グアム(アメリカ)
 日本から最も近い外国のリゾート地の一つがグアムだ。常夏の気候に恵まれ、真冬からの日本人にはありがたいところだ。気温は年中最低気温は22度最高気温は32度ぐらいというところ。それでも7,8月は一応雨期、9,10月は台風シーズンということになっている。1,2,3,4月のあたりが最適の気候だ。したがって、正月明けの1,2月の寒い時期が安くて良い旅行シーズンということになる。
 日本名のついたホテルもたくさんあるが、せっかく海外へきたから、それなりのところへ泊まりたい。英語が出来なくて不便するようなホテルはまずない。なぜなら日本人が最大の顧客だからだ。宿泊したホテルは、ハイアット・リージェンシー・グアムというところ。数ある中では上位ランクの一つだろう。ホテルが大きいことは、施設も多いということにつながる。レストラン、プールなどの施設がゆったりとれる。したがってホテルライフを楽しむならばこのようなホテルがよい。ニッコウ・グアムやウェスティンなども訪問客としてちょっとのぞいてみたが、ハイアットがおすすめだ。
 全室が一応オーシャンビューということになっている。高層階の方が眺めはもちろんよい(それだけ費用もかかる)。室内はベージュに統一されている。浴室は、シャワーブースが独立していて、高級ホテルの要件を満たしている。もっとも建具などの作りは必ずしも感心しない。これがアメリカなのだと納得してしまう。浴室と部屋との間仕切りをあけると窓越しに海が見えるとうたっているが、まあ子供だましだと思っておいた方がよい。プールは3つあり、かなりゆったりしている。椰子の木がもっとある方がいいのだが。夕日は美しく眺められる。ビーチは広いが奥行きはそれほどなく、遠浅の割合には面積は小さい。
 レストランは、和洋中イタリアとある。どれもなかなかというわけには行かないようだ。ハワイの方がよいだろう。ニッコウ・グアムの和食弁慶はグアムで食したものの中ではよい方だった。魚類を東京から空輸しているので、月曜日は寿司が休みだ。そうまでしても食べたい、いや需要があることの方が驚きだ。確かに日本人が多い。居酒屋やカラオケバーの看板も日本語で書かれている。かに・えび食べ放題28ドルという店ザ・クラブ・ハウス(ホテル・サンルート内)へ出かけた。ガイドブックに載っているので日本人が多いが、味は中か、中の下だろう。値段だけのものでしかない。食事について最低限いえることは、パック旅行のお食事券はおすすめできない、ということだろう。当たりはずれがあっても自分で探してみる方が、何倍かおもしろいだろう。
 ショッピングについては語る資格がないので止める。大きなデューティー・フリー・ショップがある。中は人また人。

 グアムには、それほど見るべきものはないが、恋人岬へゆくぐらいなら、こけしのような石柱が立ち並ぶラッテストーン公園をおすすめする。ジャングルの中で発見されたとかで、何のためかは未だ解明されていないそうだ。

         


 グアム旅行計画について注意すべきこと。

 航空便は朝と夕になる。日本を朝出てグアムから夕方帰るのが、同じ宿泊日数ならば滞在時間はもっとも長いが、値段も高い。日本を夕方出てグアムを早朝に発つ便を使うパック旅行はお勤め人向けということになっており、2万円ぐらい安い。航空便で安くゆき良いところに泊まるか、安いところへ泊まりゆったりとした便を利用するかは、お好み次第ということになる。最後に一つ、グアム出発時のホテルのチェックアウトはだいたい11時が相場だが、パックによっては12時までのレイトチェックアウトを保証しているものがある。わずか1時間ということなかれ、出発時の気分的なゆとりはだいぶん違う。
 グアムは割合簡単にゆける海外ということになる。沖縄でもハイシーズンには一人14,5万円とかなり高額になるので、海外へということが気にならない人にはお勧めだろう。


 それから冬の日本を出発するときじゃまになるコート類は、宅配便カウンターで預かってくれる。3,4日で1000円ぐらい。




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