

水田周りにイノシシやタヌキの進入防止の防護網の設置を昨年と同様に行いました。水田の縁沿いも雑草 が繁茂しています。防護網の設置前に支柱足元の草刈りを行いました。竹支柱が腐食したり、割れているものは新しいものに取替えました。設置作業は昨年に経験していたことで、意外と早く完成することが出来ました。稲穂の夏季の充実や秋の実りに向けて、獣害は少なくなるでしょう。また、水田のなかの除草も行いました。蒸し暑さに耐えての作業でした。降雨が少なく、水の確保が心配ですが、収穫が楽しみです。

ビオトープ池の堤体が崩れている部分に土嚢を投入し補強しました。これからも継続して作業をしていき たいと思います。ガマ生息地ではハスの花が咲き続けています。新たに花の綺麗なオモダカを4株植栽しました。 正月の「おせち料理」に添える食用のクワイは、このオモダカの栽培変種です。

畑では除草と防護網の点検を行いました。キュウリ、トマト、ナスビ、ゴーヤの収穫が出来ました。キュウリは大きくなり過ぎていましたが、味もよく中身のつまったものでした。

ナスビは表面が日焼けして、まだら模様でしたが味はよかったようです。ゴーヤは手ごろな大きさの実りで、多く収穫できました。いずれも昼食の食材として味わいました。

昼食は冷やし素麺とゴーヤチャンプル2種類とトマトでした。自然の風が吹き抜ける木陰での食事は、心も体も癒してくれます。(これがいいのだ!)。食後はコーヒーブレイクタイムとしました。各人がドリップ式のうまいコーヒーを飲みながら気持ちよく時間を忘れての談笑となりました。
竹杭に防護網の網張り作業です

今日は開始を1時間早めたことで、午後からの活動は予定どおり、暑さに勝てず取りやめとしました。参 加された皆様、暑い中たっぷり汗をかいたと思います。お疲れさました。

(余談:昼食の冷やし素麺の料理用の水が不足したことから、近くの消防署にもらい水に行き、手土産にゴーヤとキュウリを持参したら、喜んでいただいたそうです。消防署の方ありがとうございました。)


第42回「鹿背山倶楽部活動」は9月13日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
畦路ほかの雑草の機械刈り、ビオトープ池の整備、水田と畑の除草と手入れ、竹の伐採ほかを行います。体調に気をつけて参加してください。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


8月9日活動記録写真
水田周りの草刈機による作業です
落花生畑での手作業による除草です
二人で協力しての防護網設置の竹杭打ちです
防護網張り完了です
オモダカを植栽しました
参加者の記念写真

8月活動作業予定

8月23日(土)は水田と畑での草取り、ビオトープ池の補修、畦路周辺の機械草刈り、竹の伐採ほかを行います。活動時間は夏時間で1時間早めます。
(現地9:00集合にします。)


鹿背山一口メモ

オモダカ
オモダカ科の多年草。関東以北の河川や湿地に生育する。成体植物の葉は長い葉柄があり、その先に矢じり形で3片からなる大きな葉をつける。夏に葉の間から茎を出し、上部の節に3個ずつ白い花を咲かせ、球形の実をつける。家紋の「沢潟紋」はオモダカの葉を意匠化したもの。

第41回「鹿背山倶楽部活動」参加者

明楽、菅野、関、高以良夫妻、飛岡、中尾、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、垣見、前田良、大坪、加藤、橋本恒、長尾でした。


(第51-2号 平成20年7月31日)

~酷暑の中、体調を気にしての里山活動となる~

繁茂した雑草刈りとビオトープ池の整備をする

太陽が照りつく下で、第40回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が7月26日(土)に18名の参加で行なわれました。 畦路や休憩ヤード周辺に繁茂した雑草の刈り取り、畑での草取り、ビオトープ池の清掃と整備、竹の伐採ほかを行いました。


活動域全体に雑草が繁茂しています。前回の活動日にも草刈りを行いましたが、今回も草刈機と手刈りで の除草作業を行いました。水田予備地や放置水田は足元が見えないほどに多く茂っています。
事故のないように、体調に配慮して、休憩を多く取りながら行いました。畑では夏野菜、水田では稲が順調に育っていますが、雑草も元気に茂っています。鍬や手作業で除草を行いました。トウモロコシ、キュウリ、トマトが収穫できました。
ビオトープ池周辺の雑草刈り作業です
木陰での昼食後の記念写真です
ビオトープ池には藻が多く発生しています。流入口と流出口の位置が池内を循環するようになっていないことで、 藻が発生し易いようです。また、取水口周辺に砂が堆積していたために、砂上げを行いました。池辺に生息しているガマは穂をつけています。
ハスも花を付け、生長して拡がっています。周辺の草取りと泥上げを行いました。シオカラトンボやオニヤンマの飛翔が確認できました。


昼食は冷やし麺に豚キムチ、いなりずし、取りたてキュウリの塩もみ、焼きトウモロコシ、 トマトほかでした。デザートは会員からの差し入れの冷やしたスイカと珍しい小玉黄色スイカでした。
午後も活動を行いましたが、休憩を多くして、早めの活動切上げとしました。吹き出る汗との戦いの1日でした。皆さんご苦労さまでした



7月26日活動記録写真
畑の雑草取り作業です
ビオトープ池の清掃です
デザートのスイカです 
ハス生息周りの草取りです

第40回(その2)「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、菅野、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、井上、垣見、前田良、大坪、加藤、橋本恒、 杉崎、長尾でした。


(第51号 平成20年7月18日)

~夏本番、暑さに耐えての活動となる~

畦路周辺の草刈と水田・畑の除草ほかをする

梅雨明け模様の猛暑の中で第40回「鹿背山倶楽部活動」が7月12日(土)に25名の参加で行なわれ ました。畦路周辺に繁茂した雑草の機械除草と水田・畑の人力除草、導水管の補修ほかを行いました。

朝から照りつく太陽の下で、体調を気にしながらの活動日でした。活動エリア全体に雑草が繁茂していま す。特に、畦路沿いの草刈は生き物との棲み分けから、欠かすことが出来ません。この地も、里山環境度が 進む中で多様な生き物が戻りつつあります。人間側からも草刈を行っておくことが、快適に活動できる環境 づくりになります。暑さに耐えて、鎌と大鉈、草刈機で行いました。

水田と畑周辺でも草取りを行いました。水田は田植えから約1ヶ月たち、雑草が出てきています。蒸し暑 さと水面からの照り返しに耐えながらの作業となりました。これから、活動日ごとに除草が必要になるでし ょう。稲専用の化成肥料を施しました。畑の野菜類も順調に生育していますが、雑草も元気に繁茂していま す。根元周りや畝全体に茂っている雑草を人力作業で除草しました。屈んでの作業は辛い。誘引や結束直しも併せて、行いました。

昼食は冷やし麺におにぎり、野菜サラダ、バナナほかでした。汗をたっぷり掻いた後の冷たい食事は旨い、おにぎりは少し芯がありましたが冷やし麺と合って居 ました。野菜サラダは2種類のドレッシングで味わいました。自然に包まれた里山で、食事をしながら、多くの仲間と語り合うことが出来ることは掛けがえのな い生甲斐を感じる時間です。

午後は暑さにも負けずに、各自体力相応の作業を自主的に行いました。水田の草取り、畑での除草、大鉈と機械による草刈、竹の伐採を行いました。
暑さに耐えての水田での草取り作業です

ビオトープ池への東側からの導水管が機能していないことから、竹管を取り外し、泥の掃除と一部取り替える作業を行いました。管径に較べて、流入水量が多いことから、継ぎ目部分で漏水状態です。しかし、池への流入は 安定しました。

畑のサツマイモ畝でイノシシの訪問がありました。防護柵を一部していなかった部分からの侵入でした。 これから夏の生育、秋の実りが進むにつれて、小動物被害対策、トウモロコシやトマトの鳥害対策、キュウリやナス、トマトの病害虫対策が適時必要になるでしょう。自然との共生や環境への配慮から出来るだけ優しい対応を講じていくことが我々の使命です。少しは自然に還元する気持ちで活動を続けたいと思います。


第41回「鹿背山倶楽部活動」は8月9日(土)です。


現地集合は9:00です(学研本部集合は8:30とします)。
畦道の機械刈除草、ビオトープ池の整備、畑の除草と手入れ、水田の草取り、竹の伐採ほかを行います。
✻注意 夏期対策で、集合時間と活動開始時間を1時間早くしています。よろしくお願いします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


7月12日活動記録写真
畑での手作業による除草です
ビオトープ池周辺での手作業による除草です
水田周辺での機械草刈作業です 
ビオトープ池への導水管の手直し作業です
火照った体に冷やし麺は旨い 昼食風景です
参加者の記念写真

7月活動作業予定

7月26日(土)は水田と畑での草取り、ビオトープ池の補修、畦路周辺の機械草刈り、竹の伐採ほかを行います。活動時間は定期活動日と同じです。よろしくお願いします。


鹿背山一口メモ

イチモンジチョウ
タテハチョウ科。翅を広げると一文字の白い帯が黒地に映える蝶 です。6月上旬から飛び始める。木々の梢を滑るように飛び、一瞬羽ばたいては向きを変え、低木の葉等に 止まり、翅を休めては飛び立つ。

第40回「鹿背山倶楽部活動」参加者

相原、明楽、和泉夫妻、大岩、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、西田、橋場、橋本夫妻、宮園伸、山下、井上、 垣見、広瀬、前田良、大坪、加藤、橋本恒、村上、杉崎、長尾でした。


(第50-2号 平成20年7月3日)

~カッコウが囀る里山での農活動となる~

 古代米の田植えとジャガイモほかの収穫をする

カッコウの囀りを耳にして、第39回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が6月28日(土)に20名の参加で行なわれました。古代米(黒米、うるち米)の田植え、ジャガイモとタマネギの収穫、竹林の整備ほかを行いました。

今年2回目の田植えを行いました。籾蒔きの時期が2週間遅れた黒米とうるち米です。まず、田んぼの耕転と代かきを行いました。耕運機での耕転は以外と深いために、足を取られての作業になりました。又、雑草を多く巻き込んで耕転したことから、代かきに併せて草取りも行いました。苗床の苗は約20cmに育っていました。採取したあと、丁寧に水洗いをして束ねていきます。田植えは一人が約25cmピッチで3~4ヶ所受け持ち、張られた糸の目印に合わせて、植えていきました。

畑ではジャガイモとタマネギの収穫を行いました。ジャガイモは連作の影響を受けているのか、少し小さめです。タマネギは実生から育てたもので、大きさが不ぞろいでした。トマト、落花生、キュウリ、ナス、ゴーヤ、スイートコーンは順調に生育しています。雑草が多く、手作業で取りました。


ビオトープ池は流れ沿いの一部が、モグラの穴のために崩れ、漏水していることから、防止の応急手当てを行いました。いずれは土嚢と杭等で本格的に対策を施す必要があります。東側からの導水竹管は砂の詰まりで流入水がなく、手直し整備をしたいと思います。この影響でガマ生息地への水の流入がなく、澱んでいます。池から流入するように手当てを行いました。

この時期、雑草が繁茂しています。畦周辺などを草刈機で除草を行いました。これから、畦道や活動ヤードの除草作業が多くなります。ケガのないように活動していきたいと思います。
2人で力を合わせての耕運機による耕転作業です
手作業による代かき作業です
昼食はカレーとサラダ、ミニ豆腐です。カレーは牛肉、ジャガイモ、タマネギ、ナス、ニンジンです。添え物はピーナツ、ラッキョウ、奈良漬です。自家産米のご飯とうどんを用意しました。サラダはキューリ、トマト、ミズナ、レタス、ピーマン、ダイコン、ピーナツに炸きポテトチップの振りかけでした。デザートはヤマモモとスモモ(垣見さんと加藤さんの差し入れ)でした。
参加された皆様暑い中ご苦労さまでした。
6月28日活動記録写真
植苗採取作業で、水洗いをして束ねる
張られた糸の目印に合わせて植えていきます
ジャガイモの収穫作業です
畦道沿いの草刈機による除草作業です
ビオトープ池の漏水防止応急作業です
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ①

コウゾ
クワ科の落葉低木で雌雄同株。葉はクワに似ているが、葉質はやや薄く、粗い。6月ごろ淡黄緑色の花を開く。果実は赤く熟し、キイチゴに似たつぶつぶの実がなり甘く、桑の実に似る。樹皮は和紙の代表的な原料として栽培されている。


鹿背山一口メモ②

ノコギリカミキリ
カミキリムシ科 黒くがっしりした体型で動きが速く、力も強く、捕まえると大顎で噛み付いてくる。 夜行性で5~9月の夏期に発生し、灯火によく飛来する。名の由来は触覚の形状がノコギリの刃のようにギザギザになっているところから名づけられた。

第39回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

相原、和泉夫妻、児嶋、菅野、関、高以良夫妻、橋場、橋本夫妻、松尾、宮園伸、垣見、前田良、大坪、加藤、橋本恒、杉崎、長尾でした。


(第50号 平成20年6月25日)

~ツバメが飛び交う里山で農活動をする~

古代米の田植えとタマネギほかの収穫をする

梅雨の曇り空の下で6月14日(土)第39回「鹿背山倶楽部活動」が36名の参加で行なわれました。古代米の田植え、タマネギとジャガイモの収穫、畑の除草、竹林の整備ほかを行いました。

午前は水田での代かきと植苗の採取を行いました。耕運機で耕転し、水を張った水田でレーキ、鍬、均し用トンボ等で代かき作業を行いました。代かきは土の粘性度を高め、雑草の芽を摘む効果もあります。会員も慣れてきたとはいえ、足を取られての作業となりました。水田の水張り量を調整し、午後からの田植えに備えました。苗床の稲苗も約15cmに生長しています。黒米、赤米、緑米の順で稲苗を採取し、束ねました。予想より、籾の出芽数が少ないようです。導入水が冷たいことも原因かも知れません。

畑ではタマネギとジャガイモの収穫を行いました。タマネギは少し小ぶりでした。ジャガイモもメーク クイーンを収穫しました。小麦は十分に成熟し、乾燥していることで、立ち穂刈方法を採用しました。穂先だけをハサミで収穫し、しばらく乾燥させて脱穀します。今年はパンや麦茶に利用したいと思います。

竹の伐採も行いました。淡竹や真竹がすでに大きく生長しています。笹や下草も繁茂しています。真竹はタケノコとして収穫できました。

昼食は冷やしうどんと自家産米のおにぎりです。汗を掻いた後の冷たい食事は体力を回復させてくれます。おにぎりにしたヒノヒカリ米もうまい。今年も地元の人から提供していただいた苗を大切に育てたいと思います。

午後は耕転の時に巻き込んだ雑草が多くあったことから、草取りをして、田植えを行いました。一人が約25cmピッチで3~4ヶ所受け持ち、20数名が 一列に並んでの田植えは絵になります。1ヶ所当たり3~4芽を植えました。古代米のほかに地元の方から提供していただいたヒノヒカリ米(うるち米)の苗も植え付けました。
一列に並んでの古代米の田植え風景です

手植えでの田植えや稲刈りなどの体験はイベントかボランティア活動でしか出来なくなってきています。日本の農文化を知り、身近な自然に触れ、経験する機会が少なくなってきていることは寂しい思いです。子供や若者の情緒教育や環境問題への啓蒙が社会的に大きな課題となっていることから、IT文明生活を離れて、多くの人が自然の中で活動できる多様な場や様々な情報発信手段が必要です。高齢化社会に突入した今日、経験豊かな人達との縦年齢間の交流による、未来への文化や技術の継承は社会的意義が大きく、絶やしてはならないことです。このことを推進する主体は行政ですが、民間企業や住民の役割でもあります。


第40回「鹿背山倶楽部活動」は7月12日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
畦道の機械刈除草、ビオトープ池の整備、夏野菜の収穫、畑の手入れ、水田の草取り、竹の伐採ほかを行います。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


6月14日活動記録写真
苗床からの植苗の採取作業です
糸をはり、目印のところに植えていきます
経験豊かな者が植え方を指導しました
休憩中です
昼休みの昼食風景です
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

ムラサキシキブ
クマツヅラ科 落葉低木で林などに自生し果実が紫色で美しく、鑑賞用に栽培されているのもがある。花は淡紫色の小花が散房花序を作り、6月ごろ咲き、秋に紫色の光沢のある小さな実が塊状に熟す。栽培品種には白実のものがある。名前の由来は「 紫式部」だが、「ムラサキシキミ」と呼ばれていたものが変じたものとされる。市販されているものは「コムラサキ」が多い。

第39回「鹿背山倶楽部活動」参加者

相原、明楽と子供さん2人、和泉夫妻、大岩、加藤明、児嶋、菅野、関高以良夫妻、西田、橋場、橋本夫妻、前東、前田敏、松尾、宮園伸、山下、井上、垣見、 新村、鈴木、広瀬、前田良、赤井、大坪、加藤、橋本恒、村上、山崎、杉崎、長尾でした。


(第49-2号 平成20年5月30日)

~ツバメが飛び交うなかで里山活動をする~

夏野菜の植付けと除草、ビオトープ池の整備ほかをする

梅雨入り前の曇り空の下で第38回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が5月24日(土)に13名の参加で行なわれました。サツマイモ苗の植付けと除草、畦路の機械草刈り、ガマ生息地整備ほかを行いました。

古代米の苗床の手入れとして、雑草取りと水位の調整を行いました。生育は少し遅れているようですが、 6月の田植え時までには生育するでしょう。前回の活動日に播種した同志社大学提供の黒米籾の苗床は保温シートを取り除きましたが、まだ出芽数が少なく、これから生育を早めると思われます。

畑ではサツマイモ苗の植付けを行いました。品種は「鳴門金時」で70芽を注文購入しました。落花生苗 の植付けも行いました。ゴーヤは3年ほど同じ場所であるために「嫌地」のためか、葉色も悪く、生育も遅いことの理由から植え替えを行いました。この時期は雑草が繁茂しています。手抜き除草を行いました。エンドウ豆、ラッキョウ、オタフク豆の収穫が出来ました。エンドウ豆は豊作でした。ムギ、ジャガイモ、タマネギの収穫は次回活動日に行いたいと思います。トマト、トウモロコシは順調に生育しています。

昼食は焼きソバに収穫したタマネギのスライスとトマトの野菜サラダ、塩味の茹でオタフク豆、市販のおにぎりと稲荷ずしでした。

午後は雨がぱらつく中で、ビオトープ池周辺の除草とガマ生息地の除草と全面に水が行き渡るように水みちの整備を行いました。イモリとその産卵塊を確認することが出来ました。

活動ヤード前の水路に水ための堰を、伐採してあったクヌギ丸太を利用して造りました。簡単な水洗いや水汲みが容易に出来るようになりました。
古代米の苗床での生育状況です

竹の伐採も行いました。えぐみの少ない淡竹の筍の 収穫時期です。採りたての先の柔らかい部分を網焼きにして食しました。 畦路周辺も雑草が繁茂しています。機械草刈りを行いました。これからは雑草との戦いになります。

5月の定期活動日メモ

(5月の定期活動日の第49号ニュースは未発行です。)

雨が降りしきる中での活動となりました。中国の要人の奈良法隆寺ほか訪問と重なり、道路の大渋滞に巻き込まれた会員もおられましたが、熱心な16名の参加で行なわれました。

カボチャ、ナス、シシトウ、キュウリの野菜苗の植付けを行いました。豊産系のトマトの支柱づくりも行いました。楽しみです。

同志社大学から提供いただいた黒米の籾を苗床に播種しました。6月の自主活動日(第4週の土曜日)に田植えが出来ると思います。 雨の中、参加された皆様ご苦労さまでした。

5月24日活動記録写真
サツマイモ苗の植付けです
ゴーヤの植え替え作業です
ガマ生息地の水の流れの調整整備作業です
水貯め用の水路の堰づくりです
繁茂した畦路周辺の草刈作業です
参加者の記念写真

第39回「鹿背山倶楽部活動」は6月14日(土)です。

現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。

水田の代かき、古代米の田植え、畑の手入れ、ビオトープ池の整備、竹の伐採、畦道の機械刈り除草ほかを行います。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


第38回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者


和泉夫妻、児嶋、高以良夫妻、橋本夫妻、前田敏、松尾、垣見、前田良、加藤、橋本恒、杉崎でした。


(第48-2号 平成20年4月30日)

~汗ばむ陽射しの中での里山活動となる~

古代米の籾蒔きと夏野菜の植付けほかをする

晴天で初夏を思わせる下で第37回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が4月26日(土)に19名の参加 で行なわれました。苗床づくりと籾蒔き、夏野菜の植付け、竹橋架けほかを行いました。

水田では、今年2度目の田起しを行い、苗床づくりをして、古代米の赤米、黒米、緑米の3種(各300g)を用意し、籾蒔きを行いました。昨年は蒔き密度が薄く、苗の採取に時間がかかったことから、密度を濃くして行いました。種籾の保温や流亡、野鳥による被害のないように白い保温網を被せました。

2週間程で網を取り除き、周りに柵を設けたいと思います。6月の活動日に田植えを行なう予定です。

畑ではトマト、ゴーヤほかの夏野菜苗の植付けを行いました。ジャガイモやタマネギ、ムギ、エンドウ豆、ソラ豆、ラッキョウが順調に育っています。これから順次収穫が出来ると思います。

竹の伐採と処分をしました。太目の竹を使用して、古くなった竹橋の掛け直しを行いました。
古代米の苗床での籾蒔き作業です
参加者の記念写真
昼食は久しぶりの鉄板バーベキューでした。牛肉、イカ、ナスビ、ピーマン、ニンジン、キャベツ、サ ツマイモ、シイタケほかと野菜サラダです。青空のもとで自然を満喫しての食事となりました。飯炊用の仮設レンガ積み釜戸では火加減の調節が難しいことから、市販のスチール製釜戸を購入しました。

この時節の楽しみのタケノコの収穫も行い、各自が手土産としました。

4月30日活動記録写真
ゴーヤの植付け場の整備です
竹橋の掛け直し作業です
夏野菜の植付けです
       

第37回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉夫妻、岩佐、児嶋、菅野、高、能勢、橋本夫妻、橋場、前田敏、宮園伸、井上、垣見、大坪、加藤、 橋本恒、杉崎、長尾でした。


(第48号 平成20年4月18日)

~水温む陽春の里山で、いい汗を掻く~

水田の天地返しと畑の手入れほかをする

晴天に恵まれ、汗ばむ中で第37回「鹿背山倶楽部活動」が4月12日(土)に25名の参加で行われました。田起し作業と畑での草取り、竹林の整備、ビオトープ池の整備ほかを行いました。

午前は耕運機で水田の田起し作業と、周囲の畦の修理を兼ねて、高くする作業を行いました。天地返しでは深く耕運することで、細菌や有害虫を死滅させることや雑草の除去が目的です。また、これからの水の管理が容易になるように導水路の土上げを行い、低くなった周りの畦を高くしました。次回の活動日には苗床づくりを行い、古代米の籾蒔きを行う予定です。

畑では周辺からの流入水の排水溝掘り作業と手作業による草取りを行いました。草取りは腰に負担がかかります。しかし、手作業でしか出来ません。収穫を楽しみにしましょう。

ビオトープ池の南側から取水の堰の再々補強・補修を行いました。充分な水量の確保を目指しているために、水圧が大きく、補強作業は予想以上に必要のようです。ガマ生息域の雑草の取り除きを行いました。水生昆虫の確認が出来ていることで慎重に行いました。オタマジャクシが確認できました。

昼食はベーコンにタマネギ、ナスビ、マイタケ入りの「ナポリタン風スパッゲティ」とミズナとトマト、レタス、ベビーリーフの野菜サラダでした。食欲が進み「生野菜スパッゲティ」でお代わりもありました。いつも2品以上あるのがうれしい。晴天の緑豊かな下で五感に問いかける自然を感じて、談笑しながらの食事はこの上ない贅沢でした。

午後は午前の引き続きを行いました。田起し作業は3枚田の内の一部を残して、今日の作業を終えました。天地返しは代かき作業までに、もう一度、行いたいと思います。畑のタマネギ、エンドウ豆、オタフク豆、ムギ、ジャガイモは順調に生育しています。耕転し、畝直しも行いました。
水田の天地返しと排水路の土上げです

5月には夏野菜の苗の植付けを行います。ビオトープ池は雨が降ったことで水の流入が多く、濁りはありませんが藻の発生を多く確認できました。ガマ生息域では新芽が一部出てきています。水の流入のルートも確保し、雑草除去の作業を行いました。水棲小動物のモニタリングを定期的に行ない記録します。

伐採の進んでいないモウソウ竹林の整備を行いました。竹が大きいために、伐採も搬出も一苦労でした。タケノコは間伐済みの南斜面で収穫が出来ました。 これからが本格的に収穫できそうです。(今年も早くもタケノコ泥棒の痕跡がありました。)


第38回「鹿背山倶楽部活動」は5月9日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。

ビオトープ池の整備、畑の手入れ と夏野菜の植付け、水田の耕転と水張り、竹の伐採、畦道の機械刈除草ほかを行います。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


4月12日活動記録写真
畑での手作業による草取りです
畑周辺の排水路の溝掘り作業です
ビオトープ池の堰の補強・補修作業です
ガマ生息域での除草作業です
モウソウ竹林での整備作業です
参加者の記念写真

4月活動作業予定

4月23日(土)はビオトープ池の整備、水田の耕転と苗床づくり、畑の手入れ、竹の伐採、機械刈除草ほかを行います。活動時間は定例活動日(第2土曜日)と同じです。

鹿背山一口メモ

ヒメオドリコソウ
シソ科。葉は対生し卵円形で縁は鋸歯があり、葉脈は網目状で、上部は暗紫色を帯び、もむと悪臭がある。花は明るい赤紫色の舌形花で上部の葉の脇から外側に開き、 上から見ると放射状に並ぶ。花序が環状に並ぶ様子から踊り子に例えて名づけられた。

第37回「鹿背山倶楽部活動」参加者

相原、明楽、和泉夫妻、岩佐、大岩、児嶋、菅野、関、高、西田夫妻、能勢、橋本夫妻、前田敏、大森、 垣見、広瀬、前田良、大坪、加藤、杉崎、橋本恒、長尾でした。


(第47-2号 平成20年3月28日)

~寒風が吹く中での里山活動となる~

竹の伐採とジャガイモ種芋の植え付けほかをする

ウグイスがさえずる中で、第36回「鹿背山倶楽部活動」( その2)が3月22日(土)に16名の参加で行われました。伐採竹や放置竹の処分とビオトープ池の導水部の補修、水田の水路の整備、畑での野菜の手入れほかを行いました。

新しい水田地にするために集積していた竹の処分を行いました。竹材として、切り出した竹の廃棄部分や放置されていたものです。今年も3種の古代米(赤米、黒米、緑米)や地元のうるち米を栽培する予定で、これから、耕転を行い、竹の根部やゴミを取り除き水田として再生したいと思います。水田横の水路の整備も一部行い、田植えまでに完了する予定です。

ビオトープ池の南側から導水の堰の水漏れの補修を行いました。前回の活動で補修を行いましたが、まだ、水漏れをしていたことから、土嚢を積み上げて補強しました。約1mの高さがあるために、しばらく、様子見です。池の水は滞留している部分で藻が発生してきています。出水口の検討をしたいと思います。モニタリング調査を行いました。周辺を含めて確認できたのは、ツマグロヒョウモン(メス)、ベニシジミ、ウラギンシジミ、ヌマガエル、ミチタネツケバナ、オオイヌノフグリ、カンサイタンポポ、 ヤエムグラ、ツボスミレ等で、オタマジャクシの確認は出来ませんでした。
ビオトープ池の漏水部の再補強です
参加者記念写真
畑ではエンドウ豆とオタフク豆の誘引用のネット張りを行いました。ムギとタマネギ、ラッキョウは 順調に育っています。ジャガイモは、まだ芽が出てきていません。排水不良箇所の整備を行いました。

昼食は鶏肉のカレーにミズナとトマトのサラダ、収穫した焼シイタケの生姜醤油づけでした。

第36回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

和泉、児嶋、菅野、関、高、橋本夫妻、前田敏、松尾、宮園伸、垣見、新村、大坪、橋本恒、杉崎、 長尾でした。


(第47号 平成20年3月17日)

~近づく春を肌で感じて、里山活動をする~

2007年度の総会・懇親会を開催する

樹々の芽吹きを感じる中で第36回「鹿背山倶楽部活動」が3月8日(土)に30名の参加で行なわれました。午前中は里山活動を行い、午後は2007年度の総会と懇親会を開催しました。

午前中は畑での寒さに負けず順調に生育しているエンドウ豆とオタフク豆の支保・誘引作業とムギ畑、タマネギ畑の草取りを行い、施肥をしました。収穫が楽しみです。

竹の伐採も進み、跡地への植樹も行なう必要から実生のポット植え付けを行いました。アラカシ、ロウバイ、スタジイ、ヤブツバキ等を苗木として育てて、1~2年後に跡地に移植したいと思います。

ビオトープ池の小川からの導水も東側と南側の2方向から出来るようになりましたが、保守維持管理が大切で、漏水や枯葉、ゴミの詰まりの点検を行いました。南側の堰き止めているところから漏水があり、竹材による補修と補強を行いました。池の浅瀬や周辺の水たまり箇所には、拳より大き目のカエルの卵塊が多く見つけることが出来ました。

昼食はすき焼き風うどんと巻きずし、稲荷ずし、サバずしです。太めの腰のあるうどんに天見を少し控えめにした具をのせていただきました。寒さが緩んだとはいえ、暖かい食事は体を温めてくれて、疲れを癒してくれました。

午後は関西学研都市センター株式会社の会議室をお借りして2007年度の総会と懇親会を開催しました。総会の成立条件は会則で会員数の2/3以上の出席(委任状を含む)と定められています。出席者25名、委任状24名で合計49名となり総会は成立しました。
総会後の懇親会風景です

議案は、第1号議案「2007年度 活動報告と収支決算について」、第2号議案「2007年度監事監査報告について」、第3号議案「2008年度活動予定と予算計画(案)について」、第4号議案「役員の選出について」の4件で、全て提案どおり承認されました。

2008年度の役員は会長が長尾輝治、副会長が垣見究吾、橋本治郎、幹事が和泉蔚、高以良泰治、加藤育生、前田良作、橋本恒一、会計が杉崎直哉、会計監事が菅野信也、大坪政美、以上11名です。

総会に引き続き、懇親会を行いました。料理はいずれも会員が協力して買い入れや料理をした「男料理」 でカツオのたたきや川魚の甘露煮、マグロのサイコロ煮、トマト他の盛皿と魚、エビ、牛肉、鶏肉、牡蠣、野菜ほかの寄せ鍋です。アルコール類の差し入れも多く、楽しく、有意義な情報交換が出来た約2時間の懇親会でした。皆様お疲れさまでした。


第37回「鹿背山倶楽部活動」は4月12日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。

ビオトープ池の整備と畑の手入れ、水田の耕転、竹の伐採、畦道の草刈ほかを行います。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


3月8日活動記録写真
誘引用ネット張り作業です
アラカシほかの実生のポット植えです
ビオトープ池の導水堰の漏水止補修作業です 
木津こどもエコクラブの自然体験です
懇親会の中締めをする前田敏機さんです
参加者の記念写真

鹿背山一口メモ

オオイヌノフグリ
ゴマノハグサ科 ユーロッパ原産の帰化植物で路傍や畦道 などによく見られる。早春からコバルト色の可憐な花を咲かせ、春の訪れを感じさせる野草の1 つである。果実が「犬の陰嚢」に似ることから名がついたとされる。

第36回「鹿背山倶楽部活動」参加者

相原、和泉夫妻、関、高、高以良夫妻、中尾、橋場、橋本夫妻、前田敏、松尾、松本、宮園伸、 井上、垣見、広瀬、前田良、赤井、大坪、加藤、杉崎、瀬渡、高須、橋本恒、山崎隆、長尾でした。
懇親会では関西学研都市センター株式会社の代表取締役社長 田中久幸氏と安川部長に出席していただきました。


(第46-2号 平成20年2月29日)

~春の陽射しをうけて、里山活動をする~

ビオトープ池の整備と伐採竹の処分をする

風が強く、変わり目の早い天候の中で第35回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が2月23日(土) に19名の参加で行なわれました。駐車場前の竹の伐採やジャガイモ種芋の植え付け、ビオトープ池の導水管の敷設ほかを行いました。

午前はジャガイモの種芋の植え付けを行いました。まず畑の耕転を行い、畝高にしました。メークインとキタの2品種で約5kgです。種芋が比較的小ぶりであるために半割りにして、稲藁を燃やした灰と市販の専用灰を切り口につけて植え付けを行いました。

畝の中央を深さ20cm程溝掘りし、種芋の間隔は約30cmで芋間に化成肥料を施して土を被せました。ジャガイモは連作を嫌うために利用していなかったところに植え付けを行いました。6月ごろに収穫ができると思います。

竹の伐採は竹材として利用する切り出し作業と先日の降雪で割れたり、湾曲して通行に支障をきたしていることから、伐採と整理をしました。特に駐車場前の付近は、いままで未着手であったために、枯れ竹や蔓や枯れ木も多く、景観的にも見苦しく懸案事項でした。竹材としてのストックも多くなりました。施設整備や農材として利用します。

ビオトープ池の導水管は以前に東方面からは竹導管で整備を行いましたが、今回は南方面からの導水管の敷設を行いました。流れの水位を高くするために提を作り、嵩上げを行いました。夏季の渇水対策に効果が発揮出来るでしょう。

昼食は肉野菜炒め付きカップ麺におにぎりとミ カンでした。カップ麺は色々な種類を準備しまし た。調理した肉野菜炒めを添えての麺は意外と美味しく食することが出来ました。

又、おにぎりは市販品と昨年収穫したみどり米を精米した米と玄 米の赤米を入れて炊飯したものをおにぎりにした ものです。みどり米は糯米であるために、赤飯の 感触で食べることが出来、少量ながら好評でした。

午後は午前の作業の続きを行いました。竹の伐 採中に「ヤママユ」を見つけることが出来ました。
2月の休憩所周辺の風景です

成虫は大きな蛾ですが、うまく飛ぶことが出来ず、口も退化しているために、今年は周辺を注意して 作業をしたいと思います。緑色に筋のある毛虫の幼虫が発見出来るかも知れません。シイタケの栽培 も続けています。6cm程のものが1個出来ていました。


第36回「鹿背山倶楽部活動」は3月8日(土)です。


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)。
ビオトープ池の整備と畑の手入れ、水田の耕転、竹の伐採ほかの整備を行います。
PM3:00から2007年の総会と引き続き懇親会を行います。場所は関西学研都市センターの会議室で行います。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519


2月23日活動記録写真
ジャガイモの植え付けです
竹材としてのストック状況です
車場前の急斜面での伐採作業です
放置竹や伐採竹ほかの集積作業です
ビオトープ池の南方面からの導水管の敷設です
参加者の記念写真

第34回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

関、高、能勢、前田敏、橋場、新村、垣見、大木、加藤、大坪、橋本恒、杉崎、藤田、長尾でした。


(第46号 平成20年2月15日)

~雪化粧の中での里山活動となる~

竹の伐採と竹材づくり、畑の耕転作業を行う

雪が降り続く中で第35回「鹿背山倶楽部活動」が2月9日(土)に16名の参加で行われました。 竹の伐採と竹材づくり、ジャガイモの植え付け準備の耕転作業を行いました。

朝から降りしきる雪の中で施設の整備や補修に使う竹材づくりを行いました。竹の伐採は急斜面地で あるために、足元を充分に確保して行い、搬出も下に注意しながら、下ろしました。枝を払い、材とし て使用に適した部分を切り取りました。竹藪であったところも、見通しが良くなり竹林らしくなってき ました。間伐による食材としてのタケノコ育成や竹材としての適期の伐採は里山管理には欠かすことの 出来ない活動です。これからも続けていきたいと思います。

畑ではジャガイモの植え付けのための耕転作業を行いました。ジャガイモは連作を嫌うために、新し い畑地に植え付けを行いたいと思います。タマネギや小麦もこの寒さで少し生育が遅いようです。エン ドウ豆、ソラ豆は順調に育っています。

昼食は豚肉とキャベツのカレー風味汁かけうどんと稲荷ずしでした。雪が降る寒い中での暖かい食事 は体を癒してくれました。

午後も雪が降り続き5cmほどの積雪になったために活動は中止としました。皆さん寒い中、ご苦労 さまでした。


鹿背山の里山も雪景色になりました
雪の降り続くなかでの竹の伐採作業です

2月活動作業予定

2月23日(土)はビオトープ池の整備と畑の手入れ、活動エリア周辺の整備を行います。多くの方の参加をお願いします。 活動時間は定例活動日と同じです。


第35回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、高以良、高、中尾、能勢、橋本夫妻、前田敏、松尾、山村、前田良、加藤、杉崎、 長尾でした。


(第45-2号 平成20年1月31日)

~寒さ厳しい中で里山活動をする~

ビオトープの整備と放置竹の整理ほかを行う

雲の動きが早い中で第34回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が1月26日(土)に14名の参加で行なわれました。ビオトープ池の堤体の補強と放置竹の焼却、竹炭用の切り出しほかを行いました。

午前中は水抜きと泥あげを行ったビオトープ池の堤体の補強作業を行いました。池内で粘性土を移動して、水漏れ防止と堤体高さの補修を行いました。泥に足を取られての作業となりました。

竹炭用の竹の切り出しを行いました。炭焼き用に適した厚みのあるモウソウチクを休憩所に隣接する竹薮で作業を行い、約80cmに切りそろえました。しばらく乾燥させて、6~8等分ぐらいで縦割りをして、窯に入れたいと思います。炭焼き日時は3月頃を予定していますが未定です。

放置竹の処分も行いました。水田や畑予定地にあるものを整理しました。3月の活動日には笹や竹の根部を取り除き、耕転して、使用したいと思います。


ビオトープ池の整備作業です
竹炭用の切り出し作業です
竹炭用の竹(乾燥後、たて割で使用)
放置竹の整理、運び出し作業です

第34回「鹿背山倶楽部活動」(その2)参加者

関、高、能勢、前田敏、橋場、新村、垣見、大木、加藤、大坪、橋本恒、杉崎、藤田、長尾でした。


(第45号 平成20年1月21日)

~寒雨の中で農始めをする~

恵比寿神社初詣とビオトープ池の整備をする

冷たい小雨が降る中で第34回「鹿背山倶楽部活動」が1月12日(土)に12名の参加で行われました。恵比寿神社への初詣とフユイチゴの収穫、ビオトープ池の水抜きと泥あげほかを行いました。

新年の挨拶の後、農始め恒例の恵比寿神社への初詣をしました。活動拠点から登りで15分ほどです。冷えた体も温まり、神社に到着です。全員で今年も元気に活動が出来ることを祈願しました。帰りは同じ路を引き返し、途中でフユイチゴの収穫を楽しみました。

昨年は時期を逸したために収穫が出来ませんでしたが、今年は赤い小さな実を多く付けていました。小雨の中での収穫でしたが楽しむことが出来ました。摘みたての食味は少し酸味があり、つぶつぶ感がありました。ジャムに加工したり、焼酎づけで楽しみたいと思います。

ビオトープ池の整備を行いました。昨年整備途中であったこと、藻が多く発生していたことで水抜きをして、藻や水に浸かり腐敗した草、溜まっていた泥を取り除きました。半年あまりの水溜まり池でしたが、ビオトープの機能を果たしており、作業中にいろいろな小動物と出会うことが出来ました。特に感動を与えてくれたのはタイコウチの発見です。多くの里山から姿を消していた水生昆虫です。自然の中で生きた成体のタイコウチを見ることが出来たのは多くの者が初めての体験でした。

昼食はすし飯とイカの鉄板焼き、あさりの吸い物、ミカンでした。すし飯の具はタケノコ、ニンジン、 シイタケ、ジャコ、ゴマ他でした。酢の酸味が旨味を出していました。米は昨年収穫したヒノヒカリを 使いました。温かいあさりの吸い物の具はシイタケ 、ミツバ、蒲鉾で冷えた体を癒してくれました。昨 年に種菌を仕込んだシイタケが収穫出来て、鉄板焼で食しました。
新春の鹿背山の里風景です

午後はビオトープ池の整備の続きを行いました。タイコウチのほかに、イモリが2匹、トンボのヤゴが3匹、アカガエル1匹、カメ1匹を見つけることが出来ました。昨秋にはケラやコオイムシの確認をしており、いろいろな水生動物が生息できる環境であることがわかりました。

今後水の管理や水生植物の移植を行い、周辺環境も含めて整備し、子供達の環境教育や情緒教育の場としても充実させていきたいと思います。今年も鹿背山の里山で楽しく、いい汗を掻いて語り合いたいと思いますのでよろしくお願いします。

第35回「鹿背山倶楽部活動」は2月9日(土)です


現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)
ビオトープ池の整備と畑の手入れ、水田の耕転、竹の伐採と苗木の植栽、活動エリア周辺の整備などを行います。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第二課
電話 0774-73-1519

1月12日活動記録写真
  
小雨の中でのフユイチゴの収穫です
ビオトープ池の泥あげ作業です
タイコウチを発見しました
冷たい水の中で、使用器具の洗いです
ホダギ用のクヌギの伐採作業です
参加者の記念写真

1月活動作業予定

1月26日(土)はビオトープ池の整備と畑の手入れ、活動エリア周辺の整備を行います。 多くの方の参加をお願いします。活動時間は定例活動日と同じです。

鹿背山一口メモ

タイコウチ
カメムシ目タイコウチ科。平たい体で頭部が小さく、暗褐色で光沢がなく、3~4cmの細長い水生昆虫。カマ形の前脚で魚などを捕まえる。尻に長い呼吸器があり、水中でも長く居ることが出来る。名前の由来は動作が太鼓を打つ姿に似ることからつけられた。


第34回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、菅野、橋場、前田敏、山村、宮園伸、前田良、垣見、加藤、橋本恒、長尾でした。