(第32号 平成18年12月15日)

〜 師走の里山活動を楽しむ 〜

収穫を祝う餅つき大会と懇親会を行う

曇り空の下で第21回「鹿背山倶楽部活動」が12月9日(土)に28名の参加で行われました。

師走恒例の餅つき大会と忘年会を兼ねた懇親会を開催し、この一年の里山活動の総括としました。今回は鹿背山倶楽部の生みの親である中川雅永氏(都市機構本社勤務)が東京から参加されました。

前夜からの雨が心配されましたが、今年の収穫を祝う餅つき大会を行いました。道具一式は農家から 譲り受けたものです。臼は砂岩製です。これは重い。大人3人で移動させました。蒸篭は四角の木製で 5組。竹製のすのこも揃っており、年期の入った立派なものです。杵は虫喰いで、軽いために近くの方から別途譲り受けました。

用意したもち米は10升(約14kg)です。前日から、もち米を洗い、水に浸けておきました。もち米の蒸し上げや臼を温めるお湯の火焚きも雨後のため、火着きが悪く、煙の中で火との格闘でした。蒸篭が蒸し上がれば、さあ、餅つきの開始です。威勢のいい掛け声が里山に響きました。

久しぶりの人や初めてで見よう見真似で搗く人、早くて力任せに搗く人、慣れた動さで、その姿が絵になる人等さまざまでした。又、搗く者と杵とりとのタイミングを合わせるのも大変ですが以外と合っていました。搗き終わった餅をとり板に載せて、お鏡、まる餅づくりです。両手で丸めるのも、慣れるまでは難しかったようです。

搗きたての餅をきな粉、小豆餡、大根おろし他で味わいました。ヨモギ餅(ヨモギは会員の奥さんが準備)や紅えび入り餅も作りました。仲間と自然の中で味わう餅は格別です。 それぞれが忘れかけた日本の伝統の農文化を楽しみました。正午過ぎに、降り出した雨の中で後片付けをして、今年の餅つき大会を無事終了しました。

午後からは場所を変えて鹿背山会議と懇親会を開催しました。会議室は都市機構のご配慮で食堂を借りることが出来ました。

会議はこれからの活動の方向や課題と意見交換を行いました。
威勢よく、杵音が里山に響く
今年度の目標としているビオトープ池づくりの活動開始、散策路の継続的な整備、竹伐採跡地緑化のための部会の設立、水田の整備を進めて棚田景観を形成する、施設の充実、子供達との交流の場づくり、里山活動の情報提供他の意見がありました。地元の人達とも連携しながら、鹿背山での活動がより充実することを目指したいと思います。

懇親会は前日に仕込んだ「おでん」と鳥鍋他を囲んでの懇談となりました。里山活動での感想や思い、これからの抱負を熱心に語り合いました。又、ボランティア活動の情報交換や活動中の報告もありました。

3組のご夫婦での参加もあり、いい情報交換が出来たと思います。約2時間半の談笑でした。皆さん、ご苦労さまでした。


第22回「鹿背山倶楽部活動」は1月13日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



新しい年の活動が楽しく、いい汗を掻くことが出来ることを願い「里山事始め」をします。
(食器や飲み物、嗜好品は各自持参のこと。)

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


12月9日活動記録写真
  
火付きが悪く、悪戦苦闘です
蒸篭のもち米も蒸し上がる
よく伸びるなー(皆、無関心です)
ヨモギ餅の丸めだよー
食べて、語って、立っての懇親会
参加者の記念写真

12月活動作業予定

12月23日(土)は年末恒例の倉庫や休憩所内の整理他を行います。多くの方の参加をお願いします。活動時間は定例活動日と同じです。
(昼食や飲み物は各自持参のこと)
鹿背山一口メモ
鏡餅の由来
年神様へのお供えもの。古くから鏡は霊力を供えたものとして扱われ、餅は神聖な力が宿る食べ物として神前に捧げられた。その餅を神の宿る鏡に見立てて、形作ったとされる。
お餅に山海の幸をあしらい、豊かな実りがあることを祈念して、供える。

第21回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、高以良夫妻、橋本夫妻、児嶋、金星、関、菅野、前田敏、山村、加藤明、大山優、 垣見、大森、広瀬、松本二、前田良、中川、加藤、後藤、瀬渡、大坪、橋本恒、杉崎、赤井、長尾でした。



(第31−2号 平成18年11月29日)

〜 さざんか梅雨の晴れ間の活動となる 〜

脱穀、籾すり作業と小麦の播種を行う

遅晩秋の寒さを感じる下で第20回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が11月25日(土)に23名の参加で行われました。雨のために延期された脱穀、籾すり作業と小麦の播種他を行いました。

2日前の雨の影響が心配されましたが、1日半余の晴天で稲の乾燥も進み、地元の富永禎一さんと富永勝さんの協力を得て、行いました。富永さん所有の自走式脱穀機を田の近くまで移動させて、稲架から稲を手運びしました。脱穀機の操作は両富永さんにお願いしました。

1時間足らずの作業で、赤米は4袋、うるち米ともち米は合わせて2袋の収量でした。落ちて濡れている稲を拾い集め、稲架を解体し、稲わらの一部を休憩所内に運びました。

昼食は鮭料理の「ちゃんちゃん焼き」です。冷えた体には一番のご馳走でした。午後は籾すりです。昔、農家で一般に使用されていた機具をお借りしました。発動機でのベルトによる駆動方式です。始めは調子が悪く、調整に時間が掛かりましたが、知恵者の工夫で作業を行うことが出来ました。赤米は約30kg、うるち米ともち米は約60kgでした。

今年の米づくりは、6月に長雨の日照不足でイモチ病が一部発生したこと、9月に入ってのイノシシによる倒伏被害等のために鹿背山水田「稲作作況指数」は不作の域となりました。又、赤米は稲穂が赤くならなかったことが品種のためか 、作付け時期によるかを調べてみたいと思います。

来年は少しでも「実りのある活動」になるように頑張りましょう。皆様ご苦労様でした。収穫米(玄米)は会員に一部配布と精米をして、活動日の昼食時に食したいと思います。楽しみにしてください。

新しい水田の用地の草刈りと草焼きも行いました。来年は黒米も植付けたいと思います。

竹の間伐も行いました。竹材用としてストックし一部を焼却処分しました。竹林らしくなってきました。

畑では遅くなりましたが小麦の播種とタマネギの植付けを行いました。オタフク豆とエンドウ豆、ハクサイは順調に生育しています。
11月25日活動記録写真
  
自走式脱穀機到着です
脱穀機まで稲の手運びです
脱穀作業の近景です
脱穀作業の遠景です
脱穀作業終了後の記念写真です
籾すり作業です
昼食の「ちゃんちゃん焼き」
伐採竹の一部の焼却です
小麦の筋播き播種作業です
参加者の記念写真

第20回「鹿背山倶楽部活動」(その2)の参加者

富永禎、富永勝、和泉夫妻、菅野、前田敏、橋場、関、金星、中尾、高橋、垣見、前田良、加藤、岩元、 橋本恒、大坪、根本、赤井、藤原、山根、柏井、長尾でした。



(第31号 平成18年11月16日)

〜 降りしきる秋雨の中での活動となる 〜

雨のため脱穀作業を中止し、拠点の整備をする

久しぶりの雨の中で第20回「鹿背山倶楽部活動」が11月11日(土)に18名の参加で行われました。楽しみにしていた脱穀作業が出来ず、休憩所の内・外装整備や火場の整備他を行いました。

午前は地元の方の協力を得て脱穀作業の予定でしたが、降りし雨のために脱穀作業自体が困難なことから、中止となりました。前日から雨が予想されていたために、急遽、稲が濡れないようにシートを被せて保護していましたが残念でした(脱穀、籾すりは25日(土)の自主活動日に行う予定です)。

活動内容の変更です。作業拠点周辺の整備を行うことにして、新しい休憩所の屋根代わりの竹組みが抜けているところを補足しました。雨よけの青シートを少しでも周辺景観に馴染ませることと保護が目的です。切り出した竹の太さや長さ、曲がり他を選別しての作業です。両側からの噛み合せが以外と力仕事でした。シートの色がカモフラージュきるように今後も作業して行きたいと思います。

又、内側の装飾として、竹を並べて、壁面を竹垣風の趣にすることにしました。竹を一定の長さに切り、太さを考慮しながら躯体に結束していきました。少しづつですが自然らしい風景に近づけて行きたいと思います。

昼食はイカと大根の煮付けにイモご飯、デザートはミカンです。季節の大根料理を自然に包まれた中で食べるのは格別です。又、寒さを感じる中で、汁を多くした暖かい料理は冷えた体を回復してくれます。

竃をつくり変えたことで、釜ご飯が旨く出来上がるようになりました(加藤さん、和泉さんの奥さんありがとうございました)。

午後は午前中の続きと火場の整備他を行いました。活動当初から使用していた半割ドラム缶の火場を新しく取り替えました。
雨に濡れないようにシートを被せましたが・・
4個の割り石を使用して、土台としました。これから寒くなります。暖を取ったり、料理の火場他に利用できます。又、石と土で竃を作りました。

畑の作業としてはオタフク豆の誘引作業として、一芽ごとに葉の付いた竹枝支柱を設置しました。ハクサイも順調に生育しています。少し虫食いが目立ちますが、中心部は巻いた塊を作っています。エンドウ豆も芽を出し育っています。タマネギは播種時期が遅かったために芽だしが悪いようです。細いながらも植付けをしたいと思います。

今回は寒く、雨が降り続いた1日でした。参加された皆様、お疲れさまでした。

11月12日(日)に木津町の「木の津まつり」が開催されました。都市再生機構も屋内でのブースで事業紹介他を展示参加され、鹿背山倶楽部の活動も紹介していただきました。活動パネル展示と会員が作った竹細工の花差しや竹笛、竹トンボ、竹のけん玉、ヤジロベイ他を展示し、子供達に提供しました。

第21回「鹿背山倶楽部活動」は12月9日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)

午前中は餅つきを行います。午後は場所を変えて懇親会を行う予定です。
食器や飲み物、嗜好品は各自持参のこと。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


11月11日活動記録写真
  
雨の中での竹の加工作業です
休憩所内の竹の取り付け作業です
屋根代わりの竹組み作業です
半割ドラム缶の設置作業です
オタフク豆の誘引作業です
参加者の記念写真

11月活動作業予定

11月25日(土)に脱穀作業を行います。休憩所の整備作業も行います。多くの方の参加をお願いします。
活動時間は定例活動日と同じです。(昼食や飲み物は各自持参のこと)


鹿背山一口メモ


柿の渋抜き法
柿の中に水溶性のタンニンがあり、不溶性にすることで渋みがなくなるとされる。
1、渋柿と焼酎を入れて密閉する。
2、渋柿の皮を剥き、寒いところで風にさらす。
3、渋柿を25℃ほどで空気加熱する。
その他に凍結法や燻製法がある。

(村田隆一氏著参考)

第18回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、金星、菅野、橋本治、前田敏、山村、高以良、垣見、西澤、前田良、加藤、大坪、 岩元、橋本恒、杉崎、長尾でした。


(第30号 平成18年10月19日)

〜 秋晴れの下で里山活動を楽しむ 〜

もち米の稲刈りと竹の切り出し作業で汗を掻く

ミゾソバやイヌタデが咲く中で第19回「鹿背山倶楽部活動」が10月14日(土)に22名の参加で行われました。晴天に恵まれ、里山活動でいい汗を掻いた1日でした。

午前中はもち米の稲刈りを行いました。イノシシに踏み倒された稲もありましたが実りはいいようです。田植え時に赤米の苗と混合したために、刈り残しての作業となりました。今年は1ヶ所当りの稲本数が比較的少なかったことから、稲刈りと結束作業は容易に進みました。獣害対策で稲架は少し高い目に作りました。これから乾燥、脱穀、精米をします。12月のもちつきが楽しみです。

サツマイモの試し掘りを行いましたが7月にイノシシ被害で苗が掘り返されたために、植え直しを行いましたが蔓や葉の生育も悪かったことから収穫量は少なく、昼食時に芋ご飯や焼き芋として料理できる程度の出来でした(手土産はなし)。

夏野菜も終わりです。ナス、ゴーヤ、ピーマンも最後の収穫でした。竹の伐採作業も行いました。急斜面のために 足場が悪く、切るのも下に降ろすのも細心の注意が必要でした。降ろされた竹を枝払いし、竹材として集積しました。休憩所の整備や稲架用として使用する予定です。

昼食は芋ご飯に具たっぷりのトン汁です。橋本さんから栗ご飯とゴーヤの粕漬け、キューリの漬物、湯がき栗の差し入れをいただきました。自然に恵まれた青空の下で食べる旬の芋ご飯や栗ご飯は最高の味覚で秋を満喫出来る食事でした。

又、ダッチオーブンの底に小石を並べて焼き芋と焼栗をしました。

(料理方法も勉強中です。料理担当は加藤さんと橋本さん、和泉さん、西田さんの3人の奥さんでした。 ありがとうございました。)
秋空の下でのもち米の稲刈り作業です。
午後は午前に引き続き竹の切り出しを行いました。28日(土)に予定している赤米他の稲刈り後の稲架づくりに使用します。

先の細い部分は切り落とし、一部は焼却しました。竹の伐採活動も根気が必要です。何分にも量が多い。竹の繁殖力と放置していたことが原因であり、里山の復元には長い時間と積極的な活動が必要です。自然との共生できる多様な生物環境の創出を目指して、この鹿背山の地で頑張りましょう。

畑ではオタフク豆、エンドウ豆、タマネギの播種を行いました。除草、耕転、レーキ均しをして播種し、網目の保護布や枯れ草で覆い充分な潅水をしました。ハーブのレモンバーム(金星さん提供)の植付けも行いました。香りを楽しむことが出来ます。スイセン(和泉さん提供)をヤード前の階段横に植付けました。又 、倒木を利用して、薪作りをしました。里山での冬に向けての準備です。

第20回「鹿背山倶楽部活動」は11月11日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



水田の手入れ、畑の除草、畦道の草刈り、竹の伐採等、無理をせずに行います。昼食は作りますが持参できる方は持参してください。(簡単な副食を作りますので食器を用意してください)。食器や飲み物、嗜好品は各自持参のこと。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


10月14日活動記録写真
  
少し高い目の稲架かけ作業です。
畑の除草、耕転(オタフク豆他播種)
竹の間伐伐採です(竹林らしくなる)
伐採竹の移動と枝払いです。
チェーンソーによる薪づくりです。
参加者の記念写真

10月活動作業予定

10月28日(土)は赤米の稲刈り、休憩所の整備等を行います。多くの方の参加をお願いします。
活動時間は定例活動日と同じです。(昼食や飲み物は各自持参のこと。)

鹿背山一口メモ
ミゾソバ
タデ科。小川や沼沢地、湖岸に生育する一年生草木。水田地周辺に群生する。花は淡い紅色と白色混じりで8〜10月に咲く。 名の由来は葉が蕎麦に似ているため。

第18回「鹿背山倶楽部活動」参加者

橋本夫妻、和泉夫妻、西田夫妻、前田敏、井上勝、金星、能勢、山村、中尾、関、垣見、広瀬、前田良、 加藤、後藤、岩元、杉崎、三家、長尾でした。



(第29号 平成18年9月15日)

〜 残暑厳しい中での里山活動となる 〜

竹の整理伐と畑の除草、囲い柵づくりをする

アキアカネが舞う残暑の下で、第18回「鹿背山倶楽部活動」が9月9日(土)に21名の参加で行われました。水分補給と休憩を多く必要とした1日でした。

午前中は竹の伐採と畑、水田の除草作業です。休憩所前の竹の伐採も皆伐から竹の間隔を空けて残す整理伐にに変え、竹林を目指します。倒竹等は斜面を利用して仮置きし、休憩所他の整備に使える竹は下に降ろしました。傾斜地で竹・笹の切り跡もあり、足元を注意しての作業でした。

これからも作業は継続して行います。皆伐した跡地には雑木の苗木やどんぐりの播種をする予定です。

水田の3種の稲は生育が遅れているものもありますがヒノヒカリと赤米は出穂し、小さな花が確認できます。赤米は少し赤みを帯びています。 背丈は一昨年の赤米より、短い品種のようです。もち米は結実し、穂が頭を下げはじめています。収穫が楽しみです。

水田の周りの除草も行いました。畑周辺も草が繁茂しています。サツマイモ周りは手作業で行いました。サツマイモ地はイノシシ進入防止対策として周辺に竹とロープで柵を作り、空き缶を吊るして鳴子づくりをしました。トマトとナス、キュウリ、カボチャは収穫後に抜き取り、次期植付け準備としてバーク堆肥と牛糞活性堆肥を入れて、耕転しました。

昼食はシソ入りご飯にてんぷら、トマトとレタス、キュウリの野菜サラダ、和泉さん差し入れのキュウリとナスビの粕漬け他です。

てんぷらは収穫したゴーヤやナスビ、カボチャ、シシトウ、橋本さん手作りのサツマイモの他にちくわ、ニンニク他でした。暑い時の美味しいてんぷらの食事は体力の回復に最適です。 ころもの歯ざわりがよく好評でした。(料理担当は加藤さん、橋本さんと和泉さんの両奥さんでした。暑い中ありがとうございました。)

午後は、竹の伐採作業を中心に行い、畑の周辺と畦道の草刈りも行いました。今回は参加者全員で「鹿背山会議」を行いました。
出穂した稲(赤米、ヒノヒカリ、もち米)
議題は
1、今秋の野菜の植付けおよび播種について
(どんな野菜を植えるか。植えたいものは何か。)

2、畑の管理体制について
(年間管理内容の把握と実行体制。週に1回は当番制で管理をしたい)。

3、山林の管理内容について
(竹林の育成と皆伐跡地の雑木林の育成対策)。

4、ビオトープ池づくり
(作業ヤード前の水田放棄地で行いたい。今年の目標の一つである)。

5、今後の施設の整備について
(新しい休憩所の完成を目指す。囲炉裏作りや椅子の調達をしたい。トイレ周辺の囲いをする)。

以上5課題について意見交換を行いました。活動をより充実させるために、皆さんの意見を出してください。

第19回「鹿背山倶楽部活動」は10月14日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



水田の手入れ、畑の除草、畦道の草刈り、竹の伐採等、無理をせずに行います。
昼食は作りますが持参できる方は持参してください。(簡単な副食を作りますので食器を用意してください)。
食器や飲み物、嗜好品は各自持参のこと。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


9月9日活動記録写真
  
斜面地での竹の伐採作業
サツマイモ畑での除草と中耕
昼食料理中(和泉さん、橋本さん)
参加者の記念写真

9月活動作業予定

9月23日(土)は休憩所の整備とビオトープ池づくりの準備を行います。多くの方の参加をお願いします。
活動時間は定例活動日と同じです。(昼食や飲み物は各自持参のこと。)
鹿背山一口メモ
ハグロトンボ
カワトンボ科。体長6cm程でイトトンボに似る。羽が「お歯黒」の色に似ていることが名前の由来。 オスは光沢のある金緑色、メスは黒褐色の体に真っ黒な羽をヒラヒラとゆっくりと羽ばたかせ、優雅に飛ぶ。緩やかな流れの水辺に生息する。

第18回「鹿背山倶楽部活動」参加者

橋本夫妻、和泉夫妻、児嶋、菅野、橋場、高以良、前田敏、井上勝、金星、能勢、垣見、井上洋、 広瀬、加藤、岩元、橋本恒、大坪、宮園、長尾でした。


(第28号 平成18年8月18日)

〜 酷暑の中での農活動となる 〜

水田と畑に繁茂した草の除草と農道の整備をする

照りつく太陽の下で第17回「鹿背山倶楽部活動」が8月12日(土)に20名の参加で行われました。「迎え盆」の前日です。暑さの中で汗を拭うことと水分補給の競争の一日でした。

午前中は水田と畑の草取りを行いました。稲は「ヒノヒカリ」の生長が長雨と日照不足で少し遅れている様ですが、「赤米」と「もち米」は順調に生育しています。水草やセリ類が繁茂しています。今年は異常に多い様に思われます。照りつく中での作業は大変でした。赤米の田の一部の作業となりました。

少し時期的には遅い様ですが「土用干し」のため、水の流入を遮断しました。1〜2週間放置することで、土中のガスを抜き、嫌気性の雑菌の繁殖を抑える効果があります。

畑の草取りも7月の定例活動で行いましたが、この時期は草の生長が早い。草取りに併せて誘引や結束も行いました。収穫が楽しみなサツマイモ畑が大変です。芋の形もないこの時期ですが、イノシシに掘り返されています。可能なものは植え直しを行いました。早急に対策が必要です(竹の鳴子を作り、設置するか)。


日照りが続いているために、小川の水をポンプアップで畑に潅水しました。又、進入路の排水不良ヶ所の整備を行いました。長期放置のために、排水桝が土に埋もれて、水溜りが出来ていました。桝の位置が分からず、溝を作り排水することにしました。

昼食は冷ソーメンにゴーヤチャンプル、モロヘイア和え、野菜サラダ、和泉さんからの差し入れのキュウリをベースにした浅漬け、 キムチ他です。暑い時の冷ソーメンは旨い。又、ゴーヤチャンプルは夏バテ防止に最適です(加藤さん、橋本さんと高以良さんの両奥さんご苦労さまでした)。

午後は午前中の継続作業を主に行いましたが、畦道や作業スペースにも雑草が繁茂しています。草刈機で刈取りを行いました。 又、放置されていた伐採木等も一部焼却しました(暑い中ご苦労さまでした)。
赤米田での草取り作業
休憩所の整備のために、竹材の切り出しも行いました。今後、活動拠点前の竹藪は「皆伐」ではなく、約2m間隔で新しい竹を残す「整理伐」にしたいと思います。この周辺は雑木林再生の植樹と竹林としての整備を行う計画です。

充分に管理できない野菜づくりの畑ですが自然の力は偉大です。今回もゴーヤ、シシトウ、ピーマン、キュウリ、オクラ、枝豆他が収穫出来、昼食時に料理に使用しました。

反面、8月は農業の厳しさを体験できた活動日でした。食物自給率の低い我が国では食物を大切にする心を養うことが必要です。参加された皆様ご苦労さまでした。


第18回「鹿背山倶楽部」活動は9月9日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



水田の手入れ、畑の除草、畦道の草刈り、竹の伐採等、無理をせずに行います。
昼食は作りますが持参できる方は持参してください。(簡単な副食を作りますので食器を用意してください)。
その他、飲み物や嗜好品は各自持参のこと。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


8月12日活動記録写真
  
畑での草取り(手作業)
作業スペースの草刈り(機械)
ポンプアップでの潅水
進入路の排水整備作業
昼食風景
参加者の記念写真


8月活動作業予定

8月26日(土)は休憩所の整備を主に行います。多くの方の参加をお願いします。活動時間は定例活動日と同じです。
(昼食や飲み物は各自持参してください。)

鹿背山一口メモ


ツマグロヒョウモン
タテハチョウ科。3〜4cmのヒョウ柄模様の蝶。雄は後翅の後部の縁が黒い。 雌は前翅の先端部が黒く、前方にピンク色の部分がある。近年の温暖化で繁殖域が北に伸びてきている。食草のパンジーやビオラ類が園芸で冬にも広く植えられていることも原因である。

第17回「鹿背山倶楽部活動」参加者

橋本夫妻、和泉、児嶋、菅野、橋場、才治、高以良夫妻、前田敏、大道、高橋(京造大)、垣見、広瀬、 前田良、加藤、岩元、橋本恒、大坪、赤井、長尾でした。

(第27号 平成18年7月14日)

〜 小暑入りの下で里山活動をする 〜

繁茂した雑草の除草と夏野菜の手入れで汗を掻く

梅雨明けを感じさせる晴天の下で、第16回「鹿背山倶楽部活動」が7月8日(土)に31名の参加で行われました。朝から太陽が顔を覗かせる気温が高く、湿度も高い中での活動日でした。

午前中は、良く繁茂した雑草の除草作業です。畑の野菜は順調に生育していますが、雑草も負けず繁茂しています。機械刈りが出来ないために、全てが手作業です。屈み、下を向いての作業は、この時期きつい。しっかりと汗を掻いての作業となりました。水田の草取りも稲を丈夫に育てるためには欠かすことの出来ない農作業です。

今年は2回に亘り、うるち米(ヒノヒカリ)、赤米、もち米と3種類を新しく開墾した田を含めて3枚の田で田植えを行いました。1枚増えたことで草取り作業りも多くなります。頑張って、秋の収穫を楽しみに続けましょう。

水路内の除草も行い、クワイの種芋苗(高以良さん提供)を植え付けました。クワイは「芽が出る」ことから縁起物として、正月の御節料理として利用される根菜です。

里山の小動物(蝶やトンボ、蛙、爬虫類、水生昆虫他)も活発に活動しています。畦道や未利用水田地の草刈りは有害動物や好まない動物との遭遇を避けるためにも必要です。草刈機を総動員しての作業となりました。

昼食は肉、タマネギ、ジャガイモを主とするスープシチューと食欲を誘るシソご飯、枝豆、トマトとキュウリの野菜サラダです。タマネギとジャガイモは我ら畑の「MY野菜」です。先週収穫したタマネギはゴルフボール程の大きさでしたが味は上々でした。

暑さの中での熱い料理は汗を掻くことで心身を元気づけてくれます。皆満足。

料理担当は加藤さんと高以良絹子さんでした。
畑での手作業による草取り
午後は、午前の作業を引き続き行いましたが、畑ではトマトとキュウリの摘果と添竹、誘引作業、サツマイモ畑の中耕、ゴーヤとカボチャの補植、虫除けの希釈竹酢の散布を行いました。

野菜の生長にあわせて、いろいろな虫や昆虫、野鳥が飛来します。自然農法での野菜づくりも検討対象となりますが、多くの実りを収穫することも一つの楽しみです。

一方、フィールドでの生き物の命も大切にしたいと思います。私達は里山活動を通じて自然を知り、分かち合う共生の精神を実践する場として活動しています。

今回は休憩所内の足元の整備も行いました。コンクリ―ト平板(廃材品)敷きです。 随時、整備していきます。竹の伐採も行いました。材としては、この時期は不適期ですが屋根架け用として材です。

第17回「鹿背山倶楽部」活動は8月12日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



水田の手入れ、畑の除草、畦道の草刈り等を暑さと体力に合わせて、無理をせずに行います。
昼食は作りますが持参できる方は持参してください。(簡単な副食を作りますので食器を用意してください)。
その他、飲み物や嗜好品は各自持参のこと。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


7月8日活動記録写真
  
水田での草取り
未利用水田地での機械除草
キュウリの添竹設置と誘引
休憩所内の足元の整備
野菜も生き生き、除草作業完了
参加者の記念写真

7月活動作業予定

7月22日(土)は休憩所の整備と水路の整備を行います。多くの参加をお願いします。活動時間は定例活動日と同じです。
昼食や飲み物は各自持参してください。

鹿背山一口メモ
ウラギンシジミチョウ
ウラギンシジミチョウ科。3cm程の小さな蝶。成虫で越冬する。
雄は表が茶色地に橙色紋、雌は青白色で、共に裏が白銀色である。

第16回「鹿背山倶楽部活動」参加者

和泉夫妻、児嶋、菅野、橋場、金星、前田敏、中尾、井上勝、西田廣、高以良夫妻、山村、岡本、垣見、 高須、広瀬、前田良、加藤、後藤、岩元、山崎隆、橋本恒、大坪、谷、土居、杉崎、鹿野、藤原、赤井、長尾でした。



(第26−2号 平成18年6月28日)

〜 梅雨の晴れ間の活動で汗を掻く 〜

赤米ともち米の田植えとジャガイモの収穫を楽しむ

アザミの花が咲く梅雨の晴れ間の下で、第15回「鹿背山倶楽部活動」(その2)が6月24日(土)に30名の参加で行われました。自主活動日でしたが多くの人が参加されました。

午前中は、前回と同様に田植えの前作業の代かきを行いました。新しく水田に使用する田です。以前から耕転 作業は数度行っていましたが、長年に亘り放置されていたために笹類や雑草の根部が蔓延っていました。残根の除去や水平にするための土の移動が一苦労でした。

しかし、我ら鹿背山倶楽部会員は一致団結です。文句も言わずに協働活動です。地元の富永(禎)さんの指導もあり、午前中にほぼ代かき作業を完了しました。

昼食は時節のそうめんにゴーヤチャンプル、野菜サラダ、キムチ他です。氷で冷やしたそうめんは旨い。汗を掻いた後は特別のグルメ感覚です。(今回は橋本(壽)さんに加藤さんと娘さんとその友達が料理担当をしていただきました。)

午後は、赤米の田植えから始めました。

昨年は古代米の入手が出来ませんでしたが、今年は兵庫県三田の農家から籾を購入しました。結穂時期の里山景観や収穫が楽しみです。
新しい開墾田での耕転と代かき作業
前回のうるち米(ひのひかり)の苗より少し伸びた稲苗でした。一列に15人が並んでの田植えです。今年2回目です。手順も植え方も学習したことで敏速で、整然とした出来でした。

もち米の田植えも引き続き行いました。又、前回に田植えした水田の草取りも行いました。

畑では、残りのジャガイモの収穫を行いました。大きく育っていましたが、かじられたものや病原菌に犯されたものが少しありました。自然乾燥させていた麦の穂摘みも行いました。脱穀して、昼食時に食したいと思います(レシピ募集します)。

ナスとゴーヤの補植とカボチャの苗の植え付けを行いしました。今回は湿度が高く、暑い中での活動日でした。参加された皆様ご苦労さまでした。
  
横一列に並んでの赤米の田植
ジャガイモの収穫です

第15回(その2)「鹿背山倶楽部」活動参加者

富永(禎)、富永(ふるさと農園)、和泉、井上(勝)、岡本、金星、児嶋、菅野、高以良、橋場、橋本夫妻、 山村、西田(加藤さんの知人)、加藤さんの娘さんと友達(加藤明子、松永 絋、大山 優、國方由香、浜田美子) 井上(洋)、垣見、前田(良)、岩元、大坪、加藤(育)、後藤、佐竹、橋本(恒)、赤井、長尾でした。



(第26号 平成18年6月16日)

〜 「五月晴れ」の下での里山活動となる 〜

田植えとジャガイモ掘り、麦の刈り取りに汗を掻く

入梅後の晴れ間の下で、第15回「鹿背山倶楽部」活動が6月10日(土)に30名の参加で行われました。

午前中は田植えの前作業の代かきを行いました。水を張る前に、小型耕運機で複数回耕転をしていましたが, 鍬や鋤で塊や凸凹を均し、仕上げに丸太を曳いて平らにする作業です。人力で曳くのは想像以上に大変な作業で、慣れてないこともあり、足を取られての悪戦苦闘となりました。

又、畑ではジャガイモ掘りを行いました。今回はボーイスカウトの参加があり、子供たちが楽しい体験をしました。しかし、少し収穫が早かったことで、小ぶりのものが多かったようです( 残りは第4土曜日の自主活動日に行います)。

小麦の収穫も行いました。子供たちに鎌の使い方の指導を行い、刈り取りです。大人の介添えで全員が体験出来ました。

実りは普通です。天乾しの後脱穀して、加工し、食したいと思います。

(昨年の小麦は麦茶に加工しました。夏場に冷やした麦茶で喉を潤すことが出来るでしょう。本来、麦茶用は大麦ですが。)

昼食は、ハヤシライスに野菜サラダ、収穫したエンドウ豆茹とダッチオーブンで蒸し焼きにしたジャガイモのバター添え、橋本さんの奥さんから差し入れの漬物です。 味も量も大満足の食事でした(加藤シェフ、前田シェフこれからも宜しく)。

午後は田植えです。5月の活動日に播種した苗床の籾の生育が少し遅く、うるち米のみの稲苗の植え付けを行いました。
里山活動の貴重な田植え風景です。
今年は、横一列に18人が並び、渡した紐に沿って掛け声に合わせての田植えです。稲苗が水没するものもありましが、1時間足らずで無事終了しました。(残りの赤米とモチ米の田植えは、第4土曜日に行う予定です)。

畑の作業は麦の刈り取り後地とジャガイモの収穫後地の整備と耕転を行いました。サツマイモを植える予定です。

トマト、キュウリ、ナス、シシトウは順調に生育していますがゴーヤは原因不明で枯れてしまい、再植え付けを行います。又、キュウリの葉が虫に吸汁されているために竹と透明袋で行灯形に囲いました。

竹の伐採地にクヌギ、ナラガシワの一年生苗木を植樹しました。ドングリの実生をポットに播種して、今年発芽したものです。跡地計画の具体的な方針は未定ですが、里山修復の基になる雑木林を再生する目的には変わりはありません。これからも、この地にある苗木移植と実生から発芽させた苗木植栽、ドングリ作戦他で雑木林の再生を目指したいと思います。

第16回「鹿背山倶楽部」活動は7月8日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



水田の手入れ、畑の除草、畦道の草刈り、竹林の整備作業等を体力に合わせて行います。
昼食は作りますが持参できる方は持参してください。(簡単な副食を作りますので食器を用意してください)。
その他、飲み物や嗜好品は各自持参のこと。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


6月10日活動記録写真
  
鋤や鍬での代かき風景
丸太を曳いての均し作業
子供たちによるジャガイモ掘り
畑の小型耕運機による耕転作業
昼食風景(立食です)

6月活動作業予定

6月24日(土)は赤米とモチ米の田植えと休憩所の整備も行います。多くの参加をお願いします。活動時間は定例活動日と同じです。昼食や飲み物は各自持参してください。

鹿背山一口メモ
「五月晴れ」とは旧暦5月の梅雨の晴れ間のことです。(気象庁の予報用語である。)

第15回「鹿背山倶楽部」活動参加者

橋本夫妻、児嶋、橋場、金星、前田敏、松田守、井上勝、才治、高以良泰、山村、岡本、大道、 垣見、 広瀬、堀内、大森、前田良、加藤、後藤、山崎隆、橋本恒、大坪、谷、鹿野、山本、藤原、赤井、長尾でした。 (今回は、京都大学大学院の松本仁氏(社会人学生)が特別参加されました。)



(第25号 平成18年6月6日)

〜田植えに限らず苗代づくりにも雨がよく似合う?〜

始めての苗代づくりに挑戦

第14回「鹿背山倶楽部活動」が5月13日(火)に16名の参加で行われました。予報どおり降りしきる雨、卯の花くたしの雨と言えば風情もあるのでしょうが、当倶楽部の定例活動日は不思議と雨に好かれているようです。

別に予定されていた“里山元気印のタケノコ掘り”は中止とのこと、でもこちらは苗代をやらねばなりません。昨年までは、地元の農家に頼りきりの稲作、 今年はせめて苗作りは自分たちでやろうと苗代作りの日です。とはいっても籾種の準備はもちろん、覆土用のまさ土・クン炭、保育シート等材料一切持参で指導をお願いしている地元の富永さん(お二人)にきてもらわなければ事は 始まりません。

この雨の中、来てもらえないのかと案ずるほどもなく、約束どおり軽トラが現れひと安心。

用意された籾は赤米、糯、粳(ヒノヒカリ)の3種類、今年はさらに切り開いた1枚を加えた3枚の水田に見合う苗作り。 あらかじめ下ごしらえあった苗床を鍬で塗り均し、籾落とし、覆土、シート被せ、最後に水張りの調節とまたたくうちに完了。

水田の排水溝、夏野菜の植え付け等、まだまだやりたいことはありますがこの雨では…、 あきらめざるを得ません。
昼飯は白飯、ラーメンそれに学研本部で作っていただいてあった筍の煮物2種、最後は料理長思い入れの ダッチオーブンで蒸し焼きにしたじゃがいものデザート。新しい竹の掘っ立て小屋、自然になじまないと言われもシートのおかげで雨をしのぐには十分、和気あいあいの食事で締めくくることが出来ました。

第15回「鹿背山倶楽部活動」は6月10日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



しろかき、田植え、麦の刈り取り等を行います。昼食は作りますが持参できる方は持参してください(簡単な副食を作りますので、食器を用意してください)。
その他、飲み物や嗜好品は各自持参のこと。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


5月13日活動記録写真
  
本日の作業内容の説明
苗代づくり作業
苗代づくり作業
苗代完成


(第24号 平成18年5月10日)

〜 春の陽ざしの下で、農活動始まる 〜

竹林の整備と春植え野菜の準備をする

天気に恵まれ汗ばむ気候の中で第13回「鹿背山倶楽部活動」が4月8日(土)に36名の参加で行われました。

午前中は、春植え野菜の準備です。畑が手狭になったことから、新しく畑地の耕転と畝づくり、施肥を行いました。水田放棄地のため粘性土で水分を多く含み、耕転作業は一苦労でした。小型耕運機を使用し、体力に自信のある会員が作業しました。播種と苗の植付けは5月の定期活動日に行う予定です。

竹林の整備は常時活動目標です。少しずつでも伐採して行くことが必要です。今回は伐採した竹を竹炭用に加工しました(長さ約80cmで切り、4〜6分割です)。又、長テーブルとベンチも作りました。過日に会員の有志が自主的に活動していたものを仕上げました。

昼食時には大変役に立ちました。田植えの準備として、苗床づくりを地元の方(富永禎一さんとふるさと農園の富永さん)の協力で行いました。水張りと籾蒔きは後日行います。

昼食はさくらご飯に鳥の丸焼き、野菜スープ 野菜サラダです。さくらご飯は桜の花びらを塩漬けしたものを ご飯に混ぜたものです。ピンク色に染まった、春に相応しいご飯でした。

鳥の丸焼きはダッチオーブンで調理しました。

火加減が難しい。焦げすぎたもの、中が半焼けのものがありました。これも経験です。次回はもう少し上手くいくことを期待しましよう。野菜スープは鶏がらをベ―スにしたあっさりスープでした。

午後は、畑のジャガイモ植え地の手入れをしました。芽だしが悪いことから、芽の確認と周りの中耕と除草を行いました。葉ダイコンやムギは順調に生育していますが、ネギは生育が遅れているようです。

竹林の整備も引き続き行いました。竹材は修復・増築中の休憩所の整備に多くが必要となります。 又、新しく作る水田の耕転も行いました。今年は古代米の黒米、赤米を植える予定です。最近、田植えや稲刈り への参加希望者が多いことから、一般の方にも開放したいと思います。これも、我が倶楽部がやるべき大切な 社会的役割としての活動です。気になっていた排水が悪い畦道の整備も行いました。


第14回「鹿背山倶楽部」は5月13日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



竹の伐採と春植え野菜の植え付け、水田の田越し等を行います。昼食は作りますが持参できる方は持参してください(簡単な副食を作りますので食器を用意してください)。その他、飲み物や嗜好品は各自持参のこと。

2005年定期総会において今年度の役員が選出されました。宜しくお願いいたします。



会長−長尾輝治、副会長−橋本治郎・垣見究吾、幹事−和泉蔚・中尾博・橋本恒一・赤井重行・藤原広志、 会計監事−菅野豊彦・高須信一



連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


4月8日活動記録写真
  
昼食風景

5月活動作業予定

5月13日(土)は田ごしらえと夏野菜づくりの準備をいたします。活動時間は定例活動日と同じです。
昼食や飲み物は各自持参してください。
また、当日はたけのこ掘りのイベントも開催されます。

鹿背山一口メモ
ショウジョウバカマ
ユリ科。湿潤な所に生える多年草。春先に根生葉から花茎が伸びて、花被片6枚 淡紅色〜濃紅色の花が咲く。 雄しべや雌しべが長く目立つ。名の由来は葉が袴を連想させること。

第12回「鹿背山倶楽部活動」参加者

富永禎、富永、橋本夫妻、菅野、和泉、橋場、前田敏、金星、松田、井上勝、才治、高以良、前川、山村、岩本正、田中、下村、高橋、野村、井上洋、広瀬、堀内、前田良、杉崎、大木、加藤、中川、橋本恒、大坪、谷、佐竹、岩元、藤原、赤井、長尾でした。


(第23号 平成18年4月5日)

〜 自然観察会と2005年度総会を開催する 〜

鹿背山の植物の勉強と2006年度活動方針を承認する

春間近を告げるウグイスの囀りの中で、第12回「鹿背山倶楽部活動」が3月11日(土)に34名の参加で行われました。今回は鹿背山の自然観察と講演、2005年度総会を開催しました。

午前は自然観察会です。講師は森林再生支援センターの大川智史氏にお願いしました。今回は植物を対象とし、森林セラピー構想の「谷の道ルート」を歩きました。自然と親しむ喜びの一つに「知る」ことがあります。名前を知ることで、行動の楽しさが増します。しかし、図鑑を相手に学んでも、難しく正確でないことが多いようです。専門知識を持っておられる方から、教わることが最良です。大川講師からの樹木や草本類の同定と解りやすい見分け方の説明にメモを取り、質問をして多くのことを学ぶことが出来ました。

何気なく見ている植物にも自然の営みや摂理があります。実の中に入った虫が原因で、周辺の色彩に同化する目立たない色であるアオキの黄緑の実は、昆虫にとって種属の継承への摂理であると言えます。

昼食は、豆ご飯と具たっぷりの豚汁を作りました。天気に恵まれたこともあり、自然の中での食事は格別です。少し塩味の効いた豆ご飯は、久しぶりに食した方も多いようでした。豚汁も味が良く、お代りも多く完食となりました。

午後は学研本部の第1会議室で総会と講演会を行いました。総会では2005年度の活動 報告と収支決算、2006年度の活動予定と予算計画、2005年度の収支決算の監事報告、会則の一部改正、役員の選出の議案が提出され、討議の結果承認されました。
アカメヤナギについての説明を聞く
引き続き、大川講師による講演会を行いました。講演テーマは「鹿背山の緑と植物、里山活動の事例」です。

パワーポイントを使用して、鹿背山で記録された草本類を詳しく説明していただきました。又、調査指導された「八幡男山」での活動事例の報告と鹿背山での里山活動の今後の課題や対策について、提言をしていただきました。

我が倶楽部の活動も多様なことに取り組み、対外に広く活動、展開していくことが求められています。会員が積極的に里山活動をするためには「知り」「行動する」ことです。このことからも意義ある講演会でした。総会・講演会の終了後、懇親会を開催しました。約2時間半、自己紹介と里山活動での思い等を談笑の中で語り合いました


第13回「鹿背山倶楽部活動」は4月8日(土)です

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



竹の伐採と夏野菜の植え付け、除草他を行います。昼食は用意いたしますが、飲み物や嗜好品は各自持参してください。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


3月11日活動記録写真
  
  
フジの巻き付き方は右巻き、左巻き?
太陽の下での昼食
2005年度の総会
鍋を囲んでの懇親会

自然観察会で観察した樹木、草本類



樹木−エノキ、クリ、ヌルデ、オチャノキ、ヤマコウバシ、ウツギ、ヒサカキ、アオキ、ニッケイ、イヌガシ、ヤブニッケイ、ナナミノキ、フジ、ヤブツバキ、カスミザクラ、リョウブ、ヒノキ、クヌギ、アカメヤナギ、マダケ、ハチク、モウソウチク、キヌヤナギ、ムクノキ、アラカシ、ナラガシワ、クロガネモチ、ヤツデ、トウジュロ、スギ他

草本類−ナガバジャノヒゲ、ジャノヒゲ、ヤブコウジ、ヨシ、ハコベ、ウシハコベ、オギ、コクラン、ヤブラン、フユイチゴ、ヘビイチゴ他


講演会のテーマと内容



鹿背山の森と植物
(映像紹介−フデリンドウ、ウマノアシガタ、ヌマトラノオ、コクラン、リンドウ、カマツガ、セリ、イチヤクソウ、ミヤマシラスゲ、アキザキヤツシロラン、モチツツヂ他)

活動事例(八幡男山での活動紹介)



鹿背山の活動と将来
課題として、1、モウソウチクの拡大防止、2、里山環境の復元、3、アカマツ林を復元する。
対策として、タケノコを柔らかい時期に取る。コナラ・広葉樹林内のササを刈り、適度の間伐を継続して行う。アカマツ林内の足元の撹乱を行う。資料整理とデータを取り、保存する。

3月活動作業予定



3月25日(土)に休憩所の補修活動他を行います。3月11日の活動日に農作業を行わなかったことから、畑作業(夏野菜の植え付け準備)で耕転と畝作り、ジャガイモ植え付け地の畝直しを行います。時間は定例活動日と同じです。昼食と飲み物は各自持参してください。

第12回「鹿背山倶楽部」参加者



橋本夫妻、菅野、児島、和泉、橋場、前田敏、金星、松田夫妻、井上勝、才治、中野、高以良夫妻、前川、山村、中尾、松本二、垣見、広瀬、前田良、山崎譲、加藤、瀬渡、橋本恒、大坪、山崎隆、谷、佐竹、土居、藤原、赤井、長尾でした。



(第22号 平成18年3月2日)

〜農閑期、春に向けての農作業をする〜

水田の溝づくりとジャガイモの植え付けを行う



寒さの中にも少しの暖かさを感じる中で、第11回「鹿背山倶楽部活動」が2月11日(土)に30名の参加で行われました。

午前中は、今日の作業の説明の後、新しく今回から活動に参加される方の紹介を行いました。又、名札と会員証を配布しました。作業は水田の溝づくりと畑の耕転、施肥と竹の切り出しです。稲作は水の管理が稲の生育を左右します。この地区は水量が少ないために、昨年も一時夏場に水枯れ状態でした。反対に冬場は日当たりが悪く、排水が不十分なために過水分状態です。細くなり、雑草の生えた溝を幅・深さを 各30cm程に掘り起こし、溝を跨ぐ場には大型の塩ビ管を敷設しました。この作業が意外と重労働でしたが活動での「 体力づくり」が役に立ちました(と思う)。

水田の耕転と施肥も行いました。畑作業はジャガイモの植え付けのための畝づくりと施肥作業です。水を含んでいたために、足を取られての鋤作業となりました。休憩所の増築用の竹の切り出しも行いました。
昼食は、買出しから始まる男料理です。メニューは、シイタケご飯に野菜炒め、焼そばと味噌汁を作りました。 お釜で炊いたシイタケご飯は少し水が多めでしたが味や香りが好評でした。陽のあたる自然の中で、大勢での賑やかな食事は美味い。少し物足りない量でしたが、満足のいく食事でした。料理班の皆様、ご苦労さまでした。 事前に用意した、そばご飯のおにぎりも一味違う食感でした。
種イモの植え付け準備作業
午後は、水田の溝掘りを引き続いて行い、今年新しく水田として使用する所の雑草刈りと焼却作業をしました。畑ではジャガイモの植え付けです。今年は約10kg(富良野産男爵)を購入しました。種イモを2〜3芽ごとに切り、切り口に藁灰を付けて、切り口を下にして、約30cmピッチで植え付けました。収穫が楽しみです。竹の切り出しも引き続き行いました。竹の材としては2月末頃までが適しています。今後、伐採した跡地には雑木林の主な構成樹種であるブナ科のクヌギやナラガシワの苗木を植栽する予定です。又、敷地内の種子の播種や苗木、下草類の移植を行いたいと思います。

第12回「鹿背山倶楽部活動」は3月11日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)



今回は、自然観察会と総会を行いますので、現地活動は行いません。詳細については別途お知らせいたします。


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


2月11日活動記録写真
  
  
畑の耕転と施肥作業
ジャガイモの植え付け
水田の溝づくり
水田の小型耕運機による耕転作業
竹材の切り出し作業
参加者の写真

3月定例活動日作業予定

3月11日(土)は自然観察会と総会開催のために、現地活動は行いません。3月4日(土)にシイタケのホダ木作りを行います。時間は定例活動日と同じ。昼食と飲み物は各自持参のこと。

第11回「鹿背山倶楽部活動」参加者

橋本治、菅野、児島、西村純、和泉、橋場、前田敏、金星、松田守、傍嶋、井上勝、才治、中野、岩本、垣見、井上洋、広瀬、前田良、山崎譲、加藤、橋本恒、大坪、佐竹、山本、藤原、鹿野、赤井、土居、長尾でした。


(第21号 平成18年1月18日)

〜 降りしきる雨の中での農始めとなる〜

伐採竹の整理と新しい水田地の除草をする

あけましておめでとうございます。今年も鹿背山の里地でいい汗を掻いて楽しく活動しましょう。

農初めとなる第10回「鹿背山倶楽部活動」は雨の降りしきる中で1月14日(土)に17名の参加で行われました。

伐採した竹が未処理で多く放置されていることから、材として利用できるものを除いて処分を行いましたが、雨の中での焼却作業は一苦労でした。これからの活動の中で、竹の再利用方法が大きな課題となります。一方、新しい水田地の除草作業も行いました。今年も昨年に続き、田を一枚増やす予定です。

自然に包まれた中での活動の関心の高まりから、田植えや稲刈り活動参加のニーズが大きくなってきています。多くの人に体験してもらう機会を設けることも我々倶楽部活動の使命でもあり、大切なPRにもなります。

昼食は、昨年収穫した「鹿背山産新米」で芋ごはんを炊きました。釜で薪を燃やしての試行錯誤でしたが、出来は大変好評でした。しかし、雨の中での立食状態で、休憩スペースの整備が急がれます。今回は、寒さに絶えての「農初め活動日」となりました。参加された皆様ご苦労さまでした。

その後、学研本部でミーティング行いました。討議の主なものは下記の内容です。

1、今ある休憩スペースの補修・増築を行う。現地材等利用の小屋づくりは今後の課題とする。

作業日は月の第4土曜日とする。6回程度で完成を目指す。構造、仕上げ等は現状と同じとする。板の間と土間を設ける。入り口戸は竹材等で設える。

2、トイレ周りの修景を行う。
単管構造で竹垣を施し、遮蔽と併せて景観に配慮する。手洗い水等の管理をする。

3、勉強会や観察会を行う。
専門知識や特技のある方の募集。(野鳥観察、ビオトープづくり、そば打ち、自然観察等)

4、昼食(軽食程度)を作る。何を作るかは前号ニュースで記載する。
参加費用500円を徴収し、費用内で作る。食器類や飲み物、嗜好品は各自が持参する。

5、会員の総意を得る会議を開催する。「ご意見箱 」を設ける。

第11回「鹿背山倶楽部活動」は2月11日(土)です。

現地集合は10:00です(学研本部集合は9:30とします)


連絡先(鹿背山倶楽部事務局)

都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業計画第一課
電話 0774−73−1518


次回活動日作業予定



水田の水抜きと天地返し、畑の施肥と耕転他を行います。昼食は「ご飯と豚汁」です


おしらせ




1、名札と会員証を作製しました。活動日にお渡しします。
2、1月27日の午後から28日に竹炭づくりを行います。興味のある人は参加してください。
3、1月28日(土)午前10:00から午後3:00まで休憩スペースの補修作業を行います。補修と増設の説明と竹の切り出しを行います。


鹿背山一口メモ


クヌギとアベマキ
共にブナ科であり類似している。アベマキの幹肌はコルク質が発達していて割れ目が深く感じられる。アベマキの葉の裏面は白く、微毛が密生している。堅果はともに大きく径1.5〜2.5cmであるが、クヌギの方が丸みで、殻斗に半分ほど包まれている。アベマキの殻斗は総苞片の形が綺麗に密生する。クヌギ−櫟、橡、椚 アベマキ−d。


第10回「鹿背山倶楽部活動」参加者



橋本(治)夫妻、高以良夫妻、中村、小島、垣見、前田、加藤、中川、橋本、大坪、藤原、赤井、土居、長尾でした。