コペンハーゲン(デンマーク)
町並み 街はシェラン島の東海岸にあり、ここも港街である。 といっても街中には運河ぐらいしか見えないが。ヨーロッパ大陸とは陸続きでないことを、訪れて初めて知った。 エコシステムに熱心な国だけあって国中に風力発電用とタワーが見られた。
観光ポイント 自由行動日が何日あるかで決まってしまう。 2日以上やお買い物をしなくてもよいなら、島の北部に展開する古城群がお薦め。シェークスピアにちなんだ 1日がかりのバスツアーとなるが、出かけて損はしない観光になる。フレデンスボー宮殿やフレデリックス ボー城などすばらしい。
チボリ公園 テーマパークの老舗といえる。物の本によると、1843年に建設
されたアミューズメントパークだそうである。春から夏にかけての5ヶ月間だけ開園する。広さも広いが、中にある
レストランの数は20を下らない。それが食事時はどこも満席とは驚く。一見の価値あり。コンサートホールや劇場、
野外ホールなど見るものを飽かせない。夜は12時近くまで開園しているので、夕食後の入園でも十分楽しめる。閉園
時間には、市庁舎の鐘の音を合図に花火が打ち上げられる。今日も終わったなという感慨に耽る時間である。
市庁舎は道路一つを隔てて隣接している。古風な建造物で、約100年前のもの。金色に輝く像が入り口に建っている。
どんな関係があるのか知らない。チボリ公園側には緑の回廊が設けられていて、アンデルセンの座像がチボリ
公園の方を向いている。
インターネットカフェ 必要あって、夜12時頃町はずれまで、インターネットを使う
ために出かけた。もう一度いって見ろと言われても難しいが、ホテルマンに訊けば誰かが知っていよう。小さな店で
若者ばかりがゲームに興じているようだった。治安の危険は感じなかった。15分で10クローネ(300円ぐらい)
とられた。
宿泊ホテル 高い尖塔のあるパレス・ホテルは市庁舎と道路一つへだてて向き 合っている。宿泊するときに肝要なのは、市庁舎側の部屋を希望することだ。展望が全然違う。費用もかかるが。 泊まった部屋は3階で、石柱上におかれた笛吹の童子像の目の前で、しかも市庁舎の正面側が眺められた。実は予約 するときこの部屋(エグゼクティブルームという)は取れなかったのだが、フロントで交渉したところ追加なしで提供 してくれた(2万円ほど高い部屋)。古いホテルでエレベーターも荷物用のもののよう、決して設備はよくないが、 これでいっぺんに好印象をもった。極めて単純。
ロスキレ(Roskilde) コペンハーゲンから列車で30分ぐらいのところにある。ここも
古い港町である。仕事があって出かけた。わざわざ行くところではないかもしれないが、鄙びた町並みやロスキレ大聖堂は
立派である。この町の郊外にデンマーク最大の国立研究所がある。
古城レストラン ロスキレから車で1時間ぐらい、島を西側にほとんど抜けたあたりに、
Dragsholmという名の古城レストランがある。土地の人に案内してもらわないとまず無理だろうが、雰囲気満点の
ディナーが楽しめた。英語のメニューはなく土地の人しか来ないと思われる
環境だったが、テーブルは満席だった。城内には城主の館、兵士の宿舎とともに、牢獄までも用意されていたのには驚いた。