この映画を何度も見た、見れば見るほど、さらなる発見がある。
見たいときにいつも見れるのが大変嬉しく、(ビデオで)持っていて良かったとつくづく思う。
「危険だけど誠実な男」マシューはマリアと出会う。
古い納屋でお酒を飲んで惨めな時を過ごしていた少女だ。
彼女はトラブっていて他にいくところも無かった。
暗闇の中、マリアはマシューを見て尋ねる。「何が欲しいの?」
マシューはすぐにこう答える。「何も欲しいものなんてない。」
マリアは彼を不思議に思う。そんな彼の態度が心にひっかかる。
彼女は彼のことを、すごく変わった人だけど
彼女の周りにいる、いやらしくて、自分勝手で
ぞっとするような男性とは違うのかなと思う。
この話の進め方が好きだ、少し変わってるけど自然な巡り合せ。
彼等には「周りの人から理解を得られず、孤立している」という共通点がある。
これはただのラブ・ストーリーではない―
これは自分らしく生きることを切に望む彼や彼女の人生なのである。
この映画は信頼することがいかに難しいか、社会がどれほど
不条理なものであるかを物語っている。
そしてまた、彼等はこうも語ってくれる。
真のロマンスは決して消えていかないと。
マシューは彼女に、どうして自分に優しいのかと尋ね、そしてこう訊く。
「何故、"君"が?」
彼女はこの言葉で彼を救い出す。
「だって放っておけないもの。」
彼等は決して「愛」を口にしないが、十分に気持ちを通わせている。
ふたりはやがて、自分の足で立つ事の出来る人間に成長することだろう。
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